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三嶺さんぽ通信

筑波山(つくばさん) 2011.3.28

筑波山の標高は百名山の中では最も低く、877mと三嶺の半分にも満たないが、だだっ広い関東平野にすっくと立つ姿は始めてでも見間違うことは無い。ロケーションが良いのでアマチュア無線用のレピータも設置されている。男体山(871m)と女体山(877m)の双耳峰のりっぱな山容は独立峰に見えるが八溝山地(やみぞさんち)の最南端ということになる。

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<「オークラフロンティアホテルつくば」の客室から見た筑波山>

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■行先・位置
筑波山 (男体山 標高点 871m ・ 女体山 一等三角点 [筑波山] 877m)
茨城県つくば市、北緯36度13分31秒・東経140度06分24秒(女体山)
■コースタイム
筑波山神社 8:49(35分)→ 男女川源流 9:24(19分)→ 御幸ヶ原 9:43(6分)→ 男体山 9:49/9:56(8分)→ 御幸ヶ原 10:04(10分)→ 女体山(筑波山山頂)10:14/10:36(18分)→ 弁慶茶屋跡10:54(14分)→ つつじヶ丘11:08
【筑波山神社 → 男体山 1時間00分 男体山 → 女体山 18分 女体山 → つつじヶ丘 32分 計 1時間50分】
■コース水平距離 5.4km ■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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参考:MAPPLE「山と高原地図」のコースタイムは 3時間50分

時間があればついでに登りたいと思いコースや所要時間などの下調べをしておいたのだが、大震災の影響でケーブルカーもロープウェイも止まっていた。もともと歩いて登る積もりなのでそのことは問題無いが、肝心の登山道が「入山禁止」となっている。山行2日前の 26日(土)にはケーブルとロープウェイが運行を再開したのに登山道は相変わらず「入山禁止」のままだ。

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当日朝、ホテルを出て駅まで行ってみると筑波山への直行バスも3月いっぱい「運休」となっていた・・・・・・。仕方が無いので手前の「筑波山口」行きのバスへ乗った。

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<バスの車窓から見た筑波山>

筑波山口から筑波神社入口を経てつつじヶ丘へ行くバスは、便数が少なく接続があまりよくないので予定の行程「おたつ石コースを登り御幸ヶ原コースを下山(つつじヶ丘 → 女体山 → 男体山 → 筑波山神社)」を逆にして手前の筑波山神社までタクシーに乗った。ロープウェイのあるつつじヶ丘の方が筑波山神社より標高が高いので時間短縮を狙っていたのだが、自分の場合、どっちでもあまり関係ないようにも思えるし、本来は表参道を登るべきだろう。その上、タクシー代も節約できる(筑波山口~筑波山神社は約 1,200円)。

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登山道とケーブル、ロープウェイはほぼ平行しており、ケーブルがOKで歩いちゃダメというのもおかしな話で、タクシーの運転手さんも同じことを言っていた(入山禁止で客も減っているのだろう)が、登ることは一応黙っておいた。
普通の観光客を装うためカリマーのザックは駅のコインロッカーに預け、ログを取るためのGPSとカメラ、コース図のみポケットに突っ込んで来た。真昼間の筑波山で遭難もしないだろうが、道迷いは結構多いらしい。

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筑波神社で GPSのスイッチをオンにして登山開始。

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登山口にはこんな看板が・・・・・・。
ケーブルの駅をそーっと通過、もし声を掛けられたら「無視しようか?、逃げようか?」などと考えていたが、幸い誰にも声をかけられなかったし、下山するまでに 10人ほどの登山者にも遭遇した。な~んだ、いるじゃん、いるじゃん!心配して損した。
御幸ヶ原コースで出合った青年も「入山禁止っていうからビビッていたけど登山って自己責任ですよね。」と言っていた。まあ、人に迷惑を掛けてはいけないがそのとおりだ。

