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三嶺さんぽ通信

石立山 2011.10.23

週末は土曜日を優先して山に登る。日曜日をゆっくりしたいと思うからだが、このところなぜか週末ごとに天気が悪く、22日も雨だった。23日の午後になってやっと青空が見えてきたのでしばらく足を運んでいない石立山トレイルに出かけた。

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<登山道から北谷を望む>

■行先・位置
石立山 (二等三角点 [石立山] 1707.7m)
高知県香美市・徳島県那賀町、北緯33度47分5秒・東経134度3分18秒
■コースタイム
別府峡登山口 12:50(23分)→ 竜頭谷 13:13(36分)→ 岩場 13:49(43分)→ 西峰 14:32(7分)→ 石立山 14:39/14:44(6分)→ 西峰 14:50(28分)→ 岩場 15:18(24分)→ 竜頭谷 15:42(14分)→ 別府峡登山口 15:56
<行き 1時間49分 帰り 1時間12分 計 3時間01分>
■コース水平距離 8.0㎞(駐車場から)
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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駐車場からの水平距離は片道約4㎞と短いけど累積標高差が1,200mと急峻。

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国道が通る別府の中心地、奈路からは手前の尾根に隠れて山頂は見えない。別府渓谷を挟んで向かいの中尾からだと山容を確認することができる。

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<参考:紅葉がピークの石立山>

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石立山は年間を通じて入山者の少ない静かな山だ。イシダテクサタチバナの咲く初夏と紅葉の秋には団体を見かけることもあるが、人っ子一人いないことも多い。個人的にはツツジや高山植物の咲く春から初夏にかけてが一番好きだ。

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北谷をつめたところに山頂がある。250mほど上部で左から竜頭谷が合流する。北谷への合流点から渡渉点までの間に百間滝があり、落差があるので水量の多い時期はなかなか迫力がある。

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登山口の吊橋(錦帯橋)を渡るといきなりの急登が待ち受ける。登山口から23分、体が汗ばんできた頃に竜頭谷の渡渉点へさしかかった。足の長さ?を活かしてなんとか靴を脱がずに通過した。谷は昨日の雨で水量が多くなっているが、冬になると涸れてしまう。

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谷からは、お助けロープのある岩くずのジグザグを一登りで岩尾根に取り付く。

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ツリフネソウ科のハガクレツリフネは、本州(近畿)・四国・九州に、ユキノシタ科のジンジソウは本州(関東以西)・四国・九州に分布。ジンジソウは雨に濡れると左側のように花弁が重なって一文字になる。

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普通には歩けないので両手両足を使って登る。

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キヌタソウ(砧草)は、アカネ科ヤエムグラ属の多年草で本州・四国・九州の山林に咲く。花期は7~9月とされているけどまだ少しだけ残っていた。
ヤクシソウ(薬師草)は、キク科オニタビラゴ属の越年草で北海道から屋久島までの山野に普通に分布している。花期は9~11月。

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標高差で500mほど登ると別府峡のもみじ茶屋と駐車場が小さく見えてくる。

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毎度おなじみのガメラ石。どういう状況で侵食されたのだろう。

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先週、御在所山で見かけたシコクママコナ(四国飯子菜)は、ゴマノハグサ科ママコナ属の半寄生の1年草。ヨコワサルオガセ(横輪猿麻桛)は、岩場周辺でよく目にする。大気中の水分を吸収して自ら光合成を行うので、木の枝にぶら下がっていても寄生しているのではない。ガスのかかるような場所を好むようだ。

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登山口から中間点の「岩場」までは約1時間のペース。

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岩場は周囲が開けていて展望が良いので休憩にちょうど良い。左は北谷南尾根と行者山。この尾根も面白そうだ。右は竜頭谷の北尾根で、晴れていると奥に白髪山と三嶺の山頂部分を見ることができる。

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岩場周辺ではリュウノウギクが見ごろを迎えていた。

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リュウノウギク(竜脳菊)は、本州(福島県・新潟県以西)・四国・九州(宮崎県)の山地や崖地などに生えるキク科キク属の多年草。石灰岩地に多いといわれる。名前の由来は香りが中国から伝わった竜脳という香料に似ていることからで、樟脳に近い香りがする。石川県では白山麓の限られた地域にしか咲かないため絶滅危惧種に指定されているという。

