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<![CDATA[三嶺さんぽ通信]]> http://ryousen.chicappa.jp/blog/ ja 60 Chicappa! Blog 「三嶺さんぽ通信」は引っ越ししました! http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=282 三嶺さんぽ通信 http://sanpo.ryousen.jp/ よろしくお願いします! AHREF
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Thu, 23 Apr 2015 15:03:28 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=282
寒風山・笹ヶ峰 2014.7.26 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=281 三嶺さんぽ通信 http://sanpo.ryousen.jp/ 寒風山・笹ヶ峰 2014.7.26 よろしくお願いします! 天気がよい日は笹原のきれいな稜線を歩きたくなる。 平家平と笹ヶ峰の二者択一で、稜線までのアプローチが短い笹ヶ峰に決定。 強い日差しの下、寒風山から一等三角点の山頂まで歩いてみた。 P1320419vga.jpg <笹ヶ峰> banner_b.gif ■行先・位置 寒風山 (標高点 [・1763] 1763m) 高知県いの町・愛媛県西条市、北緯33度48分42秒  東経133度15分42秒 笹ヶ峰 (一等三角点 [笹ヶ峰] 1859.6m) 愛媛県西条市・高知県いの町、北緯33度49分41秒・東経133度16分29秒 ■コースタイム 寒風山登山口 8:22(40分)→ 桑瀬峠 9:02/9:05(48分)→ 寒風山 9:53/10:06(1時間4分)→ 笹ヶ峰 11:10(昼食)/12:04(1時間3分)→ 寒風山 13:07/13:20(31分)→ 桑瀬峠 13:51/13:53(25分)→ 寒風山登山口 14:18 <行き 2時間32分 帰り 1時間59分 計 4時間31分> ■コース水平距離 10.6㎞ ■天気 晴れ時々曇り ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140726_sasagamine.jpg 140726_sasagamine_v.jpg 寒風山隧道の高知県側出口から寒風山を経て稜線を縦走するコースは、往復約11kmと1日の行動距離としても手頃。 笹ヶ峰のみだと、西条側の笹ヶ峰林道登山口から丸山荘を経て山頂に至るコースがもっともよく利用される。 【水平距離10.631㎞、沿面距離11.076km、累積標高差(+)1221m (-)1221m】 P1320355vga.jpg 寒風山登山口の車は、手前の第二駐車場を含めて12~13台というところ。 この駐車場がうまるのは割と遅く、下山する頃に登る人をよく見かける。 P1320356vga.jpg 寒風山登山口から笹ヶ峰までの水平距離は5.3㎞と思ったほど長くない。 それでも、登山口から急登でアップダウンも多いので歩き応えは十分。 P1320357vga.jpg P1320440vga.jpg ギンバイソウ(銀梅草)は、ユキノシタ科ギンバイソウ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地の木陰に生える。 葉の縁に鋭い鋸歯があり、先が2つに裂けている。 登る時点では蕾がほとんどで、午後には少し開いていた(右は下山時)。 P1320358vga.jpg ミヤマツチトリモチ(深山土鳥黐)は、ツチトリモチ科ツチトリモチ属の多年草。 葉緑素を持たず、カエデ類やシデ類などの根に寄生して栄養を得ている。 生え始めたばかりでまだ 「芽?」 の状態。 環境省レッドデータ絶滅危惧II類(VU) P1320360vga.jpg P1320359vga.jpg ウツボグサ(靫草)は、シソ科ウツボグサ属の多年草で日当たりのよい草地や道ばたに生え、特に珍しい草でははい。 花穂を乾燥させたものを夏枯草(かこそう)といい、利尿薬に利用される。 P1320361vga.jpg アカモノ(赤物)は、ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木で北海道・本州・四国の低山から高山帯下部で見られる。 赤く熟した偽果は甘みがあり食用になる。 P1320365vga.jpg 9時02分、寒風山と伊予富士を結ぶ縦走路の最低鞍部 「桑瀬峠」 に着いた。 木陰がないので長く休む気にならない (>_<) P1320369vga.jpg ハシゴやお助けロープが点在する寒風山の登山道は変化があって面白い。 アプローチも楽なので登山者も多い。 P1320370vga.jpg 振り返れば、ゴツゴツした伊予富士の稜線。 P1320371vga.jpg シモツケソウ(下野草)バラ科シモツケ属の多年草。 この花も午前中は蕾が多かった。 P1320373vga.jpg P1320379vga.jpg ミヤマカラマツ(深山落葉松)は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。 カラマツソウとは葉の形や托葉(たくよう)の有無が相違する。 P1320374vga.jpg P1320378vga.jpg ヤマアジサイ(山紫陽花)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木で湿った林内や沢沿いになどに生育し、サワアジサイの別名がある。 花の色は、紅色を帯びるものや白、紫、青など色々。 P1320377vga.jpg P1320380vga.jpg イワキンバイ(岩金梅)は、バラ科キジムシロ属の多年草で高山帯に咲くミヤマキンバイによく似ているが、小葉の鋸歯の尖り具合が低くて葉柄がない。 シコクフウロ (四国風露)は、フウロソウ科フウロソウ属の多年草で夏の四国山地を代表する花。 P1320382vga.jpg P1320384vga.jpg ナンゴククガイソウ (南国九蓋草)ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草で本州(紀伊半島)・四国・九州の日当たりのよい山地や草原に見られる。 オオバギボウシ(大葉擬宝珠)は、はユリ科ギボウシ属の多年草。 花が美しく、若芽や若葉などが山菜のウルイとして利用される。 P1320386vga.jpg 寒風算の山頂が近づいてきた。 ちょっと天気良過ぎて、口からこぼれるのは 「暑いー!」 ばっかり (>_<) P1320387vga.jpg シモツケ(下野)は、バラ科シモツケ属の落葉低木。 シモツケソウに似ているが、こちらは「木」。 花を撮るのも嫌になるほど暑い。 P1320389vga.jpg 9時53分、登山口から1時間31分で寒風山山頂に到着。 笹ヶ峰まで行くのはは、ちょっと 「しんどいなあ (*_*)」 P1320388vga.jpg P1320390vga.jpg 寒風山の基準点は写真測量による標高点のみなので三角点などはない。 境界杭と思われる 「山」 の石柱が設置されている。 P1320391vga.jpg 吹く風は下界とは大違いの涼しさで、休んでいるうちに元気が出てきた。 行くなら、はよう 「行かんといかん!」 P1320392vga.jpg 寒風山東面直下から見る笹ヶ峰とちち山。 けっこう遠く感じるが、寒風山がほぼ中間なので残りの水平距離は約2.6km。 P1320393vga.jpg 最低鞍部を通過し登りにかかる。 P1320395vga.jpg 樹林帯と笹原がくっきり別れる笹ヶ峰。 P1320396vga.jpg 寒風山を振り返る。 左が高知県側(いの町)、右が愛媛県側(西条市)。 P1320397vga.jpg 「笹ヶ峰まで25分」 の道標からが以外と遠い。 P1320399vga.jpg P1320400vga.jpg 笹ヶ峰登山口・丸山荘方面との分岐まで来たら山頂まで2~3分。 P1320414vga.jpg 11時10分、寒風山から1時間04分で笹ヶ峰山頂に到着! 汗だくだー! P1320410vga.jpg P1320402vga.jpg <基準点の概要> ●基準点コード:TR15033529101 ●等級種別:一等三角点 ●冠字選点番号:真1 ●基準点名:笹ケ峰 ●標高:1859.6m 標高は今年、1859.5mから1859.6mへと10cm高くなっている。 P1320413vga.jpg 山頂に祀られる 「金剛笹ヶ峰石鉄蔵王大権現」 と 「大日大聖不動明王」。 P1320409vga.jpg ちち山を眺めながらランチタイム。 P1320403vga.jpg P1320407vga.jpg サッポロ一番 「ふなっしーの千葉を応援! 醤油ラーメンなっしー!」 具材には「ふなっしーナルト」が入り、「梨汁ブシャー小袋」が付いている。 この際、味は 「どうでもいいなっしー!」 エネルギー:410kcal、食塩相当量:6.6g P1320418vga.jpg お昼が済んだら一休みして寒風山に向かって引き返す。 P1320425vga.jpg 寒風山に戻る頃には、持ってきた2リットルの飲料をほとんど飲んでしまった。 夏場は最低2リットル、できたら3リットル欲しい。 P1320428vga.jpg P1320430vga.jpg シシウド?イシヅチボウフウ? どうやら、ウバタケニンジンらしい。 ウバタケニンジン(姥岳人参)は、セリ科シシウド属の多年草。 四国・九州の岩場などに分布し、草丈20~50cmとシシウド仲間では小型。 葉は2~4回4出羽状複葉でイシヅチボウフウより細かく切れ込んでいる。 朝は、ほとんど蕾だったシモツケソウも日差しを浴びて開いていた。 P1320434vga.jpg 桑瀬峠まで帰ったらもう下山したようなもの。 P1320442vga.jpg 14時18分、登山口に帰って来たー! なんだか、「ほっとする」 な・・・。 P1320443vga.jpg 何はさておき風呂に入らないことには! 下山後は最寄の 木の香温泉 で汗を流して帰ろう! P1320445vga.jpg P1320447vga.jpg 熱気がこもらない木の香温泉の浴室は気に入っている。 露天風呂もある外のデッキもいい感じ。 木の香温泉 〒781-2615 高知県吾川郡いの町桑瀬225-16 TEL:088-869-2300 FAX:088-869-2608 ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Fri, 01 Aug 2014 06:06:07 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=281