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ケーブルの路線に近づいたり離れたりしながら樹林帯の広い登山道をひたすら登る。山頂までの標高差は約 700mで「山と高原地図」のコースタイムは 2時間となっている。ケーブルは中腹にトンネルが有り、登山道はここでケーブルの右側から左側に移る。左に移るとやがて男女川(みながわ)の源流へと着く。
 
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筑波山は万葉の時代から歌垣の場と知られ、多くの歌に詠まれた万葉の山であり恋の山だという。その中でも男体山、女体山の二峰の間から流れ落ちる男女川(みなのがわ)は百人一首の

   「筑波嶺(つくばね)の峯よりおつるみなの川
    戀(こひ)ぞつもりて淵となりぬる」


で知られる。この歌は後撰集に載る陽成院(ようぜいいん)が綏子(すいし)内親王に送ったラブレターで「筑波山から流れる男女川の水が積もって淵となるように、あなたへの恋心が積もり積もって淵となりました」という意味だそうな。

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男女川源流から最後の急登を一気に登ると御幸ヶ原に着く。ケーブルカーの駅と土産物屋、食堂などが並ぶ御幸ヶ原に人影は少ない。右奥が男体山。

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標高 800mの御幸ヶ原付近から上には木々の間に笹原も見られる。御幸ヶ原から男体山までは 10分前後で登ることができる。

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山頂の男体山御本殿には筑波男大神(つくばおのおおかみ)が祀られる。

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<男体山から望む関東平野>

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男体山から望む女体山、稜線上にアンテナが並び山頂の右下(南)にロープウェイの駅が建つ。御幸ヶ原へ戻って女体山(筑波山山頂)へ向かう途中にはガマの油売りで有名な「ガマ石」がある。

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「日本百名山 筑波山 標高八七七m」と書かれた標柱と筑波女大神(つくばめのおおかみ)を祀る女体山御本殿のある筑波山山頂。

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一等三角点から円錐形の男体山を望む。男体山手前の建物のある鞍部が御幸ヶ原で、その左側を登ってきたことになる。

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見晴らし抜群の山頂から筑波研究学園都市など広大な関東平野を一望する。

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女体山からの展望をゆっくりと楽しんでつつじヶ丘へのルートを下る。山頂付近の岩場を少し下るとブナやカエデの気持ちよいトレイルとなる。

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北斗岩や出船入船、母の体内くぐり、弁慶七戻りなどの奇岩が次々と現れる。

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弁慶茶屋跡で筑波山神社からの白雲橋コースを右に分け、おたつ石コースを標高約520mのつつじヶ丘へと下山した。ロープウェイと女体山の尖った山頂が見える。

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つつじヶ丘から筑波山口まで1人で貸切状態のバスへ乗った。筑波山口からは朝と同じルートを帰るバスに接続でつくば駅まで約50分だ。午後は早めにつくばエクスプレスと山手線で東京駅へ。  

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夜行列車出発までのひと時は夕食を兼ねていつもの「文蔵」へ。丸の内ガードしたの「鍛冶屋 文蔵」は「丸の内店」とあるのでチェーン店なのだろうが、夕方には丸の内のサラリーマンでいっぱいになる。

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何度か座ったことのある窓際のカウンターで外を眺めながら一杯やる。よく冷えた陶器のジョッキに注がれたビールが最高!

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サンライズエクスプレスは 14両編成で東京駅を 22時に発車する。 9番ホームが春休みの親子連れの記念撮影で賑わう発車前のひととき。

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行きと同じ2階建ての個室シングルだけど、帰りは上の階だった。翌朝、6時27分に岡山に到着した列車は 7両ずつに分割され、「サンライズ瀬戸」は瀬戸大橋線を高松へ、「サンライズ出雲」は 伯備線を出雲市へと向かう。右の写真は「瀬戸」の発車後、ホームに停車中の「出雲」。

110406_1249~0001.jpg 高知は桜の季節を迎えた。



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サンライズ瀬戸・つくばエクスプレス

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大地震から間もない 3月24日、所用で関東へ出かけることになった。山旅?じゃないけど交通機関はもちろん鉄道だ。