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ビャクシンの尾根の近くにツルリンドウ(蔓竜胆)の蕾があった。蔓はあまり伸びないので蔓植物には見えない。尾根を過ぎた所で下山中の徳島市の方に出合った。たぶん、帰りに追いつけるだろうと思いながら先を急ぐ。

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赤・黄・緑が混じりあい錦の織物のように美しい。見とれているとペースが鈍る。

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昨日の雨風でカエデの葉がたくさん落ちていた。もったいない。木ではないけどイシダテクサタチバナも黄葉している。

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金色に輝くカエデ。

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西峰直下から南西方向(登ってきた尾根に向かって少し左)の展望。

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1時間42分で西峰に到着。写真撮影に結構時間を消費した。花を撮る時は息を詰めてしゃがむことが多いのでスクワットしているようでしんどい。しゃがんで写真を撮ると休めるようだが逆だ。

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西峰の分岐を右にとり山頂へ向かう。山頂はガスに覆われている。

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シロヤシオの古木が並ぶ尾根を通ってダケカンバの林に入ると間もなく山頂だ。春にはシロヤシオとミツバツツジの競演が綺麗だ。

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1時間49分で石立山山頂(1707.7m)に到着。たまにはわき目も振らずに登ってみたいものだ・・・。一昔前は展望が無かった山頂も、スズタケがシカに食べられてから西の高知市、東の阿南市まで見通せるようになった。幸か不幸か、香美市のアンパンマンミュージアムや阿南市の火力発電所の煙突まで確認できる。今日はガスに包まれているので何も見えない。

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石立山の二等三角点は、緯度・経度・標高などの場所情報コード(ucode)が記録されたICタグ付きのインテリジェント基準点になっている。何も見えないので記念撮影?のため5分ほど滞在して折り返す。

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雰囲気の良い森の中を下る。余所見しているとつまずくので要注意!

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青空が広がって紅葉も映えてきたので度々足が止まる。

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シオガマギクのようだが非常に小さくて花が一つしかついていない。花を風車のようにたくさんつけた状態で見かけることが多い。シオガマギク(塩竈菊)は、ゴマノハグサ科シオガマギク属の代表的な花で北海道から九州まで分布している。赤紫色で光沢のある花はきれいだけど写真では伝えきれないか?

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ツツジ?の黄葉とニシキギの紅葉。

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西峰から岩場まで28分。

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美味しそうなムキタケ。ムキタケ(剥茸)は、キシメジ科ワサビタケ属に属するキノコ。ブナやミズナラ、トチノキなどの広葉樹の倒木や立ち枯れ木などに重なり合って生える。傘の表皮と肉の間にゼラチン層があるので鍋物や汁物にすると、プルッとした食感が楽しめる。発生場所、形状などがツキヨタケに少し似ているが、この時期になるとツキヨタケは姿を消している。

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谷の渡渉は岩の位置関係から行きと同じ方法が使えなかったので、飛べそうな場所を探してかろうじてジャンプした。渡渉してすぐに徳島市の方を追い抜いた。「さっきお会いしましたよね?山頂まで行ってきたんですか?」ということで驚いていた。吊橋の登山口から往復3時間1分で下山。

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花の少ない時期なので、写真は要所要所の通過タイム確認程度で充分だろうと思っていたのに200枚近く撮ってしまったので3時間を切ることができなかった。渓谷が賑わう時期を迎え、もみじ茶屋も営業を始めていた。残念なのは茶店から3㎞ほど奥で山腹崩壊のため通行止めになっていることだ。復旧予定はは24年3月31日で、別府側からは白髪山・三嶺方面へ行けないので要注意!



