久しぶりに平家平へ行ってみようと思い立ち、新居浜市の別子山へ向かった。
平家谷源頭部から一ノ谷越で稜線に出て冠山を越えるコースで行こうとしたものの、想定以上の雪に阻まれ稜線に出ることなく下山することになってしまった。
<なすび平>
■行先・位置
なすび平+α(尾根)
三等三角点 [奥七番] 1618.8m の北北東500m、標高約1400m
(愛媛県新居浜市、北緯33度49分36秒・東経133度18分16秒)
■コースタイム
中七番 7:42(2時間51分)→ なすび平 10:33(1時間01分)→ 昼食会場 11:34(昼食)/12:18(35分)→ なすび平 12:53(2時間02分)→ 中七番 14:55
【行き 3時間52分 帰り 2時間37分 計 6時間29分】
■コース水平距離 10.9㎞
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)
中七番から平家谷上部の林道と登山道を 「なすび平(屋敷)」まで歩き、三等三角点([奥七番]1618.8m)から北東に下る谷を渡渉した先の、同じく北東に下る尾根(標高1400m)までの往復約10.9㎞。
【水平距離10.91㎞、沿面距離11.14km、累積標高差(+)762m (-)748m】
登山口の中七番まで松山自動車道と県道47号新居浜別子山線を利用する。
連続する九十九折から大永山トンネルを抜けて、県道路側(待避所)に車を置いたら「住友林業フォレターハウス」への橋を渡る。
フォレターハウス(冬季休業中)の遊歩道を奥へ進む。
遊歩道の分岐をまっすぐ進むと平家平なのだが、いつものように右に折れて冠山へ向かったのは、後で思うと読みが「甘かった」と言える。
無雪期なら全く問題ないルートだが、今回は直接平家平へ向かうべきだった。
石鎚山系でもシカが増加しているのか?
フェンスが設置されていた。
林道に出てすぐは積雪も大したことはなかったが・・・
(これは難しいかも・・・)
林道を歩き始めてすぐ、冠山越えは「厳しい」と感じられた。
半粗目(ザラメ)雪は固そうでいて簡単に足をとられる。
稜線まで行けたとしてもその先が問題だ。
弱音を吐いていても仕方ないが、林道歩きだけで疲れる。
「まあ、まだ時間は早いから行ける所まで行ってみようか・・・。」
突然、轟音が響き渡り3機の米軍機が次々と飛来!
戦闘機のことはよく分からないが、機影からすると岩国基地に配備されている
FA-18 ホーネットのようだ。
林道終点から登山道へ入る。
何かに掴まりたい斜面もあるので、ピッケルを出してみたものの、スカスカなのであまり効かない。
「春の訪れ」を少し予感させる滝と青空。
中間付近の積雪は 50~60cm というところ。
スイッチバック地点の道標からは右(起点方向)にも道が続いている。
林道に分岐がいくつかあるので、どこかで合流しているのかもしれない。
小さな谷をいくつも通過する。
お助けロープある谷を渡ると、なすび平が近い。
ここ2~3日、春のような陽気が続いたので雪解けも進んだみたいだ。
谷を渡ると、また雪の壁が待っている・・・。
10時33分、カタクリの群生地でが有名な「なすび平」に着いた。
夏なら2時間足らずの道程を3時間近くかかってしまった。
向かうべき方向は概ね分かるが、雪が深いので道が分からない。
なすび平上部のなだらかな尾根を巻きながら谷を渡るはず。
データの記録以外に、めったに使わないGPSで位置確認。
ちょっと登り過ぎているようだ。
「そうそう、この谷!この谷!」
この谷は、ちち山から冠山に至る稜線上の小ピークの「三等三角点 [奥七番](1618.8m)」から下っていて「源流の碑」がある谷の1つ手前になる。
谷からの脱出に もがく。
それから先も、「進ま~ん!」
100m進むのに10分ぐらいかかる感じ。
11時34分、谷から約200mの尾根に出た。
わずか200mに24分もかかった。
尾根を回り込むと、平家平が見えてきた。
でも、「もう無理・・・。」
日没までまで歩くこうとは思わない。
明るいうちに下山して、温泉に浸かって、早くビールを 「飲みた~い!」
展望もまずまずのこの尾根で平家平を眺めながら 「お昼にしよう♪」
ここは、吉野川水系銅山川 「源流の碑」 から 300m ほど手前ということになる。
今日の一杯は、「日清の京うどん 七味唐がらし付」
「利尻昆布、丸大豆醤油を使用した関西風のだしつゆに、キザミアゲ、ネギ、カマボコが入っています。」
エネルギー:330kcal、食塩相当量:4.6g
いただきま~す♪
あっーー!!
カップを持とうとした次の瞬間、
カップが消えたー!
無残にも麺とスープはカップもろとも足跡の 「穴」 に落ちていた。
座った位置からは死角になって見えなかったが、カップは穴の上 ギリギリの 「崖っぷち」 に立っていたのだ。
Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!
気を取り直してパンとコーヒーでお腹を満たす。
雪が融けたら森の生物が残飯の後始末はしてくれることだろう (^^;)
おっ、この黒豆フランスは 「けっこういける♪」
ちょっと元気が出てきた!
(12時18分)さあ帰ってみよう。
前方に見えるのは、ちち山別れから 1468.1峰(獅子舞の鼻/四等三角点 [迫割] )を経て土山越に下るアケボノツツジが「きれい」な尾根だ。
こんなに近かったとは!
谷についた自分のトレース。
写真で見ると森に棲む小動物の足跡ぐらいにしか見えんけど・・・。
登るのに苦労した谷底へ、時々やりたくなるシリセードでGo!
「ヤッホウー!」
(・・・・・・。)
食べられなかったうどんの替わりに、〔Yちゃん〕で生ビールの大をやりながら「ホルモン煮」を食べたい気分になってきた。
時々広がる青空が・・・ほんとに「青い・・・」
根元の雪は丸く融けて・・・。
なすび平の分岐まで帰って来た。
カタクリが咲く頃の一時期ここも賑わう。
帰りは自分のトレースがあるので楽だ。
スイッチバック地点でシリセードしたら両足が雪に突き刺さった。
「抜けんなったー!」 ヾ(;´Д`●)ノ
ほんとに「焦った!」
前から手で掘ってなんとか脱出!
クマたちのおやつタイム・・・
そう言えば先日、高知・徳島県境の山岳地帯(香美市の山中)で生まれた子グマ2頭が元気に成長している様子がニュースで放映されていた。
クマたちは三嶺周辺の山に棲んでいるのだが、まだ出合ったことはない。
なすび平のすぐ上まで往復しただけなのに 6時間29分。
冠山を越えて平家平を周回したとき(6時間14分)より時間がかかってしまった。
下山後は、〔マイントピア別子〕のお風呂で暖まって帰ろう!
東赤石だったらトレースがあっただろうなあ・・・。
コース選択がミスだったかな。
(でも、スノーハイクは面白かったし、低レベルな経験値が少し上がったかも・・・)
「ビール!ビール!」
「ホルモン煮!ホルモン煮!」
標高点・1421(綱附森1/2)2014.1.25
2014-01-31 06:40:17 (10 years ago)
綱附森を目指して出かけたものの、想定以上の積雪で行き先を「下方修正」。
見晴らしの良い小ピーク [標高点・1421] から、奥物部と祖谷の山々の展望と
雪歩きを楽しんだ。
<綱附森と三嶺>
■行先・位置
標高点・1421
(高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度47分38秒・東経133度54分54秒)
■コースタイム
林道(駐車場所)08:14(5分)→ ショートカット入口 08:19(10分)→ 林道(カーブミラー) 08:29(8分)→ 駐車場 8:37(トイレ休憩)/8:47(8分)→ 綱附森登山口 08:55(1時間39分)→ 標高点 [・1421] 10:34(写真撮影・昼食)/11:44(49分)→ 綱附森登山口 12:33(11分)→ 駐車場 12:44/12:49(7分)→ 林道(カーブミラー)12:56(7分)→ ショートカット出口 13:03(3分)→ 林道(駐車場所)13:06
<行き 2時間10分 帰り 1時間17分 計3時間27分>
■コース水平距離 約 6.0㎞
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
矢筈山登山口の駐車場から南東約400mの東笹林道ゲート手前が登山口。
駐車場所から人工林のショートカットと林道、アップダウンの続く尾根道を歩き [標高点・1421] までの往復で水平距離約6.0kmの雪道さんぽ。
【水平距離6.03km、沿面距離6.24km、累積標高差(+)536m (-)537m】
好天続きだったので「もしかしたら登山口まで行けるかも」と期待していたのだが、標高1100m付近で雪が急に深くなり、車が進まなくなったので、ショートカットの手前300mに車を止めた。
九十九折りが続く林道の最後の折り返しは長いのでショートカットを利用する。
ヘアピンからショートカットに入と、めずらしくトレースがあった。
林道から入ったら右に折れ、大きな岩の右側から人工林の斜面を登る。
尾根に乗って北に進むと、間もなくカーブミラーが見えて林道に出る。
カーブミラーから7分で矢筈山登山口(1240m)を通過、駐車場に到着。
ここ一両日のトレースにはイヌ?の足跡が並走・・・。
登山口周辺にはTSL?のスノーシューの跡もあるが登った形跡はない。
駐車場付近の道路も雪が脛まであって歩くのが楽じゃない。
こういうコンディションだと車に積んである MSR の「アッセント」が効果を発揮するのだが・・・。
駐車場から更に10分弱で綱附森登山口(1250m)に着く。
車から登山口までが長かった~ (*_*)
(綱附までは ちょっとしんどいかも・・・?)