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土佐山田駅を17時46分発の 2000系特急「しまんと 8号・南風 28号」で坂出駅へ。坂出では18分の待ち合わせで 285系寝台特急「サンライズ瀬戸」に乗り継ぐ。児島や岡山でも乗車可能だがなるだけ早く寝台に落ち着きたい。また、坂出で乗り継ぐと四国内特急料金が乗継割引で半額になる。

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かつて、客車寝台のブルートレインとして宇野駅~東京駅で運行されていた寝台特急「瀬戸」は瀬戸大橋開通後、高松駅~東京駅で運行され、その後、285系電車に置き換えられた。

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サンライズ瀬戸は7両編成で、座席の種類は、個室 A寝台の「シングルデラックス」、個室B寝台の「サンライズツイン」「シングルツイン」「シングル」「ソロ」、普通車指定席の「ノビノビ座席」となっている。「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」が岡山駅で連結され14両編成となって東京駅へと向かう。寝台列車には旅の風情が感じられる。

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シングルツイン(左)とノビノビ座席(右)、寝台料金の必要がなくリーズナブルな「ノビノビ座席」も仕切りとカーテンで一定のプライベートは確保される。

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個室シングルのある 14号車の中央通路と暗証番号の部屋の電磁ロック、2階建てになっていて、今回は下の部屋なので左側から下る。

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いつもは個室で一番リーズナブルな「ソロ」を利用しているが、今回は少しだけ奮発(1,000円高いだけ)して「シングル個室」を利用した。

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寝台列車も航空機や新幹線、高速バスなど移動手段の多様化・高速化で次々と姿を消し、残るのは上野、大阪と北海道や東北を結ぶ「北斗星」、「日本海」、「カシオペア」などわずかとなった。その中でサンライズ瀬戸・出雲は比較的新しい寝台列車で少し特殊な存在だ。どちらかというとビジネス向けといえるかもしれないが、利用の仕方によっては非常に便利で金曜日に仕事が終わって出かけて、翌朝7時8分には東京駅へ着くので、例えば長野新幹線に乗り継げば9時前には長野駅に行けたりもする。

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湯河原付近を通過中に朝日が昇り始めた。東京まであと1時間少々だ。

東京から秋葉原までは JR山手線、秋葉原からはつくばエクスプレス(TX)に乗り換えて「つくば市」へ。
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走行中の速度は南風に負けていないような気がするが、止まる駅の数によって「普通」、「区間快速」、「快速」の 3種類があって「エクスプレス」という名称には違和感がある。「エクスプレス」は急行、特急などに使われ、各駅停車に使う名前ではないと思う。

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とはいえ、2005年開業の「TX」はトンネルと高架ばかりで踏切もなく、線形がよいので最高速度 130km/h(通常 125km/h)の高速運転を行っていて、秋葉原駅~つくば駅 58.3kmを最速 45分(快速)で結んでいる。ほくほく線などと同様に130km/h以上での運行も可能になっていて、最高速度160km/hでの運転にも対応できるように設計されているという。
つくばエクスプレスには直流区間と交流区間があるので、デッドセクションも存在する。このため車両は、秋葉原駅~守谷駅間限定の直流専用電車TX-1000系と秋葉原駅~つくば駅間の全線で使用する交直両用電車 TX-2000系の2系列が用意されている。

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東京~筑波研究学園都市間の通勤路線として、また、筑波山への観光輸送の主要ルートとしても利用されていて、つくば駅から筑波山直行のシャトルバスが接続している。

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つくば駅は地下にあるので地上にあるのはバスターミナルとタクシー乗り場のみですっきりしている。右は今回 3日間お世話になったオークラフロンティアホテルつくば。



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三嶺 2011.3.13

K○TV健○マラソンが中止になったのでゆっくり寝た・・・・・・。寝過ぎた!今日は予定が無くなったが訳だが空が青さを増しつつある。いい天気だ。寝ている場合ではない!
ということで陽が高くなってから昨日下見してきた白髪山登山口へと向かった。