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御在所山 2011.10.19

吉井勇の「寂しければ」シリーズに「寂しければ御在所山の山櫻咲く日もいとど待たれぬるかな」という歌がある。桜のシーズンではないが秋の御在所山に登ってみた。ふくよかなそのおっぱいのような山容は香長平野からも他の山からもよく目立つ。今日のメンバーはK君、I君、Y君と自分の4人。

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<香美市の市街地から望む御在所山>

■行先・位置
御在所山 (三等三角点 [五在所山] 1079.1m)
高知県香美市、北緯33度42分06秒・東経133度49分23秒
■コースタイム
登山口 11:20(16分)→ 手やり石 11:36(34分)→ 鳥居の広場 12:10(昼食)/12:38(19分)→ 夫婦松 12:57(7分) → 展望所 13:04/13:08(2分)→ 尻見坂 13:10(19分)→ 御在所山 13:29/13:49(9分)→ 尻見坂 13:58(2分)→ 展望所 14:00(3分)→ 夫婦松 14:03(9分) → 鳥居の広場 14:12/14:18(14分)→ 手やり石 14:32(12分)→ 登山口 14:44
<行き 1時間37分 帰り 49分 計 2時間26分>
■コース水平距離 6.0㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)

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最もポピュラーな香美市香北町大屋敷からのルートを登る。水平距離は往復約6㎞で標高差は鳥居の広場まで330m、山頂まで680m。お手軽に登れる山だ。

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国道195号を徳島方面へ進みアンパンマンミュージアムを過ぎてすぐに新在所橋を渡る。突き当りの三叉路を右折して県道217号久保大宮線に入る。右奥が御在所山。

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永野を通過、市営バスの柚の木谷バス停前を左折して梅ノ久保へ入る。三叉路に設置されている「大荒の滝もみじ峡」の案内板にしたがって大屋敷の木馬(きんま)茶屋へ向かう。梅ノ久保からも登ることが可能で、大屋敷からのルートと鳥居の広場で合流する。

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山裾を縫うように4㎞ほど進んで周囲が急に開けると大屋敷に着く。平清盛の弟、平教盛が安徳天皇を護り阿波の祖谷を経て大屋敷に居を構えたと伝えられる。木馬茶屋の前の広場に車を止めて茶屋のすぐ左の道を登る。

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狭い車道を折り返しながら10分ほど歩くと終点に古い民家があり、「四国百山御在所山登り口往復3時間」と書かれた道標がある。

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沢沿いの平坦な道を200mほど歩いて沢を渡ると、分岐に「五山所道」と刻まれた手やり石があり、手のひらが右へ「どうぞ」と案内している。ここは手で示された方へ真っ直ぐ進む。左には畑か家の跡か石積みが残っている。

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手やり石からは勾配が少しきつくなり、山腹を巻くように人工林の中を登る。途中、2箇所に水場がある。I君の息が上がり苦しそうだ。

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人工林の登山道を抜け、土羽台を通って土羽の右側から林道に出ると鳥居の広場に着く。

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広場と土俵の盛土を避けて林道「御在所線」が通っている。ここまでの標高差は約330mで残りは340m。更にお手軽に登ろうと思えばここまで車で来るとよい。車が止まっているので先に登った人がいるようだ。

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既に12時を回っているので鳥居の広場でランチタイム。今日は間違いない選択で定番のカップヌードルカレー。

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鳥居を下ると石段の急登が待ち受ける。山麓に住む人々はこの参道を通って足繁く参拝に行ったのだろう。I君はこの石段でリタイア。

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長い間、参拝者を見てきたりっぱな杉の古木と夫婦松。

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岩の下に石仏が安置されている。
ゴマノハグサ科ママコナ属のシコクママコナ(四国飯子菜)は、半寄生の1年草で本州(東海~中国地方東部)・四国・九州の山野に分布している。

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展望所からは美良布周辺の街並みや香長平野、太平洋が望まれる。

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前を行く人の尻を見ないと登れない急勾配の尻見坂。

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登山の安全祈願所と書かれた富貴神社とすぐ先で睨みを利かせる狛犬。

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参道左脇の小高い岩場に祀られる大日如来の祠。南海大地震で倒壊し首と足がとれた鷹の石灯籠のある広場を過ぎると山頂は近い。

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石仏が並ぶ社からは胸突き八丁の急な石段が続く。最後の登りが一番きつい。

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石段を登りきって平坦な道を真っ直ぐ進むと鳥居が見えてくる。

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鳥居をくぐると安徳天皇と平教盛が合祀されているという韮生山祗神社(にろうやまずみじんじゃ)に着く。

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神社に参拝して山頂へ。社のすぐ後ろが山頂で、安徳天皇に仕えた147人の従者を祀る塚のそばには三角点が設置されている。