とりあえず、展望の良い [標高点・1421] の小ピークを目指してみよう...。
「熊出没注意」の看板があるが、四国のツキノワグマは 「絶滅のおそれのある地域個体群(LP)」 に指定されていて、生息数は高知県(香美市)と徳島県(那賀町・三好市)の県境付近に多くても20~30頭と推定されている。
なだらかな山容の綱附森の登山道も最初はきつい。
思った以上に雪が深く進まないので、かっこ悪いが這って登った。
登山口から東北東に約500mの小ピーク(1380m)に差し掛かるころ、左手に矢筈山が見えてくる。
小ピークで南東に折れ、緩いアップダウンを繰り返しながら小さな尾根を進む。
向こうに見えてきた尾根の左端が目指す標高点 [・1421] のピーク。
森の小動物も登山道を通ることが多い。
自分の足跡を振り返ってみた・・・。
小ピークから南東に約700mで北東に登る尾根を合わせ、左に90度折れる。
ここ数日の晴天続きで木々に着いた雪が消え、積雪が減ったかに見えたけど、林床の雪は例年より多いように感じる。
標高点 [・1421] 直下に来ると右手に綱附森が見えてくる(2枚合成)。
登山口から1時間39分(車から2時間20分)で標高点 [・1421] に着いた。
標高点 [・1421] は香美市物部町大西の真北に位置する。
左奥(北西)には土佐矢筈山(1606.5m)。
<標高点 [・1421] からの展望>
左から、なだらかな白い稜線を見せる牛ノ背、ピラミダルな天狗塚と地蔵ノ頭、中央奥に三嶺、右端に綱附森のパノラマ(2枚合成)。
<綱附森(1643.1m)>
[標高点・1421] は、綱附森はもとより、三嶺や天狗塚、牛ノ背、地蔵ノ頭などの展望抜群で石鎚山系も望むことが可能。
<三嶺(1893.4m)>
今年まだ登っていない。
<寒峰(1604.6m)>
フクジュソウ(福寿草)で知られる祖谷の名峰。
写真を撮っているうちに11時を回ってしまった。
山頂まで行くとすると、2時間以上「かかりそう・・・」なのだ。
(一昨年の記録が2時間31分、昨年が1時間55分となっている。)
早くて1時着、それからご飯を食べると2時か・・・。
「今日はここでいいや!」あきらめたー!
天気予報は晴れのち雨だ。
晴れ間が見えるうちにお昼にしよう!
今日の一杯は日清の「日清庵 小海老天そば」。
「麺とつゆにこだわった小海老天そば
焼津加工鰹節、瀬戸内産いりこ、丸大豆醤油100%を使用した、関東風のつゆに、まっすぐでのどごしが良いそばが特徴の天ぷらそばです。」
エネルギー:286kcal、食塩相当量:4.3g
11時44分、下山開始。
着脱が面倒なのと荷物になるのが「イヤ」で敬遠しているスノーシューだが、たまには使わないともったいないので、また次は持ってこようかな。
行きに這い上がった場所は帰りも手ごわい。
「足が抜けん!」
12時33分、標高点 [・14121] から49分で登山口まで帰ってきた。
滑っても転んでも、やはり下りは楽やねー!
午後から雨の予報になっているからか、結局誰も来なかったようだ。
カーブミラーからショートカットへ。
尾根に入ったらほんの少しで右に下る。
トレースがないときは右に下るタイミングがつかみにくいが、なだらかな尾根通しに歩いても林道に出るので心配ない。
ちょっと消化不良気味で納得のいく山行ではなかったが、山は十分にきれいだ。
午後の天候と時間を考えれば無理をする必要もないし、どこかで帳尻は
「会っていくのだろう。」
と自分を納得させて帰路についた。
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見晴らしの良い小ピーク [標高点・1421] から、奥物部と祖谷の山々の展望と
雪歩きを楽しんだ。
<綱附森と三嶺>
■行先・位置
標高点・1421
(高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度47分38秒・東経133度54分54秒)
■コースタイム
林道(駐車場所)08:14(5分)→ ショートカット入口 08:19(10分)→ 林道(カーブミラー) 08:29(8分)→ 駐車場 8:37(トイレ休憩)/8:47(8分)→ 綱附森登山口 08:55(1時間39分)→ 標高点 [・1421] 10:34(写真撮影・昼食)/11:44(49分)→ 綱附森登山口 12:33(11分)→ 駐車場 12:44/12:49(7分)→ 林道(カーブミラー)12:56(7分)→ ショートカット出口 13:03(3分)→ 林道(駐車場所)13:06
<行き 2時間10分 帰り 1時間17分 計3時間27分>
■コース水平距離 約 6.0㎞
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
矢筈山登山口の駐車場から南東約400mの東笹林道ゲート手前が登山口。
駐車場所から人工林のショートカットと林道、アップダウンの続く尾根道を歩き [標高点・1421] までの往復で水平距離約6.0kmの雪道さんぽ。
【水平距離6.03km、沿面距離6.24km、累積標高差(+)536m (-)537m】
好天続きだったので「もしかしたら登山口まで行けるかも」と期待していたのだが、標高1100m付近で雪が急に深くなり、車が進まなくなったので、ショートカットの手前300mに車を止めた。
九十九折りが続く林道の最後の折り返しは長いのでショートカットを利用する。
ヘアピンからショートカットに入と、めずらしくトレースがあった。
林道から入ったら右に折れ、大きな岩の右側から人工林の斜面を登る。
尾根に乗って北に進むと、間もなくカーブミラーが見えて林道に出る。
カーブミラーから7分で矢筈山登山口(1240m)を通過、駐車場に到着。
ここ一両日のトレースにはイヌ?の足跡が並走・・・。
登山口周辺にはTSL?のスノーシューの跡もあるが登った形跡はない。
駐車場付近の道路も雪が脛まであって歩くのが楽じゃない。
こういうコンディションだと車に積んである MSR の「アッセント」が効果を発揮するのだが・・・。
駐車場から更に10分弱で綱附森登山口(1250m)に着く。
車から登山口までが長かった~ (*_*)
(綱附までは ちょっとしんどいかも・・・?)
とりあえず、展望の良い [標高点・1421] の小ピークを目指してみよう...。
「熊出没注意」の看板があるが、四国のツキノワグマは 「絶滅のおそれのある地域個体群(LP)」 に指定されていて、生息数は高知県(香美市)と徳島県(那賀町・三好市)の県境付近に多くても20~30頭と推定されている。
なだらかな山容の綱附森の登山道も最初はきつい。
思った以上に雪が深く進まないので、かっこ悪いが這って登った。
登山口から東北東に約500mの小ピーク(1380m)に差し掛かるころ、左手に矢筈山が見えてくる。
小ピークで南東に折れ、緩いアップダウンを繰り返しながら小さな尾根を進む。
向こうに見えてきた尾根の左端が目指す標高点 [・1421] のピーク。
森の小動物も登山道を通ることが多い。
自分の足跡を振り返ってみた・・・。
小ピークから南東に約700mで北東に登る尾根を合わせ、左に90度折れる。
ここ数日の晴天続きで木々に着いた雪が消え、積雪が減ったかに見えたけど、林床の雪は例年より多いように感じる。
標高点 [・1421] 直下に来ると右手に綱附森が見えてくる(2枚合成)。
登山口から1時間39分(車から2時間20分)で標高点 [・1421] に着いた。
標高点 [・1421] は香美市物部町大西の真北に位置する。
左奥(北西)には土佐矢筈山(1606.5m)。
<標高点 [・1421] からの展望>
左から、なだらかな白い稜線を見せる牛ノ背、ピラミダルな天狗塚と地蔵ノ頭、中央奥に三嶺、右端に綱附森のパノラマ(2枚合成)。
<綱附森(1643.1m)>
[標高点・1421] は、綱附森はもとより、三嶺や天狗塚、牛ノ背、地蔵ノ頭などの展望抜群で石鎚山系も望むことが可能。
<三嶺(1893.4m)>
今年まだ登っていない。
<寒峰(1604.6m)>
フクジュソウ(福寿草)で知られる祖谷の名峰。
写真を撮っているうちに11時を回ってしまった。
山頂まで行くとすると、2時間以上「かかりそう・・・」なのだ。
(一昨年の記録が2時間31分、昨年が1時間55分となっている。)
早くて1時着、それからご飯を食べると2時か・・・。
「今日はここでいいや!」あきらめたー!
天気予報は晴れのち雨だ。
晴れ間が見えるうちにお昼にしよう!
今日の一杯は日清の「日清庵 小海老天そば」。
「麺とつゆにこだわった小海老天そば
焼津加工鰹節、瀬戸内産いりこ、丸大豆醤油100%を使用した、関東風のつゆに、まっすぐでのどごしが良いそばが特徴の天ぷらそばです。」
エネルギー:286kcal、食塩相当量:4.3g
11時44分、下山開始。
着脱が面倒なのと荷物になるのが「イヤ」で敬遠しているスノーシューだが、たまには使わないともったいないので、また次は持ってこようかな。
行きに這い上がった場所は帰りも手ごわい。
「足が抜けん!」
12時33分、標高点 [・14121] から49分で登山口まで帰ってきた。
滑っても転んでも、やはり下りは楽やねー!
