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三嶺さんぽ通信

鳳凰三山 2013.10.3~6②

■ 10月5日(土) ■
山旅3日目(登山2日目)は、鳳凰三山を縦走後、鳳凰小屋で一休み。
4つの滝を巡ってドンドコ沢沿いに青木鉱泉へ下山、大町圭月ゆかりのお湯で汗を流して、甲府市内で反省会。

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<鳳凰三山の最高峰・観音岳山頂>

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■行先・位置
鳳凰山(鳳凰三山)
薬師岳 (標高点 [・2780] 2,780m)
山梨県韮崎市、北緯35度41分45秒・東経138度18分42秒
観音岳 (二等三角点 [観音岳] 2,840.4m)
山梨県韮崎市・南アルプス市、北緯35度42分06秒・東経138度18分17秒
地蔵岳 (標高点 [・2764] 2,764m)
山梨県韮崎市・南アルプス市、北緯35度42分43秒・東経138度17分55秒
■コースタイム
南御室小屋テント場 6:21(37分)→ ガマ岩 6:58/7:03(20分)→ 砂払岳 7:23/7:26(6分)→ 薬師岳小屋 7:32/7:45(8分)→ 薬師岳(山頂道標)7:53/8:09(2分)→ 薬師岳山頂(標高点 [・2780] )8:11/8:13(2分)→ 薬師岳(山頂道標)8:15(24分)→ 観音岳 8:39/8:46(15分)→ 鳳凰小屋分岐 9:01(36分)→ 赤抜沢ノ頭 9:37/9:41(5分)→ 賽ノ河原 9:46(10分)→ 地蔵岳(オベリスク基部) 9:56/10:05(6分)→ 賽ノ河原 10:11/10:12(21分)→ 鳳凰小屋 10:33/11:20(26分)→ 五色ノ滝 11:46/11:48(17分)→ 白糸ノ滝 12:05/12:08(28分)→ 鳳凰ノ滝分岐 12:36(7分)→ 鳳凰ノ滝 12:43/12:44(7分)→ 鳳凰ノ滝分岐 12:51(23分)→ 南精進ヶ滝分岐 13:14(3分)→ 南精進ヶ滝 13:17/13:18(2分)→ 南精進ヶ滝分岐 13:20(53分)→ 青木鉱泉 14:13
【5時間19分/標準コースタイム 8時間45分(山と高原地図)】
(5時間58分/薬師岳標高点 [・2780]・オベリスク・滝見物含む)
※コースタイムは、登山コースの区間所要時間で休憩時間は含まない。
■コース水平距離 13.4㎞(標高差 -1386m)
■天気 雨
■楽しさ ★★★★★(満点!)

131005_hoozan2..jpg 131005_hoozan2_v..jpg南御室小屋テント場から薬師岳、観音岳(鳳凰山)、地蔵岳を縦走し、鳳凰小屋を経て青木鉱泉へ下山するまでの行程。
【水平距離13.33㎞、沿面距離14.71km、累積標高差(+)898m (-)2284m】
※鳳凰小屋から青木鉱泉手前までの間は高度情報が合っていない。

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夜中の0時00分丁度、雨音に目が覚めた。
6時前から寝ているので既に6時間たっている。
それから、うつらうつらしながら夜明けを待った。

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できれば 「5時ぐらいに出発したい・・・」 と思っていたのだが、雨がしとしとと降り続いているのでテントから出るのが億劫だ。
(雨の中でテントをたたむのはいやだな)
とりあえず腹ごしらえをして、荷物をザックに詰め込みレインウェアを着込む。

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隣の人がテントをたたんで出発したのに促され、意を決して外へ出た。
テントをたたんで水がしたたらないように資源ゴミ袋へ放り込む。
件の2人連れは 「下りましょう。」 「そうしましょう。」 などと話している。
(確かにあのペースだと日が暮れてしまう・・・)

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6時21分、テント場を出発、小屋の横から苔むした森の中へ入る。

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レインウェアを着た状態で汗を掻きたくない。
ゆっくり、ゆっくり。

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6時58分、「ガマ岩」 という岩のあるポイントに着いた。

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隣の岩も展望がよいのだろう。
踏み跡があったので登ってみたが、視界は利かなかった。

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森林限界を越えると、視界が急に開けた(と言っても遠くは見えない)。

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「おおーっ!」 アルプスらしくなってきた。
巨石が散在する砂礫の斜面を砂払岳に向かって登る。

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7時23分、テン場から1時間02分(休憩含む)で砂払岳の小ピークに着いた。

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山頂の岩に登ってから砂払と薬師岳との鞍部に立つ薬師岳小屋へ下る。
ウラシマツツジ(裏縞躑躅)は、ツツジ科ウラシマツツジ属の落葉小低木で北海道・本州(中部以北)に分布し、高山帯の砂礫地に生育する。
アオノツガザクラのような淡い緑色の花をつける。

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眼下のハイマツ帯の下にダケカンバとナナカマドの黄葉が広がる。

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(晴れてたらきれいだろうなあ・・・)

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7時32分、南御室小屋から1時間11分(休憩含む)で薬師岳小屋についた。
「この周辺には クマは出ません」 という張り紙があった。
(川向かいの濃鳥岳では見たんだけど・・・)

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7時53分、小屋から数分で「薬師岳山頂」の道標に着いた。
ここには、縦走路と青木鉱泉にダイレクトに下る中道コースの分岐がある。

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辺りを見回すと 「← カンノンジゾウ」 と左を指すペンキが目に付いた。
「カンノンジゾウ?」(地蔵さんがいるなら拝みにいかなくては・・・)
もし、このとき晴れていたなら 「カンノンジゾウ」 が 「観音岳」 のことだとすぐに分かったはずなのだ。

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200mほど先まで下って探してみたものの、見あたらないので戻ってきた。
そうか 「カンノンジゾウとはカンノンダケのことか」・・・なのだ。
そのことはさておいて、
道標に 「薬師岳山頂 2840m」 とあるが、山頂ではない。
道標から東微南30mに尖がった岩の小ピーク、そして、東北東100mに岩が散在する 「少し高そう・・・」 なピークがぼんやりと見える。

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8時11分、薬師岳山頂と思われる場所に行ってみた。
(道標は何もない・・・が、やはり少し高い)。
山頂と思われる場所の1番高い岩に登ってみると、丸い穴があった。

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10数m低いと思われる 「薬師岳山頂」 の道標(中央奥)を見下ろす。
後で地形図を確認すると、こちらが標高点 [・2780] 「薬師岳」となっていた。

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分岐に戻って 「カンノンジゾウ」 を探した道を観音岳へと向かう。

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観音岳らしきピークが見えてきた。

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8時39分、薬師岳山頂道標から24分で観音岳に着いた。

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鳳凰三山の最高峰 「観音岳」 には三山で唯一の三角点が設置されている。

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<基準点の概要>
●基準点コード:TR25338424401
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:人5
●基準点名:観音岳
●標高:2840.4m

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8時46分、三山最後の地蔵岳を目指して観音岳を出発!
悪天候で殺風景な岩稜地帯にウラシマツツジの紅葉が映える。

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振り返ると、雨に煙る観音岳はもう雨で霞んでしまった。

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9時01分、観音岳山頂から15分で鳳凰小屋への分岐がある鞍部を通過。

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岩稜と砂礫のアップダウンを越えて、赤抜沢ノ頭へ向かう。

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9時14分、観音岳と赤抜沢ノ頭との最低鞍部まで下ってきた。

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赤抜沢ノ頭に向かって登り始めると、見たことのない花が目に入った。
「おっ!?」
「もしかして?」
「タカネビランジ?」
タカネビランジは、ナデシコ科マンテマ属の多年草で南アルプス固有種。
不破哲三さんの著書 「私の南アルプス」 で名前を知った花だ。
見たかった花なので会えてよかった。

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石灰岩の尖がった岩塔が林立する赤抜沢ノ頭への登りルート。