三嶺 2014.7.20 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=280 三嶺さんぽ通信 http://sanpo.ryousen.jp/ 三嶺 2014.7.20 よろしくお願いします! 天気が良ければ甲斐駒ヶ岳に行ってやろうと計画していた。 しかし、海の日の三連休はすっきりしない予報だったので計画は延期し、晴れ間の期待できそうな日曜日に梅雨明け直前の三嶺に出かけてみた。 P1320300vga.jpg <三嶺> banner_b.gif ■行先・位置 西熊山 (三等三角点[西熊山] 1816.0m) 高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒 三嶺 (二等三角点[三嶺] 1893.6m) 高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒 ■コースタイム 光石登山口 08:28(29分)→ 八丁 8:57(19分)→ 渡渉点 09:16(52分)→ お亀岩避難小屋 10:08/10:10(2分)→ お亀岩 10:12(16分)→ 西熊山 10:28/10:31(10分)→ 大タオ 10:41(32分)→ 三嶺 11:13(昼食)/11:49(2分)→ 稜線(フスベヨリ谷コース)分岐 11:51(42分)→ さおりが原分岐 12:33(42分)→ 八丁 13:15(23分)→ 光石登山口 13:38 【行き 2時間40分 帰り 1時間49分 計 4時間29分(平均速度3.0km)】 ■コース水平距離 15.5km ■天気 曇り時々晴れ ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140720_sanrei.jpg 140720_sanrei_v.jpg 光石を起点にカンカケ谷を登り、お亀岩から西熊山を越えて三嶺へ登頂。 帰りは、カヤハゲ、さおりが原を経て光石へ戻る周回コース。 【水平距離15.514㎞、沿面距離15.981km、累積標高差(+)1422m (-)1422m】 P1320245vga.jpg シカの駆除日ということもあって光石登山口は満車。 車は少し白髪山寄りの路側に置いた。 P1320246vga.jpg 長笹谷の水量は先週よりぐっと減った。 P1320247vga.jpg P1320250vga.jpg ツチアケビの花が開き始めていた。 P1320254vga.jpg P1320255vga.jpg よく見かけるようなキノコだが名前は不明。 傘が窪み、ヒダは広く粗い。 P1320258vga.jpg フスベヨリ谷の吊り橋を右岸側へ渡る。 P1320259vga.jpg マルミノヤマゴボウは、花が終わって茎もたわわに実っている。 もうすぐ赤く熟れる。 P1320262vga.jpg 八丁分岐からは、カンカケ谷にしておこう。 フスベヨリ谷直登より、西熊山から三嶺を眺めながら登る方が好きだ。 P1320267vga.jpg シコクトリアシショウマ(四国鳥足升麻)は、ユキノシタ科チダケサシ属の多年草でトリアシショウマの変種。 チダケサシ属の中では細くて全体に繊細。 P1320271vga.jpg P1320272vga.jpg P1320273vga.jpg まだ幼菌だが、ツキヨタケの可能性が高い? P1320275vga.jpg おかめ岩避難小屋に10時08分着で少し休憩。 P1320277vga.jpg 雲が湧く稜線。 P1320280vga.jpg お亀岩の分岐にはザックがたくさん。 たぶん、空身で天狗塚に行ったのだろう。 P1320281vga.jpg お亀岩から西熊山までのコースタイムは35分。 先週と違い今日は足に乳酸が溜まる感じがしないのでスタスタ歩く。 P1320282vga.jpg P1320283vga.jpg 10時28分、お亀岩から16分で西熊山に到着・・・。 <基準点の概要> ●基準点コード:TR35033670701 ●等級種別:三等三角点 ●冠字選点番号:坐32 ●基準点名:西熊山 ●標高:1816.0m P1320285vga.jpg 雲が多くなってきた。 「・・・」 P1320286vga.jpg 稜線上の銃走路を東へ。 P1320288vga.jpg 大タオ付近からの三嶺。 山頂は見えない。 P1320289vga.jpg アザミの花もよく見るときれい。 P1320292vga.jpg 銃走路側の岩の上で一休み。 P1320293vga.jpg 山頂には数人の人影が見える。 P1320295vga.jpg 青ザレ上部をガスに包まれた山頂を見ながら歩く。 P1320298vga.jpg 11時13分、光石登山口から2時間45分(休憩含む)で三嶺山頂に到着。 3時間以内と、今日は早く着いた。 P1320299vga.jpg P1320301vga.jpg 気温は21℃と涼しい。 P1320303vga.jpg P1320305vga.jpg 今日の一杯は、「カップヌードル ブイトン ビッグ」 「とんこつ醤油をベースに、世界三大スープの一つである「ブイヤベース」を加えたオリジナルの "洋風魚介とんこつ醤油" スープ」 賞味期限切れ直前で、もうたぶん売っていない。 エネルギー:473kcal食塩相当量6.1g P1320307vga.jpg P1320311vga.jpg <基準点の概要> ●基準点コード:TR25033670901 ●等級種別:二等三角点 ●冠字選点番号:興28 ●基準点名:三嶺 ●標高:1893.6m P1320312vga.jpg 分岐まで戻ってフスベヨリ谷へと下る。 P1320315vga.jpg P1320316vga.jpg イブキトラノオ(伊吹虎の尾)は、タデ科イブキトラノオ属の多年草。 伊吹山に多いので 「伊吹山の虎の尾」。 シコクフウロ (四国風露)フウロソウ科フウロソウ属の多年草。 三嶺では山頂やお亀岩周辺のササ原で見かける。 P1320319vga.jpg シカの食害防護ネットは、ロープをほどいて通ったら元に戻す。 P1320323vga.jpg 崩壊地を横断しフスベヨリ谷右岸へ。 P1320325vga.jpg 第三(川下から数えて3つ目)渡渉点を左岸へ。 P1320329vga.jpg ジュウニヒトエ(十二単)は、シソ科キランソウ属の多年草。 本州・四国に分布する日本固有種。 花穂に花が重なり合う様子を、平安時代の女官の装束に見立てた名前。 まだ、咲き始めたばかりで 「十二単」 になっていない。 P1320330vga.jpg さおりが原分岐は右の谷沿いに下る。 P1320331vga.jpg 第二渡渉点を右岸へ(写真は渡ってから上流方向を撮影したもの)。 P1320335vga.jpg さらに第一渡渉点を左岸へ。 P1320343vga.jpg P1320344vga.jpg アワタケ(粟茸)は、イグチ科イグチ属の菌類。 傘の裏に管孔がたくさんあるのはイグチの特徴。 食べたいようなキノコではない。 P1320345vga.jpg フスベヨリ谷左岸の痩せた登山道を下ると、右からカンカケ谷が合流する。 P1320347vga.jpg P1320348vga.jpg 吊り橋で右岸へ渡って谷沿いの斜面を抜けると八丁が近い。 P1320349vga.jpg 八丁まで戻ってきたら、もう下山したようなもの。 P1320350vga.jpg 13時38分、三嶺から1時間49分(休憩含む)で光石登山口へ下山。 あとは風呂に入って 「ビール、ビール♪」。 ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Thu, 31 Jul 2014 07:18:30 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=280
