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三嶺さんぽ通信

三嶺トレイル 2011.7.10

梅雨明け直後の青空に誘われて三嶺トレイルに出かけてみた。

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<三嶺から西熊山を経て天狗塚に至る稜線>
日本のトレラン第一人者、「鏑木 毅」も走ったこの稜線!
これを見たら走りたくならない?

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■行先・位置
三嶺 (二等三角点 [三嶺] 1893.4m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
西熊山 (三等三角点 [西熊山] 1815.9m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分07秒・東経133度57分50秒
■コースタイム
光石登山口 7:50:56(20分35秒)→ 八丁 8:11:31(15分20秒)→ 渡渉点 8:26:51(48分10秒)→ お亀岩 9:15:01(14分10秒)→ 西熊山 9:29:11(37分26秒)→ 三嶺 10:06:37(写真撮影)/10:16:47(34分48秒)→ 西熊山 10:51:35(10分16秒)→ お亀岩 11:01:51(35分25秒)→ 渡渉点 11:37:16(13分57秒)→ 八丁 11:51:13(25分59秒)→ 光石登山口 12:17:12
【行き 2時間15分41秒 帰り 2時間00分25秒 計 4時間16分06秒】
■コース水平距離 16.2㎞
■累積標高差 1,526m
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★☆(4点)

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この日はさおりが原から周辺から白髪山北西面にかけてシカの駆除が行われていたので、エリアを外してカンカケ谷コースを選択、三嶺にはよく登っているけどお亀岩経由のピストンは初めてだ。

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10日朝、陽が昇ると梅雨明け直後の快晴で稜線くっきり!石立か三嶺で迷っていたが、これだけ良い天気だと西熊山の笹原を歩かんわけにはいかんろう!登山口には猟師の軽トラに混じり「つくば」ナンバーの車もあった。

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フスベヨリ谷に沿ったトレイルをゆっくり登る。自分が走ることができるのは平坦な所だけ。

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カンカケ谷はルートが少し不明瞭だが、テープはこまめに巻かれている。

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お亀岩が近くなると左手の木々の間から標高点「・1698」の急峻な岩峰が見えてくる。

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この青空!夏山シーズンがやってきた。

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お亀岩の稜線に出た。左へ行けば天狗塚、今日は右へ、西熊山を越えて三嶺へ向かう。

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西熊山への中間付近でお亀岩方面へと下る登山者とすれ違った。

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左は天狗峠の鞍部に頭を突き出す天狗塚(標高点「・1812」)。
右は牛ノ背のなだらかな斜面と石鎚山系の山並み。牛ノ背ピーク(三等三角点「古味」1757.1m)の真上が手箱山と筒上山、中央左の台形が石鎚山、中央の少し雲に隠れた平らな山がが瓶ヶ森、雲を挟んで右が笹ヶ峰。

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西熊山から北に祖谷川を隔てて祖谷山系の矢筈山、烏帽子山、寒峰を望む。

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西熊山から見る三嶺はミヤマクマザサとコメツツジの庭園、実は稜線部分までニホンジカの食害が進行していて天然記念物が危ない。

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幅30~40㎝程度の笹原のトレイル。タイミングが合わなかった (^^;)

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大タオ付近からの三嶺。

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大タオを通過して南に白髪山(右端)を望む。中ほどの尾根にさおりが原からのルートがある。白髪山分岐の左奥は石立山、右奥の少し見えるのが行者山。

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ジグザグの急登を登り青ザレの上部に出ると笹原が高原のように広がっている。数頭のシカが慌てて祖谷側に逃げ去った。人が来ないときは放牧された牛のようにのんびり笹を食べているのだろう。

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昨年秋に山頂周辺に設置された防護ネットは雪で破損したままになっている。もっと丈夫な柵で森林限界の下から囲う必要がありそうだ。

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コメツツジとミヤマクマザサの絨毯!山頂までもう一息、左には剣山と次郎笈。

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2時間16分掛けてようやく山頂に着いた。貧血気味で立ち眩みがするのでコメツツジの写真を撮ったらさっさと下りよう。

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コメツツジ(米躑躅)はツツジ科ツツジ属の落葉低木で、北海道・本州・四国・九州に分布し比較的高い山の稜線付近に生える。花の色は白が基本で淡いピンクが混じるものもある。花期は 6~7月。

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三嶺では6月下旬から咲き始め、7月10日前後に見ごろを迎える。一昨年(2009年)が当たり年で今年は昨年に続いてはずれ年のようだ。名前どおりの小さな白い花で蕾のサイズは米粒とほぼ同じ。