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9時37分、観音岳から51分(休憩含む)で赤抜沢ノ頭の道標がある分岐(標高点 [・2750] )に着いた(写真左の中央奥=写真右)。
ただし、分岐の手前100m(写真左手前)の等高線が1つ多いので、手前の小ピークが赤抜沢ノ頭の 「最高点」 ということになるようだ。

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おおー! 「あれがオベリスクか!」

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賽ノ河原に下ってオベリスク(標高点 [・2764])に向かって進む。
薬師岳や観音岳のように 「山頂」 の道標は見当たらない。
山頂はやはり 「オベリスクのテッペン!」
ということになるんだろうなあ・・・。

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オベリスクの基部付近のお地蔵さん。

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下からオベリスクを見上げていると、雨足が強くなってきた。
(登れる所まで登ってみようか・・・。)

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踏み跡を登っていくと、テッペンの2つに割れた岩が近づいてきた。
(どこから登ったらいいのだろう・・・)

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裏側のこの割れ目がウェストンが最初に登ったというルートだろう。
天気が良いときにクライミングシューズがあれば登れるかもしれない。

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オベリスク裏側(北側)直下の展望。
「ホーオ 三山 FIJI. T.O.Y」 と書かれた小さなプレートがあった。

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オベリスクの基部まで攀じ登ってはみたものの、
岩のテッペンは諦めるしかないようだ。

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賽ノ河原に戻って道標を確認し、砂浜のような登山道をジグザグに下る。
(このコースはあまり登りたくない・・・)

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ダケカンバからシラビソの林に入って、ザックカバーがないことに気が付いた。
100~200mほど戻って探したものの見当たらないので諦めることにした。
(オベリスクの下りで外れた可能性が高いな・・・)
地蔵岳まで戻る気にはならない。

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10時33分、地蔵岳から21分で鳳凰小屋(標高点 [・2382])に着いた。

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(いい雰囲気の小屋だな)

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ご主人もアルバイトの女子も親切で話し好きで、感じの良い小屋だった。
少し長めに雨宿りして、とりあえず 「レギュラーガソリン」 を補給。
(この小屋はまた来てみたいな・・・)

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「天候も悪いので、御座石温泉へ下る方が早くて楽だよ。」
ご主人がアドバイスしてくれたのだが、予定通り青木鉱泉へのコースを選択。
滝を見たいし、大町桂月ゆかりの青木鉱泉にも寄ってみたい。
11時20分、小屋の皆さんに見送られて鳳凰小屋を後にした。

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11時46分、鳳凰小屋から26分で五色ノ滝に着いた。
ドンドコ沢の登山道は思った以上に急できつい!

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五色ノ滝は登山道のすぐ側から見ることができる。

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12時05分、五色ノ滝から17分で白糸ノ滝に着いた。

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白糸ノ滝も登山道から近かったのでよかった。

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12時36分、白糸ノ滝から28分で鳳凰ノ滝分岐に着いた。
道標には 「鳳凰ノ滝 200m 5分」 とある。
(ちょっと遠いけど、めったに来ることないから・・・)

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鳳凰ノ滝へは急いだのに、登山道の分岐から7分もかかってしまった。
「けっこう、遠かった~ (>_<)」

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初めはハイペースで下っていたが、長くきつい坂に疲れてきた。
(このコースは登りたくないな・・・)

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13時14分、鳳凰ノ滝分岐から23分で南精進ヶ滝の分岐に着いた。
左が青木鉱泉、右が南精進ヶ滝。
こうなったらやけくそだ、道標のある滝は 「全部寄ってやろう!」

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南精進ヶ滝は、分岐から3分と、割と近かったし見応えがある滝だった。
「滝が連続するルート」=「流れが急」=「登山道も急」 ということだ!

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美味しそうなキノコはムキタケ?
苔むして、いい雰囲気を出している道標。

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やっと勾配が緩くなった(もう、歩くのが嫌になっている)。

P1250751vga.jpg P1250752vga.jpg小武川第三砂砂防堰堤に出た~。
左岸の法面工事現場を避けるやめ一旦右岸へ迂回する。
バスへ乗るのるまでに濡れたザックやカッパの始末をしたい。
(青木鉱泉に東屋があったらいいな・・・)
登山口に東屋などの休憩所があると、天気がよくても悪くても重宝するのだ。

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「やっと着いたー!」
14時13分、青木鉱泉に下山。

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建物の近くにコカコーラの自販機と大きな東屋(休憩所)があった。
下山後のコーラもいい!
テントやカッパをビニール袋(資源用ゴミ袋)に詰めなおしたり、ザックを拭ったり、塗れた装備の後始末をしているうちに15時近くなっていた。

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「(15時発の)バスが来てますよ。」
もう1人の方が教えて下さったのだが、結局見送った・・・。
JRに乗り継いで甲府まで1時間半としても少し早いし、夜行バスの発車時刻、22時10分まで時間をもてあましそうだ。
それよりなにより「風呂に入りたい!」のである。

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高知出身の大町桂月も、定宿としてしばしば利用したという青木鉱泉。
ゆっくり風呂に浸かって、17時発のバスまで過ごすことにした。

大町桂月(おおまち けいげつ) 1869~1925
明治・大正期に活躍した文芸評論家・詩人・随筆家。
人生のわびさびを語り、酒と旅を愛したことで知られる。

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大町桂月は登山家としても知られ、農鳥岳山頂には
「酒のみて 高根の上に吐く息は ちりて下界のあめとなるらん」
という歌碑が建てられている。

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1,000円の入浴料を払って浴室へ。
ひなびた温泉場という雰囲気でなかなかいい感じ。
泉質は緑磐泉で鉄分が多く、とても良く温まるという。
湯加減も 「ちょうど!」

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汗を流してゆっくりしたら、下ってきたドンドコ沢コースと薬師岳の中道コースを右に見ながらバス乗り場へ。

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バスの料金は運賃1,500円プラス荷物代200円で1,700円。

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未舗装の林道なのでバスが壊れそう。
揺れるし乗り心地はあまり良くない。
韮崎駅までの約1時間、1人きりの貸切でなんだか申し訳ない感じ。

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バスは18時前に韮崎駅に着いた。
韮崎駅以東は、モバイルSuicaが使えるので、スマートフォンでタッチ&ゴー!
利用頻度が低くても 「おさいふ」 が必須なので iPhone は買えない。

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韮崎駅から18時05分発の塩山行き普通列車に乗って14分で甲府着。
さて、どこか適当な居酒屋を見つけなければ・・・。
うろうろした後、南口からも程近い場所で見つけた 「よさそう!」 な店は、
〔一丁目 SAKABA かんすけ〕

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まず、ザックを背負った登山者を気持ちよく入れてくれた雰囲気がよかった。
混み合う店内のカウンターに腰を落ち着けたら、「とりあえず、ビール」 を。
山行を振り返りながら飲むビールが 「旨い!」

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「B級グルメ№1 トリモツ」 旨い!
「白州から届きました!! ソーセージ4種盛り」 これまた旨い!

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「宮崎から届きました!! 宮崎地鶏 皮炙り炭火風」 旨い!
お客さんが次々と入ってきて、人気が高いことが分かる。

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「馬刺し」 旨い・・・。
なんだか、肉系ばかりやねー (^^;)

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生中5杯、グラスワイン2杯、升酒1杯でお勘定は7,980円也。
升酒の左は水、「気が利いている。」
料金は想定内だが、一人でよく飲んだなあ (^^;)
締めにお茶を出してくれるところも 「気に入った」 のである。

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お勘定を済ませ、ようやく腰を上げたのは22時少し前。
復路は近鉄バスのようだ。

■ 10月6日(日) ■
山旅最終日は、夜行バスを地下鉄東梅田駅前で下車、大阪駅から新大阪まで普通列車で移動し、「のぞみ」と「南風」を乗り継ぎ高知へ帰るだけ。

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クリスタルライナーは、明朝7時10分頃、地下鉄東梅田駅7番出口に着いた。
ザックを受け取ったら、地下道を通ってJR大阪駅へ向かう。

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7時30分発の普通列車 「京都行き」 で新大阪へ移動。
駅弁とビールを買って新幹線ホームへ。