三嶺 2014.7.12 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=279 三嶺さんぽ通信 http://sanpo.ryousen.jp/ 三嶺 2014.7.12 よろしくお願いします! コメツツジの咲くころの三嶺は、週末ごとにすっきりしない天候になる。 梅雨なので当たり前だけど、たまには青空が見たくなる。 P1320194vga.jpg <三嶺> banner_b.gif ■行先・位置 西熊山 (三等三角点[西熊山] 1816.0m) 高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒 三嶺 (二等三角点[三嶺] 1893.6m) 高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒 ■コースタイム 光石登山口 8:51(41分)→ 八丁ヒュッテ 9:32(15分)→ 渡渉点 9:47(登山靴着脱)/9:59(59分)→ お亀岩避難小屋 10:58/11:06(20分)→ 西熊山 11:26/11:30(12分)→ 大タオ 11:42(39分)→ 三嶺 12:21(昼食)/13:07(29分)→ カヤハゲ 13:36/13:37(30分)→ フスベヨリ谷分岐 14:07/14:09(13分)→ さおりが原 14:22(36分)→ 光石登山口 14:58 <三嶺まで 行き 3時間06分 帰り 1時間48分 計 4時間54分> ■コース水平距離 15.4㎞ ■天気 晴れのち曇り ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140712_sanrei.jpg 140712_sanrei_v.jpg光石を起点にカンカケ谷を登り、お亀岩から西熊山を越えて三嶺へ登頂。 帰りは、カヤハゲ、さおりが原を経て光石へ戻る周回コース。 【水平距離15.352㎞、沿面距離15.845km、累積標高差(+)1449m (-)1448m】 P1320130vga.jpg 天気は 「晴れのち曇り」 で昼過ぎまでは青空が見られそうなのだが、体は二日酔いで極めて不調。 P1320133vga.jpg P1320138vga.jpg 何か分からんけど、キノコも生え始めた。 P1320136vga.jpg P1320137vga.jpg キツネノボタン(狐の牡丹)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草。 花は1cmぐらいで小さい。 ヘビイチゴ(蛇苺)は、バラ科キジムシロ属の多年草。 果実は直径8~10mmとヤブヘビイチゴより小さい。 毒は無いが美味しくもない。 P1320139vga.jpg 登山口から5分ほどで少し増水した長笹谷を渡る。 P1320140vga.jpg P1320145vga.jpg ツチアケビ(土通草)は、ラン科ツチアケビ属の腐生植物(菌従属栄養植物)。 日本固有種で別名をヤマノカミのシャクジョウ(山の神の錫杖)という。 秋には赤いソーセージのような実をつけて人目を引く。 トチバニンジン(栃葉人参)は、ウコギ科トチバニンジン属の多年草。 トチノキに似た輪生する葉の間から1本の花茎を出す。 チョウセンニンジンと同属の薬用植物。 P1320148vga.jpg P1320149vga.jpg スギタケモドキ(杉茸擬)は、モエギタケ科スギタケ属のキノコ。 スギタケやヌメリスギタケは、傘や柄の表面に三角形のささくれ状の鱗片があるのに対し、スギタケモドキは、トゲ状の尖った鱗片に覆われている。 P1320150vga.jpg P1320151vga.jpg 傘の真ん中が窪んだキノコ。 珍しいキノコではないと思うが、名前は不明。 P1320153vga.jpg フスベヨリ谷も水量が多い。 P1320156vga.jpg P1320157vga.jpg マルミノヤマゴボウ(丸実の山牛蒡)は、ヤマゴボウ科ヤマゴボウ属の多年草で8月には萼が赤く、実は黒紫色になって花序全体がよく目立つようになる。 ※高知県レッドリスト 準絶滅危惧(NT) P1320160vga.jpg 八丁まで40分。 前夜のアルコールの取りすぎで汗ダクダク。 P1320164vga.jpg P1320166vga.jpg カンカケ谷の渡渉点も台風の影響で増水していた。 ジャンプは厳しい状態だったので、久しぶりに靴を脱いで渡渉した。 汗も引っ込むほど冷たい水が気持ちいい。 P1320169vga.jpg カツラ(桂)は、ブナ帯の渓流沿いなどに多く見られるカツラ科の落葉高木。 カンカケ谷の主は、根元から蘖(ひこばえ)出て、株立ちになる。 秋にはハート型の葉が鮮やかに黄葉する。 P1320172vga.jpg P1320173vga.jpg おかめ岩小屋の水場も水量十分。 P1320179vga.jpg おかめ岩避難小屋と西熊山。 P1320180vga.jpg お亀岩の稜線からおかめ岩避難小屋と西熊山。 P1320181vga.jpg P1320182vga.jpg 西熊山山頂と三嶺ーっ! 西熊山は最近、10cm背が伸びた? <基準点の概要> ●基準点コード:TR35033670701 ●等級種別:三等三角点 ●冠字選点番号:坐32 ●基準点名:西熊山 ●標高:1816.0m IMGP0877vga.jpg 三嶺の右肩に次郎笈。 P1320184vga.jpg 西熊山北面のなだらかなササ原のササは少しよみがえった? P1320188vga.jpg 大タオ付近から三嶺。 雲が浮かんで良い感じ♪ P1320189vga.jpg 西熊山から 「大タオ」 の鞍部まで12分で下って来た。 「タオ」 とは山の鞍部を意味する古語で昔の人は峠を 「タオ」 と読んでいて、中・四国には峠・垰の字をタワ・タオと読む地名が多いそうだ。 「とうげ」 という言葉はタワ越え・タオ越えが転じたと言われる。 P1320190vga.jpg 大タオから北に矢筈山や黒笠山など祖谷山系の稜線が美しい。 大タオは西熊山と三嶺を結ぶ稜線の最低鞍部で、フスベヨリ谷から盗人沢をつめて登った人もいるようだ。 P1320191vga.jpg 秋のような青空! P1320192vga.jpg 今日の三嶺もいいねー! P1320198vga.jpg ミヤマクマザサとコメツツジの絨毯。 P1320199vga.jpg 最後の鞍部でフスベヨリ谷コースを右から合わせて山頂へ。 P1320201vga.jpg 自分が歩いてきた西熊山(天狗塚方面)へ縦走するグループ。 P1320206vga.jpg 12時21分、光石登山口から3時間30分(西熊山から51分)で山頂到着! P1320209vga.jpg P1320220vga.jpg イワキンバイ(岩金梅)は、バラ科キジムシロ属の多年草。 この仲間は似たものが多いが、三嶺に咲いているのはイワキンバイ。 3小葉の鋸歯は、尖り具合がミヤマキンバイより低くて葉柄がない。 <基準点の概要> ●基準点コード:TR25033670901 ●等級種別:二等三角点 ●冠字選点番号:興28 ●基準点名:三嶺 ●標高:1893.6m 三嶺は、1893.4m → 1893.6mと20cm高くなって四捨五入すると1894m。 P1320210vga.jpg にぎわう山頂から展望を楽しむ。 P1320213vga.jpg P1320216vga.jpg 今日の一杯は、エースコックの 「エスニックカフェ トムヤムクン風ヌードル」 「現地で食べる本場の味わいを再現したエスニックタイプのカップめん!」 ということだが、「カップヌードル トムヤムクンヌードル」 には負けている。 エネルギー:255kcal、食塩相当量:4.1g P1320221vga.jpg 一休みしたら縦走路を南に下山。 P1320224vga.jpg 三嶺のコメツツジは、ミヤマクマザサとともに 「三嶺・天狗塚のミヤマクマザサ及びコメツツジ群落」 として1994年に国の天然記念物に指定されている。 P1320226vga.jpg 例年より開花が少し遅れてはいるが、花も蕾も非常に少ない。 当たり年は、3~4年に1度で今年ははずれ年のようだ。 P1320223vga.jpg P1320227vga.jpg シコクトリアシショウマ(四国鳥足升麻)は、ユキノシタ科チダケサシ属の多年草で草丈25~50cmと小さい。 ノイバラ(野茨)は、バラ科バラ属の落葉低木で白髪山分岐から三嶺に至る縦走路周辺でよく見かける。 ノバラ(野薔薇)ともいい、バラだけあって香りがよい。 P1320229vga.jpg 30分でカヤハゲ到着。 P1320232vga.jpg カヤハゲの西尾根から見る三嶺。 P1320233vga.jpg 先日の台風8号の風で倒れた大きな木が道をふさいでいる。 P1320240vga.jpg さおりが原の小川も水量がある。 P1320241vga.jpg P1320242vga.jpg ドクベニタケ(毒紅茸)は、ベニタケ科ベニタケ属のキノコ。 頻繁に見かけるキノコだが、とても苦くて食べられないらしい。 P1320244vga.jpg 爽やかな天気の三嶺だったけど、光石登山口からの登山者は少なかった。 夕べのアルコールもすっかり抜けた。 さっさと帰ってビールにしよう! ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Thu, 31 Jul 2014 06:42:57 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=279
尾瀬・燧ヶ岳・至仏山 2014.7.3~6③ http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=278 三嶺さんぽ通信 http://sanpo.ryousen.jp/ 尾瀬・燧ヶ岳・至仏山 2014.7.3~6③ よろしくお願いします! ■ 7月6日(日) 至仏山 ■ 登山3日目は、山ノ鼻から高山植物の宝庫 「高天ヶ原コース」 で至仏山に登頂、小至仏山を経て鳩待峠に下山するまで。 P1320072vga.jpg <至仏山頂> 深田久弥はその著書「日本百名山」に、 「燧と至仏は尾瀬ヶ原を挟んで相対しているが、前者の威のある直線的な山容に引きかえ、後者は柔らかな曲線を描いて、何となく親しみ易い。」 と書いている。 banner_b.gif ■行先・位置 至仏山 (二等三角点 [至仏山] 2228.1m) 群馬県利根郡みなかみ町・片品村/北緯36度54分13秒・東経139度10分24秒 小至仏山 (標高点 [・2162] 2162m) 群馬県利根郡みなかみ町・片品村/北緯36度53分45秒・東経139度10分18秒 ■コースタイム 山の鼻小屋 4:59(1分)→ 山ノ鼻(1399m) 5:00(8分)→ 至仏山登山口(1409m) 5:08(2時間09分)→ 高天ヶ原(2145m) 7:17(22分)→ 至仏山(2149m) 7:39/7:58(41分)→ 小至仏山 8:39/8:55(24分)→ 休憩所 9:19/9:22(3分)→ 笠ヶ岳分岐 9:25(1分)→ オヤマ沢田代(2022m) 9:26(1時間14分)→ 鳩待峠(1591m) 10:40 【登り 2時間40分 下り 2時間23分 計 5時間03分】 ※コースタイムに休憩時間は含まない。 ■コース水平距離 8.3km(標高差 195m) ■天気 晴れ ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140706_shibutsusan.jpg 140706_shibutsusan_v.jpg 山の鼻小屋から高天ヶ原コースで至仏山に登頂、小至仏山を経て鳩待峠に至る水平距離8.4kmの行程。 【水平距離8.345km、沿面距離8.650km、累積標高差(+)947m (-)752m】 P1320042vga.jpg P1320043vga.jpg 前日作ってもらった弁当で朝食を済ませ、4時59分に小屋を出発。 IMGP0709vga.jpg 小屋からすぐの分岐を5時ちょうどに通過。 IMGP0714vga.jpg 朝もやの湿原を西へ。 夕べ見た予報は、「曇り/雨」 ぐらいであまり良くなかった。 晴れてくれることを期待したいが・・・。 IMGP0718vga.jpg 登山口は小さな尾根の先端にあった。 IMGP0719vga.jpg IMGP0721vga.jpg 植物の生育を妨げる金属成分が多く含まれる蛇紋岩地のため、根が変形した木が多い。 タニウツギ(谷空木)は、スイカズラ科タニウツギ属の落葉小高木。 淡いピンク色が四国で見られるヤブウツギの赤とはまた違って緑に映える。 IMGP0724vga.jpg 「おぉっ!」 もしかして、「晴れてきたー?」 IMGP0733vga.jpg 「おぉーっ!」 尾瀬ヶ原を覆う雲海と今回の山行で初めて見る燧ケ岳の全容! IMGP0736vga.jpg 青空の下で見るウラジロヨウラクはまた一段と鮮やか。 IMGP0738vga.jpg P1320049vga.jpg イワイチョウ(岩銀杏 )は、ミツガシワ科イワイチョウ属の多年草(1属1種)。 北海道・本州(中部以北)の高山の湿原などに自生。 IMGP0745vga.jpg 6時15分、蛇紋岩の岩場に差し掛かった。 IMGP0737vga.jpg P1320044vga.jpg ミヤマダイモンジソウ(大文字草)は、ユキノシタ科ユキノシタ属の多年草。 北海道・本州(中部以北)の高山の湿った岩場に見られる(日本固有)。 大の字状の花を多数つけ、中心部は黄色またはオレンジ色。 普通のダイモンジソウの花弁は2枚が極端に長いが、ミヤマダイモンジソウはそれほど長くなく5個の花弁の長さが不揃いの場合が多い。 P1320046vga.jpg P1320045vga.jpg ジョウシュウアズマギク(上州東菊)は、キク科ムカシヨモギ属の多年草。 本州(至仏山・谷川岳周辺)に分布するミヤマアズマギクの変種。 IMGP0754vga.jpg 6時38分、尾瀬ヶ原の雲海が少しずつ晴れてきた! P1320050vga.jpg 青空に向かって気持ちよく登る。 IMGP0760vga.jpg IMGP0761vga.jpg オゼソウ(尾瀬草)は、ユリ科オゼソウ属(1属1種)の多年草。 本州(至仏山・谷川岳)と北海道天塩問寒別の蛇紋岩地帯に分布し、テシオソウの別名がある。昭和4年に至仏山で発見された。 ヨツバシオガマ(四葉塩竈)は、ゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草。 高山の湿り気のある草地に生え、葉は茎の節ごとに4枚ずつ輪生する。 P1320053vga.jpg P1320058vga.jpg ハクサンイチゲ(白山一華 )は、キンボウゲ科イチリンソウ属の多年草。 本州(中部以北)・北海道の高山帯の草地や岩場に生える。 日本アルプスのお花畑を構成する代表的な高山植物のひとつ。 ジョウシュウキバナノコマノツメ(上州黄花の駒の爪)は、スミレ科スミレ属の多年草で本州(至仏山・谷川岳)に分布する。 キバナノコマノツメの変種で蛇紋岩地に生える。 葉が少し厚めで毛が少ないのが特徴らしいが、違いはよく分からない。 IMGP0765vga.jpg ユキワリソウ(雪割草)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草。 雪解けとともに花をつけるので雪割草の名がある。 P1320056vga.jpg 花片の切れ込みはハクサンコザクラのV型より小さいハート形で岩場に多い。 四国でも石鎚山系や剣山地の一部で見られる。 IMGP0758vga.jpg P1320059vga.jpg クモイイカリソウ(雲居碇草)は、メギ科イカリソウ属の多年草。 本州(早池峰山・至仏山・谷川岳)の特産種で蛇紋岩地に生える。 縁を中心に赤みがかった葉と縁取りもない緑の葉。 P1320060vga.jpg ハクサンイチゲとユキワリソウのお花畑。 IMGP0774vga.jpg 7時04分、雲海が晴れた尾瀬ヶ原に田んぼのような池溏が光っている。 初めて見る尾瀬の絶景! IMGP0787vga.jpg 7時17分、頂上直下の高天ヶ原と呼ばれる場所まで登ってきた。 雪田ができるなだらかな南東向きの斜面には高山植物が多い。 P1320064vga.jpg 高天ヶ原から尾瀬ヶ原を俯瞰する。 周辺にガスが湧いてきた。 IMGP0788vga.jpg 北に目を転じて雪渓の残る越後の山々を望む。 P1320065vga.jpg ホソバヒナウスユキソウ(細葉雛薄雪草)は、キク科ウスユキソウ属の多年草で谷川岳と至仏山の蛇紋岩地の崩壊地や風衝草原に特産する。 ミヤマウスユキソウが蛇紋岩の酸性土壌に適応したための変種といわれ、葉の幅が1~3mmと細い。 IMGP0795vga.jpg 北西の風を避けるようにハイマツ帯の南側に群生するチングルマ。 P1320066vga.jpg P1320067vga.jpg タカネシオガマ(高嶺塩釜)は、ゴマノハグサ科シオガマギク属の一年草。 北海道・本州(中部以北)の高山帯に分布し、砂礫地や草地に生える。 よく似るミヤマシオガマの葉は、シダのような細かく裂ける。 湿原が好みのタテヤマリンドウは砂礫地にも咲いている。 P1320068vga.jpg P1320069vga.jpg 湿原に咲いていたハクサンチドリとヒメシャクナゲも点在。 P1320070vga.jpg P1320071vga.jpg イワカガミもポツポツと咲いている。 ショウジョウバカマ(猩々袴)は、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。 名前の由来は花を猩々の赤い顔に、葉の重なりを袴に見立たてたもの。 四国のショウジョウバカマは概ねピンクでこんなに赤くならない。 IMGP0799vga.jpg 7時31分、山頂まであと少し。 IMGP0803vga.jpg 7時40分、山ノ鼻から2時間40分(休憩含む)で山頂到着。 IMGP0811vga.jpg P1320079vga.jpg 至仏山頂北西面は意外と岩がゴツゴツしている。 <基準点の概要> ●基準点コード:TR25539218301 ●等級種別:二等三角点 ●冠字選点番号:暑7 ●基準点名:至仏山 ●標高:2228.1m P1320077vga.jpg 気持ちいいー! IMGP0808vga.jpg 北東方向に山ノ鼻北側の八海山(背中アブリ山)山麓の背中アブリ田代。 IMGP0813vga.jpg 8時01分に山頂を出発。 振り返って鳩待峠への下山路から見る至仏山。 IMGP0816vga.jpg 前方のピークは小至仏山(標高点 2162m)。 IMGP0817vga.jpg 前方右奥には笠ヶ岳(三等三角点 [笠ヶ岳] 2057.5m)。 IMGP0819vga.jpg 小至仏山と笠ヶ岳。 P1320082vga.jpg P1320089vga.jpg タカネシュロソウ(高嶺棕櫚草)は、ユリ科シュロソウ属の多年草。 分布は至仏山と笠ヶ岳で別名をムラサキタカネアオヤギソウ(紫高嶺青柳草)という(長い・・・)。 近所の三嶺で見かけるホソバシュロソウより色は明るい。 タカネバラはほぼ終了。 IMGP0830vga.jpg 8時39分、小至仏山山頂に到着! IMGP0829vga.jpg P1320087vga.jpg P1320088vga.jpg 「ヤマネチ!」 久しぶりのヤマネチに動揺している・・・。 ということもないが、ギャラリーが気になる (^^;) IMGP0836vga.jpg あとは前方の尾根を東に向かって下る。 至仏山を山ノ鼻から登ると、山頂まで西向きで山頂から南向き、オヤマ沢田代から東向きとなりUターンする感じのコースとなる。 P1320098vga.jpg P1320092vga.jpg シナノキンバイ(信濃金梅)は、キンポウゲ科キンバイソウ属の多年草。 北海道・本州(中部以北)の高山帯に生える高山植物でキンポウゲ科の中では花が全体に大柄でよく目立つ(この花も割と好きだな)。 P1320093vga.jpg 再びイカリソウ。 今度は赤い縁取りがある緑の葉。 IMGP0838vga.jpg 9時18分、尾瀬ヶ原と噴煙を上げているかのような燧ヶ岳。 IMGP0845vga.jpg 笠ヶ岳へのコースを右に分けるとすぐオヤマ沢田代に入る。 P1320097vga.jpg P1320101vga.jpg 花をたくさんつけてゴージャスなイワカガミとシラネアオイ シラネアオイ(白根葵)は、キンポウゲ科(シラネアオイ科とされることもある)シラネアオイ属の多年草で日本固有種の1属1種。 花弁はなく、花片に見える淡い紫色の大きな萼片が4枚ある。 花言葉は、「優美・完全な美」 IMGP0858vga.jpg 前方に燧ヶ岳を見ながら鳩待峠に向かって下る。 P1320103vga.jpg P1320106vga.jpg 初めて見た葉脈が赤紫色の名前の分からないスミレ(左)。 ジュエリーのように綺麗なマイヅルソウ。 IMGP0865vga.jpg 10時40分、鳩待峠の至仏山登山口にゴール! IMGP0869vga.jpg 登山者やハイカーで賑わう鳩待峠休憩所。 群馬県片品村の津奈木~鳩待峠口間は、登山シーズンの交通規制が行われているのでマイカーと二輪車の乗り入れが制限されている。 IMGP0873vga.jpg 幅員が狭く急カーブが連続するため7mを超える車両の通行はできない。 登山者は戸倉から乗合バスやタクシー、マイクロバスなどを利用する。 