午後から雨の予報になっているからか、結局誰も来なかったようだ。
カーブミラーからショートカットへ。
尾根に入ったらほんの少しで右に下る。
トレースがないときは右に下るタイミングがつかみにくいが、なだらかな尾根通しに歩いても林道に出るので心配ない。
ちょっと消化不良気味で納得のいく山行ではなかったが、山は十分にきれいだ。
午後の天候と時間を考えれば無理をする必要もないし、どこかで帳尻は
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地蔵ノ頭 2014.1.18
2014-01-31 06:15:09 (10 years ago)
「地蔵ノ頭」 は天狗塚東方のカンカケ谷源頭部にあって、三嶺と綱附森を結ぶ稜線にコブのような山容を見せている。
縦走路の一ピークに過ぎないが、高知県側に切れ落ちていて急峻。
厳冬期の地蔵ノ頭は雪山を十二分に楽しませてくれた。
<地蔵ノ頭からお亀岩に至る稜線を下る>
■行先・位置
地蔵ノ頭 (1805m)
(高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度49分44秒・東経133度57分04秒)
<10月の地蔵ノ頭(西熊山から撮影)>
稜線中央のドーム状のピークが「地蔵ノ頭」で右の鞍部(躄峠・天狗峠)には「天狗塚」がピラミダルな頭を出している。
今回、左の尾根を登って「お亀岩(手前の鞍部)」へ下った。
(お亀岩の下に「お亀岩避難小屋」の赤い屋根が見える)
■コースタイム
光石登山口 7:41(27分)→ 綱附新道分岐 8:08(1時間44分)→ 稜線分岐 9:52(1時間33分)→ 地蔵ノ頭 11:25/11:28(9分)→ 躄峠(天狗峠)11:37/11:39(51分)→ お亀岩 12:30/12:31(4分)→ お亀岩避難小屋 12:35(昼食)/13:24(36分)→ 渡渉点 14:00(23分)→ 八丁 14:23(11分)→ 綱附新道分岐 14:34(19分)→ 光石登山口 14:53
【全行程 6時間17分(6時間20分)】 ほぼ同じ
【行き(天狗峠まで) 3時間53分(3時間35分)】 オーバー
【行き(お亀岩避難小屋まで) 4時間48分(4時間00分)】 かなりオーバー
【帰り(お亀岩避難小屋から) 1時間29分(2時間20分)】 かなり短縮
※( )は昭文社「山と高原地図」の標準コースタイム(夏山晴天時)
※コースタイムに休憩・昼食時間は含まない。
■コース水平距離 11.4㎞
■天気 雪時々曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
光石を起点に綱附新道で稜線分岐に出て、吹雪く稜線上を地蔵ノ頭へ。
地蔵ノ頭から雪の深い躄峠(天狗峠)からお亀岩に下り、お亀岩避難小屋で昼食後、八丁を経て光石へ下山する周回コース。
【水平距離11.38㎞、沿面距離12.11km、累積標高差(+)1428m (-)1402m】
光石登山口に着いたのは7時20分。
光石までの積雪は大したことないので年中来ることができる。
正し路面は凍っていることが多いので要注意!
また、標高の高い白髪山登山口は積雪が多くて行けないことが多い。
7時41分、光石登山口をスタート!
登山口に着くまでは三嶺の予定だったが、
綱附新道から地蔵ノ頭を越えるコースを「冬に歩いたことがない。」という話になって、天狗塚へ方面へ向かうことになった。
登り始めた頃は時々日も差していた。
谷(堂床谷の支流)左岸から右岸に渡って急な斜面を這い上がる。
9時52分、綱附新道分岐から1時間44分で稜線分岐にたどり着いた。
稜線上は風が強くて寒い寒い!
稜線分岐から地蔵ノ頭までの尾根道はアップダウンの連続。
痩せ尾根も雪で広くなった感じ。
お助けロープのある小さな岩場を通過して、コブを越える。
いよいよ核心部、地蔵ノ頭の基部に着いた。
シカの食害防護ネットが雪に押しつぶされている。
夏でも、お助けロープに掴まりたくなる急登は1歩がなかなか前に出ない。
「おー!やっと着いたー!」
11時25分、光石登山口から3時間44分で地蔵ノ頭に到着。
昨年秋に登ったときの2時間24分を1時間20分オーバーしている。
登山道脇に鎮座する 「お地蔵様」 は雪に埋まって所在が分からない。
地蔵ノ頭には三角点も標高点も存在しないので、等高線とGPSのデータから推定すると標高は1805m程度と思われる。
すぐ先に見えるはずの天狗塚は降りしきる雪とガスに覆われて見えない。
足をとられて進まないので躄峠まで躄ってくだるか、這って下るか?
地蔵ノ頭から わずか100m、標高差20数mの躄峠(天狗峠)まで10分(通常2~3分)ほどかかった。
躄峠(1780m)は、かつて祖谷と物部を結ぶ交通の要所だった場所で由緒ある名称なのだが、現在は天狗峠と呼ばれている。
由来は四国最高所の峠なので、大男がこの峠を通るたびに雲に頭がつかえ、躄って(いざって)通ったことによると伝えられている。
山と高原地図では西山林道への分岐があるピーク(1800m)を「天狗峠」としているが、国土地理院では地蔵ノ頭との鞍部を「天狗峠」としている。
雪が無ければ30分で往復できる天狗塚だが、今日は倍以上かかるだろう。
今日は 「堪えちゃる(^^;)」 ことにしてお亀岩で昼飯に決定!
ただでさえ深い雪でよく分からない登山道を雪の重みで倒れた潅木が塞いで、どこをどう通ったらいいのか・・・。
木にしがみついたり掻き分けたり悪戦苦闘の末、なんとか抜け出した。
やれやれ、やっと稜線に出た。
尾根は狭くて切れ落ちているので雪庇を踏み抜かないよう用心用心!
冬山「いいねー!」
おっと、そこはちょっと行き過ぎ。
少し後戻りして適当な所から左の樹林帯へ入る。
「あれ、ちょっと下り過ぎた?」
やっと樹林帯を抜けたー。
お亀岩のササ原は見事に雪に覆われている。
風が強い場所なので雪面が凍ってパリパリと音をたてる。
12時30分、地蔵ノ頭から1時間ピッタリでお亀岩に着いた。
この区間も雪がなければ20分だから3倍かかってしまった。
お亀岩の鞍部は風が強い。
雪は稜線を越えて深く積まないが、エビの尻尾はよくできている。
眼下には「昼食予定会場」のお亀岩避難小屋。
小屋に向かって尻セードー!
12時35分、お亀岩避難小屋到着。
「はらへった~!」
今日の一杯は日清の「カップヌードル レッドチリトマトヌードル」。
まずまずの辛さで冬はいいかも。
エネルギー:335kcal、食塩相当量:3.8g。
13時24分、小屋を出てカンカケ谷を下る。
登山道は完全に埋まっているのでショートカットして適当に下る。
小屋まで2~3人が来ていたらしくてトレースがあった。
14時00分、お亀小屋から(※)36分で渡渉点を通過。
(※夏山晴天時の標準コースタイム 1時間10分)
どこかで会ったことがあるような気がする軽装の若者は
「西熊山まで行けたら行きたい」ということだが、もう2時を回っている。
(自分も夏は昼から登ることがあるけどね・・・・・・)
14時53分、お亀岩避難小屋から1時間29分で光石登山口に無事下山。
雪は降り続いているけど、アスファルトの上は融けていた。
いやー冬でも「のどが渇くねー!」
あとはビール!ビール! (^o^)
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縦走路の一ピークに過ぎないが、高知県側に切れ落ちていて急峻。
厳冬期の地蔵ノ頭は雪山を十二分に楽しませてくれた。
<地蔵ノ頭からお亀岩に至る稜線を下る>
■行先・位置
地蔵ノ頭 (1805m)
(高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度49分44秒・東経133度57分04秒)
<10月の地蔵ノ頭(西熊山から撮影)>
稜線中央のドーム状のピークが「地蔵ノ頭」で右の鞍部(躄峠・天狗峠)には「天狗塚」がピラミダルな頭を出している。
今回、左の尾根を登って「お亀岩(手前の鞍部)」へ下った。
(お亀岩の下に「お亀岩避難小屋」の赤い屋根が見える)
■コースタイム
光石登山口 7:41(27分)→ 綱附新道分岐 8:08(1時間44分)→ 稜線分岐 9:52(1時間33分)→ 地蔵ノ頭 11:25/11:28(9分)→ 躄峠(天狗峠)11:37/11:39(51分)→ お亀岩 12:30/12:31(4分)→ お亀岩避難小屋 12:35(昼食)/13:24(36分)→ 渡渉点 14:00(23分)→ 八丁 14:23(11分)→ 綱附新道分岐 14:34(19分)→ 光石登山口 14:53
【全行程 6時間17分(6時間20分)】 ほぼ同じ
【行き(天狗峠まで) 3時間53分(3時間35分)】 オーバー
【行き(お亀岩避難小屋まで) 4時間48分(4時間00分)】 かなりオーバー
【帰り(お亀岩避難小屋から) 1時間29分(2時間20分)】 かなり短縮
※( )は昭文社「山と高原地図」の標準コースタイム(夏山晴天時)
※コースタイムに休憩・昼食時間は含まない。
■コース水平距離 11.4㎞
■天気 雪時々曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
光石を起点に綱附新道で稜線分岐に出て、吹雪く稜線上を地蔵ノ頭へ。
地蔵ノ頭から雪の深い躄峠(天狗峠)からお亀岩に下り、お亀岩避難小屋で昼食後、八丁を経て光石へ下山する周回コース。
【水平距離11.38㎞、沿面距離12.11km、累積標高差(+)1428m (-)1402m】
光石登山口に着いたのは7時20分。
光石までの積雪は大したことないので年中来ることができる。
正し路面は凍っていることが多いので要注意!
また、標高の高い白髪山登山口は積雪が多くて行けないことが多い。
7時41分、光石登山口をスタート!
登山口に着くまでは三嶺の予定だったが、
綱附新道から地蔵ノ頭を越えるコースを「冬に歩いたことがない。」という話になって、天狗塚へ方面へ向かうことになった。
登り始めた頃は時々日も差していた。
谷(堂床谷の支流)左岸から右岸に渡って急な斜面を這い上がる。
9時52分、綱附新道分岐から1時間44分で稜線分岐にたどり着いた。
稜線上は風が強くて寒い寒い!