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「のぞみ97号」の車内で 「日本の朝食弁当」 と 「朝日ビール」の breakfast。
車内販売のコーヒーを飲み終わる頃に岡山に到着。

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岡山からは、8時51分発 「南風3号」 中村行きに乗車。
世界初の振り子式気動車、日本初の制御付振り子式車両として登場した 2000系 「南風」 も1990年11月の運用開始から20年以上経過している。
予讃線に使用されている2000系の老朽取替のため、8600系特急形直流電車が新造されるようだが、開発中とも言われる特急型気動車はどうなるのか。

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テントを 「干す」 には絶好の日和で、昨日とは大違い。
ザックや洗ったレインウェアもきれいに乾いて、後片付けは順調に終わった。
出発日当日に切符が買えたので、急遽出かけた鳳凰三山。
行動中の天気はイマイチだったけど、満足できる 「山旅」 だった。

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鳳凰三山 2013.10.3~6①

10月最初の週末は、テントを背負って南アルプス鳳凰三山に出かけてみた。
残念ながら予報どおりの天候で雨中の縦走となってしまったが、一度見たかった「タカネビランジ」に遭遇できたことはラッキーだった。

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<地蔵岳>

深田久弥はその著書「日本百名山」に、
「地蔵岳の絶頂に、二個の巨石が相抱くように突っ立っている。
古人はこれを大日如来に擬して尊崇したところから、法皇山の名が生じたと言われている」
と書いている。

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■行先・位置
鳳凰山(鳳凰三山)
薬師岳 (標高点 [・2780] 2,780m)
山梨県韮崎市、北緯35度41分45秒・東経138度18分42秒
観音岳 (二等三角点 [観音岳] 2,840.4m)
山梨県韮崎市・南アルプス市、北緯35度42分06秒・東経138度18分17秒
地蔵岳 (標高点 [・2764] 2,764m)
山梨県韮崎市・南アルプス市、北緯35度42分43秒・東経138度17分55秒
■コース水平距離 21.8km(標高差 -314m)

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1日目は、夜叉神峠登山口から尾根伝いに歩いて南御室小屋テント場まで。
2日目は、テント場から鳳凰山(鳳凰三山)を縦走し青木鉱泉へ下山するまで。
【水平距離21.75㎞、沿面距離23.36m、累積標高差(+)2213m (-)2527m】
※2日目のドンドコ沢の下山路で電波を遮る深い森と悪天候でGPSの受信状態が悪化、3Dデータが得られず高度が狂ってしまった。

■ 10月2日(水) ■

今回はテント泊なので、荷物はいつもの日帰り夏山装備より少し増える。

〔いつもの日帰り装備〕
登山靴、ザック(ザックカバー附き)、レインウェア、化繊の長ズボン、化繊の長袖シャツ、靴下、帽子、サングラス、ヘッドランプ、ツェルト、エマージェンシーキット(救急セット・レスキューシート・細引き・ライター)、腕時計、多機能ナイフ、地図、コンパス、GPS、カメラ(一眼レフ、コンデジ、フィルター類)、手拭い、タオル、ロールペーパー、ウェットティッシュ、コッフェル・ストーブなど調理器具、ドリンクボトル、ペットボトル(スポーツドリンク・水・お茶)、行動食、日焼け止め、ビニール袋、その他(スマートフォン、財布)
〔追加〕
テント一式、シュラフ、中間着、食料、シェーバー、予備電池(カメラ・GPS・スマートフォン用)、アウトドア用書類ケース(山行計画書・筆記用具・切符・お金)、香美市の資源用ゴミ袋数枚
〔削減〕
ツェルト(テントと重複するため)

■ 10月3日(木) ■
山旅初日の3日は、南風とさくらを乗り継ぎ新大阪へ。
新大阪からの〔近鉄バス〕と〔山梨交通〕共同運行の〔クリスタルライナー〕は、朝7時00分に甲府到着の予定。
往路は山梨交通の夜行便専用いすゞ・ガーラだったが、復路に乗った近鉄バスの夜行便専用三菱ふそう・エアロキング)の方が2階建てでいい感じだった。

土佐山田 17:28 〔南風24号〕 → 岡山 19:41/19:58 〔さくら568号〕 → 新大阪 20:45/20:54 〔快速〕 → 大阪 20:45/22:00 〔クリスタルライナー〕 → 甲府駅南口 6:52

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南風24号の指定席に腰を落ち着けたらいつものように、缶ビールを開ける。
予報は、4日が曇りで5日は雨となっていてあまりよくない。

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好きだった500系の戦闘機のような先頭車両。

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岡山からは、N700系 〔さくら568号〕 で新大阪へ。

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バスは新大阪に寄らないので新大阪から大阪へJR神戸線で移動。
クリスタルライナーの乗場は 「地下鉄東梅田駅」 となっているが、大阪駅から地下街を歩いて数分先の 「東梅田駅7番出口(御堂筋沿い・SMBC日興証券ビル)」 なので、時間に余裕をもっておきたい。

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バスは東梅田を出ると名神高速上のバス停と京都駅で乗客を乗せ、名神高速道路・東名高速道路・中央自動車道を通って甲府へ向かう。
ワンマンなので仮眠のためPAなどで停車するが、乗客は下車できない。
中央付近右下にトイレがある。

■ 10月4日(金) ■
山旅2日目(登山1日目)は、甲府駅から夜叉神峠登山口までタクシーで移動、夜叉神峠登山口から夜叉神峠まで登って一服し、小さなアップダウンのある尾根沿いの道を南御室小屋のテント場(標高2,440m)まで歩いた。

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<南御室小屋テント場>

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■行先・位置
南御室小屋テント場
山梨県韮崎市、北緯35度40分56秒・東経138度18分59秒
■コースタイム
夜叉神峠登山口 9:17(43分)→ 夜叉神峠 10:00(5分)→ 夜叉神峠小屋 10:05/10:28(55分)→ ベンチ 11:23/11:29(11分)→ 杖立峠道標 11:40/11:44(2分)→ 大崖頭山 11:46/11:52(1分)→ 杖立峠道標 11:53/11:59(6分)→ 杖立峠 12:05(12分)→ 広場 12:17/12:22(42分)→ 苺平 13:04/13:09(16分)→ 南御室小屋 13:25
【3時間13分/標準コースタイム 5時間30分(山と高原地図)】
※コースタイム、標準コースタイムともに休憩時間は含まない
■コース水平距離 8.4㎞(標高差 1067m)
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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夜叉神峠登山口(1,380m)を起点に夜叉神峠、杖立峠、苺平を経て南御室小屋(2,440m)まで8.4kmの行程。
【水平距離8.42㎞、沿面距離8.65km、累積標高差(+)1310m (-)243m】

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バスは到着予定時間より少し速い7時前に甲府駅南口に着いた。

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南口(左)には、山交百貨店や武田信玄の銅像の建つ駅前広場があり、バス・タクシーの発着場になっていて、白峰三山縦走のときはこの付近で準備を済ませたが、コンコースを抜けて2010年に改修された北口に出てみた。
北口を出ると、最初に目についたのはへんな立体作品。
これは、北口に植えられている「シラカシ」のまわりに、県産ヒノキとスギの丸太を積み重ねて完成させた「緑の竜神」というオブジェでということだ。

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身支度を整え、もう1度南口へ出たら駅ビルのマクドナルドでソーセージマフィンのセット+ホットドッグの「朝マック」。
「さてどうするか・・・。」
夜叉神峠登山口へは、山梨交通「甲府駅・市営芦安駐車場~夜叉神峠登山口・広河原線」のバスが利用できるが、平日は始発が9時00分となっている。
お金ももったいないが、発車まで1時間半の待ち時間ももったいない。

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結局、バスを待てずにタクシーを利用して9時前に登山口に着いた。
甲府駅から夜叉神峠登山口までの料金は8,990円(停車時の時間加算なし)。
北アルプス1泊2食付きの山小屋料金とほぼ同じ。
(もったいなかったけど、しかたないな・・・。)

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9時17分、靴紐を締め直し登頂開始(9時17分)。

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緩やかなカラマツ林の九十九折を夜叉神峠に向かって登っていく。