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三嶺から天狗塚に至る稜線上のコメツツジは、「三嶺・天狗塚のミヤマクマザサ及びコメツツジ群落」として国の天然記念物に指定されている。

◆四国ツーリズム創造機構のサイトで紹介されているコメツツジの花と紅葉 ◆
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      <2009年7月>             <2007年11月>

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イワキンバイ(岩金梅)はバラ科キジムシロ属の多年草で、北海道・本州・四国・九州 の山地の岩場や礫地に分布する。高山帯に咲くミヤマキンバイによく似ているが、葉の付き方が違う。花期は 6~8月。

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シカの食害で茶色っぽくなった笹原を見るとテンション下がるが、若葉の時期は生き返ったように美しい。

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大タオの鞍部に向かって一旦下り西熊山へと登り返す。登山道は稜線北側を通っている。貧血とシャリバテ?で歩くのがやっと。水分補給も追いつかない(大量の発汗時には塩分が必要)。

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西熊山まで帰ってきた、日差しはきついがじっとしていれば寒いぐらい風が涼しい。でも体調が悪いので早く下りたい。

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カンカケ谷沿いの森の中も今日は木漏れ日で明るい。長笹谷を渡れば光石登山口は近い。八丁~登山口の間は下りの方が時間が掛かってしまった。

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今日の一杯は家に帰ってから。明星「バリカタ細麺 とろみ醤油」は「1分で早く戻る、硬くて細い「バリカタ」の麺です。冬にぴったりの「とろみ醤油」スープに、今話題の「生姜」が香る別添液体スープ付」というものだ。もう夏だし、味はイマイチか?今日はビールより水場(写真は八丁)の水の方が美味くてありがたかった。

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第4回 高知大学農学部演習林トレイルランニングレース 2011 2011.7.3

6月18日の「石立山」に引き続き、グルメカテゴリーのブログみたいなフォトからスタートしてしまった。「トレラン大会」に出場した帰りに寄った「ひばり食堂」の「かつ丼」だ!

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今回のトレラン大会は香美市穴内の高知大学農学部演習林(嶺北フィールド)で開催された。場所は国見山から少し西の赤荒峠周辺の山林で、香美市・本山町界の尾根と尾根から南の歩道(登山道)や林道にコースが設定されていた。参勤交代の道、北山越(土佐街道)も使っている。

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■行先 四等三角点[猴躍] 906.7m
■位置 香美市・本山町(北緯33度42分19秒、東経133度36分40秒)
■コースタイム
Aスタート 9:49:08(1分7秒)→ C 9:50:15(25秒)→ D 9:50:40(2分8秒)→ E 9:52:48(13分37秒)→ G 10:06:25(6分29秒)→ H 10:12:54(2分36秒)→ E 10:15:30(1分38秒)→ D 10:17:08(43秒)→ C 10:17:51(2分14秒)→ Aスタート・ゴール 10:20:05(2分53秒)→ I 10:22:58(5分36秒)→ 四等三角点 [猴躍] 10:28:34(7分42秒)→ 標高点 [・984] 10:36:16(7分58秒)→ J 10:44:14(6分11秒)→ K 10:50:25(2分40秒)→ L 10:53:05(14分15秒)→ Aゴール 11:07:20【1時間18分12秒】
■コース水平距離 8.9㎞(なぜかコース設定の 8.4㎞より 0.5㎞長い)
■累積標高差 +547m -550m(3mの誤差)
■天気 曇り時々雨
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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コースタイムは 1時間18分12秒と記録と1秒の差がある。標高はスタート・ゴールのA地点が約 850m、コース中で 1番低いH地点が約 756m、J地点手前の 1番高い所が約 1045mとなっている。累積標高差は登りと下りで 3mの誤差が出たが平均すると 548.5m。水平距離は 8.9㎞と設定距離よりなぜか 500m長くなってしまった。空があまり見えない所もあったので誤差が大きいのかもしれないがラインはおかしくない。

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香美市土佐山田町繁藤から県道267号 [上穴内本山線] で穴内ダム湖畔へと向かう。

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左岸のクネクネ道をしばらく走って山目野橋を通過、次の赤荒谷橋の手前を右折して入り江の奥に建つ高知大学の演習林宿舎に車を置いた。ここまでもけっこう遠かった。

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赤荒谷橋の袂で受付を済ませ、赤荒峠近くのスタート・ゴール地点まで主催者の車で送ってもらう。