稜線分岐から地蔵ノ頭までの尾根道はアップダウンの連続。
痩せ尾根も雪で広くなった感じ。
お助けロープのある小さな岩場を通過して、コブを越える。
いよいよ核心部、地蔵ノ頭の基部に着いた。
シカの食害防護ネットが雪に押しつぶされている。
夏でも、お助けロープに掴まりたくなる急登は1歩がなかなか前に出ない。
「おー!やっと着いたー!」
11時25分、光石登山口から3時間44分で地蔵ノ頭に到着。
昨年秋に登ったときの2時間24分を1時間20分オーバーしている。
登山道脇に鎮座する 「お地蔵様」 は雪に埋まって所在が分からない。
地蔵ノ頭には三角点も標高点も存在しないので、等高線とGPSのデータから推定すると標高は1805m程度と思われる。
すぐ先に見えるはずの天狗塚は降りしきる雪とガスに覆われて見えない。
足をとられて進まないので躄峠まで躄ってくだるか、這って下るか?
地蔵ノ頭から わずか100m、標高差20数mの躄峠(天狗峠)まで10分(通常2~3分)ほどかかった。
躄峠(1780m)は、かつて祖谷と物部を結ぶ交通の要所だった場所で由緒ある名称なのだが、現在は天狗峠と呼ばれている。
由来は四国最高所の峠なので、大男がこの峠を通るたびに雲に頭がつかえ、躄って(いざって)通ったことによると伝えられている。
山と高原地図では西山林道への分岐があるピーク(1800m)を「天狗峠」としているが、国土地理院では地蔵ノ頭との鞍部を「天狗峠」としている。
雪が無ければ30分で往復できる天狗塚だが、今日は倍以上かかるだろう。
今日は 「堪えちゃる(^^;)」 ことにしてお亀岩で昼飯に決定!
ただでさえ深い雪でよく分からない登山道を雪の重みで倒れた潅木が塞いで、どこをどう通ったらいいのか・・・。
木にしがみついたり掻き分けたり悪戦苦闘の末、なんとか抜け出した。
やれやれ、やっと稜線に出た。
尾根は狭くて切れ落ちているので雪庇を踏み抜かないよう用心用心!
冬山「いいねー!」
おっと、そこはちょっと行き過ぎ。
少し後戻りして適当な所から左の樹林帯へ入る。
「あれ、ちょっと下り過ぎた?」
やっと樹林帯を抜けたー。
お亀岩のササ原は見事に雪に覆われている。
風が強い場所なので雪面が凍ってパリパリと音をたてる。
12時30分、地蔵ノ頭から1時間ピッタリでお亀岩に着いた。
この区間も雪がなければ20分だから3倍かかってしまった。
お亀岩の鞍部は風が強い。
雪は稜線を越えて深く積まないが、エビの尻尾はよくできている。
眼下には「昼食予定会場」のお亀岩避難小屋。
小屋に向かって尻セードー!
12時35分、お亀岩避難小屋到着。
「はらへった~!」
今日の一杯は日清の「カップヌードル レッドチリトマトヌードル」。
まずまずの辛さで冬はいいかも。
エネルギー:335kcal、食塩相当量:3.8g。
13時24分、小屋を出てカンカケ谷を下る。
登山道は完全に埋まっているのでショートカットして適当に下る。
小屋まで2~3人が来ていたらしくてトレースがあった。
14時00分、お亀小屋から(※)36分で渡渉点を通過。
(※夏山晴天時の標準コースタイム 1時間10分)
どこかで会ったことがあるような気がする軽装の若者は
「西熊山まで行けたら行きたい」ということだが、もう2時を回っている。
(自分も夏は昼から登ることがあるけどね・・・・・・)
14時53分、お亀岩避難小屋から1時間29分で光石登山口に無事下山。
雪は降り続いているけど、アスファルトの上は融けていた。
いやー冬でも「のどが渇くねー!」
あとはビール!ビール! (^o^)
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雲取山 2014.1.10~13②
2014-01-25 23:41:50 (10 years ago)
■ 1月12日(日) ■
山旅3日目(登山2日目)は雲取山荘を夜明け前に出発。
山頂からご来光拝み、富士山や南アルプスの展望を堪能したら登ったコース(一部変更)を鴨沢バス停へ下山、バス(タクシー)とJRを乗継いで東京経由で南浦和まで行った。
<雲取山山頂付近のスロープ>
■行先・位置
雲取山 (一等三角点 [雲取山] 2017.09m)
東京都西多摩郡奥多摩町、埼玉県秩父市、山梨県北都留郡丹波山村
(北緯35度51分20秒・東経138度56分38秒)
■コースタイム
雲取山山荘 6:23(22分)→ 雲取山 6:45/7:09(1分)→ 雲取山避難小屋 7:10(写真撮影)/7:19(8分)→ 小雲取山 7:27(9分)→ ヨモギノ頭 7:36(3分)→ 奥多摩小屋 7:39(21分)→ ブナ坂(ブナダワ)8:00(9分)→ 七ッ石小屋分岐 8:09(14分)→ 七ッ石小屋 8:23/8:25(3分)→ 七ッ石小屋分岐 8:28(10分)→ アイゼン取り外し 8:38/8:42(8分)→ 堂所(ドウドコロ)8:50(スパッツ取り外し)/8:54(39分)→ 登山道入口 9:33(22分)→ 鴨沢バス停 9:55
【2時間49分/標準コースタイム 4時間00分(夏山晴天時/山と高原地図)】
※コースタイム/標準コースタイムともに休憩時間は含まない
■コース水平距離 12.9km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
雲取山荘から山頂へ登り返して(トラバースあり)往路を下山。
途中、往路のコースを少し外れた七ッ石小屋に寄り道して鴨沢バス停へ。
【水平距離12.85㎞、沿面距離13.12km、累積標高差(+)348m (-)1641m】
朝食は5時から。
おかわりを2回で3杯目は生卵をかけて燃料補給。
すでに半分近い人が出発したようだ。
かまくらにロウソクの灯がともっている。
6時23分、雲取山荘を出発し大急ぎで山頂へ向かう。
日の出時刻は6時54分となっている。
(間に合うかな~?)
6時45分、雲取山荘から22分で日の出直前の雲取山に着いた。
日の出前に着いてよかった。
6時49分、雲の中に真っ赤な点が表れた。
山頂に着いてから5~6分と良いタイミングだった。
6時51分、「出たー!」
いつ見ても美しい御来光と赤く染まる雲海。
奥秩父主脈縦走路の奥には淡い紫色に染まる南アルプス(赤石山脈)。
飛龍山(左)の右肩奧に間ノ岳と北岳、その手前に10月に登った鳳凰三山。
その少し右に仙丈ヶ岳と三角の甲斐駒ヶ岳。
(2枚合成)
少し南(左)、前飛龍の奥には左から聖岳、赤石岳と荒川岳(悪沢岳)。
日の出直後、紫色に染まる富士山。
次第に赤くなる富士山。
すっかり夜が明けた後の奥秩父主脈縦走路の飛龍山(大洞山)、三ッ山と南アルプス(3枚合成)
(もう一度訪れる機会があるだろうか・・・。)
07時09分、山頂からの展望を楽しんだら下山開始。
避難小屋の横からすっかり明るくなった富士山をもう一度。
緩やかなスロープを小雲取山へ向かって下る。
小雲取山からは正面に富士山を望みながらヨモギノ頭へと下る。
南アルプス・・・。
「ビューティフォー!」
帰りは往路の少し上の七ッ石小屋へ通じる道を歩いてみた。
途中の分岐を左に登ると石尾根に出て、尾根を西に進むと七ッ山を経てブナ坂へ戻り、東に進むと鷹ノ巣山を経て奥多摩方面へ下ることができる。
七ッ石小屋へはパイプのある道を右へ下る。
七ッ石小屋は素泊まり小屋で宿泊料金は3500円。
売店でビールやジュース、甘酒、おでんなどが販売されている。
ラーメンやカレー、缶詰などの食事も可能なので手ぶらでも問題ないだろう。
往路に合流した所でアイゼンを外し、凍結に注意しながら鴨沢へ下る。
9時33分、小袖林道へ下りついた。
まだ、9時半を回ったばかりなのでこれから登る登山者も多い。
小袖乗越で駐車場右手の歩道へ入って鴨沢集落へ下る。
「山は雲取 酒は双鴨(そうかも?)」
9時55分、山頂出発から2時間46分(休憩含む)で鴨沢バス停に下山。
9時32分のバスが出た後だったけど、もともと「11時22分の便に乗れたらよい」と思っていたので余裕十分。
次の便(10時53分)までも時間があるので、アイゼンを洗ったりスパッツを乾かしたりしながら待つことにした。
相前後して下山した、徳島出身のO君たち2人と待合の椅子に座っていると、
タクシーの運転手さんに「1人1,000円でどうですか?」と声をかけられたので
2人と相談してタクシーに乗ることにした。
向かった先は奥多摩駅から徒歩10分の〔奥多摩温泉 もえぎの湯〕。
温泉まではリーサーチ不足だったので、ご一緒させてもらって助かった。
無色透明の少しヌルヌルしたお湯で露天風呂からは奥多摩渓谷を眺めることができる(入浴料750円)。
温泉の次は「腹ごしらえ」といきたいところだが、電車は1時間に2本程度なので「お昼」は東京に帰ってからということにして駅へ。
奥多摩駅から12時08分発の青梅行きの普通列車へ乗車。
わずかな乗客を乗せた電車は12時43分(所要時間35分)青梅到着。
_________________________________
奥多摩 12:08 〔普通〕 → 青梅 12:43/12:48 〔青梅線快速・中央線快速(直通東京行き)〕 → 東京 14:16
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
青梅発12時48分の〔青梅線快速・中央線快速(直通東京行き)〕で東京へ。
立川で〔中央線特快〕に乗換えると少し早く着くらしい。
東京駅グランスタダイニング内(1階ノースコート)の日本食堂でランチタイム。
日本食堂は旧国鉄の食堂車の営業や車内販売などを手がけ、現在はJR東日本の子会社、日本レストランエンタプライズになっている。
寝台特急「カシオペア」や「北斗星」のコース料理などを提供しており、東京駅の日本食堂は昭和30~40年代の食堂車をイメージしている。
「食堂長自慢のスペシャルハヤシライス」 1,800円。
「国産牛サーロインを使用し、自慢のデミグラスソースと合わせた
ワンランク上の味わいをお楽しみください。」
ということで、安くはないが味は納得できる。
14時04分発の〔京浜東北線快速〕南浦和行きで終点の南浦和へ。
奥多摩から東京まで1,210円なのに、南浦和まで足を伸ばすと1,050円。
30分ほど多く乗って運賃は安くなる。
最短ルート(西国分寺で武蔵野線へ乗換え)で計算されているのだろう。
この日は〔だいにんぐ BAR 程々〕で夕食。
とりえずの料理は「程々風シーザースサラダ」、「生ハムとイタリア産ハム・サラミの盛合せ」、「牛モツのドミグラじっくり煮込み ガーリック トースト付き」。
そのほか「春菊のピザ」、「山芋の梅肉ステーキ」などを注文し、ビール、ワイン、日本酒、ウイスキーなど色々飲んで大満足。
■ 1月13日(月) ■
最終日は、南浦和から京浜東北線で東京に出て、11時30分の「のぞみ29号」と岡山から「南風15号」を乗り継いで高知へ帰るだけ。