後方に至仏山が見える。 P1320107vga.jpg P1320110vga.jpg ツアー参加者が下山するまで至仏山を眺めながらビール。 昼食にはカツカレー。 P1320111vga.jpg P1320114vga.jpg 鳩待峠から関越交通の貸切輸送を利用し、戸倉で四国観光バスに乗り換え。 P1320116vga.jpg 登山の汗を流しに寄ったのは、望郷の湯 ■大自然の贈り物・白沢高原温泉■   「望郷の湯」 「道の駅・白沢」 「座・白沢(農産物等直売所)」 〒378-0125 群馬県沼田市白沢町平出1297番地  電話0278-53-3939 P1320122vga.jpg P1320125vga.jpg 風呂上がりのビールはたまらん。 2度目の昼食は、「“奥利根もち豚”冷しゃぶうどん」 900円也。 これ、けっこういける (*^_^*) 次に寄る機会があったら、「また食べたい!」 なのだ。 P1320128vga.jpg バスの中での夕食は養老SAで買った天むす弁当。 高松で乗り換えてシャトルの高知到着は月曜日の早朝2時頃だった。 3時間ほど睡眠をとって仕事へ出たが、バスの中でよく寝たので平気だった。 3日と少々で尾瀬と2つの百名山を楽しめるお手頃ツアーの利用価値は大きい。 遥かな尾瀬~遠い空~♪ ▶ 登山1日目へ ▶ 登山2日目へ ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Sun, 27 Jul 2014 13:08:46 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=278
尾瀬・燧ヶ岳・至仏山 2014.7.3~6② http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=277 三嶺さんぽ通信 http://sanpo.ryousen.jp/ 尾瀬・燧ヶ岳・至仏山 2014.7.3~6② よろしくお願いします! ■ 7月5日(土) 尾瀬ヶ原 ■ 登山2日目は、尾瀬沼ヒュッテから尾瀬沼北岸沿いのコースで尾瀬ヶ原へ。 竜宮十字路からヨッピ吊橋、東電小屋を往復し、中田代三叉路(牛首分岐)を経て至仏山麓の山ノ鼻までの行程。 P1320014vga.jpg <尾瀬ヶ原> banner_b.gif ■行き先・位置 尾瀬ヶ原(尾瀬沼~見晴~竜宮十字路~東電小屋~竜宮十字路~山ノ鼻) 福島県南会津郡檜枝岐村、新潟県魚沼市湯之谷地区 群馬県利根郡片品村 ■コースタイム 尾瀬沼ヒュッテ 6:58(2分)→ 長蔵小屋売店 7:00/7:22(4分)→ 大江湿原分岐 07:26/07:28(9分)→ 長英新道分岐 7:37(2分)→ 浅湖湿原 7:39/7:42(38分)→ 沼尻 8:20(トイレ休憩)/8:32(15分)→ 白砂田代 8:47/8:49(6分)→ 白砂峠 8:55(52分)→ 美晴新道分岐 9:47(12分)→ 美晴(原の小屋) 9:59(ビール・昼食)/10:56(39分)→ 竜宮小屋 11:35(トイレ休憩)/11:40(5分)→ 竜宮十字路 11:45(32分)→ ヨッピ吊橋 12:17/12:19(16分)→ 東電小屋 12:35/12:51(17分)→ ヨッピ吊橋 13:08/13:12(22分)→ 竜宮十字路 13:34(5分)→ 竜宮現象吸込み口 13:39/13:43(1分)→ 竜宮現象吐出し口 13:44/13:47(12分)→ ミズバショウ群生地 13:59/14:01(14分)→ 牛首分岐 14:15(45分)→ 山の鼻小屋 15:00(1分)→ 山ノ鼻(至仏山荘) 15:01(FB友達と記念撮影)/15:14(1分)→ 山の鼻小屋 15:15 【5時間50分/6時間50分(山と高原地図)】 ※コースタイムに休憩時間は含まない。 ■コース水平距離 18.9km(標高差 -244m) ■天気 曇りのち雨 ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140705_ozegahara.jpg 140705_ozegahara_v.jpg 尾瀬沼(1670m)から尾瀬沼北岸のコースをとって、見晴から尾瀬ヶ原を西進、途中の竜宮十字路からヨッピ吊橋、東電小屋を往復し、牛首分岐を経て至仏山麓の山ノ鼻(1,400m)まで約19kmの行程。 【水平距離18.945km、沿面距離19.043km、累積標高差(+)339m (-)583m】 P1310995vga.jpg P1310992vga.jpg 日程に余裕があるので朝食もゆっくりいただく。 IMGP0456vga.jpg 朝食を済ませて午前7時に尾瀬沼ヒュッテを出発。 明け方から降り続いた雨は上がったようだったが、空はどんより。 晴れる見込みはなさそうだ (+_+) IMGP0460vga.jpg ちょっとしゃれている長蔵小屋の売店へ寄ってみた。 IMGP0465vga.jpg IMGP0469vga.jpg 大江湿原で左に折れ、尾瀬沼北岸を西に進んで長英新道分岐を通過。 IMGP0472vga.jpg 昨日、寄り道した浅湖湿原を横切る。 IMGP0479vga.jpg IMGP0481vga.jpg レンゲツツジ(蓮華躑躅)のオレンジ色が鮮やか。 レンゲツツジを含めツツジ科の植物は有毒植物が多い。 IMGP0482vga.jpg 左手に尾瀬沼が見ながら西へと進む。 すれ違う人もまだまばら。 IMGP0487vga.jpg 沼尻平の分岐(四叉路)に燧ヶ岳のナデッ窪ルートが右から合流する。 まっすぐが進むと尾瀬ヶ原に出る。 IMGP0488vga.jpg 左に折れると、すぐ先に長蔵小屋の沼尻休憩所が建っている。 軽食なども用意されていて、トイレ休憩にもちょうどよい。 P1310998vga.jpg チングルマの果実に朝露がついて美しい (*^_^*) IMGP0498vga.jpg 尾瀬沼から尾瀬ヶ原に向かって流れ下る沼尻川の右岸を見晴へ向かうと、沼尻から15分ほどで白砂湿原へ入る。 IMGP0506vga.jpg コース上の最高地点、白砂峠(1680m)を越える。 ちなみに尾瀬沼は約1660mで、尾瀬ヶ原は約1400m。 IMGP0510vga.jpg 尾瀬ヶ原と燧ヶ岳を最短で結ぶ見晴新道は、現在通行禁止になっている。 濡れた木道はよく滑るので要注意! IMGP0512vga.jpg 沼尻から1時間25分、やっと森を抜け見晴(1415m)に出た。 IMGP0515vga.jpg P1320004vga.jpg 原の小屋の無料休憩所で雨宿り。 そうだ、「原の小屋で腹へった!」 P1320002vga.jpg P1320007vga.jpg まだ10時だけど、手作りカレーライスとバナナケーキのコーヒーセットを注文。 「ついで」 にビールも (^^;) IMGP0517vga.jpg 雨脚が弱った頃合をみて出発。 IMGP0518vga.jpg IMGP0520vga.jpg タカネバラ(高嶺薔薇)は、バラ科バラ属落葉低木。 本州(尾瀬・中部以北の高山)と四国の亜高山帯(剣山・東赤石山)に分布。 IMGP0522vga.jpg いよいよ尾瀬ヶ原へ突入! IMGP0528vga.jpg 燧ヶ岳西山麓の見晴を振り返る。 1人、2人と出発したようだ。 IMGP0527vga.jpg IMGP0530vga.jpg ウラジロヨウラク(裏白瓔珞)は、ツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木で本州(関東・中部・東北)に分布、鳥海山にたくさんあったのを覚えている。 マイサギソウ(舞鷺草)は、ラン科ツレサギソウ属の多年草。 ヤマサギソウの変種で四国にも分布するらしい。 IMGP0535vga.jpg IMGP0537vga.jpg ナガバノモウセンゴケ(長葉ノ毛氈苔)は、モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草で尾瀬と北海道の高層湿原に生える希少な食虫植物。 オゼタイゲキ(尾瀬大戟)は、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草。 苞葉が花のように黄色くなるので、見慣れたナツトウダイより派手。 IMGP0544vga.jpg ヤマドリゼンマイ(山鳥薇)は、ゼンマイ科ゼンマイ属の多年生シダ類で北海道~九州の山野の湿地や湿原に分布。 ヤマドリゼンマイは尾瀬ヶ原の顔にもなっているようだが・・・。 尾瀬沼の水をトンネルで群馬県側の片品川に流すようになってから、沼尻川から流れ込む水が減って乾燥化が進んでヤマドリゼンマイが増殖したので、喜ばしいことでもないらしい。 IMGP0545vga.jpg 六兵衛堀の透明な水流。 IMGP0549vga.jpg 「県境」 が近づいてきた。 P1320008vga.jpg 見晴を振り返ってみる。 燧ヶ岳はずっとガスに包まれたまま。 IMGP0550vga.jpg IMGP0552vga.jpg 沼尻川を渡ると福島県(東北)から群馬県(関東)へ入る。 沼尻川は、尾瀬沼の沼尻から流れ出て、尾瀬ヶ原を東から西へ、そして北へとと蛇行し、ヨッピ川と合流すると只見川と、名前を変えて最終的には阿賀野川となって日本海へ注いでいる。 IMGP0556vga.jpg 尾瀬ヶ原のヘソ的な場所、竜宮十字路の東に建つ竜宮小屋。 IMGP0554vga.jpg IMGP0559vga.jpg カラマツソウ(落葉松草)は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で本 ミヤマカラマツやモミジカラマツなど仲間も多い。 ゼンテイカ(禅庭花)は、ユリ科ワスレグサ属の多年草で咲き始めたばかり。 一般的には「ニッコウキスゲ」、北海道では 「エゾカンゾウ」と呼ばれる。 IMGP0561vga.jpg 小屋からすぐの竜宮十字路で休憩する登山者が見える。 山ノ鼻へは真っ直ぐ進む。 十字路を左(南)に進めばアヤメ平を経て鳩待峠へ。 また、富士見峠を経て白尾山、尾瀬沼へ出る。 