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三等三角点の基準点名は「五在所山」。木立の中を北に抜けた奥物部連峰展望所に「四国百山御在所山から土阿連山を望む」と書かれた案内板がある。

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<御在所山からの展望・クリックで拡大>
手前には神賀山、高板山、そして遠く剣山や三嶺をはじめとする剣山地の山々を望むことができる。先に登っていた単独の人は案内板では分からなかったということだ。色々登ってみないとすぐに同定できるようにはならない。ザックの中身も尋ねられたので基本装備のカッパ、ヘッドランプ、ツェルトやコンパスを見せてあげた。登山を始めたばかりのようだが、一人で登ってくるぐらいなので好きなのだろう。

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展望を楽しんだら往路を引き返す。急な石段を踏み外さないよう、急ぎつつも慎重に下る。

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帰りは1時間足らずで下山。頑張れば往復1時間半というところか?



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三嶺 2011.10.15-16

三嶺はいつ登ってもよい山だ。でもやはり登山者が一番多いのは秋だろう。
稜線付近の紅葉の見ごろは10月中旬。暑くないし、虫もいないので山中泊にはベストシーズンだ。

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<三嶺と三嶺の池>

■行先・位置
西熊山 (三等三角点[西熊山] 1815.9m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺 (二等三角点[三嶺] 1893.4m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コース水平距離 17.5㎞

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三嶺の登山コースの中でも特に気に入っているカンカケ谷コースを登る。帰りはカヤハゲからさおりが原に下って西熊林道を歩く周回コースで光石へ戻る。

■ 10月14日(金) ■
15日にお亀小屋で宴会をしようということで食料などの荷物を準備した。木曜日の予報では15日が曇り一時雨で16日が曇り時々晴れ。しかし!金曜日には土、日とも雨マークになってしまった。2日とも雨は嫌なので準備は途中で挫折。

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■ 10月15日(土) ■
秋の天気は変わりやすい。土曜日の朝になって降水確率が急降下。日曜日に至っては「晴れ」になっている!これは「行ける!」ということになり午後になってメンバー集合、光石登山口へと車を走らせた。

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<色づきつつあるカンカケ谷>

■コースタイム
光石登山口 13:58(46分)→ 八丁 14:44(31分)→ 渡渉点 15:15(1時間26分)→ お亀岩避難小屋 16:41 <計 2時間43分>
■コース水平距離 5.5㎞
■天気 曇り時々雨
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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1日目は、光石登山口からお亀岩避難小屋までの行程。カンカケ谷の上部はそこそこきつい。標準コースタイムは3時間0分。

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出発前のザックの重量は19㎏。缶ビール(350×5)や瓶に入ったワインとウイスキーが重い?テントとシュラフ、フライパンやランタンも入っていて、軽量化はほとんど考えていない。

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昨日までの予報が悪かったからか、光石登山口に駐車中の車はたったの1台だった。荷物をいつもの3倍近くしょっているのでスタスタと歩けない。八丁まで46分かかった。

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カンカケ谷は前日の大雨で増水している。

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いつもならジャンプする渡渉点も今日の荷物では無理なので靴を脱いだ。

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モエギタケ科のスギタケ(杉茸)は、木に発生して腐らせる腐食菌で秋にブナなどの広葉樹の立ち枯れ木の根際、切株や倒木、埋もれ木に群生する。傘と柄には綿毛のようなササクレがあって幼菌はササクレが跳ね上がって目立つ。この場所で毎年10月に見かける。味、歯切れが良いので鍋物、汁物、佃煮などに用いる。ただし時に中毒を起こすので十分に熱を通し食べ過ぎ注意。

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成長すると傘のササクレは目立たなくなる。

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深まりつつあるカンカケ谷の秋。

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担いできたビールをお亀小屋直下の水場に浸す。水は冷たいので20~30も浸けておけば飲み頃になる。

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お亀岩避難小屋は剣山系で一番お気に入りの山小屋だ。無人小屋ではあるがきれいに使われていてトイレもあるし水場も近い。
昨年10月に泊まった時は、ほぼ満室で小屋の前にはテントも3張り設営されていたので今回は念のためにテントも持参した。予報が悪かったせいか込み合ってはいない。暗くなってきたので夕食の準備にかかる。

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オードブルにつまみ類もたっぷり。消灯時間まではゆっくり食べて飲むことができる。外から雨音が聞こえてくるだけで至って静かだ。

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メインディッシュはもちろん牛焼肉だ!奮発して霜降りの良い物をチョイスした。
トマトのマカロニスープは酸っぱくて元気が出る。いただきまーす!