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ハナイグチ(花猪口)は、夏から秋にかけ、カラマツ属の樹下に生えるキノコ。
歯切れが良く旨味がよく出るのでキノコ狩りの対象として人気が高い。

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「自然がなければ人間はいない」
所々に南アルプス市の芦安中学校生徒会の標語が掛けられている。

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<毒仲間3種>
赤い実のテンナンショウは、関東以西に生えるマムシグサ(蝮草)。
コタマゴテングタケ(小卵天狗茸)は、毒がないという説もあるらしいが・・・。
ヤマトリカブト(山鳥兜)は、本州(中部以北)に生える有名な毒草。

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先行者も、すれ違う人もいない登山道を歩む。

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10時00分、サルオガセが着床するカラマツが見えたら夜叉神峠に着いた。
ここは、鳳凰三山から高谷山を経て桃ノ木温泉へ下るルートと早川(白峰三山方面)へ越えるルートが交差する四叉路になっている。
南アルプス林道の夜叉神トンネルが400m下を抜けているので、歩く人はあまりいないのだろう、向かいの道は笹に覆われて三叉路にしか見えない。

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10時05分、登山口から48分で夜叉神峠小屋に着いた。

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小屋の前は広場になっていてベンチやテーブルがセットされている。
ま、「とりあえずビール」やね。

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ガスが少し晴れ、北岳と間ノ岳の稜線が見えてきた。

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10時28分、夜叉神の祠を拝んで夜叉神峠を後にした。
出発してすぐに、標高点 [・1793] のなだらかな丘と30mほど低い鞍部を通ったら、2,180mの杖立峠道標まで400m弱の登りになる。

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ヤマホタルブクロ(山蛍袋)は、キキョウ科ホタルブクロ属の多年草でホタルブクロの高山型。

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名前不明のノギク2種。

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  南御室小屋 090-3406-3404
  薬師岳小屋 090-5561-1242
  予約が必要です。
  お電話下さい。

(明日は雨だからなあ・・・ どうしようかな・・・)と思いつつ、そのまま通過。

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11時23分、坂の途中のベンチで休憩中、初めて登山者に遭遇。
下山してきたその方が言うには紅葉が「いい感じ」だったということだ。
その後、大きな三脚を背負った単独の男性とテント泊と思われる大型ザックの単独の女性とすれ違った。

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11時40分、夜叉神峠小屋から1時間6分で杖立峠道標に着いた。
ここは大崩頭山の西側を巻く場所で、西に下る尾根との分岐になっている。
ほんとの「峠」はもう少し先の鞍部ということになるらしい。
大崖頭山の山頂は、ケルン風道標のすぐ裏山なので登ってみることにしよう!

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11時46分、杖立峠道標から僅か2分で大崖頭山山頂に着いた。
(水平距離約 100m、標高差約 25m)
赤いテープに 「← 三角点 300m 大崖頭山」 とあるが、山頂より20mほど低いし、踏み跡もはっきりしないので見送ることにした。

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11時59分、杖立峠道標を出発、12時05分に杖立峠を通過。
黄色いキノコは、カベンタケか?カベンタケモドキか?

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13時04分、千頭星山・甘利山への分岐を右に見送ると苺平へ着いた。
杖立峠道標からちょうど1時間00分(休憩含まない)。

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道標に「辻山まで300m 30分」と書いてある。
(往復1時間?)たぶん、そんなにはかからないと思うが、今回はパス。

  夕食の受付は
  午後4時までです。
  遅くなる方はtel →
  09034063404
  南御室小屋

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鞍部に向かってすたすた下って行くと、前方から賑やかな声が聞こえてきた。
間もなく、しゃべりながら歩く若者2人組みを追い抜いた。

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13時25分、夜叉神峠登山口から※3時間13分で南御室小屋に到着。
入れ違いに出発した2人のおじさんたちは薬師岳小屋泊のようだ。
テント場があれば、自分も脚を伸ばしたいところなのだが・・・。
(※休憩・ビールタイム・大崖頭山山頂滞在込みで4時間08分)

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<小屋周辺の様子>
小屋の正面中央付近に水場、その奥にトイレと右奥に男子の小用トイレ。
左が薬師岳方面(北)で右が夜叉神峠方面(南)。
(3枚合成・クリックで拡大)

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反対側(西)がテント場になっていて、すでに1張り張られていた。
しばらくすると、手前で追い抜いた2人連れもやってきた。
夜叉神峠登山口を 「6時前に出た」 そうだ。(おっそ(遅)ー!)
「こっちは9時過ぎに出たんだけど・・・。」
初めてのテント泊なので「色々突っ込んだ」というザックの重さは18kgということだが、1泊2日で18kgは少し重過ぎる。
(18kgでも 「遅すぎる」 とは思うが・・・)

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自分のはザックは夏山日帰り装備の約 10kg+3kg 程度に収まっているはず。
増えるのはテントとシュラフ、中間着、調理器具・食料程度だ。
「鳳凰小屋テント場泊で翌日、地蔵岳に登って広河原へ下山、バスで夜叉神峠登山口へ帰る」 という2人を見送ってからテントを設営。
(あのペースだと鳳凰小屋に着いたら19時を回ってしまう・・・)

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シングルウォールなので、5分もあればテント完成!
前室がないことを嫌う人も多いが、雨の日の設営と撤収は楽だ。
フライも持っているので 「前室あり」 にもできるが、まだ使ったことはない。
以前、IBSに 「フライ無しの前室付き」 があって、欲しいと思ってたんだけど・・・。

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テントの設営が終わったら小屋でビールとツマミを調達。
350mlのドライが600円也、夜叉神峠小屋より100円高くなった。

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おつまみに、なとりのチーズかまぼこ350円(450円だっけ?)とナビスコのリッツビッツサンド レモンクリーム150円

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アルファ米のピラフができるまで 「賞味期限切れ」 のソイジョイを1つ。
非常食として持っていても、時々食べないと無駄になる。
行動食には木の実やドライフルーツを混ぜたトレイルミックスが重宝だ。

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3時前には、件の2人が帰って来てテントを張り始めた。
体力的にも時間的にも 「無理」 と判断したそうだ。
(それが賢明だろう)

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各々が新品のステラリッジを張るのだが、30分ぐらいかかったようだ。
「家で立ててみたんですけどね・・・。」
「ペグを使うのは初めてで・・・。」
(なるほど・・・・・・。)

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(雨が降ってたらフライを掛ける前に水浸しになっちゃうよ・・・)

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夕飯の支度が始まったのか、小屋の煙突から煙が上り始めた。
ただし、今夜この小屋に宿泊した登山者はいなかったはずだ。
男子小用トイレの壁に 「 antena-m4.jpg Foma Au → 」 と書いてある。

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トイレの前を通って行くと、紅葉した木々の中を抜けた先に開けた場所があり、auでLTEがOKだった。

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6張り中、5張りがダブルウォールで、少数派?のシングルウォールは、
自分の G-LIGHT X のみだ。
17時前の気温は13℃、ジップシャツとライトシェルだけでも寒くない。

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今夜の夕食は、大好きなカレーライス。
ちょっと湯が多すぎたか?