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出場者は個人男子41名、個人女子12名、団体12チーム36名の計89名で、どこかで見たことのある人もチラホラ。コース説明も聞いてもどっちに向かって走るのかよく分からなかったけど、前の人についていけばなんとかなるだろう。
説明中に降り出した雨もしばらくすると小降りになった。

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使用前の1コマはまだまだ余裕?今回の大会は香美市のホームページで偶然見つけて、登山とかぶらなければと思ってとりあえずエントリーしておいた。
週末恒例の「山歩」は、昨日の「伊予富士」で済ませているので安心して出場できるのだが、2夜連続の「夏山山行打合せ」で二日酔い気味の体が重い。トレラン初出場なので完走できたら「上等」としておこう。

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スタート2分前、焦る必要の無い「個人」なのでアドレナリンも分泌されないのかドキドキしない。湿って不発のスターターピストルを合図に 9時49分08秒にスタート(タイムはGPSのトラックデータを拾ったものなので、正式記録とは数秒ずれている可能性あり)。

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スタート直後は、林道を赤荒峠近くの県道(C地点)まで下る。D地点で上り勾配の林道へ入りE地点で歩道(登山道)へ。
スタート以降、走りながらの薄暗い林内が多いのでブレブレ写真の連発。

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急坂の歩道を下ってG地点からH地点まで林道を走る。

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コース最低地点(約756m)のH地点で渡渉してE地点までの急登を登りかえし、D→C→Aとスタート地点まで戻る。D地点でAさん発見!応援がうれしくてテンション上昇!

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A地点を過ぎてすぐに新設の歩道へ入り、北西の I 地点へ向かう。I 地点から進路を東に変えて国見山に向かう尾根をJ地点へ向かって登る。予備知識はゼロだがなんだか怪しいピークに着いた。

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付近を探すとコース北側に三角点を発見!四等三角点 [猴躍] 906.7mだ。
ここを今日の行先に設定させてもらった。お土産に写真もゲット!

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三角点がコース中で 1番高いポイントかと思ったらアップダウンを繰り返しながら次々とピークが現れて標高点[・984]を通過、まだ最高地点ではない。

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森の中では雨には濡れないけど、ウェアは汗でグショグショ。

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どこが一番高いのかよく分からないまま、コース最高地点(約1,045m)を通過して南東方向の国見山に向かって緩やかに下る。

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J地点でコースは大きく右に折れ南西に向きを変えると、「土佐街道(北山越)」に合流する。

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下りのトレイルは石ころだらけの「ガラガラ道」だけど、歩きなれているのでペースが上がる。K地点で右に直角に曲がって暗い人工林の急坂を下る。写真を撮っていると追い抜かれてしまった!

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L地点で林道に下り付き、上り勾配の林道をゴールに向かって走る。この後も素直にゴールさせてくれないコース設定になっていて、ゴール直前に歩道のアップダウンが待っていた。

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林道の斜面でカラスウリやヤマボウシ発見!(写真を撮ってる場合か!)

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11時27分20秒、尻餅もつかずに無傷でゴールした。

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レース終了後、演習林宿舎へ移動し表彰式。
男子のトップはダントツの54分45秒、本人曰く「短いのは苦手。」だそうな。女子のトップが1時間22分00秒。サロモン提供のザックやお米、大川牛など豪華景品をゲットしてうれしそう。窓にはノコギリクワガタ、山だなあ。
閉会式が終わって外に出ると「ガール」さんたちが声をかけてくれた。やはり同じようなことをやってるね~。(時々お目にかかることになるかも。)

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県道267号を国道へ向かって南下するうちにおなかも減ってきて、昨日Y君が「あれは食べられん。」と話していた「ひばり食堂」の「かつ丼」のことが気になり始めた。こうなるとまっすぐ帰るわけには行かないので国道32号を北進、大杉へと向かった。

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休日だったので駐車させてもらった役場の駐車場は満車で、中に入ると同じ階でよく見かけるO君が「かつ丼」を食べていた。この人には「かつ丼」がよく似合う。「餓死したらいかん!」もんね。一応メニューに目をやってから「かつ丼」を注文。2時近いので空いているだろうと思っていたのに、お客さんが入れ代わり立ち代わり入ってくる。一緒に走ったトレラン出場者たちもやって来た。

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「かつ丼」は、700円で大盛りも注文できる。ちなみに「ミニかつ丼」は、350円(これが普通サイズらしい)。

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<普通サイズの「かつ丼」>
噂に聞いていたもののなかなかのボリュームにびっくり。「大盛り」だとどんなの?と思っていると、隣のトレラングループの 1人が注文した。出てきた現物を覗いてみたが、僕にはちょっと無理だ。