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1階南側を半分使わせてもらって新調したテントを張ってみた。ICIスポーツの「G-Lite X」2~3人用、ゴアテックスの新しいXトレックファブリックスを使用したシングルウォール・テントだがフライも同時購入した。底面の広さは130×210㎝で2人が余裕を持って横になることができる。ウルトラライトパッキング用に所有している1~2人用のシェルターは1人でも窮屈で結露も多い。
G-LIte Xの場合、1~2人用と2~3人用は重量差はわずかに150g。収納時の大きさもほぼ同じ。居住性を考えると1人で使用する場合も2~3人用がベストの選択だ。・・・とは言いつつも、軽量化を求めるとやはり1~2人用も欲しい。その場合、フライは買わずに本体のみで。

■ 10月16日(日) ■
飲みすぎ?のせいか、なかなか起きられない。急ぐことは無いのだが8時を過ぎて陽も高くなるとさすがに寝てもいられないし、早い登山者はそろそろ登って来るかもしれない。

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<さおりが原>

■コースタイム
お亀岩避難小屋 9:42(31分)→ 西熊山 10:13/10:18(1時間1分)→ 三嶺 11:19(22分)→ 三嶺ヒュッテ 11:41(昼食)/12:12(21分)→ 三嶺 12:33(12分)→ 天狗岩 12:45/12:51(34分)→ カヤハゲ 13:25(昼寝)/13:39(52分)→ さおりが原 14:31/14:41(17分)→ 西熊林道 14:58(24分)→ 西熊林道ゲート 15:22(8分)→ 光石登山口 15:30
<お亀岩避難小屋~三嶺ヒュッテ 1時間54分、三嶺ヒュッテ~光石登山口 2時間48分、計 4時間42分>
■コース水平距離 12.1㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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2日目はお亀岩から西熊山を越えて三嶺へ。三嶺ヒュッテで昼食をとってから山頂に登り返し、カヤハゲ、さおりが原、西熊林道を経て光石登山口登山口に帰る約12㎞の行程。

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朝食は作ってきたおむすびと野菜を入れて具だくさんになったインスタント味噌汁で。朝食直後の9時過ぎに愛媛県の登山者が1番乗りでやって来た。

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さわやかな秋空は雲一つ無い快晴、三嶺に向けて出発だ。

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紅葉するコメツツジ。西熊山から振り返ると地蔵ノ頭と天狗峠の鞍部に天狗塚が円錐形の頭を突き出している。稜線の左下にはお亀小屋と登山者が見える。

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西熊山山頂からの三嶺。右奥に次郎笈もクッキリ見えている。

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気持ちよい笹原のトレイル。三嶺ヒュッテで泊まっていたのか、20人ほどの団体さんとすれ違った。

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お亀小屋から1時間41分、いつもよりゆっくりしたペースで三嶺に着いた。

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三嶺ヒュッテ近くの見晴らしの良い場所で少し早いランチタイム。今日はいつものカップ麺でなく大山カレーだ(写真を撮り忘れた!)。

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三嶺の池は「へ」の字顔?

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大勢の登山者で賑わう三嶺をあとにカヤハゲに向かう。昨年秋に設置され、1月の雪で痛んでいたシカの防護ネットが修復されていた。

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天狗岩より山頂直下の紅葉を見上げる。

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登山道の側のカエデの紅葉。カヤハゲ直下の登山道には落ち葉がたくさん。

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食害で草のないさおりが原。鹿は1本残らず食い尽くしてしまう。

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サルノコシカケのトトロ。

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さおりが原から西熊林道へ出るためには谷を渡る必要があるが、長笹谷の橋が流されているので靴を脱いで渡渉した。

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素掘りのトンネル(通行禁止・迂回路あり)からゲートまで約2km、20~30分の林道歩き。ゲートからは人工林の中へ入り、木段の登山道を10分ほど下ると光石登山口へ出る。