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(上善をおいてあるとはありがたい・・・)
夕食を取り、小屋にあった純米酒を飲んだらあとは寝るだけ。
17時30分頃には横になった Zzz・・・Zzz・・・。

▶ 2日目へ



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土佐矢筈山 2013.9.29

登山イベントの下見?ということで矢筈山へ。
しかも、登山口まで自転車で行ってやろうとしたのだが・・・・・・。

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<香美市物部町笹 角屋付近>

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■行先・位置
矢筈山 (三等三角点 [矢筈山] 1606.5m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度48分18秒・東経133度53分36秒
■コースタイム
〔自転車〕
大栃ふれあいプラザ 7:08(20分)→ 笹口・県道分岐 7:28(34分)→ 笹上公会堂付近 8:02/8:09(17分)→ 笹口・県道分岐 8:26(16分)→ 大栃ふれあいプラザ 8:42
<行き 54分 帰り 33分 計 1時間27分>
〔登山〕
駐車場 9:47(1分)→ 矢筈山登山口 9:48(45分)→ 矢筈山 10:33/10:35(31分)→ 矢筈山登山口 11:06(1分)→ 駐車場 11:07
<行き 46分 帰り 32分 計 1時間18分>
■コース水平距離 3.4㎞
■天気 曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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香美市物部町大栃のふれあいプラザ駐車場から物部町笹角屋(笹上公会堂付近)まで
【自転車往復24.6km、標高差310m、累積標高差(+)505m(-)489m】

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矢筈山峠の登山口から山頂までは
【水平距離往復3.4km、標高差360m、累積標高差約(+)413m(-)417m】

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○○年前に登山口まで自転車で行ったことがある。
しかも未舗装の時代。
林道笹笹上線が登山口まで全線舗装されたのは、よさこい高知国体の山岳競技(縦走)が矢筈山で開催された2002年。

大栃のふれあいプラザ駐車場を出発したのは午前7時8分。
天気が良ければ立花付近の剣道から左奥に矢筈山が見えるはずだ。

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笹・角屋の笹上公会堂を通過したのはスタートから54分後。
晴れていれば、ここからも前方に矢筈山が見えるのだが・・・。
K隊員の自転車はディレイラーの調子が悪く変速がうまくいかない。
登山口まで自転車で行きよったら「登ることにならん!」
ということで、一旦ふれあいプラザまで引き返し、車で出直すことにした (^^;)

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大栃から矢筈峠まで車だと1時間程度だが、自転車だと5時間かかるはず。
昼頃と予定していた登山開始が9時47分へと早くなった。
上り坂は車がダントツ速いね。

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駐車場から目と鼻の先の矢筈峠登山口から登り始める。

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ぱっと見、ツキヨタケ。
(でかいきのこだな・・・)
ツキヨタケなら柄が端っこに寄っていて、付け根に少し盛り上がったツバがあるはずなのに、めくってもないし、柄が中央近くにあり少し長い・・・・・・。

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1400m付近から上は完全にガスっている。
今日は登山日和ではない。

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イシヅチウスバアザミ(石鎚薄葉薊)?とオヤマリンドウ(御山竜胆)。

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雨に浸食された登山道は、横に付け替えられて歩きやすくなった。

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ニシキギ(錦木)が色づき始めていた。
「ピンクがかった赤」 がいい感じ。

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ヤマボウシの赤い果実は甘くて食べることができる。
ジャムや果実酒への加工もOK。

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ツルリンドウ(蔓竜胆)は花が終わるとルビー色の実を付ける。
生食に向かないが、果実酒に利用されるらしい。

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侵食された以前の登山道は側溝のようになってしまった。

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笹の葉の間から顔を出し、笹が花を咲かせたように見えるヤマラッキョウ。

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稜線が近づいてきたら山頂までもう一息。

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10時33分、登山口から45分で山頂に着いた。

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<基準点の概要>
基準点コード:TR35033576101
等級種別:三等三角点
冠字選点番号:坐35
基準点名:矢筈山

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何も見えないしお昼には早いので、わずか2分の滞在でさっさと下山。
矢筈だけだったら運動不足だが、自転車をこいだ分を足すとまずまずやね。

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駐車場に駐車中の車は全部で4台。
途中ですれ違った1組を除く2組は小桧曽山まで足を伸ばしたのかな。
矢筈だけでは物足らないだろう。

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今日の一杯は、日清「サイリウムヌードル チキンタンメン」。
「麺に天然食物繊維「サイリウム」を練りこんだ"おなかの調子を整える"特定保健用食品。チキンをベースに、野菜の旨みを加えたタンメン風スープ。」
エネルギー:164kcal 食塩相当量:3g サイリウム種皮由来の食物繊維:4.5g。
あっさり「し過ぎ」で山には不向き (^^;)



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槍ヶ岳 2013.9.19~23③

■ 9月22日(日) ■
山旅4日目(登山3日目)は、槍ヶ岳山荘を早立ちし、大喰岳を経て中岳へ、
中岳で御来光を拝んだ後、稜線分岐から氷河公園を巡って槍沢コースに合流し槍沢ロッジを経て上高地へ帰るまでの行程。

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<日の出前の槍ヶ岳>

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■行先・位置
大喰岳 (標高点 [・3101] 3,101m)
長野県松本市・岐阜県高山市、北緯36度26分09秒・東経137度38分46秒
中岳 (標高点 [・3084] 3,084m)
長野県松本市・岐阜県高山市、北緯36度19分47秒・東経137度38分48秒
■コースタイム
槍ヶ岳山荘 3:48(28分)→ 大喰岳 4:16/4:23(40分)→ 中岳 5:03(御来光)/5:41(18分)→ 鞍部 5:59(朝食)/6:20(32分)→ 稜線分岐 6:52/6:55(1時間12分)→ 天狗原 8:07/8:15(18分)→ 天狗池 8:33/8:45(29分)→ 天狗原分岐 9:14/9:17(31分)→ 水俣乗越分岐 9:48(23分)→ ババ平 10:11(20分)→ 槍沢ロッジ 10:31(ビールタイム)/10:47(27分)→ 一ノ俣 11:14(37分)→ 横尾 11:51/12:02(45分)→ 徳沢 12:47(昼食)/13:18(44分)→ 明神 14:02/14:08(9分)→ 穂高神社・明神池 14:17(観光)/14:31(46分)→ 河童橋 15:17(2分)→ 西糸屋山荘 15:19
【8時間41分/標準コースタイム 10時間55分(山と高原地図)】
※コースタイム、標準コースタイムともに休憩時間は含まない
※11時間31分(休憩・朝食・昼食・御来光待ち含む)
■コース水平距離 24.0㎞(標高差 -1560m)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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槍ヶ岳山荘から大喰岳・中岳を縦走し、氷河公園(天狗原・天狗池)を経て上高地へ下山するまでの行程。
【水平距離24.00㎞、沿面距離24.52km、累積標高差(+)626m (-)2192m】

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起床は3時前、廊下やトイレには常夜灯が灯っているので安心。
身支度を整え山荘を出発したのは3時48分。
気温は霜柱ができるほどで、じっとしてると寒い。
朝食は夕べのうちに弁当にしてもらってある。
というのも、今日は、稜線上での日の出や天狗池など少し欲張った行程なのだが、上高地にはなるだけ早く下りたいからだ。

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テント場を抜け、飛騨乗越まで下ると大喰岳への登りとなる。
暗いのでゆっくり前進。

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4時16分、山荘から28分で大喰岳山頂(標高点・3101)に到着。
槍ヶ岳のシルエットとテントの明かりを確認したすぐに出発。

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中岳山頂が近づく頃と東の空がオレンジ色に染まり始めた。

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5時3分、大喰岳から40分で中岳山頂(標高点・3084)に着いた。
分岐のすぐ東側が山頂。
紫色の空に、いよいよ朱が混じり始めた。
日の出まで30分ほどあるが、ご来光は中岳山頂で待つことにした。

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5時12分、日の出20分前の槍ヶ岳(ISO 6400で撮ったので少し荒れている)。

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5時17分、富士山や南アルプスの青い稜線が見え始めた。

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5時24分、日の出直前の槍ヶ岳。

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5時25分、中岳から真東に横通岳、常念乗越、常念岳の稜線が見える。

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5時28分、日の出直前の槍ヶ岳。

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5時30分、日の出直前、雲も体も赤く染まる。

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5時32分、常念岳の少し左から陽が登り始めた!

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5時33分、常念岳と御来光。

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5時35分
、神々しい御来光!

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5時36分、日の出直後のモルゲンロートで赤に染まる槍ヶ岳。

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5時37分、モルゲンロートの穂高連峰。

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5時40分、明るくなった槍ヶ岳(5時40分38秒)。
「さあ、そろそろ出発しようか!」

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5時41分、ご来光を拝んだら、前方に穂高を見ながら中岳を出発!
朝食は少し下った先の風の吹かない鞍部がいいだろう。

IMGP2751vga.jpg IMGP2760vga.jpg
蒲田川を挟んで西に聳える飛騨の名峰、笠ヶ岳に陽が射してきた。

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6時00分、中岳から下ること18分の標高点 [・2986] との鞍部で朝食をとった。
早朝から行動しているので、もうおなかぺこぺこ。

P1250014vga.jpg P1250018vga.jpg
竹の皮に包まれた槍ヶ岳山荘名物の「ちまき弁当」がなななかいい味!