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三嶺さんぽくらぶ



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伊予富士 2011.7.2

2週間後の白山登山のトレーニングを兼ね友人Y君と新人女子Sさんの2人を「伊予富士」へ案内した。

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■行先・位置
伊予富士 (三等三角点 [伊予富士] 1756.0m)
高知県いの町・愛媛県西条市、北緯33度47分17秒・東経133度14分53秒
■コースタイム
寒風山登山口 9:53(38分)→ 桑瀬峠 10:31(1時間11分)→ 伊予富士 11:42(昼食)/12:20(54分)→ 桑瀬峠 13:14(38分)→ 寒風山登山口 13:52
【行き 1時間49分 帰り 1時間32分 計 3時間21分/3時間59分(昼食含む)】
■コース水平距離 7.1km
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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南国ICから寒風山登山口までは、「いの」経由で約 86㎞、1時間40分、「大豊」経由で約 82㎞、1時間40分と時間的にはほほ同じ。

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トレーニングするならホームトレイルの「三嶺」が筆頭候補だが、3人とも前日が「飲み会」で早朝の集合が無理、山登りは久しぶりのメンバー、夕方は「白山」の打合せがある、下山後すぐに温泉に入れる、などの理由からお手軽山「伊予富士」に決定(三嶺も別府に下れば「べふ峡温泉」があるが、林道が通行止めで秋まで通れない)。

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樹林帯を抜けると登山道にはアザミやコナスビが咲いている。トゲアザミ(棘薊)はキク科の多年草で、四国の山地や草原に分布し、尾根筋の登山道脇によく見られる。ノアザミの変種で風が強い環境境に適応するため草丈は低くなっている。葉には刺が多くて長いので短パンで走っていると痛い目に遭う。頭花は上向きにつき、径が 3~4㎝ある。花期は 5~8月。よく見かけるのであまり見向きもされないが、けっこう綺麗。コナスビ(小茄子)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、日本各地の林下の道ばたなどの少し湿った場所に生える。花期は5~6月とされるが9月頃まで見かける。この花も登山道でよく見かける花の代表格だ。

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「山と高原地図」の標準コースタイム50分より少し早めの38分で桑瀬峠に到着、ゆっくり歩いたつもりだけど少し速いのかな?

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ヨツバヒヨドリ(四葉)はキク科ヒヨドリバナ属の多年草で、北海道・本州(近畿地方以北)・四国の亜高山帯の草地に生える。3~4枚の葉が輪生する。花期は 7~9月。
右のシラタマのような花は未同定。

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ヤマブキショウマ(山吹升麻)はバラ科ヤマブキショウマ属の多年草で、北海道・本州・四国・九州に分布する。ヤマブキに似た鋸葉の先が細長く平行な葉脈が目立つのが特徴、花期は 6~8月。

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尾根の分岐を乗っ越して鷹ノ巣山へと下る尾根を左に分けると、伊予富士が見えてくるのだが今日はガスの中。

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まだまだ余裕の 2人、分かりやすい?道標のある分岐を通過する。点線で示された直登ルートもあるようだ。

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山頂直下の鞍部までやってきた。ここからが一踏ん張り。

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モミジイチゴ(紅葉苺)によく似ているけど、分布は東日本のはず。バラ科キイチゴ属の落葉低木であることに間違いないと思うが・・・・・・。

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山頂直下の息の上がる急登を登る。

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三等三角点の設置させた山頂に1時間50分で無事到着。

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残念ながら見えるのは東黒森までで、その先の瓶ヶ森や石鎚山は見えない。

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南側に突き出るコブを俯瞰する。緑が美しい。

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今日は「カップヌードルマイ・レンジタイム タコス風ヌードル」商品説明は「肉感のあるエキスにトルティーヤの香りと香辛料を利かせたピリ辛スープ。具材は、ダイスミンチ、キャベツ、トマト、チェダーチーズ、オニオン。」カロリーは控えめの301calですんなり飲み干せる一杯だ。

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今日はブヨ(ハエより小さい吸血性の虫)に悩まされた。夕べのアルコールのせいか自分たちだけにまとわりつくような気がする。食事が済むとさっさと退散だ。

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鞍部まで下って一安心。

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ナルコユリ(鳴子百合)はユリ科ナルコユリ属の多年草で、北海道・本州・四国・九州に分布する。花期は 5~6月。