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<三嶺山頂>

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■行先・位置
白髪山 (三等三角点 [白髪山] 1769.7m)
高知県香美市(北緯33度48分36秒、東経133度59分35秒)
三嶺 (二等三角点 [三嶺] 1893.4m、
高知県香美市・徳島県三好市(北緯33度50分22秒、東経133度59分16秒)
■コースタイム
白髪山登山口 9:51(48分)→ 白髪山 10:39(ビュータイム)/10:58(22分)→ 白髪山分岐 11:20(28分)→ カヤハゲ 11:48(47分)→ 三嶺 12:35(ランチタイム)/12:48(37分)→カヤハゲ 13:25(30分)→ 白髪山分岐 13:55(35分)→ 白髪山 14:30(18分)→ 白髪山登山口 14:48
【行き 2時間25分 帰り 2時間00分 計 4時間25分】
■コース水平距離 9.9km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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高知県側からの三嶺への最短ルートは白髪山登山口からの尾根ルートで、片道約 5km。ただし、アップダウンが多いのでそんなに楽なわけじゃない。トイレ休憩などでよく使われる大栃のふれあいプラザから白髪山登山口までは約1時間の行程。

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昨日、土木業者が除雪してくれたので登山口まで無理なく行くことができた。登山口には車が2台、手前にはよく見かける車が1台 (^_^)

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1,680m付近から俯瞰する「みやびの丘」、左後方は四国一厳しい?と言われる石立山。

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中央付近に白く見えるのは綱附森、その後方左にはおっぱい山(御在所山)、ずっと向こうに太平洋を望みながら笹原の斜面を気持ちよく登る。

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いつもの倍の時間をかけてゆっくりと登った。今日は念のためスノーシュー持参だ。たぶん使わないとは思うけど・・・・・・

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北のテラスから俯瞰する西熊渓谷の広大な森に春の気配が感じられる。春もいいけど暑くなるのは嫌だな・・・・・・。それはさておき白髪山と三嶺ではなんとなくグレード(登ってきました度)が違う。テラスからの展望を楽しみながら三嶺まで行くべきかどうか考えたが、もうすぐ 11時なのでぐずぐずしてはいられない。結局行っちゃうことにして、10時58分白髪山を出発。昨日の下見?の成果を生かして雪道を駆け下る。でも 1時までに着けるかどうか少し不安 (;_;)

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白髪山分岐まで 22分(無雪季のコースタイム 35分)で着いた。分岐までは昨日の自分の足跡と今日の先行者の足跡が混じっていたが、カヤハゲに向かったトレースはない。韮生越の鞍部へは急な下りとなっていて滑りやすいので要注意。特に二つ目の長い下りはつかまるものも無く、滑り台のような状態なので慎重に。

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<韮生越の手前からのカヤハゲと三嶺>

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<カヤハゲからの三嶺>

カヤハゲから山頂までが白髪山コースの核心部といえる。特に危険な箇所はないが、天狗岩から上は鎖のある急登で息が上がる。

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小さな池は凍っていて分からなくなっている。この通い慣れたコースは尾根通しということもあって目印を必要としない。自分にとっては庭みたいなものだ。

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天狗岩手前の尾根上は積雪が1mを越えることもあり、降ったばかりの時は突破するのに苦労するが、3月になると締まっているので楽に歩ける。天狗岩を通過すれば山頂までもう一登り。

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昨秋設置した鹿よけの防護柵も雪にやられてしまった。早く補修しないと雪が消え、鹿がどんどん上がってきてしまう。
白髪山から 1時間37分で二等三角点の山頂を踏むことができた。二等三角点は約 8㎞間隔で全国に約 5,000基あるそうだ。
三角点は 1等から 4等まであり、等級は山のグレードや高さとは関係ない。一辺約 45kmの一等三角点と一辺約 25kmの一等の補点に加え、一辺約 8kmの二等三角点、4kmの三等三角点が順次設置され、その三角点網を使って 50,000分の 1の地図が作られた。つまり選点された順番ということだ。ちなみに一等三角点の約 4割は 500m以下の低地に設置されているらしい。

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今日は名頃からの登山者はいなかったとみえ、三嶺の池からのトレースはない。今から登ってくる人もいないだろう。