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朝食を済ませて6時20分に鞍部を出発。
標高点 [・2986] までに、ちょっとした岩場の通過がある。

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稜線の西には、すっかり明るくなった笠ヶ岳と遠くに白山。

IMGP2775vga.jpg IMGP2776vga.jpg
6時52分、中岳から50分(朝食時間除く)で主稜線と天狗原の分岐に着いた。

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標高点 [・2986] と南岳(三等三角点 [北穂高] 3,032.7)との鞍部にあるこの分岐から横尾尾根上部の小さな尾根を東に下る。
中央下に横尾尾根、右下に屏風岩、奧には常念岳と蝶ヶ岳の稜線。

IMGP2786vga.jpg IMGP2788vga.jpg
6時55分、天狗原に向かって出発。

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右手に北穂と前穂の岩稜や遠く南アルプスの稜線を見ながら尾根を下る。

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ルートは横尾尾根上部、標高点 [・2729] との鞍部を左へ折れる。

P1250031vga.jpg P1250032vga.jpg
まだ花が残っていたコイワカガミとアオノツガザクラ。
コイワカガミ(小岩鏡)は、イワウメ科イワカガミ属の多年草。九州から北海道の高山の岩場や草地に生えていて、イワカガミの変種(高山型)とされている。
アオノツガザクラ(青の栂桜)は、ツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木で北海道・本州(中部以北)に分布し、高山帯の雪渓近くで見かける。

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並んで腰を下ろせる岩の上で槍ヶ岳を見ながら一休み。
3日間とも天気がよくてよかった。

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槍ヶ岳を左に見ながら天狗原へと下る。

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色づき始めたウラジロナナカマドと槍ヶ岳。

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春先の雪がまだ残る天狗原の氷河公園。

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天狗原から稜線へ登る登山者の方にシャッターを押していただいた。
「旅の恥は掻き捨て」とは言え、団体でやると少し恥ずかしいような気も (^^;)

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ウラジロナナカマドと槍ヶ岳。

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槍ヶ岳周辺の標高2500m付近には野生のブルーベリーが多い。
クロウスゴ(黒臼子)は、ツツジ科スノキ属落葉低木。
6~7月に壺型の淡い緑から淡い紅色の花を咲かせ、秋に黒い実を付ける。
クロウスゴの実は花の落ちた痕が五角形の臼の様に凹んでいる。
甘酸っぱくてそのまま食べても美味しいし、ジャムや果実酒にもなるが、高山植物なので沢山採ってはいけない

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天狗原を天狗池へと下る。

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チングルマ(珍車、稚児車)は、バラ科チングルマ属の落葉小低木で北海道・本州(中部以北)の高山帯に分布し雪渓周辺の草地や砂礫地に生える。
花が終わって花柱が放射状に広がって、葉が紅葉している。
ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草で北海道・本州(中部以北)の亜高山~高山帯の草地、砂礫地に生える。
アキノキリンソウの高山型で別名はコガネギク。

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ウサギギク(兎菊)は、キク科ウサギギク属の多年草で本州(中部以北)・北海道の亜高山帯~高山帯に分布、由来は葉の形がウサギの耳に似ているから。
ミヤマリンドウ(深山竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の多年草。
北海道・本州(中部以北)の高山帯のやや湿り気のある草地に自生する。
天狗原付近でよく見かける

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<天狗池と逆さ槍・縦>
天狗原分岐から天狗池を見に来る人が多いので、ギャラリーは20人近い。

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<天狗池と逆さ槍・横>

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ツバメ岩の上部はダケカンバの黄葉が美しい。

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ツバメ岩と赤い実のウラジロナナカマド。

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クロトウヒレン(黒唐飛廉)は、キク科トウヒレン属の多年草で日本固有種。
本州(東北南部~中部)の主に日本海側に分布し、高山の草地に生える。
分類上は、シラネアザミ(白根薊)の変種とされ、基本種に比べると花がやや大きく、花柄がない点が特徴。
よく見ると、ハクサンフウロには何かの幼虫がとまっている。

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天狗原分岐付近のチングルマと槍ヶ岳。
そろそろ槍ヶ岳の姿も見えなくなる。

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9時14分、天狗池から29分で天狗原分岐を通過。
山荘から直接下ってくると 1時間40分の行程だが、遠回りしたので 3時間57分(5時間27分:休憩・朝食・御来光待ち時間含む)のコースタイム。

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9時48分、天狗原分岐から31分で水俣乗越分岐を通過。
10時41分、水俣乗越分岐から23分でババ平の槍沢キャンプ場を通過。

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10時31分、槍ヶ岳山荘から 6時間43分(休憩・朝食・御来光待ち時間含む、
歩行時間 5時間11分)で初日に宿泊した槍沢ロッジまで帰ってきた。

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おなかも空いたけど、喉も渇いた~!

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河原でお昼ね、いいねー!
11時14分、槍沢ロッジから27分で一ノ俣を通過。
おなかが空いているので先を急ぐ。

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11時51分、一ノ俣から37分で賑わう横尾まで帰って来た。
ちょっとしゃれている?ので「徳沢ロッジの道草食堂でお昼にしたい!」

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というメンバーの要望で横尾ではトイレ休憩のみで出発。

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12時47分、横尾から45分で徳沢に着いた!
おなかが空いているので速い速い!

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またカレー?と言われても、「手作りカレー」というのが気になる。
食後のデザートにソフトクリームも。

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昼食を済ませたら徳沢を出発。
徳沢キャンプ場もなかなか賑わっている。

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14時02分、徳沢から44分で明神。
「みんなあ健脚やねー!」
時間は15分ほど長くなるが、同じ道を避けるため右岸側を帰ることにした。

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明神から梓川に架かる明神橋を渡って穂高神社の鳥居を潜る。

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日本近代登山の父、W・ウェストンの山案内人として知られる上條嘉門次によって明治13(1880)年に建てられた〔嘉門次小屋(かもんじごや)〕は観光客で賑わっていた。

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明神池の入口に鎮まる穂高神社奥宮を参拝。
穂高神社の御祭神は穂高見命で、安曇野市穂高の本宮(里宮)のほか、上高地に奥宮、奥穂高岳山頂の嶺宮があり、「日本アルプスの総鎮守」として登山者に親しまれている。
※穂高神社へは拝観料(大人ひとり300円)が必要。

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明神池は、梓川の古い流路が明神岳からの崩落によってせき止められてできた池で、一之池と二之池の大小2つからなり、穂高神社の神域となっている。
別名を「鏡池」「神池」とも呼ばれる。

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自然探勝路に戻ったら明神池から梓川へと流れ出る沢沿いに歩く。

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横尾から平坦な道を10km余り、そろそろ歩くのにも飽きてきた。

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岳沢からの小さな沢と岳沢湿原を涵養する善六沢の緩やかな流れ。

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岳沢湿原の木道を歩いて、河童橋右岸の袂へ出た。

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15時19分、槍ヶ岳山荘出発から※8時間41分で西糸屋山荘に帰ってきた。
ゆっくり風呂につかったら、夕食までの時間は談話室で「岳」を読んだ。
※11時間31分(休憩・朝食・昼食・御来光待ち含む)

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夕食の御献は、和え物や沢蟹甘露煮などの前菜に信州サーモン、大岩魚の造り、岩魚姿塩焼き、揚げ出し饅頭、牛ステーキ、サーモン茄子射込み揚げ、銀杏ころも揚げなど。

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■ 9月23日(月) ■
山旅最終日は、8時に予約してあるジャンボタクシーで上高地から松本へ出て、9時52分の「しなの6号」、名古屋から「のぞみ25号」、岡山から「南風13号」と乗り継ぎ高知へ帰る予定だったが・・・。