朝食を済ませて京浜東北線で東京へ。
少し時間があったので改札を出て「八重洲ブックセンター」に寄ってみた。
高知まで6時間ほどかかるので、本を1冊買っておきたい。
11時30分の〔のぞみ29号〕博多行きに乗車。
_________________________________
東京 11:30 〔のぞみ29号〕→ 岡山 14:55/15:05 〔南風15号〕→ 土佐山田 17:27
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ブックセンターで買ったのは竹内洋岳さんの「頂きへ、そしてその先へ」。
行くことはあり得ないが、「8000m峰14座」の名前を覚えてしまった。
岡山からは15時05分発の〔南風15号〕高知行き。
2000系気動車は世界初の「振り子式気動車」として1989年に登場。
スピードアップのためには曲線区間の遠心力を減らすとよいが、停車したときのことを考えるとレールのカント量をむやみに大きくすることができない。
そこで、走行区間の線形データを記憶させた 「制御つき自然振り子」 で車体を傾けることにより、曲線半径600mで本則(制限速度)90km/h+30km/hの120km/hで運転可能としている。
停車駅は岡山駅 - 児島駅 - 丸亀駅 - 多度津駅 - 善通寺駅 - 琴平駅 - 阿波池田駅 - 大歩危駅 - 土佐山田駅 - 後免駅 - 高知駅。
▶ 登山1日目へ
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山旅3日目(登山2日目)は雲取山荘を夜明け前に出発。
山頂からご来光拝み、富士山や南アルプスの展望を堪能したら登ったコース(一部変更)を鴨沢バス停へ下山、バス(タクシー)とJRを乗継いで東京経由で南浦和まで行った。
<雲取山山頂付近のスロープ>
■行先・位置
雲取山 (一等三角点 [雲取山] 2017.09m)
東京都西多摩郡奥多摩町、埼玉県秩父市、山梨県北都留郡丹波山村
(北緯35度51分20秒・東経138度56分38秒)
■コースタイム
雲取山山荘 6:23(22分)→ 雲取山 6:45/7:09(1分)→ 雲取山避難小屋 7:10(写真撮影)/7:19(8分)→ 小雲取山 7:27(9分)→ ヨモギノ頭 7:36(3分)→ 奥多摩小屋 7:39(21分)→ ブナ坂(ブナダワ)8:00(9分)→ 七ッ石小屋分岐 8:09(14分)→ 七ッ石小屋 8:23/8:25(3分)→ 七ッ石小屋分岐 8:28(10分)→ アイゼン取り外し 8:38/8:42(8分)→ 堂所(ドウドコロ)8:50(スパッツ取り外し)/8:54(39分)→ 登山道入口 9:33(22分)→ 鴨沢バス停 9:55
【2時間49分/標準コースタイム 4時間00分(夏山晴天時/山と高原地図)】
※コースタイム/標準コースタイムともに休憩時間は含まない
■コース水平距離 12.9km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
雲取山荘から山頂へ登り返して(トラバースあり)往路を下山。
途中、往路のコースを少し外れた七ッ石小屋に寄り道して鴨沢バス停へ。
【水平距離12.85㎞、沿面距離13.12km、累積標高差(+)348m (-)1641m】
朝食は5時から。
おかわりを2回で3杯目は生卵をかけて燃料補給。
すでに半分近い人が出発したようだ。
かまくらにロウソクの灯がともっている。
6時23分、雲取山荘を出発し大急ぎで山頂へ向かう。
日の出時刻は6時54分となっている。
(間に合うかな~?)
6時45分、雲取山荘から22分で日の出直前の雲取山に着いた。
日の出前に着いてよかった。
6時49分、雲の中に真っ赤な点が表れた。
山頂に着いてから5~6分と良いタイミングだった。
6時51分、「出たー!」
いつ見ても美しい御来光と赤く染まる雲海。
奥秩父主脈縦走路の奥には淡い紫色に染まる南アルプス(赤石山脈)。
飛龍山(左)の右肩奧に間ノ岳と北岳、その手前に10月に登った鳳凰三山。
その少し右に仙丈ヶ岳と三角の甲斐駒ヶ岳。
(2枚合成)
少し南(左)、前飛龍の奥には左から聖岳、赤石岳と荒川岳(悪沢岳)。
日の出直後、紫色に染まる富士山。
次第に赤くなる富士山。
すっかり夜が明けた後の奥秩父主脈縦走路の飛龍山(大洞山)、三ッ山と南アルプス(3枚合成)
(もう一度訪れる機会があるだろうか・・・。)
07時09分、山頂からの展望を楽しんだら下山開始。
避難小屋の横からすっかり明るくなった富士山をもう一度。
緩やかなスロープを小雲取山へ向かって下る。
小雲取山からは正面に富士山を望みながらヨモギノ頭へと下る。
南アルプス・・・。
「ビューティフォー!」
帰りは往路の少し上の七ッ石小屋へ通じる道を歩いてみた。
途中の分岐を左に登ると石尾根に出て、尾根を西に進むと七ッ山を経てブナ坂へ戻り、東に進むと鷹ノ巣山を経て奥多摩方面へ下ることができる。
七ッ石小屋へはパイプのある道を右へ下る。
七ッ石小屋は素泊まり小屋で宿泊料金は3500円。
売店でビールやジュース、甘酒、おでんなどが販売されている。
ラーメンやカレー、缶詰などの食事も可能なので手ぶらでも問題ないだろう。
往路に合流した所でアイゼンを外し、凍結に注意しながら鴨沢へ下る。
9時33分、小袖林道へ下りついた。
まだ、9時半を回ったばかりなのでこれから登る登山者も多い。
小袖乗越で駐車場右手の歩道へ入って鴨沢集落へ下る。
「山は雲取 酒は双鴨(そうかも?)」
9時55分、山頂出発から2時間46分(休憩含む)で鴨沢バス停に下山。
9時32分のバスが出た後だったけど、もともと「11時22分の便に乗れたらよい」と思っていたので余裕十分。
次の便(10時53分)までも時間があるので、アイゼンを洗ったりスパッツを乾かしたりしながら待つことにした。
相前後して下山した、徳島出身のO君たち2人と待合の椅子に座っていると、
タクシーの運転手さんに「1人1,000円でどうですか?」と声をかけられたので
2人と相談してタクシーに乗ることにした。
向かった先は奥多摩駅から徒歩10分の〔奥多摩温泉 もえぎの湯〕。
温泉まではリーサーチ不足だったので、ご一緒させてもらって助かった。
無色透明の少しヌルヌルしたお湯で露天風呂からは奥多摩渓谷を眺めることができる(入浴料750円)。
温泉の次は「腹ごしらえ」といきたいところだが、電車は1時間に2本程度なので「お昼」は東京に帰ってからということにして駅へ。
奥多摩駅から12時08分発の青梅行きの普通列車へ乗車。
わずかな乗客を乗せた電車は12時43分(所要時間35分)青梅到着。
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奥多摩 12:08 〔普通〕 → 青梅 12:43/12:48 〔青梅線快速・中央線快速(直通東京行き)〕 → 東京 14:16
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青梅発12時48分の〔青梅線快速・中央線快速(直通東京行き)〕で東京へ。
立川で〔中央線特快〕に乗換えると少し早く着くらしい。
東京駅グランスタダイニング内(1階ノースコート)の日本食堂でランチタイム。
日本食堂は旧国鉄の食堂車の営業や車内販売などを手がけ、現在はJR東日本の子会社、日本レストランエンタプライズになっている。
寝台特急「カシオペア」や「北斗星」のコース料理などを提供しており、東京駅の日本食堂は昭和30~40年代の食堂車をイメージしている。
「食堂長自慢のスペシャルハヤシライス」 1,800円。
「国産牛サーロインを使用し、自慢のデミグラスソースと合わせた
ワンランク上の味わいをお楽しみください。」
ということで、安くはないが味は納得できる。
14時04分発の〔京浜東北線快速〕南浦和行きで終点の南浦和へ。
奥多摩から東京まで1,210円なのに、南浦和まで足を伸ばすと1,050円。
30分ほど多く乗って運賃は安くなる。
最短ルート(西国分寺で武蔵野線へ乗換え)で計算されているのだろう。
この日は〔だいにんぐ BAR 程々〕で夕食。
とりえずの料理は「程々風シーザースサラダ」、「生ハムとイタリア産ハム・サラミの盛合せ」、「牛モツのドミグラじっくり煮込み ガーリック トースト付き」。
そのほか「春菊のピザ」、「山芋の梅肉ステーキ」などを注文し、ビール、ワイン、日本酒、ウイスキーなど色々飲んで大満足。
■ 1月13日(月) ■
最終日は、南浦和から京浜東北線で東京に出て、11時30分の「のぞみ29号」と岡山から「南風15号」を乗り継いで高知へ帰るだけ。
朝食を済ませて京浜東北線で東京へ。
少し時間があったので改札を出て「八重洲ブックセンター」に寄ってみた。
高知まで6時間ほどかかるので、本を1冊買っておきたい。
11時30分の〔のぞみ29号〕博多行きに乗車。
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東京 11:30 〔のぞみ29号〕→ 岡山 14:55/15:05 〔南風15号〕→ 土佐山田 17:27
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ブックセンターで買ったのは竹内洋岳さんの「頂きへ、そしてその先へ」。
行くことはあり得ないが、「8000m峰14座」の名前を覚えてしまった。
岡山からは15時05分発の〔南風15号〕高知行き。
2000系気動車は世界初の「振り子式気動車」として1989年に登場。
スピードアップのためには曲線区間の遠心力を減らすとよいが、停車したときのことを考えるとレールのカント量をむやみに大きくすることができない。
そこで、走行区間の線形データを記憶させた 「制御つき自然振り子」 で車体を傾けることにより、曲線半径600mで本則(制限速度)90km/h+30km/hの120km/hで運転可能としている。
停車駅は岡山駅 - 児島駅 - 丸亀駅 - 多度津駅 - 善通寺駅 - 琴平駅 - 阿波池田駅 - 大歩危駅 - 土佐山田駅 - 後免駅 - 高知駅。
▶ 登山1日目へ
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雲取山 2014.1.10~13①
2014-01-25 23:39:17 (10 years ago)
2014年「山始め」をどこにしようかと、あれこれ考えている中で、
(東京近郊だったら用事の 「ついで」 に登山も・・・。)
そうだ!「関東の山に登ってやろう。」と思い立ち、
展望が良くて手軽に雪山を楽しめそうな 「雲取山」 に出かけてみた。
小屋泊にすれば、いつもの装備にアイゼンと着替えの追加程度で準備OK!