P1320009vga.jpg 時間があるので十字路を北へ進み、東電小屋まで足を伸ばしてみよう。 P1320011vga.jpg P1320015vga.jpg ヤナギトラノオ(柳虎の尾)は、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草で本州(中部以北)・北海道に分布し、山地の湿原にまれに生えるとされている。 トキソウ(朱鷺草)は、ラン科トキソウ属の多年草。 四国では稀な植物ということで見たことない。 IMGP0577vga.jpg ヨッピ吊橋からヨッピ川沿いに牛首分岐へ向かうグループが見える。 IMGP0579vga.jpg ヨッピ吊橋の分岐が近づいた。 IMGP0580vga.jpg IMGP0582vga.jpg のんびり歩いたので竜宮十字路から30分以上かかってしまった。 IMGP0583vga.jpg ヨッピ吊橋を渡ってヨッピ川左岸へ(右が下流)。 至仏山の方向から川上川、猫又川、上ノ大堀川などの水を集めたヨッピ川が、この橋の下流で尾瀬沼から流れてきた沼尻川と合流、只見川となって、原の北東端の平滑ノ滝、三条ノ滝を落下し、北流する。 ヨッピ川の名は 「水の集まるところ」 という意味が由来だという。 IMGP0589vga.jpg また雨脚が強くなってきた。 IMGP0590vga.jpg 12時35分、ヨッピ吊橋から15分ほどで東電小屋に到着。 東京電力は、尾瀬国立公園全体の約4割、特別保護地区(尾瀬ヶ原・尾瀬沼・燧ヶ岳)の約7割の土地を所有し、山小屋も東電小屋をはじめ、尾瀬沼山荘、元湯山荘、至仏山荘、鳩待山荘を運営している。 IMGP0592vga.jpg 東電小屋でトイレ休憩と雨宿り。 IMGP0594vga.jpg 東電小屋で一休みしたら、再びヨッピ吊橋に向かって西へ。 小雨に煙るヨシッ堀田代にワタスゲの白いラインが一筋の道のように。 (木道北側の景鶴山方向) IMGP0599vga.jpg IMGP0601vga.jpg ヨッピ吊橋を渡り返して真っ直ぐ進むと最短で牛首分岐に出られる。 このコースも気になるが、初めての尾瀬なので真ん中の道を歩いてみたい。 IMGP0602vga.jpg ということで、左に折れて再び竜宮十字路に向かう。 IMGP0606vga.jpg IMGP0607vga.jpg ルリイトトンボ(瑠璃糸蜻蛉)は、イトトンボ科ルリイトトンボ属のトンボ。 北海道・本州(岐阜以北の高地)の山岳地帯の池沼に生息している。 ごく限られた環境に生息するメタリックブルーのきれいな糸蜻蛉。 コツマトリソウ(小褄取草)は、サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草。 北海道・本州(中部)の湿原に生える。 全体に小形で葉先が丸みを帯びていて、花弁が「つまどり」されていない。 IMGP0609vga.jpg 竜宮十字路に帰って来た。 IMGP0611vga.jpg 尾瀬ヶ原には大小多数の池塘が点在する。 IMGP0613vga.jpg (青・黄・赤)信号機にピンクとグリーンをプラス+ なかなか上手に色分けしたパーティーだ。 IMGP0616vga.jpg IMGP0623vga.jpg <宮現象 入口>              <竜宮現象 出口> 『竜宮』とは、竜宮小屋近くにある伏流水のことで、湿原の内部を目に見える形で表す貴重で神秘的な場所だと言われている。 竜宮の入口と出口にはそれぞれ淵があり、入口で吸い込まれた水が地中に潜り、50m程先の出口から再び湧き出す。 このようなトンネルが尾瀬ヶ原の地中一面に広がっているのだそうな。 IMGP0637vga.jpg 源五郎堀にいくつかの流れが集まって下流で下ノ大堀川になる。 IMGP0638vga.jpg IMGP0639vga.jpg 14時15分、牛首分岐・中田代三叉路(1404m)を通過。 IMGP0642vga.jpg 覗き込んでみたくなる上ノ大堀川の清流。 IMGP0654vga.jpg 池塘に浮かぶハスの葉に似たものは、ヒツジグサの葉っぱらしい。 IMGP0652vga.jpg ヒツジグサ(未草)は、スイレン科スイレン属の多年草。 日本全国の池や沼に広く分布しているらしいが、高知県ではほとんど見られなくなったのかレッドデータではDD(情報不足)とされている。 IMGP0659vga.jpg 川上川に掛かる橋を渡ると山ノ鼻は近い。 至仏山はガスに包まれているが、少し陽が差して雪渓が見えている。 「晴れてくれないかなあ」 IMGP0665vga.jpg IMGP0666vga.jpg 14時59分、尾瀬ロッジと山の鼻小屋を通過して一旦、山ノ鼻の分岐へ。 P1320021vga.jpg 至仏山荘で働くFB友達の栗栖くんにご挨拶。 彼は毎朝 「山ノ鼻、尾瀬便り♪」 を届けてくれる。 今回は、残念ながら団体が入っていて宿泊の予約が取れなかった。 IMGP0675vga.jpg 今夜の宿は、尾瀬ロッジと至仏山荘の間に建つ山の鼻小屋IMGP0671vga.jpg 受付を済ませて部屋に荷物を置いたらフロ、フロ! P1320025vga.jpg IMGP0674vga.jpg 小屋のお風呂で一番風呂 湯上りに「とりあえず」のビール! P1320036vga.jpg 夕食は17時から食堂で。 P1320031vga.jpg 今夜も山小屋にしては贅沢な夕食。 イワナの煮付けやマイタケと野菜のテンプラ、ゴマ豆腐に豚の焼き肉など。 美味い♪ IMGP0695vga.jpg IMGP0688vga.jpg 夕食後、まだ明るいので山ノ鼻周辺を散策。 ヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)は、アヤメ科アヤメ属の多年草。 北海道・本州(中部以北)に分布し、高地の湿原などに自生する。 尾瀬にはよく似るカキツバタも自生する。 IMGP0699vga.jpg ビジターセンター前のテント場。 IMGP0700vga.jpg 尾瀬山の鼻ビジターセンターを見学。 IMGP0701vga.jpg IMGP0704vga.jpg 入口に掲示されていたイベント情報を見てスライドショーに参加してみた。 スライドショーでは尾瀬の成り立ちや自然についてお勉強。 P1320040vga.jpg 小屋に帰って 「尾瀬の酒」 で軽く晩酌。 小屋の朝食は6時なので、朝食は弁当にしてもらった。 早朝の出発に備えてさっさと就寝。 グーグー♪ ▶ 登山1日目へ ▶ 登山3日目へ ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Sun, 27 Jul 2014 12:24:35 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=277
尾瀬・燧ヶ岳・至仏山 2014.7.3~6① http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=276 三嶺さんぽ通信 http://sanpo.ryousen.jp/ 尾瀬・燧ヶ岳・至仏山 2014.7.3~6① よろしくお願いします! かねてから訪ねてみたいと思っていた憧れの尾瀬。 長い年月を経て成り立つ湿原の絶景を、その東西に絶妙な位置関係で聳える燧ケ岳と至仏山の2つの名峰をつないで歩いてみた。 IMGP0774vga.jpg <至仏山から望む尾瀬ヶ原と燧ケ岳> banner_b.gif ■行先・位置 燧ヶ岳(柴安嵓) (標高点 [・2356] 2356m) 福島県南会津郡檜枝岐村/北緯36度57分18秒・東経139度17分07秒 燧ケ岳(俎嵓) (二等三角点 [燧岳] 2346.2m) 福島県南会津郡檜枝岐村/北緯36度57分19秒・東経139度17分19秒 至仏山 (二等三角点 [至仏山] 2228.1m) 群馬県利根郡みなかみ町・片品村/北緯36度54分13秒・東経139度10分24秒 小至仏山 (標高点 [・2162] 2162m) 群馬県利根郡みなかみ町・片品村/北緯36度53分45秒・東経139度10分18秒 ■コース水平距離 38.8km(標高差 108m) 140704-06_oze.jpg 140704-06_oze_v.jpg 1日目: おだやかな湿原をもつ御池からのコースで東北最高峰の燧ヶ岳に      登り、長英新道を尾瀬沼東岸へと下る。 2日目: 尾瀬沼から沼尻、美晴を経て尾瀬ヶ原を山ノ鼻まで散策。 3日目: 山ノ鼻から高天ヶ原コースで至仏山へ登り、鳩待峠に下山。 【水平距離38.801km、沿面距離39.638km、累積標高差(+)2435m (-)2327m】 ■ 7月3日(木) 高知~尾瀬御池 ■ 四国からだとアクセスに長い行程を要する尾瀬。 通常、飛行機か鉄道でアクセスの基点となる東京に出て、電車とバスを乗り継ぎ、沼田や上毛高原、会津高原尾瀬口から入るか、都内からの夜行バスを利用するなど数回の乗継が必要になる。 「遥かな尾瀬~♪」 なのである。 P1310839vga.jpg 今回の山旅は、乗継の煩雑さと交通費軽減のため、尾瀬行きの直行バス (高知、愛媛と香川の一部から高松まではシャトル)を使ってみた 。 乗客のほとんどが 「燧ヶ岳・至仏山と尾瀬縦走」 ツアーの参加者なのだが、ツアーは「いや」なのでバスだけ利用。 P1310840vga.jpg P1310835vga.jpg 〔尾瀬直行バス運行予定〕 南国道の駅 風良里 16:20 → 高松中央ICファミリーマート(乗換)17:40 → 津田SA自販機前 18:00 → 鳴門ICローソン 18:30 → 尾瀬御池 8:00 (淡路SA・養老SA・梓川SAでトイレ休憩のため停車) 夕食と2日目の朝食・昼食は、最終集合地の鳴門ICローソンで調達。 ■ 7月4日(金) 燧ケ岳 ■ 登山1日目は、御池から湿原や雪渓が点在する登山道をたどって東北最高峰の燧ヶ岳の2つのピークに登頂し、長英新道を尾瀬沼へ下る、3日間で最もハードな行程。 IMGP0372vga.jpg <燧ヶ岳山頂> 深田久弥はその著書「日本百名山」に、 「広い原の向こうの果てに、遮るものなく 燧岳の全容を望んだ時は、天下一品という気がした。」 