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西熊山からお亀岩へと続く尾根上の積雪は先週末とあまり変わっていない。

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火を使うのも面倒になってランチはオムスビ2個だけで済ませ、早々に下山開始。白髪山登山口までは水平距離で約 5kmのアップダウンで、登り返しが多いところが辛いところだ。

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雪のある時期はコースタイムが大幅に変わるが、白髪山でのビュータイムと三嶺でのランチタイムを除くと 4時間25分で往復できた。



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白髪山(香美市) 2011.3.12

3月11日、東日本で大規模な地震が発生した。
3月12日、テレビは地震とそれに伴う津波の被害を伝えている。
被害に遭っていない僕たちの成すべきことは・・・・・・?

元日以来の白髪山だ。冬場は物部川上流に聳える白いピラミダルな山が香長平野からも目に入る。あの山は何山?と思ってる人もいるかもしれない。
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<参考:厳冬期(1月)の白髪山>

翌日のK○TV健○マラソンに一応エントリーしているので無理しないように白髪山から白髪山分岐へ登山道の様子を見に行ってみた。
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<白髪山山頂>

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■行先 白髪山 (三等三角点 [白髪山] 1769.7m)
■位置 高知県香美市(北緯33度48分36秒、東経133度59分35秒)
■コースタイム
白髪山登山口 8:15(37分)→ 白髪山 8:52(47分)→ 白髪山分岐 9:39(16分)→ 白髪避難小屋 9:55(37分)→ 林道西熊別府線(峰越林道)10:32(23分)→ 白髪山登山口 10:55 ≪ 計 2時間40分 ≫
■コース水平距離 5.8km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★☆(4点)

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光石登山口は標高 920mだが、白髪山登山口は 1,450mと高いため冬場は降雪が多く車では行けないことが多い。中内台の広場辺りに車を置いてスノーシューハイクで登山口に向かう登山者もいるようだ。

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3月も中旬になって笹原上の積雪が消え、なんとか登山口まで行けるようになった。それでも峠を別府側に越すことはまだ無理な状況だ。駐車場まで乗り込むと抜け出せない可能性が高いので入口付近に車を置いた。

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登山道の残雪は多いけど締まっているので歩きやすい。鹿の足跡が目立つ。

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40分弱で山頂に着いた。笹原は 50~60㎝の積雪に覆われている。 平年並みといったところかな・・・・・・。

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三嶺の雪もまだまだ多い。高知県側からだとこのルートが最短ルート(最短ではあるが、尾根どおしのアップダウンを嫌う人も多い)であり、雪がない時期は三嶺まで往復しても昼までに下山できるが、今日は難しそうだ。

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とりあえず、ルートの確認に白髪分岐まで行ってみることにした。剣山へと続く稜線上にも雪が目立つ。分岐から北へ進むと予想以上に雪が深い。こりゃあ、スタスタという訳にはいかんね~。

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カワラタケ?はサルノコシカケ科カワラタケ属のキノコで枯れ枝や倒木に重なり合うように群生する。漢方では雲芝と呼ばれ、抗がん剤の原料としても使われているという。

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雪庇ができた尾根上の登山道は足が腰のあたりまで沈んで前に進まない。

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50分近くかかって白髪山分岐に着いた。かかり過ぎだ。三嶺はまだ遠い。明日のマラソンはおきゃくも含め1日がかりとなるので、今日のところは午前中に下山するため白髪避難小屋方面へ。

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裏?から見る白髪山はこんな感じ。北面の樹木に覆われた白髪山はいつも見る笹原の尖った姿と違いどちらかと言うと、どっしりとした感じだ。

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剣山を望みながら主稜線を林道へ下る分岐へと向かう。北面は雪の壁だ。右の写真は下りながら後方を撮った。

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白髪避難小屋の様子を見てから林道へと下る。

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<林道西熊別府線への分岐付近からの三嶺>

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林道を歩くのは嫌ということもあって三嶺からの帰りはいつも白髪山へ戻るのでこのルートを下ることはめったにない。登山道は雪に埋まっていてテープが無いとさっぱり分からない。ラス巻きの多い樹林帯で立ち止まってはルートを探す。