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寒風山が見えてくると桑瀬峠はもうすぐ。

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左は、ショウジョウバカマの果実が開いたところで、糸くずのようなものが種子。背が高くて、花の時期のショウジョウバカマからは想像できない。
ノイバラ(野茨)はバラ科バラ属の落葉低木で北海道・本州・四国・九州の山地などに普通に生える。梅雨時に咲くので梅雨には登らないという人は見ることが少ないかもしれない。花期は 5~6月。

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オオミヤマガマズミとコガクウツギ

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予定通り 2時前に登山口へ下山した。この後は「木の香温泉」でゆっくり汗を流して、白山登山の打合せのため「Yちゃん」へ向かった。夕べの北鎌尾根打合せに続いて 2夜連続の飲み会だ。

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笹ヶ峰(土佐街道・北山越) 2011.6.25

雨が降らなければ先週行く予定だった北山越・土佐街道の笹ヶ峰(愛媛県四国中央市・高知県大豊町)を歩いてみた。土佐藩の参勤交代の道ということでかなりなめていたのだが・・・・・・。

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<コガクウツギ>

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■行先・位置
笹ヶ峰(峠) 1027m
高知県大豊町・愛媛県四国中央市、北緯33度53分00秒・東経133度38分37秒
■コースタイム
総野橋 8:20(7分)→ 下り付 8:27(3分)→ 登山口 8:30(39分)→ 腹包丁 9:09(31分)→ 樫のやすば 9:40(13分)→ 徒武 9:53(18分)→ 笠取峠 10:11(24分)→ 水無峠 10:35/10:41(15分)→ 七曲り 10:56(25分)→ 杖立地蔵 11:21(15分)→ 笹ヶ峰 11:36(昼食)/12:40(6分)→ 杖立地蔵 12:46(17分)→ 七曲り 13:03(11分)→ 水無峠 13:14(23分)→ 笠取峠 13:37(14分)→ 徒武 13:51(7分)→ 樫のやすば 13:58(18分)→ 腹包丁 14:16(24分)→ 登山口 14:40(3分)→ 下り付 14:43(13分)→ 総野橋 14:56
【↑3時間16分 ↓2時間16分 計5時間32分】
■コース水平距離 11.0㎞ ■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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登山口は、四国中央市(旧新宮村)の「下り付」集落だ。高知自動車道南国ICから新宮ICまで約 30分のドライブ。

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予報では高知県は曇りで午後から雨の所もあるそうだ。瀬戸内海側には晴れマークも出ているけど予土国境の笹ヶ峰は微妙な位置だ。山に入る前に馬立 PAでトイレ休憩。

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<馬立PAから新宮方面>       <馬立PAから大豊方面>
笹ヶ峰トンネルを抜けると目に飛び込んできたのはほとんど雲のない青空!「国境」を越えると天気が全然違う。振り向いて高知県側を見ると、どんより・・・。山頂付近を雲に覆われているのは笹ヶ峰南西に位置する橡尾山周辺か。笹ヶ峰は左手前の尾根に遮られて見えない(笹ヶ峰のピークは笹ヶ峰トンネル真上より少し東)。

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高知道を新宮ICで下りて、県道5号川之江大豊線を大豊町方面へ向かう。道の駅「霧の森」を通過してICから 2㎞の総野橋袂に車を置いた。

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県道から歩いて約 200mで「下り付(おりつき)」の集落に入る。

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谷沿いの道にユキノシタが群生していた。名の由来のとおり「風花」のようだ。ユキノシタ(雪の下)は本州・四国・九州に自生する常緑の多年草で湿り気の多い場所を好む。葉は生薬として、また、山菜として利用される。なじみの花だが、よく見ればけっこうきれいだ。花期は 5~6月。

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宿のあった場所にある「高札」のような説明板には「笹ヶ峰を越え腹包丁の急坂をやっと下りついて安堵した」とある。数件の茶店もあったという。集落のはずれの登山口に土佐藩の15代藩主、山内容堂の詩碑が建つ。
詩碑には、
「雨来たりて筧水水聲を生ず山路何ぞ違はん匍匐の名に丿乀窮めんと欲すれば猶丿乀徐々に履に飽く白雲の行匍匐の山中過雨此の詩有り時に癸丑五月十五日也 直養」
とある。
参勤交代の帰途、「腹包丁」の休場で詠んだという。「直養」は山内容堂公の別号。

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コナスビ(小茄子)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草で、日本各地の林下の道ばたなどの少し湿った場所に生える。花期は5~6月とされるがもっと遅くまで咲いているのを見かける。花弁は 5枚のはずだが 8枚のものは初めて見た。
イヌトウバナ(犬塔花)はシソ科トウバナ属の多年草で、北海道・本州・四国・九州に分布し山地の木陰を好む。似たものにヤマトウバナがある。花期は 6~9月。