と書いている。 banner_b.gif ■行先・位置 燧ヶ岳(柴安嵓) (標高点 [・2356] 2356m) 福島県南会津郡檜枝岐村/北緯36度57分18秒・東経139度17分07秒 燧ケ岳(俎嵓) (二等三角点 [燧岳] 2346.2m) 福島県南会津郡檜枝岐村/北緯36度57分19秒・東経139度17分19秒 ■コースタイム 尾瀬御池 7:22(5分)→ 燧裏林道分岐 7:27(58分)→ 広沢田代 8:25/8:35(46分)→ 熊沢田代 9:21/9:28(1時間17分)→ 燧ヶ岳(俎嵓) 10:45/10:56(18分)→ 燧ヶ岳(柴安嵓) 11:14(昼食)/11:44(17分)→ 俎嵓分岐 12:01(16分)→ 長英新道・ナデッ窪分岐 12:17(1時間54分)→ 長英新道分岐 14:11(浅湖湿原)/14:27(18分)→ 大江湿原 14:40/14:44(1分)→ 大江湿原分岐 14:45/14:48(6分)→ 長蔵小屋 14:54/14:55(3分)→ 尾瀬沼ヒュッテ 14:58 【登り 3時間24分 下り 2時間50分 計 6時間14分】 ※コースタイムに休憩時間は含まない。 ■コース水平距離 11.5km(標高差 176m) ■天気 曇りのち雨(時々晴れ間あり) ■楽しさ ★★★★★(満点!) コースタイム(登山用語)とは、登山コースの区間所要時間のことで休憩時間は含まない。所要時間の算出方法に明確な基準は無く長めの設定が多いが、中にはシビアなものもあるので要注意! 140704_hiuchigatake.jpg 140704_hiuchigatake_v.jpg 燧裏林道から登山道へ入り広沢田代、熊沢田代などの湿原を通って俎嵓・柴安嵓の2つのピークを踏んだ後、長英新道を下って尾瀬沼東岸に建つ 尾瀬沼ヒュッテ まで11.5kmの行程。 【水平距離11.500km、沿面距離11.918km、累積標高差(+)1148m (-)972m】 P1310843vga.jpg P1310850vga.jpg バスは予定より1時間ほど早く尾瀬御池に到着。 (雨が心配されるので朝食は到着前にバスの中で済ませておいた) P1310849vga.jpg 御池ロッジそばの休憩所 「山の家御池」(右端)で出発準備。 尾瀬沼に手軽にアクセスできる 「沼山峠行き」 のシャトルバスが出ているが、平日の早朝、しかも予報は雨なので登山者の姿は少ない。 P1310851vga.jpg ガイドの掛け声で準備体操を始めたツアー参加者を尻目に 「出発!」 P1310852vga.jpg 駐車場の西端から燧裏林道へ入る。 燧ケ岳は御池登山口から登ると、途中の二つの田代(湿原)がアクセントとなって登りやすいということだ。 P1310855vga.jpg 御池の駐車場を抜け燧裏林道に入って直ぐに、尾瀬ヶ原方面と燧ヶ岳登山道の分岐があり、ここを左にとって山頂を目指す。 (「← 燧ヶ岳」 に従い左に折れる) P1310858vga.jpg ワクワクしながらうっそうとした森の中を進む。 P1310860vga.jpg P1310861vga.jpg 早速、花が足を止めてくれるので撮らないと・・・。 マイヅルソウ(舞鶴草)は、ユリ科マイヅルソウの多年草で山地帯上部から亜高山帯に自生し、ホームトレイルの三嶺でも見られる。 ゴゼンタチバナ(御前橘)は、ミズキ科の多年草。 愛媛県にも隔離分布するらしいが、まだ見たことはない。 P1310862vga.jpg 木道をしばらく進むと、広沢田代むかって急な登りとなる。 岩ゴロゴロの急登! P1310865vga.jpg P1310877vga.jpg オサバグサ(筬葉草)ケシ科オサバグサ属の多年草で日本固有種。 本州(中部・東北)に分布し、針葉樹林の林床、林縁にまれに見られる。 昨年行った八ヶ岳の行者尾根にも咲いていた。 ムラサキヤシオ(紫八汐)は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木で北海道・本州(東北・中部の日本海側)に分布。 紫がかった濃いピンクがミツバツツジより鮮やかで新鮮! P1310869vga.jpg P1310871vga.jpg ミツバノバイカオウレン(三葉の梅花黄蓮)は、キンポウゲ科オウレン属の多年草で別名をコシジオウレン(越路黄蓮)という。 高知で見ることができるバイカオウレンの小葉が5枚なのに対しこちらは3枚。 エンレイソウ(延齢草)は、ユリ科エンレイソウ属の多年草。 四国のエンレイソウより大きい! P1310881vga.jpg 尾瀬ヶ原では終わっているミズバショウの花も沢筋などにまだ残っていた。 ミズバショウ(水芭蕉)は、サトイモ科ミズバショウ属の多年草。 北海道・本州(中部以北)の日本海側に分布する。 白い仏炎苞は、ユキモチソウなどと同じサトイモ科の仲間のしるし。 IMGP0289vga.jpg 出発から約1時間 (MAPPLE 山と高原地図のコースタイムとほぼ同じ) のゆっくりペースで広沢田代に着いた。 IMGP0287vga.jpg IMGP0304vga.jpg チングルマ(珍車)は、バラ科ダイコンソウ属の落葉小低木。 花、羽毛のある実、紅葉と3回楽しめるチングルマは最も好きな高山植物。 タテヤマリンドウ(立山竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の越年草で北海道・本州(中部以北の日本海側)に分布する。 これまで剱岳や立山のガレ場で見ただけだったが、ほんとは湿原などの湿り気のある場所が好きなのだ。 P1310894vga.jpg P1310910vga.jpg モウセンゴケ(毛氈苔)は、モウセンゴケ科モウセンゴケ属の種子植物(コケではない)で湿地に自生する。 食虫植物の一種で、葉にある粘毛から粘液を分泌して虫を捕獲する。 ハエのような虫が捕まっている(右)。 IMGP0292vga.jpg 広沢田代に点在する池塘。 高層湿原堆積した泥炭層の隙間に点在する小池が池塘と呼ばれ、岸の一部がちぎれて浮島となることもある。 IMGP0308vga.jpg IMGP0311vga.jpg 小さな谷のようなゴロゴロの登山道と木段。 P1310900vga.jpg ひと登りすると熊沢田代に出た(広沢田代から約50分)。 山頂付近に幾筋かの雪渓が見えている。 P1310906vga.jpg P1310907vga.jpg ヒメシャクナゲ(姫石楠花)は、ツツジ科ヒメシャクナゲ属の常緑小低木。 北海道と中部以北の本州に分布している。 ツガザクラに似たピンクの花がかわいい。 イワカガミ(岩鏡)は、イワウメ科イワカガミ属の多年草。 細かく裂けたピンクの花びらが可愛らしいので、つい写したくなる。 稀に白花も見られる(至仏山)。 IMGP0332vga.jpg 熊沢田代を過ぎ、傾いた木段を少し直登する。 P1310917vga.jpg P1310912vga.jpg イワナシ(岩梨)は、ツツジ科イワナシ属の常緑小低木。 日本固有種で北海道西南部と本州の日本海側に分布する。 淡いピンクの花とツルリンドウに似たルビー色の果実が美しい。 IMGP0346vga.jpg 熊沢田代から見えたいくつもの小さな雪渓をトラバース気味に横断し、少し大きい雪渓に入る。 白馬大雪渓より急な斜面なのでアイゼンが欲しいくらい・・・かも。 「途中で横にそれるんじゃないの?」 IMGP0348vga.jpg 結局、雪渓の頭近くまで約250mを直登し横にそれた。 (けっこう長かった・・・) P1310925vga.jpg 「着いたー!」 10時45分、御池から3時間23分(休憩・写真撮影含む)で二等三角点 [燧岳] の 俎嵓(2346.2m) 山頂に到着。 IMGP0358vga.jpg IMGP0357vga.jpg <基準点の概要> ●基準点コード:TR25539324301 ●等級種別:二等三角点 ●冠字選点番号:宿10 ●基準点名:燧岳 ●標高:2346.2m IMGP0361vga.jpg ペンキマークに従って鞍部まで下ると、俎嵓より10m高い燧ヶ岳の最高点、柴安嵓がぼんやりと見えてきた。 IMGP0363vga.jpg 「?」 「晴れてきた!?」 柴安嵓への登りに差し掛かったとき青空が広がってきた。 (写真は後方の俎嵓) IMGP0371vga.jpg 岩を乗り越えると、山頂はもう目の前! IMGP0374vga.jpg 「着いたー!」 P1310930vga.jpg 11時14分、御池から3時間52分で燧ヶ岳山頂の柴安嵓(2356m)に到着。 IMGP0376vga.jpg P1310936vga.jpg 「はらへったー!」 昨日、鳴門ICローソンで調達しておいたおにぎり3つでランチタイム。 P1310939vga.jpg P1310940vga.jpg ハイマツの隙間に生えていたゴゼンタチバナは花も緑色! 花弁に見えるのは苞葉と呼ばれる葉が変化したものなので、花が展開した直後は緑色をしている。山頂付近は開き始めたばかりのようだ。 P1310942vga.jpg P1310943vga.jpg 開き始めたばかりのイワカガミもかわいい。 「白花のイワカガミ発見!」 P1310944vga.jpg P1310946vga.jpg ミヤマキンバイ(深山金梅)は、バラ科キジムシロ属の多年草。 本州中部以北・北海道に分布、花期は7~8月。 三嶺に咲くイワキンバイの仲間。 イワウメ(岩梅)は、イワウメ科イワウメ属の常緑小低木で北海道・本州(中部以北)の高山帯の岩場に分布している。 梅雨時が見ごろで秋には紅葉する。 P1310948vga.jpg 俎嵓まで戻ったら、直下の分岐を 「ヌマ」 の方へ。 P1310950vga.jpg P1310952vga.jpg オオバミゾホオズキ(大葉溝酸漿)は、ゴマノハグサ科ミゾホオズキ属の多年草で北海道・本州(中部以北)の高山に分布、沢沿いや湿地などに生える。 少し小さい普通のミゾホウズキなら高知県にも咲いている。 ヤマザクラ?の花も咲いていた! IMGP0380vga.jpg P1310955vga.jpg サンカヨウとキヌガサソウは、同じような条件の場所に咲いている。 