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1,500m付近まで下ると日当たりの良い場所に出て登山道がはっきりしてくる。下方に白く林道西熊別府線(ふるさと林道)が見えている。白髪小屋から約 40分で林道に出た。

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登山口まで約 1.6㎞の林道を歩く。今のところ普通車での通行は不可。
麓まで下ると翌日の健○マラソンは中止になっていた。中止はやむを得ないが三嶺まで行ってきたら良かった (T_T)

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三嶺 2011.3.5

2011年が明けてまる二月が経過、旅行や駅伝の合間を縫って山歩(さんぽ)に出かけてきたが、三嶺は 1月3日以来 2ヶ月ぶりだ。

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<雪に覆われた三嶺の池>

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■行先・位置
三嶺 (二等三角点 [三嶺] 1893.4m、
高知県香美市・徳島県三好市(北緯33度50分22秒、東経133度59分16秒)
西熊山 (三等三角点 [西熊山] 1815.9m)
高知県香美市・徳島県三好市(北緯33度50分06秒、東経133度57分50秒)
■コースタイム
光石登山口 7:32(35分)→ 八丁 8:07(17分)→ 吊橋 8:24(42分)→ 第1渡渉点 9:06(24分)→ 第2渡渉点 9:30(8分)→ 第3渡渉点(さおりが原分岐)9:38(2時間9分)→ 三嶺 11:47(35分)→ 三嶺ヒュッテ 12:22(昼食)/13:10(13分)→ 三嶺 13:23(1時間25分)→ 西熊山 14:48(22分)→ お亀岩 15:10(50分)→ カンカケ谷渡渉点 16:00(20分)→ 八丁 16:20(33分)→ 光石登山口 16:53
【三嶺まで 行き 4時間15分 帰り 3時間30分 計 7時間45分】
【小屋まで 行き 4時間50分 帰り 3時間43分 計 8時間33分】
■コース水平距離 17.7㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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フスベヨリ谷から山頂を経てカンカケ谷を下るコース。フスベヨリ谷は少しずつ勾配がきつくなる最もしんどいコースだ。

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香美市大栃の奥物部ふれあいプラザ駐車場を 6時30分に出発して、県道 49号・217号(五王堂まで重複)と林道西熊線で光石登山口へと車を進める。登山口には車が 2台、うち 1台はどこかで見たことのあるダ○ハツ・○ラ号・・・Oさんだ!好きやねー!
7時32分に光石を出発、堂床に向かった二人のトレースをたどること10数分長笹谷を渡りさおりが原への分岐へ。ここで先発の二人の足跡が八丁方面とさおりが原方面に分かれている。さて、Oさんはどっち?自分の感はたぶん八丁方面だと言っている。自分たちはフスベヨリ谷の直登コースで登る積もりなので八丁方面へと向かう。

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Oさん?の足跡は八丁からカンカケ谷へと向かっている。自分たちは分岐を右にとりフスベヨリ谷へと下る。右岸に沿って歩くこと20分足らずで吊り橋を左岸に渡る。登山道は雪が降ったり解けたりの繰り返しで凍りついているので非常に危険。カンカケ谷出会いを左手に見送って急斜面の登山道を慎重に進む。

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<第1渡渉点・右岸へ>         <盗人沢の丸太橋>
吊り橋から左岸を40分(無雪期だと20~30分)ほど歩き第1渡渉点を右岸へ渡り返す。谷沿いに進むこと15分ほどで盗人沢の丸太橋を渡る。この辺りから空が開けてきて三嶺山頂が見え隠れし始める。

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<第2渡渉点・左岸へ>         <第3渡渉点・右岸へ>
盗人沢を渡って10分でフスベヨリ谷の第2渡渉点を再度左岸へ渡る。さおりが原へのルートを右に見送ると今度はすぐに第3渡渉点だ。ここまで3つの橋が流されてはいるもののほぼ昔のままのルートだ。