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カラスウリ(烏瓜)はウリ科カラスウリ属のつる性多年草。カラスウリの花は夏の夜に開花して日の出前にしおれてしまう。カラスウリにはいくつか種類があって、これはキカラスウリ(黄烏瓜)というタイプのようで普通のカラスウリより開花に時間が掛かるので昼でも咲いていることがある。根は生薬に利用されるので人家の近くに多い。ちなみにカラスウリの花言葉は「よき便り・誠実」、そして「男嫌い」・・・・・・。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」では、
ジョバンニが牛乳屋へ行くついでに烏瓜のあかりを川へ流すのを見に出かける。
「今夜はみんなで烏瓜のあかりを川へながしに行くんだって。きっと犬もついて行くよ。」
「さうだ。今晩は銀河のお祭だねえ。」
「うん。ぼく牛乳をとりながら見てくるよ。」

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谷から離れると人工林の急登の蒸し暑さに汗が噴き出す。こんな道を参勤交代の行列が「通ったが?」、この道で籠は「担げんろう!」、殿様にも歩いてもらわんと「無理で!」ということで笹ヶ峰越えの一番の難所「腹包丁」を登る。ここは武士が山を下るとき刀のこじりがつかえるので刀を腹の方に回して下りたという。土佐がその昔「遠流」の国だったのことが実感できる山道だ!

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九十九折れの道を汗を拭きながらひたすら登る。

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急登を登りつめ尾根に出ると「樫の休場(やすんば)」に着く。勾配もゆるくなって一服したくなる場所だ。登山口から樫の休場までの直線距離で約 1000m、標高差約 500m!

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アオテンナンショウ(青天南星)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草で、瀬戸内海・岡山県・四国に分布する。仏炎苞の先が長く垂れるのが特徴。花期は 5~6月。
イチヤクソウ(一薬草)はイチヤクソウ科イチヤクソウ属の常緑多年草で、北海道・本州・四国・九州に分布する。やや明るい林内に生え、優れた薬草として利用されたためこの名がついた。花期は 6~7月。赤い花の「ベニバナイチヤクソウ」を富士山で見たことがある。

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三角点 860.7mの小ピークの右をかすめて「徒武」を通過、少し下ると中間点の「笠取峠」に着く。笠取峠からは東へ下れば新瀬川の脇本陣へ、西へ下れば木地屋へ下るとある。

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石畳の道が往来の人々の会話が聞こえてくるようで歴史を感じさせてくれる。

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なだらかな丘のような「水無峠」までゆっくり歩いて 2時間15分。3本の天然杉が立つ峠の茶店で旅人も足を休めたという。道の東の小ピークは標高点「・904」。

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水無峠は人工林の森だが自然林のような雰囲気がある。

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人工林に覆われた空を奪い合うように枝を広げる広葉樹。

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周囲が自然林に変わり、「七曲り」の九十九折れを登りつめるとベンチが置かれていて、小ピークを過ぎると木々の間から三傍示山が見えてくる。

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更に進むとやせた尾根の鞍部からコース中で唯一の展望が得られ、「塩塚峰」1043.4mや「剣ノ山」1105.6mの稜線を望むことができる。

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鞍部から少し登り返すと「杖立地蔵」が旅人を迎えてくれる。往還が笹原の緩やかな道になると「国境」は近い。

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予土国境には大きな 2本の柱と 9代藩主、山内豊雍の歌碑がある。幕末に坂本龍馬や板垣退助らもこの峠道を越えたとされる。北西の小ピークが目指す笹ヶ峰山頂だ。

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笹ヶ峰の山頂には 1016mの道標があり、山行記録にも標高 1016mと記されていることが多いが山頂に三角点は無く、四等三角点「笹ヶ峰」1015.99mが設置されているのは山頂から南西に約 200mの尾根突端だ。国土地理院の 2万5千分1地形図:野鹿池山(高知)では往還がピークを小さく巻いて東側の 1020mラインを通っている(2つ上の柱のある写真参照)のでそれより高いのは確かで、地形図には標高点もないが 1027mが正解のようだ。笹ヶ峰に限らず三角点が山頂にあるとは限らない。
高知自動車道「笹ヶ峰トンネル」は山頂から西に約 500m、四等三角点「笹ヶ峰」と標高点「・1029」を結ぶ尾根の最低鞍部の下を抜けている。県道の笹ヶ峰隋道は更に西で標高点「・1029」と「橡尾山」1222.1mとの最低鞍部の下を抜けている。