<雲取山から富士山を望む>
深田久弥はその著書「日本百名山」に
「煤煙とコンクリートの壁とネオンサインのみが いたずらにふえて行く東京都に、
原生林に覆われた雲取山のあることは誇っていいだろう。」
と書いている。
■行先・位置
雲取山 (一等三角点 [雲取山] 2017.09m)
東京都西多摩郡奥多摩町、埼玉県秩父市、山梨県北都留郡丹波山村
(北緯35度51分20秒・東経138度56分38秒)
■コース水平距離 25.4km
1日目は鴨沢バス停から、「登り尾根」という名称の尾根を登り、主稜線に出たらヨモギノ頭、小雲取山などの小ピークを越えて雲取山へ(雲取山荘泊)。
2日目は雲取山荘を早朝に発ち、山頂で御来光を拝んだあと鴨沢バス停へ下山する、往復(一部ルート変更し七ッ石小屋を経由)で約25kmの行程。
【水平距離25.42㎞、沿面距離25.99km、累積標高差(+)2029m (-)1984m】
■ 1月10日(金) ■
山旅初日は、特急しまんと8号・南風28号と寝台特急サンライズ瀬戸を乗り継いでアクセスの起点となる東京駅へ向かう。
_________________________________
土佐山田 19:46 〔しまんと8号〕 → 坂出 21:27/21:45 〔サンライズ瀬戸〕
→ (東京)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
年末年始は、なかなか山行の日程が取れずにウズウズしていた。
急に思いついた行き当たりばったりの山旅なので、出発当日に切符を購入、
土佐山田駅を17時46分発の特急〔しまんと8号〕へ乗った。
指定席に腰を落ち着けたら、ビールを飲みながら登山行程を確認。
東京、山梨の週末の予報は「晴れ」、登山日和が期待できそうだ。
高松行きの〔しまんと8号〕と岡山行きの〔南風28号〕が連結されているので、
貫通型先頭車両のヘッドマークが通路で光っている。
「しまんと」と「南風」は宇多津駅で分割され、それぞれ岡山と高松へ向かう。
坂出駅2番ホームに285系寝台特急〔サンライズ瀬戸〕が入線してきた。
児島や岡山でも乗車可能だが、坂出で乗継ぐと四国内特急料金が乗継割引で半額(高知から指定席の場合2,090 → 1,040円)になる。
かつて、客車寝台のブルートレインとして宇野駅~東京駅で運行されていた寝台特急「瀬戸」は瀬戸大橋開通後、高松駅~東京駅で運行され、その後、285系電車に置き換えられた。
サンライズ瀬戸は7両編成で、座席の種類は、個室 A寝台の「シングルデラックス」、個室B寝台の「サンライズツイン」「シングルツイン」「シングル」「ソロ」、寝台料金の必要がなくリーズナブルな普通車指定席の「ノビノビ座席」となっている。
個室で一番安い「ソロ」を利用することが多いが、今回は「売り切れ」だったので1,000円高い「シングル」を利用した。
7両編成の「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」が岡山駅で連結され、
14両編成となって東京駅へと向かう。
そうだ!「東京駅に着く前に「Suica」のチャージをしておこう!」
ところが、PCで管理しているパスワードが分からない (;・д・)
サイト上で変更を試みたものの、秘密の質問の 「質問」 も分からない (≧∇≦)
■ 1月11日(土) ■
山旅2日目(登山1日目)は東京から奥多摩までJR中央線・青梅線を利用し、更に登山口の鴨沢(山梨県北都留郡丹波山村)まで西東京バスを乗り継ぐ。
鴨沢バス停を起点にヨモギノ頭、小雲取山などの小ピークを経て雲取山へ登り、登頂後は秩父側に少し下った雲取山荘に投宿する。
<雲取山>
■行先・位置
雲取山 (一等三角点 [雲取山] 2017.09m)
東京都西多摩郡奥多摩町、埼玉県秩父市、山梨県北都留郡丹波山村
(北緯35度51分20秒・東経138度56分38秒)
■コースタイム
鴨沢バス停 10:21(23分)→ 登山道入口 10:44(59分)→ 堂所 11:43(7分)→ スパッツ・アイゼン装着 11:50/12:00(24分)→ 七ッ石小屋分岐 12:24(25分)→ 七ッ石小屋分岐 12:49(13分)→ ブナ坂(ブナダワ)13:02/13:05(30分)→ 奥多摩小屋 13:35/13:36(9分)→ ヨモギノ頭 13:45(28分)→ 小雲取山 14:13(21分)→ 雲取山避難小屋 13:34/14:36(3分)→ 雲取山 14:39/14:54(14分)→ 雲取山荘 15:08
【4時間16分/標準コースタイム 5時間40分(夏山晴天時/山と高原地図)】
※コースタイム/標準コースタイムともに休憩時間は含まない
■コース水平距離 12.6km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
鴨沢バス停横から登り始め、集落内を通って「登り尾根」を北に向かう。
七ッ石尾根と諸左衛門尾根上部の巻いてブナ坂で稜線に出たらヨモギノ頭、小雲取山、雲取山を経て雲取山荘まで12.6(12.9)kmの行程。
【水平距離12.57㎞、沿面距離12.87km、累積標高差(+)1681m (-)339m】
<東京駅に着いたサンライズ瀬戸>
結局、サポートセンターのお世話になってデフォルトのままだった「パスワード」と質問が分からなくなった 「秘密の質問」を変更。
東京駅到着前に「Suica」のチャージを済ませることができた (^^;)
東京駅に着いたら中央線の2番ホームへ直行!
といきたいところだが、切符(※1)で一旦改札を出る必要があるだろう。
最寄の改札を出たらすぐにUターン、「モバイルSuica」で入り直して2番ホームを7時26分発の 〔中央線快速〕 高尾行きへ乗車した。
(※1 乗車券の行き先は「東京都区内」なので、その範囲内で下車可能)
_________________________________
〔サンライズ瀬戸〕 → 東京 07:08/07:26 〔中央線快速(高尾行き)〕 → 新宿 07:41/07:44 〔ホリデー快速おくたま1号(奥多摩行き)〕 → 奥多摩 09:14
運賃は1,210円。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
某「乗換案内」では「三鷹で乗換」となっていたが、新宿駅12番ホーム停車すると隣の11番に新宿始発の「奥多摩行き」が停車しているではないか!
とっさに網棚のザックを下ろして11番ホームの電車へ移動!