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第3渡渉点からは崩壊地を谷沿いに登るが、最近新しい道が谷の上部につけられて歩きやすくなった。谷には氷の芸術品が・・・。

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テープや矢印に従い崩壊地中央の尾根状の部分を登りきると、再び樹林帯へ入る。

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崩壊地からジグザクの急登を40分で青ザレ直下の沢に出る。夏場は休憩に最適の場所だが、沢は雪崩の下に埋まっているのでゆっくりと横切る。

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光石から 3時間40分ほどで青ザレの横に出た。もちろん水場は凍っている。ここから稜線分岐までが踏ん張りどころだ。青い空に向かって登るぞー。

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水場から稜線分岐へのつづら折れがこの時期は氷の急斜面になっている。ここだけでもアイゼンとピッケルが欲しいところだ。キックステップで登りながら右手にトラバース中、アクシデント発生!Aさんが 30mほど滑落!岩場じゃないので大事に至らなかったが、リーダーとしてリスクマネジメント欠如とお叱りを受けても仕方が無い状況だ (>_<)

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登山口を出て 4時間15分で山頂到着。天気は最高!空気が澄んでいて石鎚山系・赤石山系がくっきりと見えている。

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お腹がすいたのでヒュッテに行こうとしたが、南側(右手)を巻いて下る登山道にはトレースが無い。中央付近の足跡も様子を見に行っただけのようで立入禁止の小さな標識の向こうで途絶えている。南側の登山道は危険なので尾根の中央付近を左手に向け慎重に下った。

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三嶺ヒュッテと三嶺の池。塔丸から丸笹山、剣山、次郎笈の稜線もくっきり!多分瀬戸内海も見えている。

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三嶺の池はよく見れば平らに窪んでいるが、存在を知らないと気がつかないだろう。分厚く凍っているので歩き回っても大丈夫だ。もちろん寝っころがっても!

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風が吹けば寒いし、太陽も雪も眩しすぎるので今日はヒュッテ内でランチ。名頃から登って来た数人のグループも合流して賑やかになった。

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今日は運動量が多く喉が渇いていたのでスーパードライがうまい!今日の一杯は「カップヌードルポークジンジャー ビッグ」謳い文句は「豚のしょうが焼がカップヌードルになりました・豚のしょうが焼風のローストしょうゆスープが食欲をそそる。」ということだ。確かにショウガ焼きの匂いが良いけど普通サイズが欲しいところだ。

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ランチタイムをゆっくり過ごして小屋の前に出ると、山頂に「趣味山」さんらしき単独登山者の姿が見える。山頂へ登りかえすと登山者は青ザレ上部の縦走路を離れ北に向かっている。どうやら北西尾根から西山林道に下るようだ。

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360度の展望をもう一度楽しんで西熊山へと続く銃走路へ向かう。雪は膝上位の深さだが締まっているのでスノーシューが無くても快適に歩くことができる。

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コメツツジもミヤマクマザサも雪に埋もれているので北斜面の縦走路を外して、稜線上にあったスノーシューのトレースを追った。

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西熊山から天狗塚・牛ノ背を望む。お亀岩付近から大きな声が時折届いて来る。15時10分、お亀岩の分岐に到着。数人の若い?女性も含めて大勢の賑やかな声が地蔵ノ頭手前の樹林帯の中から聞こえてくる。天狗塚方面に向かっているのか下って来るのか分からないが、すでに 3時を回っているのでお亀小屋で 1泊するため下ってきていると考えるのが普通だろう。どんな人たちか見てみたいと思ってしばらく待ってみたが、なかなか姿を現さないのであきらめてカンカケ谷へと下る。どうやらこの人たちが翌 6日に遭難した香川のグループのようだ・・・・・・。

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お亀岩非難小屋は雪崩で埋まりそうだ。 小屋の下の登山道も雪に埋まっているので直線的に下る。カンカケ谷から八丁経由で光石登山口に下山したのは16時53分。日が伸びたのでまだ明るいが、もちろんOさんの車はすでになかった。あっても困るが・・・・・・。



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