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歩行は、西糸屋山荘から河童橋を経て上高地バスターミナル横のタクシー乗場までの、わずか0.6km。
<水平距離0.63km、沿面距離0.63km、累積標高差(+)11m (-)11m>

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タクシーを8時に予約してあるので、少し早めに7時からの朝食。

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山荘の方にシャッターを押してもらって山荘をあとにした。
河童橋では通りがかりのトレイルランナー?にシャッターを押してもらった。

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「また来るぞ~!」
バスターミナル横のタクシー乗場で予約してあったアルプス交通のジャンボタクシーが待っていた。

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運転手さんが寄ってくれたので、いつも車窓から見るだけだった大正池の畔に初めて降り立っみた。

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JR松本駅西側の「アルプス口」でタクシーを降りてコンコースへ上がる。
お土産は西糸屋で十分買ったはずだけど、また土産屋へ。

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名古屋までは、383系制御付き自然振り子式電車の〔ワイドビューしなの6号〕。
ところが、この列車、保安装置が働いたとかで山の中で止まってしまった。
点検が済んで動き出したのは約9分後だ。
名古屋駅の新幹線への乗り継ぎ時間は11分、残り2分しかないのだ!
結局、乗り継ぐことができず、次の列車に席を取ってもらって岡山へ。
新幹線は「まし」だが、南風は「1時間に1本」しかない。
(御嶽山の帰りも10分遅れて駅員に誘導されながら走ったことがあるが、その時は1人だったし、4分残っていたのでかろうじて乗り継いだ。)

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名古屋から岡山までは、N700系〔のぞみ107号(25号から変更)〕。
弁当は名古屋駅の定番「みそかつ&エブフリャ~」を食べる予定だったのに、車内販売の、ちょっと高い「特製幕の内」になってしまった。

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岡山からは、2000系〔南風15号(13号から変更)〕
指定席は満席だったので、早めに並んで自由席を確保した。
しかし、9分遅れたおかげで、6人分を固めて取ってあった新幹線と南風の席を変更させられた上、帰りが1時間遅くなってしまった。

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槍ヶ岳 2013.9.19~23②

■ 9月21日(土) ■
山旅3日目(登山2日目)は、槍沢ロッジから大曲、水俣乗越を経て東鎌尾根を歩き、槍ヶ岳山荘から槍ヶ岳山頂を往復するまでの行程。

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<槍ヶ岳と北鎌尾根の絶景>

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■行先・位置
槍ヶ岳 (標高点 [・3180] 3180m)
長野県大町市・松本市、北緯36度20分31秒・東経137度38分51秒
※山頂の二等三角点 [槍ヶ岳] は、埋設・固定されていないため「亡失」扱い。
■コースタイム
槍沢ロッジ 6:30(27分)→ ババ平(槍沢キャンプ場)6:57/7:05(28分)→ 大曲(水俣乗越分岐)7:33/7:39(30分)→ 休憩 8:09/8:19(25分)→ 水俣乗越 8:44/8:56(11分)→ 写真撮影 9:07/9:17(54分)→ 休憩 10:11/10:26(44分)→ ヒュッテ大槍 11:10(ビールタイム)/11:27(44分)→ 槍ヶ岳山荘 12:11(受付)/12:33(20分)→ 槍ヶ岳 12:53/13:28(20分)→ 槍ヶ岳山荘 13:48
【5時間3分/標準コースタイム 7時間10分(山と高原地図)】
※コースタイム、標準コースタイムに休憩時間は含まない。
■コース水平距離 5.9㎞(標高差 1357m)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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槍沢ロッジから大曲、水俣乗越を経て展望の東鎌尾根を槍ヶ岳山荘へ。
槍ヶ岳山荘からは今回の目的地、槍ヶ岳をピストンする。
【水平距離6.57km、沿面距離7.02km、累積標高差(+)1509m (-)243m】
※標高差は槍沢ロッジから槍ヶ岳山頂まで

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ロッジの朝食は5時30分から。
空いている席もあるので夕べ(金曜日)はあまり混雑しなかったようだ。

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鮭にゴボウのキンピラ、オクラ、出汁巻卵、漬物、味付け海苔、味噌汁の朝食。
ご飯のお代わりでエネルギー充填。

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ラジオ体操(ルフィーバージョン)で体をほぐして、6時30分にロッジを出発。

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6時57分、槍沢ロッジから27分でババ平の槍沢キャンプ場に着いた。

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テント場は、槍沢ロッジが現在地へ移る前の槍沢小屋 があった所で、ロケーションは悪くないが、ロッジから遠いのが難点(生ビールが飲めない)。
気温は7℃と涼しい。

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ミヤマシシウド(深山猪独活)は、セリ科シシウド属の多年草。
本州(東北南部~中部)の亜高山帯~高山帯の草地、林縁に分布。
草丈は50~150cmとでかい植物だが、花火のようできれい。

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目覚めたとき多かった雲が消え、青空が広がってきた!
天気は期待できそうだ。

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ミヤマセンキュウ(深山川きゅう)はセリ科ミヤマセンキュウ属の多年草で北海道・本州(中部以北)に分布、山地帯から亜高山帯の林縁などに生える。
葉の切れ込みと葉柄下部の鞘状の膨らみ、細長い小総苞片などが特徴。
キソアザミ(木曽薊)は、キク科アザミ属の多年草で北アルプス中南部から中央アルプスにかけて分布している。
この辺りに咲いているアザミはほとんどこれだろうと勝手に思っている。

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7時33分、大曲の水俣乗越分岐に着いた。
6人グループがゆっくり歩いて槍沢ロッジから55分(63分 トイレ休憩含む)。

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3連休なので、遅くなると山頂と山荘が混むことやメンバーの体力差などを勘案し、当初は槍沢コースで計画していたが、メンバーの意見も聞いて展望の良い東鎌尾根を登ることにした。
北鎌狙いだった2011年の夏、悪天候で諦めたので見ていない「水俣乗越から天上沢下るルート」の様子も確認しておきたい!

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少し登ると大喰岳~中岳の槍穂主稜線が見えてくる。
「いい天気やねー!」

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タケシマランの赤い果実とサンカヨウの青い果実。

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ヒロハユキザサ(広葉雪笹)の果実とオヤマリンドウ(御山竜胆)の蕾
オヤマリンドウは、亜高山帯の湿地や草地に生える秋を代表する花の一つ。

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休憩中、明日のルートをメンバーにレクチャー。
「明日は、向こうに見える稜線を歩いて、
左の方の小さな尾根を、岩がゴロゴロしている辺り(天狗原)まで下って、
天狗池で逆さ槍を見たら正面のでかい岩(ツバメ岩)の下を通って、
槍沢の登山道に合流する・・・。」

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「いいねー !」

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「いいねー !! いいねー !!」

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「いいねー !!! いいねー !!! いいねー !!!」

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かなり高度が上がってきたのでそろそろ水俣乗越の分岐に着くはずだ。

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「お~!北穂の小屋が見える~!」
「すごい所に建っちゅうねー。」

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8時44分、大曲の分岐から55分(標準コースタイム 1時間30分)で水俣乗越の表銀座縦走路に合流した。
※休憩時間込みで 1時間05分
先行のお2人は、キタカマ行きの男性ガイドさんと女性登山者のペアだった。
「いいねー!」

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天上沢の白い川筋や北鎌沢の位置、北鎌のコルの所在が確認できる。
2009年にテントを張った北鎌沢出合い付近も見ることができた。

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天上沢への「踏み跡」もしっかりしている。

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一息入れたら東鎌尾根に取り付く。

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それにしても、丈夫にお肌をガードしてるなあ。
高山の紫外線が強いとは言え、年に1度のアルプスだ。
つばの広い帽子と日焼け止めクリームだけで「なんとかならん?」

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燕岳や大天井岳、さらには後立山から白馬岳付近の山々まで見えている。

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「岳 みんなの山」を全巻読んだというNさんは、三歩が飲んでいた「燕ブレンド」が印象に残っているらしく、「ツバクロ!ツバクロ!」と連呼する。
「ツバツバ、ツバツバ、・・・」じゃないきましやね (^^;)

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「お~!槍が見えてきたー!」
北鎌尾根もくっきり!