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コガクウツギ(小額空木)はユキノシタ科アジサイ属の落葉低木で、本州の東海地方以西・四国・九州に分布する。樹高は 1m程度で葉に艶がある。大きな萼片の装飾花と花片が 5枚の小さな普通花があり、装飾花の萼片は 3~4個で中央部には結実しない両性花を備える。花期 5~7月。
オオミヤマガマズミ(大深山ガマズミ)はスイカズラ科ガマズミ属の落葉低木で、北海道・本州・四国・九州の主に太平洋側のブナ林に自生する。ミヤマガマズミより葉の幅が広い。花期は 5~6月。

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山頂はブナに囲まれた落ち着いた佇まいで、木陰になっているのでゆっくりくつろげる。休憩にも食事にも最適の場所で昼寝も OK。

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今日の一杯は5月30日発売の「日清 有名店が推す一杯 なんつッ亭 黒マー油豚骨」、「なんつッ亭」は1997年のオープンの有名店でシンガポールにも店舗があるらしい。味はインスタントでは出し切れないだろうなあ。デザートに酸味の利いたチーズケーキが美味しい。

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帰り道で見つけたホコリタケ(別名キツネノチャブクロ)は、ホコリタケ科のキノコで湯通しして皮をむき、醤油やバターで串焼きにするとおいしいらしい。はんぺんのような口当たりは汁物にも合うというが食べたことはない。古くなるとてっぺんに穴が開いて、触ったりすると煙のように胞子を出すほんとの「ホコリ」タケになる。そうなると食べられない。幼菌はトゲトゲが目立つ。

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14時43分、どこか懐かしい雰囲気の下り付集落に帰ってきた。

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水量が増した谷の岸でグミが実を付けていたので味見してみた。少し渋いけど甘い。

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民家の畑に咲く花たち。

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車を置いた総野橋の袂まで歩いた時間は往復で 5時間26分。

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道の駅「霧の森」の駐車場は満車で道路に車があふれていた。有名な「霧の森大福」はすでに売り切れ。川では子供達の歓声が上がる、梅雨明けも近い。

■「霧の森」 愛媛県四国中央市新宮町馬立 TEL 0896-72-3111

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石立山 2011.6.18

「グルメなブログ」 に変身?という訳ではないが、石立山に登ったついでに、遅ればせながら、すごく気になっていた 「シカドッグ」 を食べてみた。

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今日は、予土国境の古道を歩いて笹ヶ峰(新宮)に「初登頂」の予定だった・・・。でも、出発しようとしたら突然の大雨。予報では、雨は夕方からだったはずなのに・・・。仕方ないので、新聞を読んだり山雑誌を見たりしていると、9時頃に雨は上がった(実はほんの一時的)。そうなるとじっとしていられない。これって、山依存症?こんなとき手っ取り早く登れるのは、アクセスが容易な「石立山」だ。

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■行先・位置
石立山 (二等三角点 [石立山] 1707.7m)
高知県香美市・徳島県那賀町、北緯33度47分5秒・東経134度3分18秒
■コースタイム
別府峡登山口 10:18(21分)→ 竜頭谷 10:39(29分)→ 岩場 11:08(47分)→ 西峰 11:55(7分)→ 石立山 12:02/12:03(6分)→ 西峰 12:09(28分)→ 岩場 12:37(26分)→ 竜頭谷 13:03(15分)→ 別府峡登山口 13:18
<行き 1時間44分 帰り 1時間15分 計 2時間59分>
■コース水平距離 8.0㎞(駐車場から)
■天気 雨
■楽しさ ★★★★☆(4点)

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登山口から山頂までの水平距離は、3.7㎞、標高差 1,150m、累積標高差 1,200m。駐車場からだとそれぞれ、4.0㎞、1,158m、1,208m。山腹崩壊のため「全車両通行止」になっている林道大栃線の復旧は、秋の紅葉シーズンには間に合わないかも。

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別府に着くまでに、雨は再び降り始めた。もみじ茶屋の駐車場には、先行の高知ナンバーが1台、石立山は年間を通して登山者が少ないが、「イシダテクサタチバナ」の時期は、少し増える。登山口の吊り橋スタートは、10時18分。

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身長約 20㎝の、りっぱなカラカサタケ発見!。

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竜頭谷の通過は、10時39分、お助けロープのある、ざれたジグザグ道を登りきると、岩だらけの尾根に乗る。

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地面に転がるサルオガセ、この時期なら木にぶら下がろうと、転がっていようと、水分は十分で光合成もできる。
石立山に登るとなぜか足より腕が疲れる。三点確保とまではいかないまでも、どこかにつかまりたくなるのだ。