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高ノ瀬 2011.10.10

トラック歩きで固まった足をほぐすために高ノ瀬(山)へ出かけてみた。高ノ瀬は剣山からの縦走路の一ピークというイメージで、目的地とするのは初めてだ。

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<標高点 [・1732] 付近を歩く>

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■行先・位置(主な三角点など)
白髪山 (三等三角点 [白髪山] 1769.7m)
高知県香美市(北緯33度48分36秒、東経133度59分35秒)
平和丸 (三等三角点 [菅生] 1700.8m)
高知県香美市、徳島県三好市(北緯33度49分18秒、東経134度00分46秒)
高ノ瀬 (三等三角点 [高ノ瀬] 1740.8m)
徳島県三好市・那賀町(北緯33度50分04秒、東経134度02分19秒)
■コースタイム
白髪山駐車場 8:37(55分)→ 白髪山 9:32(北のテラス)/9:44(34分)→ 白髪山分岐 10:18/10:29(7分)→ 白髪避難小屋 10:36(36分)→ 平和丸 11:12(25分)→ 標高点 [・1732] 11:37/11:40(52分)→ 高ノ瀬 12:32(昼食)/13:42(48分)→ 標高点 [・1732] 14:30(17分)→ 平和丸 14:47(34分)→ 白髪避難小屋 15:21(27分) → 林道西熊別府線 15:48(35分)→ 白髪山駐車場 16:23
【行き 3時間29分 帰り 2時間41分 計 6時間10分】
■コース水平距離 14.9㎞
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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往路は、白髪山登山口から白髪山、白髪山分岐を経て高ノ瀬まで、復路は白髪避難小屋まで同じルートを引き返して小屋近くの分岐から林道西熊別府線に下り白髪山登山口までの林道歩き。全行程の水平距離は14.9㎞。

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光石登山口は満車で路肩や第2駐車場にまで駐車していたのに白髪山登山口には1台も無かった。途中、中内台の展望所にはテントを撤収中の人がいて、後から白髪山に登ってきた。

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登山口周辺のナナカマドが色づきつつある。

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ブナの老木には地衣類やコケ植物がたくさん着いている。

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樹林帯を抜け笹原から雅の丘と登山口を俯瞰する。山頂付近の空は青い。

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ゆっくり、のんびり 55分で白髪山へ到着。北の空は雲が広がり三嶺にはあまり陽が差していない。

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北のテラスに出てみる。立ちションではないぞ。写真を撮っているのだ!
危険なのであまり前に寄らない方が無難。

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山頂北側の岩の展望台は「北のテラス」と呼ばれている。テラスからは眼下の西熊の森や三嶺から天狗塚へ至る稜線の展望がすばらしい。周辺の紅葉も見頃を迎えていた。

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白髪山から高ノ瀬への距離とコースタイムは三嶺より少し長いので、あまりのんびりしてはいられない。登山道の傍でバライチゴが実を付けていた。もう秋なのにまだ花も残っている。

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白髪山分岐に着くとヘリコプター2機が飛んでいた。昨日、三嶺から下山中に遭難した13人を捜索しているようだ。捜索隊は地上からも入っているだろうから間もなく見つかるだろう。分岐から白髪避難小屋へ下り、内部を確認して平和丸へ向かう。

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クヌギタケとトトロ。

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クマちゃんとクヌギタケ。

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千手観音のように枝を広げるブナの古木。

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三等三角点の「平和丸」に着いた。地図上に平和丸という名称は無い。祖谷川を隔てて北に対峙する「塔丸」から「丸」を頂いたのか?三等三角点の基準点名は「菅生」となっている。三嶺の北山麓の集落名を「菅生(すげおい)」という。

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平和丸から三嶺を望む。

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標高点 [・1732](中央)の左に石立山分岐、雲に覆われた高ノ瀬が並ぶ。道端で数匹の「オオセンチコガネ」を見つけた。メタリックな金緑色の綺麗なコガネムシにはあまり相応しい名前ではない。日本のフンコロガシ?は鹿のフンを転がしているのか(フンは転がさないらしい)。

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標高点 [・1732] は、なだらかな原っぱで展望が良い。中央奥に剣山と次郎笈。