しばらくすると車窓から左前方に富士山が見えてきた。
新宿から奥多摩直行の 〔ホリデー快速おくたま1号〕 にはザックを持った登山者が大勢乗ってきたが、意外と軽装の人が多い。
「みんな、雲取山・・・・・・なの??」
山間の青梅線に入って終点の奥多摩駅まで、あと10数分というところで「軽装の人が多い」ことの理由が分かった。
大半の登山者が御嶽駅で降りて電車はガラガラになったのだ。
一瞬、「えっ、降りないといけないのー?」と思ったほどだ。
ホームにあった御岳山(929m)の案内板を見て納得。
御岳山には「御岳登山鉄道」というケーブルカーもあるらしい。
9時14分、電車が奥多摩駅に着いた。
奥多摩方面は電車の便もバスの便も少ないので乗り遅れないようにしないと、後の行動予定が大幅に狂ってしまう。
特にバスは1便逃すと、次の便まで1時間は待たないといけないので、朝食は東京駅に着く前にサンライズの中で済ませておいた方がよい。
奥多摩駅南口の西東京バス2番乗場へ(迷うほど広くはない)。
小さなバスなので乗り切れないと増便するらしく、並ぶように促していた。
_________________________________
奥多摩 9:30〔西東京バス〕→ 鴨沢 10:04
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
どうやら1台に乗れたようで、ほぼ満員の乗客を乗せたバスは奥多摩駅を定刻に発車、国道411号(青梅街道)を山梨県丹波山へと向かう。
全員が雲取山かと思ったら他にも山があるようで、途中で数人が下車した。
後で話を聞くと、鴨沢の2つ手前の留浦(とずら)で下車した1人は鴨沢のトイレは込むので「用足し」に降りたということだ。
奥多摩駅から鴨沢までの運賃は610円(Suicaで支払い)。
GPSが測位できたらジャケットを脱ぎ(暑がりなので最初からジップシャツ1枚)、10時21分、バス停横の階段から登山開始(最後から2番目の出発)。
「登り尾根」先端に位置する鴨沢集落を東から西に巻きながら、コンクリート舗装の道を歩く。
「みんないなくなっちゃった!速いねー!」
「追いついた、追いついた。」
集落を抜けたらヘアピンから左の小道へ入る。
人工林を抜けると「小袖乗越」に出ると小袖林道と合流する。
林道のヘアピン右手に広場があり、20~30台駐車できるようだ。
小袖乗越から林道を100mほど進むと登山道入口がある。
人工林に入って少し歩くと雑木林に。
小袖山(1054.0m)の東山麓、小袖集落上部の民家や畑の跡も見られる緩やかな斜面を登る。
バスの人は(たぶん)全員を追い抜いて団体につかまってしまった。
堂所(ドウドコロ)付近から上の登山道は、よく踏み固められた日陰の雪が凍って歩きにくいことこの上ない。
着けたくはないけど、すべって尻餅をついたのを機にアイゼン装着。
分岐を右にとれば、七ッ石小屋を経て少し先(ブナ坂寄り)の分岐へ、あるいは七ッ石小屋から七ッ石山を経てブナ坂へ出ることができる。
その辺は研究する時間がなかったので、躊躇せずにトラバースへ。
気持ちよい森と青空。
日当たりのよい斜面は、雪がほとんど融けているのでアイゼンを外したくなる。
諸左右衛門尾根を回り込んで七ッ石小屋への分岐を過ぎると、ブナ坂は近い。
地形や方向は確認しておいたので、概ねイメージどおりに歩いた。
13時02分、鴨沢から2時間41分(休憩含む)でブナ坂(ブナダワ)の分岐。
稜線に出ると、落葉松の木立の間から富士山がよく見えるようになってきた。
展望がよくなったのでコンデジから一眼に変更。
西に見えるいい感じの稜線は、地形図からすると、左から奥秩父主脈縦走路の前飛龍(1954m)、飛龍山( 2077m)、三ッ石(1967m)ということか?
五十人平(五十人デーロ)にはテントが2張り。
この付近にヘリポートがあるはず。
再びテントが見えてきた。
13時35分、鴨沢から3時間14分で奥多摩小屋(無人小屋)に着いた。
テントも数張りあってちょっと賑わっていた。
ヨモギノ頭へ向かう山ガールの背中が「山が大好き」と語っている?
分岐を右にとると、ヨモギノ頭をトラバースして小雲取山との鞍部へ出る。
13時45分、鴨沢から3時間24分(休憩含む)でヨモギノ頭(1813m)を通過。
小雲取山の鞍部でトラバースを合わせると、すぐ先に再び分岐がある。
右のコースをとると、小雲取山から日原へ下る富田新道に合流する。
小雲取山に向かってひと登り。
前を行く歩荷は、雲取山荘スタッフのおじさん。
背負っているのは今日の食材?
14時13分、鴨沢から3時間52分(休憩含む)で小雲取山(1937m)へ。
小雲取山の道標は、日原へ至る富田新道との分岐を示している。
小雲取山の小ピークから緩いアップダウンを繰り返す。
雲取山荘・三峰方面への巻き道の分岐。
歩荷(ボッカ)の人は当然右のコースをとるだろう。
雪が少し深くなったトレースを辿る。
避難小屋と山頂部分(右奥)が見えてきた。
雲取山山頂と登って来た石尾根、奥秩父主脈縦走路の分岐を示す道標。
お亀岩避難小屋より少し小さい雲取山避難小屋。
避難小屋の横から登って来たルートを振り返ってみた。
避難小屋を過ぎると山頂はもう目の前。
14時39分、鴨沢から4時間18分(休憩含む)で山頂到着!
先行の登山者は2人。
三角点は雪に埋まっている。
<基準点の概要>
基準点コード:TR15338672501
等級種別:一等三角点
冠字選点番号:なし
基準点名:雲取山
誰もいないとセルフタイマーで撮ることになるが、登山者がいてくれて助かった。
電車とバスで2半ほどかかるだけあって東京都内方面の街が遠い!
秩父側の雲取山荘(標高1830m)まで約700m、標高差で200m近く下る。
帰りは巻き道を使うことも可能だが、山頂でご来光を迎え朝日の当たった富士山を見るなら登り返さないといけない。
山頂から10数分で山荘の横に出た。
15時08分、4時間47分(休憩含む)で〔雲鳥山荘〕に到着。
スタッフが雪掻きをしている玄関の前には「かまくら」があった。
寒いのでアイゼンを外したらさったと中へ。
宿泊料金は1泊2食付きで7,500円也と高くはないけどね・・・。
部屋に落ち着いたら、とりあえず缶ビールとおつまみを空腹を紛らわした。
お待ちかねの夕食は食堂で6時から。
メニューは小さな既製品?のハンバーグにポテトサラダと卵焼き、豆腐、山菜、味噌汁で、ご飯だけはおかわり自由。
昼を食べてないのでお腹ペコペコ、「おかわり下さーい。」
部屋の中は吐く息も白くペットボトルが凍るほどの寒さ。
コタツを囲んで放射状に布団を敷いて足はこたつの中へ突っ込んだ。
和気藹々とした雰囲気の中、消灯の9時まで山の話題が途切れなかった。
▶ 登山2日目へ
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(東京近郊だったら用事の 「ついで」 に登山も・・・。)
そうだ!「関東の山に登ってやろう。」と思い立ち、
展望が良くて手軽に雪山を楽しめそうな 「雲取山」 に出かけてみた。
小屋泊にすれば、いつもの装備にアイゼンと着替えの追加程度で準備OK!
<雲取山から富士山を望む>
深田久弥はその著書「日本百名山」に
「煤煙とコンクリートの壁とネオンサインのみが いたずらにふえて行く東京都に、
原生林に覆われた雲取山のあることは誇っていいだろう。」
と書いている。
■行先・位置
雲取山 (一等三角点 [雲取山] 2017.09m)
東京都西多摩郡奥多摩町、埼玉県秩父市、山梨県北都留郡丹波山村
(北緯35度51分20秒・東経138度56分38秒)
■コース水平距離 25.4km
1日目は鴨沢バス停から、「登り尾根」という名称の尾根を登り、主稜線に出たらヨモギノ頭、小雲取山などの小ピークを越えて雲取山へ(雲取山荘泊)。
2日目は雲取山荘を早朝に発ち、山頂で御来光を拝んだあと鴨沢バス停へ下山する、往復(一部ルート変更し七ッ石小屋を経由)で約25kmの行程。
【水平距離25.42㎞、沿面距離25.99km、累積標高差(+)2029m (-)1984m】
■ 1月10日(金) ■
山旅初日は、特急しまんと8号・南風28号と寝台特急サンライズ瀬戸を乗り継いでアクセスの起点となる東京駅へ向かう。
_________________________________
土佐山田 19:46 〔しまんと8号〕 → 坂出 21:27/21:45 〔サンライズ瀬戸〕
→ (東京)
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年末年始は、なかなか山行の日程が取れずにウズウズしていた。
急に思いついた行き当たりばったりの山旅なので、出発当日に切符を購入、
土佐山田駅を17時46分発の特急〔しまんと8号〕へ乗った。
指定席に腰を落ち着けたら、ビールを飲みながら登山行程を確認。
東京、山梨の週末の予報は「晴れ」、登山日和が期待できそうだ。
高松行きの〔しまんと8号〕と岡山行きの〔南風28号〕が連結されているので、
貫通型先頭車両のヘッドマークが通路で光っている。
「しまんと」と「南風」は宇多津駅で分割され、それぞれ岡山と高松へ向かう。
坂出駅2番ホームに285系寝台特急〔サンライズ瀬戸〕が入線してきた。
児島や岡山でも乗車可能だが、坂出で乗継ぐと四国内特急料金が乗継割引で半額(高知から指定席の場合2,090 → 1,040円)になる。
かつて、客車寝台のブルートレインとして宇野駅~東京駅で運行されていた寝台特急「瀬戸」は瀬戸大橋開通後、高松駅~東京駅で運行され、その後、285系電車に置き換えられた。
サンライズ瀬戸は7両編成で、座席の種類は、個室 A寝台の「シングルデラックス」、個室B寝台の「サンライズツイン」「シングルツイン」「シングル」「ソロ」、寝台料金の必要がなくリーズナブルな普通車指定席の「ノビノビ座席」となっている。
個室で一番安い「ソロ」を利用することが多いが、今回は「売り切れ」だったので1,000円高い「シングル」を利用した。
7両編成の「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」が岡山駅で連結され、
14両編成となって東京駅へと向かう。
そうだ!「東京駅に着く前に「Suica」のチャージをしておこう!」
ところが、PCで管理しているパスワードが分からない (;・д・)
サイト上で変更を試みたものの、秘密の質問の 「質問」 も分からない (≧∇≦)
■ 1月11日(土) ■
山旅2日目(登山1日目)は東京から奥多摩までJR中央線・青梅線を利用し、更に登山口の鴨沢(山梨県北都留郡丹波山村)まで西東京バスを乗り継ぐ。
鴨沢バス停を起点にヨモギノ頭、小雲取山などの小ピークを経て雲取山へ登り、登頂後は秩父側に少し下った雲取山荘に投宿する。
<雲取山>
■行先・位置
雲取山 (一等三角点 [雲取山] 2017.09m)
東京都西多摩郡奥多摩町、埼玉県秩父市、山梨県北都留郡丹波山村
(北緯35度51分20秒・東経138度56分38秒)
■コースタイム
鴨沢バス停 10:21(23分)→ 登山道入口 10:44(59分)→ 堂所 11:43(7分)→ スパッツ・アイゼン装着 11:50/12:00(24分)→ 七ッ石小屋分岐 12:24(25分)→ 七ッ石小屋分岐 12:49(13分)→ ブナ坂(ブナダワ)13:02/13:05(30分)→ 奥多摩小屋 13:35/13:36(9分)→ ヨモギノ頭 13:45(28分)→ 小雲取山 14:13(21分)→ 雲取山避難小屋 13:34/14:36(3分)→ 雲取山 14:39/14:54(14分)→ 雲取山荘 15:08
【4時間16分/標準コースタイム 5時間40分(夏山晴天時/山と高原地図)】
※コースタイム/標準コースタイムともに休憩時間は含まない
■コース水平距離 12.6km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
鴨沢バス停横から登り始め、集落内を通って「登り尾根」を北に向かう。
七ッ石尾根と諸左衛門尾根上部の巻いてブナ坂で稜線に出たらヨモギノ頭、小雲取山、雲取山を経て雲取山荘まで12.6(12.9)kmの行程。
【水平距離12.57㎞、沿面距離12.87km、累積標高差(+)1681m (-)339m】
<東京駅に着いたサンライズ瀬戸>
結局、サポートセンターのお世話になってデフォルトのままだった「パスワード」と質問が分からなくなった 「秘密の質問」を変更。
東京駅到着前に「Suica」のチャージを済ませることができた (^^;)
東京駅に着いたら中央線の2番ホームへ直行!