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ガメラ石 10時56分、岩場 11時08分

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今日は、ワコールのタイツにアシックスのランニングパンツ、靴はナイキのエア ペガサス。

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ビャクシンの尾根 11時17分。

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固有種のイシダテクサタチバナ(石立草橘)は、ガガイモ科カモメヅル属の多年草で、県境から高知県(香美市物部町別府)側に200mほど下った、「別府山国有林(石立山植物群落保護林)」に咲く。環境省のレッドデータブック、絶滅危惧II類(VU)に分類されている。幸いなことに、シカの嗜好に合わないらしく、食べられている様子はないが、ネットで囲うなどの保護が必要かもしれない。

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本家のクサタチバナは、本州(関東地方以西)・四国に分布し、多様な植生で有名な滋賀県伊吹山には、群生地がある(レッドデータには登録なし)。イシダテクサタチバナは、クサタチバナによく似ているが、花序が茎頂にのみつくことや花片が細長く尖っていることなどの違いがある。共通点は、石灰岩地を好むということ(伊吹山も石灰岩の山)だ。

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この花を見るために登る人も多く、梅雨時の石立山はつかのまの賑わいを見せる。まだ3分咲きといったところで、7月初旬までは楽しめる。

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花が咲いていると、写真を撮るのに時間を取られてタイムは遅れ気味。西峰通過は、11時55分で、山頂到着は、12時02分。

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石立山の二等三角点は、緯度・経度・標高などの場所情報コード(ucode)が記録されたICタグ付きのインテリジェント基準点になった(2011年)。何も見えないので、滞在時間わずか 1分で折り返す。

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西峰からの下山はこちら、迷いやすいので注意! 12時09分。

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西峰から岩場まで28分、花が咲く季節は、写真に時間を取られる。今日も撮影枚数が 200枚を越えてしまった。写真はレンズが濡れているのでボケボケ。竜頭谷は、13時03分。

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錦帯橋を渡ったのは、13時18分、辛うじて往復 3時間以内でゴール。

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別府渓谷は、秋だけでなくこの時期も美しい。

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今日、見かけた花はというと、まず、ユキワリソウ(雪割草・サクラソウ科)。

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シコクハタザオ(四国旗竿・アブラナ科)、シライトソウ(白糸草・ユリ科)、

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キバナノコマノツメ(黄花駒爪・スミレ草科)、イワキンバイ(岩金梅・バラ科)

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イワガサ(岩傘・バラ科)、カノコソウ(鹿子草・オミナエシ科)・・・・・・そして、

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牧野富太郎博士が名付け親の、ヒメキリンソウ(姫黄輪草・ベンケイソウ科)は四国の固有種で、環境省レッドデータブック絶滅危惧II類(VU)。赤い葯がアクセントになっている。
次は、「花より団子?」で、シカドッグを食べに、べふ峡温泉へ!

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「シカドッグ」を食べることができる「べふ峡温泉」は、石立山登山口から国道195号に出ると、大栃方面へほんの 2~3分。

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いよいよお楽しみのシカドッグ! 5月21日に南国市で開かれた「土佐の食1グランプリ」で優勝してから、高○新聞などに「「シカドッグ」快進撃」、「シカドッグ大人気」などと紹介され、テレビでも放映された。これは食べてみるシカない!

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シカドッグを食べるのに、「石立山」は絶好のチャンスだ。ただ食べに行くだけでは芸がない?山でシカのように走り回って、お腹を空かせてから食べると、美味しくないものは美味しく?美味しいものは更に美味しく食べられるというものだ!石立山の山頂をハゲにしたヤツを食ってやる!

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温泉のNさんが食1グランプリで「狙ってました。何度も試作を繰り返し、絶対にまねできない味に仕上がっています。」と、言うだけあって、絶妙な味付けで旨い!お値段は、単品 400円、ユズジュース付き 600円と、一般的なファーストフードより若干高めだが、それも、モ○バ○ガーと比べると僅差だ。ソーセージの材料の鹿は野生動物、大量仕入れができないので「シカた」が無い。ということで、美味しかったので2つ食べてしまった (^_^)
毎週木、金、土限定で高知大丸前のセレクトショップ「てんこす」でも販売されているので、みなさんも是非一度どうぞ!

■問合せ
べふ峡温泉」 香美市物部町別府452-8 TEL 0887-58-4181
てんこす」  高知市帯屋町1-11-40(新京橋プラザ) TEL 088-855-5411

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