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中央が石立山分岐の小ピークで左に黒く見えるピークが高ノ瀬。右に下る尾根に中東山を経て石立山へと続く縦走路がある。

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南西(手前)から北東に細長い頂稜部分は中央の尾根から左(北)に折れ、右(北東)に少し戻った丸く見える部分が山頂。

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この付近から見る三嶺の山頂はドームのような形に見える。

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高ノ瀬頂稜西端の岩場の木々が美しく紅葉していた。ここは紅葉の穴場的存在だ。来た甲斐があったというものだ。

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山頂付近のカエデの紅葉。

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鹿に笹が食べられた石立山の山頂に似ている。

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白髪山登山口から3時間半で三等三角点の高ノ瀬に到着。

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スパイスの香りとたっぷりの夏野菜が食欲をそそる「チキンラーメン 夏野菜カレー」ということで、具材にトマト、ナス、インゲンなどの野菜と蒸し鶏が入っている。期間限定の試食品みたいなものか?

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ツェルトは張ってみた。

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帰りは白髪避難小屋まで往路を帰る。紅葉しながらも、しぶとく花が残るタカネオトギリ。

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白く輝く白髪小屋付近のススキ。

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白髪小屋からは分岐を左に取り、林道西熊別府線(ふるさと林道)へと下る。

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2㎞弱の林道歩き。別府へは抜けられないけど数台の車とすれ違った。

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テンナンショウの果実と四国・九州に分布するキク科のヤマアザミ(山薊)

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シソ科のナギナタコウジュとキク科のヨメナは山野の道端などでよく見かける。

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白髪山の峠に戻るとすでに陽が西に傾いていた。



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リレーフォーライフ in 高知 2011.10.8-9

体育の日の連休初日と2日目は高知市城西公園で開催されたリレーフォーライフin高知に参加した。

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リレー・フォー・ライフ(命を受け継ぎ、次の世代に送り伝える)は1995年にアメリカ人外科医が、がん患者を励まし対がん運動組織に寄付する目的で24時間フィールドを歩いたことで始まったイベントで、がん制圧に向けた運動として世界的な盛り上がりを見せており、高知開催は4年目となる。

■ 10月8日(土) ■
リレーフォーライフのイベントプログラムは8日、12時にスタートし翌9日の12時まで24時間かけて行われる。

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オープニングセレモニー挨拶をする尾崎知事。プログラムとしてはリレー・ウォーク、サンセットライブ、ルミナリエセレモニー、啓発活動などがある。

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知事も加わりリレー・ウォークが始まった。リレー・ウォークは公園内のトラックをチームを組んでタスキを繋ぎ24時間歩くイベントのメインプログラム。

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参加させていただいた栄養士会のチーム。メンバーからは「歩くのにえらい」と思われている自分だけど、なぜか登山より足が疲れる。平地を歩くのだから体力はあまり必要ないのだが、筋?が凝ってくる、とでも言うか・・・。トラックはアップダウンの変化が全く無いので同じ部分にだけ負荷がかかるのだと思う。

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チーム紹介。

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香美市の「べふ峡温泉」ブースでは人気のシカドッグやシカバーガー、シカコロッケ、田舎ずしなど販売中。Tさん、Kさんご苦労様。

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自分の昼食はもちろんシカドッグ&バーガー。

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ステージではライブや太鼓の演奏、講演なども行われる

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陽が沈む頃、ルミナリエに火が灯される。ルミナリエはがんを患っている人を励ますために、あるいはがんで亡くなった人を偲ぶために、思い思いのメッセージを添えてキャンドルを灯すセレモニー。人々の思いが込められたキャンドルは、リレー・フォー・ライフの会場に集められ、大会当夜、一斉に点火される。

■ 10月9日(日) ■
2日目も晴れて、陽が昇ると汗ばむ陽気だ。この連休中、上高地や涸沢は大勢の登山者・観光客で賑わっていることだろう。

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朝は4時前に起床、5時には城西公園へ到着してリレー・ウォークに再び合流、お昼のファイナルまで歩いた。

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2日間で歩いた距離は40~50㎞になるはずだが不明。ラップを数えられるのも最初の20回程度が限度。来年はGPSを持って参加しよう。
さあ、明日は足のストレッチに山へ行くぞ!



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