といきたいところだが、切符(※1)で一旦改札を出る必要があるだろう。
最寄の改札を出たらすぐにUターン、「モバイルSuica」で入り直して2番ホームを7時26分発の 〔中央線快速〕 高尾行きへ乗車した。
(※1 乗車券の行き先は「東京都区内」なので、その範囲内で下車可能)
_________________________________
〔サンライズ瀬戸〕 → 東京 07:08/07:26 〔中央線快速(高尾行き)〕 → 新宿 07:41/07:44 〔ホリデー快速おくたま1号(奥多摩行き)〕 → 奥多摩 09:14
運賃は1,210円。
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某「乗換案内」では「三鷹で乗換」となっていたが、新宿駅12番ホーム停車すると隣の11番に新宿始発の「奥多摩行き」が停車しているではないか!
とっさに網棚のザックを下ろして11番ホームの電車へ移動!
しばらくすると車窓から左前方に富士山が見えてきた。
新宿から奥多摩直行の 〔ホリデー快速おくたま1号〕 にはザックを持った登山者が大勢乗ってきたが、意外と軽装の人が多い。
「みんな、雲取山・・・・・・なの??」
山間の青梅線に入って終点の奥多摩駅まで、あと10数分というところで「軽装の人が多い」ことの理由が分かった。
大半の登山者が御嶽駅で降りて電車はガラガラになったのだ。
一瞬、「えっ、降りないといけないのー?」と思ったほどだ。
ホームにあった御岳山(929m)の案内板を見て納得。
御岳山には「御岳登山鉄道」というケーブルカーもあるらしい。
9時14分、電車が奥多摩駅に着いた。
奥多摩方面は電車の便もバスの便も少ないので乗り遅れないようにしないと、後の行動予定が大幅に狂ってしまう。
特にバスは1便逃すと、次の便まで1時間は待たないといけないので、朝食は東京駅に着く前にサンライズの中で済ませておいた方がよい。
奥多摩駅南口の西東京バス2番乗場へ(迷うほど広くはない)。
小さなバスなので乗り切れないと増便するらしく、並ぶように促していた。
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奥多摩 9:30〔西東京バス〕→ 鴨沢 10:04
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どうやら1台に乗れたようで、ほぼ満員の乗客を乗せたバスは奥多摩駅を定刻に発車、国道411号(青梅街道)を山梨県丹波山へと向かう。
全員が雲取山かと思ったら他にも山があるようで、途中で数人が下車した。
後で話を聞くと、鴨沢の2つ手前の留浦(とずら)で下車した1人は鴨沢のトイレは込むので「用足し」に降りたということだ。
奥多摩駅から鴨沢までの運賃は610円(Suicaで支払い)。
GPSが測位できたらジャケットを脱ぎ(暑がりなので最初からジップシャツ1枚)、10時21分、バス停横の階段から登山開始(最後から2番目の出発)。
「登り尾根」先端に位置する鴨沢集落を東から西に巻きながら、コンクリート舗装の道を歩く。
「みんないなくなっちゃった!速いねー!」
「追いついた、追いついた。」
集落を抜けたらヘアピンから左の小道へ入る。
人工林を抜けると「小袖乗越」に出ると小袖林道と合流する。
林道のヘアピン右手に広場があり、20~30台駐車できるようだ。
小袖乗越から林道を100mほど進むと登山道入口がある。
人工林に入って少し歩くと雑木林に。
小袖山(1054.0m)の東山麓、小袖集落上部の民家や畑の跡も見られる緩やかな斜面を登る。
バスの人は(たぶん)全員を追い抜いて団体につかまってしまった。
堂所(ドウドコロ)付近から上の登山道は、よく踏み固められた日陰の雪が凍って歩きにくいことこの上ない。
着けたくはないけど、すべって尻餅をついたのを機にアイゼン装着。
分岐を右にとれば、七ッ石小屋を経て少し先(ブナ坂寄り)の分岐へ、あるいは七ッ石小屋から七ッ石山を経てブナ坂へ出ることができる。
その辺は研究する時間がなかったので、躊躇せずにトラバースへ。
気持ちよい森と青空。
日当たりのよい斜面は、雪がほとんど融けているのでアイゼンを外したくなる。
諸左右衛門尾根を回り込んで七ッ石小屋への分岐を過ぎると、ブナ坂は近い。
地形や方向は確認しておいたので、概ねイメージどおりに歩いた。
13時02分、鴨沢から2時間41分(休憩含む)でブナ坂(ブナダワ)の分岐。
稜線に出ると、落葉松の木立の間から富士山がよく見えるようになってきた。
展望がよくなったのでコンデジから一眼に変更。
西に見えるいい感じの稜線は、地形図からすると、左から奥秩父主脈縦走路の前飛龍(1954m)、飛龍山( 2077m)、三ッ石(1967m)ということか?
五十人平(五十人デーロ)にはテントが2張り。
この付近にヘリポートがあるはず。
再びテントが見えてきた。
13時35分、鴨沢から3時間14分で奥多摩小屋(無人小屋)に着いた。
テントも数張りあってちょっと賑わっていた。
ヨモギノ頭へ向かう山ガールの背中が「山が大好き」と語っている?
分岐を右にとると、ヨモギノ頭をトラバースして小雲取山との鞍部へ出る。
13時45分、鴨沢から3時間24分(休憩含む)でヨモギノ頭(1813m)を通過。
小雲取山の鞍部でトラバースを合わせると、すぐ先に再び分岐がある。
右のコースをとると、小雲取山から日原へ下る富田新道に合流する。
小雲取山に向かってひと登り。
前を行く歩荷は、雲取山荘スタッフのおじさん。
背負っているのは今日の食材?
14時13分、鴨沢から3時間52分(休憩含む)で小雲取山(1937m)へ。
小雲取山の道標は、日原へ至る富田新道との分岐を示している。
小雲取山の小ピークから緩いアップダウンを繰り返す。
雲取山荘・三峰方面への巻き道の分岐。
歩荷(ボッカ)の人は当然右のコースをとるだろう。
雪が少し深くなったトレースを辿る。
避難小屋と山頂部分(右奥)が見えてきた。
雲取山山頂と登って来た石尾根、奥秩父主脈縦走路の分岐を示す道標。
お亀岩避難小屋より少し小さい雲取山避難小屋。
避難小屋の横から登って来たルートを振り返ってみた。
避難小屋を過ぎると山頂はもう目の前。
14時39分、鴨沢から4時間18分(休憩含む)で山頂到着!
先行の登山者は2人。
三角点は雪に埋まっている。
<基準点の概要>
基準点コード:TR15338672501
等級種別:一等三角点
冠字選点番号:なし
基準点名:雲取山
誰もいないとセルフタイマーで撮ることになるが、登山者がいてくれて助かった。
電車とバスで2半ほどかかるだけあって東京都内方面の街が遠い!
秩父側の雲取山荘(標高1830m)まで約700m、標高差で200m近く下る。
帰りは巻き道を使うことも可能だが、山頂でご来光を迎え朝日の当たった富士山を見るなら登り返さないといけない。
山頂から10数分で山荘の横に出た。
15時08分、4時間47分(休憩含む)で〔雲鳥山荘〕に到着。
スタッフが雪掻きをしている玄関の前には「かまくら」があった。
寒いのでアイゼンを外したらさったと中へ。
宿泊料金は1泊2食付きで7,500円也と高くはないけどね・・・。
部屋に落ち着いたら、とりあえず缶ビールとおつまみを空腹を紛らわした。
お待ちかねの夕食は食堂で6時から。
メニューは小さな既製品?のハンバーグにポテトサラダと卵焼き、豆腐、山菜、味噌汁で、ご飯だけはおかわり自由。
昼を食べてないのでお腹ペコペコ、「おかわり下さーい。」
部屋の中は吐く息も白くペットボトルが凍るほどの寒さ。
コタツを囲んで放射状に布団を敷いて足はこたつの中へ突っ込んだ。
和気藹々とした雰囲気の中、消灯の9時まで山の話題が途切れなかった。
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