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(これ以上ない!)と思えるような登山日和♪
「まだ遠いね~。」

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「待ってろー!」

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ブログ用データは見易さとデータ量からアスペクト比 4:3 のVGAを使っているが、このカットは北鎌尾根と独標が入るように〔K5Ⅱs〕オリジナルの 3:2 にした。
※一眼レフのアスペクト比はフィルム、デジタル共に 3:2 に設定され、コンパクトデジカメはPCの従来型ディスプレーと同じ 4:3 が主流になっている。

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位置を変えてもう1枚。

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シラタマノキ(白玉の木)は、ツツジ科シラタマノキ属の常緑低木で中部以北の亜高山帯以上の比較的乾燥した場所に生える。
夏に赤身を帯びた白い釣り鐘型の花を咲かせ、秋に白く熟した実を付ける。
実は白い萼が多肉質になって果実を包んだもので、甘酸っぱくサロメチールの独特な味がするので好き嫌いがある。
アカモノ(赤物)はツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木で北海道・本州(近畿以北)・四国の低山帯~亜高山帯の日当たりのよい場所に生える。
初夏に赤い萼の白い釣り鐘型の花を咲かせ、秋に赤く熟した実を付ける。
実は赤い萼が多肉質になって果実を包んだもので、甘酸っぱい。
どちらも1~2個味わうだけにしておこう。

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オオヒョウタンボクは食べない方がよい。
イワツメクサ(岩爪草)は、ナデシコ科ハコベ属の多年草で本州(中部)の高山の分布、礫地や岩場でよく見かける。
ミヤマハコベに似ていて、5枚の花弁が深く切れ込んで10枚に見える。

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右端にチムニーらしき部分もみえるけど・・・。

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尾根上に木の梯子が点在するが、危険な所はない。

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ちょっとだけ緊張する3段になった下りの鉄梯子。

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「いいねー!」

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とにかく「えい!」

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道標には「槍ヶ岳ビューポイント ヒュッテ大槍 あと40分です。」とある。
(ビール冷えてるかな?)

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北鎌尾根〔独標(2899m)〕付近の様子。
1回目は貧乏沢を下って天上沢で野営したものの、雨で撤退。
2回目は水俣乗越からの計画だったが、雨だったので大キレットに変更。
と、2回とも雨で断念している(早く行ってみたい)。

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「山頂に人がいるのが見えるねー。」

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11時10分、水俣乗越からのコースタイム※1時間49分(標準コースタイム 2時間10分)でヒュッテ大槍に到着。
(※休憩時間込みで 2時間14分)

P1240914vga.jpg P1240918vga.jpg「ドラ~イ!」
尿酸値は低いので(4.0未満)、いつでもビールOK!

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「よし!あと少しだー!」

IMGP2511vga.jpg IMGP2513vga.jpg
殺生ヒュッテの上部を通過中。
後方の常念岳と蝶ヶ岳を結ぶ稜線の奧に八ヶ岳(蓼科山、硫黄岳、赤岳)、
蝶ヶ岳の右手奥に富士山と南アルプス(左から甲斐駒ヶ岳、北岳、塩見岳、赤石岳)が見える。

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紅葉したミヤマダイコンソウの葉と終わりかけのトウヤクリンドウ。

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山頂直下のトラバース、あと少しで小屋へ着く。

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槍ヶ岳分岐で槍沢コースを合わせると槍ヶ岳山荘は目の前に。

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12時11分、槍沢ロッジから ※4時間23分(標準コースタイム 6時間10分)で
槍ヶ岳山荘に着いた。
山頂アタックの前に受付を済ませて、個室をゲット!
3連休初日の土曜日だけあって小屋は込んでいてテント場も既に受付終了。
※飲食・休憩時間込みで 5時間41分。

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受付を済ませたら山頂へGo!

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山荘のある西側から穂先の南面に取り付く。
少し登ったら小さな尾根状の部分を北側へ越えて溝状の部分を登る。
上部に最初の梯子が見えてくる。

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最初の梯子をクリアして、小さな梯子とピンを通過すると、いよいよ山頂直下の梯子が見えてくる。

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頂上直下の梯子は2段になっていて上り下り専用が1組ずつ。
青空に向かって慎重に「急いで」登る。

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12時53分、山荘から20分ちょうどで槍ヶ岳山頂に登頂!
槍沢ロッジからのコースタイムは、4時間43分(標準コースタイム 6時間40分)。
※飲食・宿泊受付・休憩時間込みで 6時間23分。

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山頂には風雪にさらされて角が取れた柱石らしき御影石はが存在するが、二等三角点 「鎗ケ岳(槍ヶ岳ではない)」の現況状態は 「亡失」 となっていて、国土地理院の地形図では精度の低い標高点 [・3180] のみとなっている。

<基準点の概要>
基準点コード TR25437451101
等級種別 二等三角点
冠字選点番号 波13
基準点名 鎗ケ岳
成果状態 亡失
現況状態 亡失

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まだあまり混んでなかったが、写真撮影はしばらく順番待ち。
ちょっと待ってもらって「ヤマネチ!」

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山頂にいるグループや個人でシャッターを交代。
いつでも来られる所じゃないので記念撮影ぐらいはしておきたいというものだ。

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<南>
南には、明日歩く大喰岳、中岳から南岳、穂高連峰へと続く主稜線。
西穂の山頂付近は雲に覆われている。

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<南西>
左下に槍ヶ岳山荘とその上に錫杖岳、右奥には飛騨の名峰 笠ヶ岳。

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<北西>
西鎌尾根(左)と硫黄尾根(右)分岐点(中央付近)のすぐ後に樅沢岳。
その左奧に双六岳と山頂付近を雲に覆われた黒部五郎岳。
中央奧に三俣蓮華岳と鞍部の右に白っぽい鷲羽岳とその右に水晶岳(黒岳)。
鷲羽岳のずっと奥にはどっしりとした山容の薬師岳。

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<北>
祠の後方左端に水晶岳。
祠のすぐ右の白っぽい山は野口五郎岳。
野口五郎岳の真上奥は立山。
右奧には鹿島槍ヶ岳など後立山の山々と白馬岳が見える。

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<北北東>
祠の右下には北鎌尾根と独標。
独標の上奧の黒っぽい三角は唐沢岳。
その手前右の白い花崗岩の稜線が燕岳。
よく見れば燕山荘が確認できる。
右端に大天井岳。

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13時28分、山頂からの展望を堪能したら山頂滞在時間35分で下山開始。

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登り下り共通部分は道を譲り合いながら下る。

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途中からは下り専用コース。

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大勢の登山者で賑わう山荘前のテラス、後方には主稜線の大喰岳。

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ザックを部屋に片付たらテラスで「カンパーイ!」
少し遅い昼食は、もちろんカレーライス (^^;)

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お腹を満たしたら、山荘裏の西鎌尾根方面を散策。
少し下った展望台から西鎌尾根と北アルプス北部の山々を望むことができる。

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14時40分、穂先がかなり混雑してきたようだ。

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16時30分、フロントと売店の様子。

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16時49分、もうすぐ夕食なので1階に下りてみると、長蛇の列ができていた。
記念写真を撮るのも順番待ちが大変だろうなあ(16時40分)。

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自分たちの夕食は5時からで、受付や売店から見たら地下になる食堂へ。

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今晩の夕食は豚肉がメインにポテトサラダとポテトフライ、デザート付き。

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17時36分、夕食を終え外に出てみると、山頂へはまだまだ長い列が・・・。
往復に3時間かかった人もいるらしい。
早く登っててよかった (^_^;)

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飛騨側の蒲田川上流から滝雲が西鎌尾根を千丈沢へと越えていく。

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白山の右側に間もなく夕日が沈む。
(今日の山行はよかったなあ。)

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日没後の笠ヶ岳と白山のシルエット。

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部屋に帰ったらもう1度「かん~ぱい!」
明日は早立ちなので、8時には就寝 Zzzzz (*´?`*)

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