サンカヨウ(山荷葉)は、メギ科サンカヨウ属の多年草。 「荷葉」 とは蓮の葉のことで、名前は山の蓮という意味。 キヌガサソウ(衣笠草)は、ユリ科ツクバネソウ属の多年草。 花弁の数が7~11枚で、確認した限りでは葉の数と一致する。 IMGP0384vga.jpg 長英新道とナデッ窪の分岐は左へ。 P1310957vga.jpg IMGP0387vga.jpg ツバメオモト(燕万年青)は、ユリ科ツバメオモト属の多年草。 あい色の果実がツバメの頭に似ている? シャクナゲは咲き始めたばかりでほとんどが蕾だった。 ツクシシャクナゲやホンシャクナゲの7弁に対し、5弁なのでハクサンシャクナゲかアズマシャクナゲであるのは間違いないだろう。 花冠の色や内側にある薄い緑色の斑点、また、葉の付け根の形状や咲き始める時期からするとハクサンシャクナゲか? 燧ヶ岳には両方が自生しているかもしれない。 IMGP0388vga.jpg ガスっているけど雰囲気のよい森。 長英新道は平坦地が長く、ぬかるんだ箇所が多い。 IMGP0397vga.jpg IMGP0398vga.jpg ぬかるんだ登山道を歩くと靴とトレッキングパンツの汚れが気にかかる。 スパッツなしでもパンツを汚さないのには歩き方にコツが必要 (^^;) IMGP0409vga.jpg ダラダラと長い長英新道も終わって、やっと尾瀬沼北岸の分岐に出た! P1310961vga.jpg 分岐のすぐ西に広がる浅湖(あざみ)湿原に寄り道(翌日通る予定)。 IMGP0415vga.jpg 木道の南に広がるワタスゲの群生と尾瀬沼。 IMGP0417vga.jpg IMGP0424vga.jpg 葉が大きくなって、少し 「あぎた」 ミズバショウを見たら分岐に戻って東へ。 IMGP0433vga.jpg 分岐から10数分で大江湿原に出て尾瀬沼東岸エリアへ。 右手の尾瀬沼側に山小屋も見えてきた。 IMGP0432vga.jpg IMGP0445vga.jpg ハクサンチドリ(白山千鳥)は、ラン科ハクサンチドリ属の多年草。 北海道・本州(中部以北)の高山帯に分布。暖かい場所では育たない。 リュウキンカ(立金花)は、キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草。 水の流れのある水辺や湿地を好む。 食用にもなるが、キンポウゲ科の植物は有毒のものが多いので注意。 花言葉は 「かならず来る幸せ」 だそうな。 P1310962vga.jpg P1310963vga.jpg オオバタチツボスミレ (大葉立坪菫)スミレ科 スミレ属の多年草。 どこにでも咲くタチツボスミレより全体的に大きく色が鮮やか。 ミツガシワ(三槲)は、ミツガシワ科ミツガシワ属の多年草。 氷河期の遺存植物の1つと言われている。 「丸に三つ柏」 は、土佐藩の山内一豊が家紋に用いている。 IMGP0450vga.jpg 三平峠・大清水と小淵沢田代の分岐を右へとり、長蔵小屋を見ておこう。 昔の学校風の建物で味わいがある。 ツアー参加者はこちらで宿泊予定になっている。 IMGP0453vga.jpg 14時58分、ネット予約しておいた桧枝岐村営の 尾瀬沼ヒュッテ に到着。 登山中降らなかった雨が着いたとたん降り始めた。 山頂での晴れ間といい、「Good timing」 なのだ。 IMGP0455vga.jpg P1310970vga.jpg 尾瀬の山小屋は、原則として予約定員制なので混まなくていい。 P1310964vga.jpg IMAG0522vga.jpg 尾瀬の山小屋には風呂もある。 浄化設備の関係で石鹸は使えないが、汗を流せるだけで気持ちいい。 P1310969vga.jpg 風呂上りのビールが 「うまいっ!」 P1310987vga.jpg 夕食は17時からで部屋ごとに席が決められている。 P1310982vga.jpg P1310975vga.jpg マイタケの掻き揚げ、イワナの塩焼きやソバなど盛りだくさんで美味い。 マイタケの炊き込みごはんもいける。 P1310988vga.jpg 宿泊料金は1泊2食で税込み9,000円。 料金は北アルプスの山小屋と同程度だが、タオルや歯ブラシもついて、トイレはウォシュレットで快適。 ▶ 登山2日目へ ▶ 登山3日目へ ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Sun, 27 Jul 2014 11:36:23 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=276
石立山トレイル 2014.6.28 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=275 P1310749vga.jpg <イシダテクサタチバナ> banner_b.gif ■行先・位置 石立山 (二等三角点 [石立山] 1,707.7m) 高知県香美市・徳島県那賀町/北緯33度47分5秒・統計134度3分18秒 ■コースタイム 別府峡駐車場 10:20(2分)→ 登山口 10:22(21分)→ 竜頭谷 10:43(20分)→ ガメラ石 11:03(12分)→ 岩場 11:15/11:18(21分)→ カラマツソウ11:39/11:42(11分)→ イシダテクサタチバナ群生地 11:53/11:58(13分)→ 西峰 12:11(8分)→ 石立山 12:19/12:24(6分)→ 西峰 12:30(27分)→ 岩場 12:57(7分)→ ガメラ石 13:04(12分)→ 竜頭谷 13:16(16分)→ 登山口 13:32(1分)→ 別府峡駐車場 13:33 (行き 1時間48分 帰り 1時間09分 計 2時間57分) ■コース水平距離 8.5km(別府峡もみじ茶屋駐車場からの往復) ■天気 曇り ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140628_ishidate.jpg 140628_ishidate_v.jpg 駐車場から山頂までの水平距離が約4.2kmで累積標高差1300m強と急峻。 【水平距離8.487㎞、沿面距離9.129km、累積標高差(+)1335m (-)1329m】 P1310654vga.jpg 前日の予報では朝から雨のはずだったので登山は予定していなかった。 ところが、朝になると tenki07_amekumori.giftenki07_kumorihare.gif 雨は降りそうになくなっていた。 そうだ!イシダテクサタチバナが咲いているはずだ。 少し出遅れたが、「誰も来ていないのか・・・」 P1310655vga.jpg P1310656vga.jpg 登山口は、駐車場から少し上流の吊橋(歩いて3~4分)。 P1310657vga.jpg 登山口から5分で道路と吊橋がずっと下になる急登。 登山道には明瞭な足跡があった。 (車を回して日和田へ下山か?と思ったが結局、誰にも会わなかった。) P1310661vga.jpg P1310664vga.jpg 登山口から21分で 竜頭谷 を左岸へ渡って、ザレ場を斜めに登る。 P1310665vga.jpg ザレ場を通過すると岩尾根が待っている。 前回、石灰による手荒れを感じたので今回はグローブをしてみた。 P1310667vga.jpg スタートから36分でこの高さに! 約980m地点(登山口からの標高差約420m)。 高度感があるので、あまり前へ寄らない方がいい。 P1310668vga.jpg 珍しいキノコ発見! でも何というキノコ?ウスタケの仲間か? 左は生え始め? P1310675vga.jpg P1310677vga.jpg 竜頭谷から岩尾根を登ること約20分、ガメラ石に着いた。 ヒメキリンソウはまだあるだろうか? P1310678vga.jpg なだらかな標高点 [・1183m] でほっと一息。 P1310692vga.jpg 登山口から53分(休憩・写真撮影含む)で岩場に着いた。 P1310695vga.jpg P1310705vga.jpg ヒメキリンソウ(姫黄輪草・ベンケイソウ科)は四国(愛媛・徳島・高知)の固有種で、牧野富太郎博士が名付け親。 環境省レッドデータブックのランクは、絶滅危惧IB類(EN)。 高知県立牧野植物園が、2011年に栽培での開花に初めて成功している。 P1310701vga.jpg ビャクシンの痩せ尾根を通過する。 P1310708vga.jpg P1310713vga.jpg ヤマボウシ(山法師)は、ミズキ科ミズキ属の落葉高木。 黄緑色の小さな花が集まった球状の花で、外側の大きな白い総包片が花弁のように見える。 秋には、サッカーボールを小さくしたような果実が赤く熟す(食べられる)。 P1310717vga.jpg ヤマツツジ(山躑躅)は、北海道南西部から九州に分布していて、開花時期がほかのツツジより少し遅い。 P1310729vga.jpg P1310722vga.jpg タマカラマツ(玉唐松)は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草で本州(近畿)・四国・九州(大分・宮崎)に分布。 薄暗い林内に咲く草丈20㎝ほどの可愛らしいカラマツは、少しの風でも揺れるので撮影が非常に難しい。 環境省 レッドデータブック 絶滅危惧II類(VU)。 P1310737vga.jpg P1310738vga.jpg フタリシズカ(二人静)は、センリョウ科チャラン属の多年草。 「一人」 のやつも 「三人」 のやつもいて、ときに 「五人」のやつも。 P1310760vga.jpg 「おー!咲いていたー!」 イシダテクサタチバナ(石立草橘)は、ガガイモ科カモメヅル属の多年草で、徳島県との県境から高知県香美市側に200mほど下った 「石立山植物群落保護林(別府山国有林)」 に咲く。 P1310751vga.jpg 環境省のレッドデータブック 絶滅危惧II類(VU)に分類されているが、幸いなことにシカの好みではないらしく、食べられている様子はない。 本家のクサタチバナは、同じ石灰岩地であって多様な植生で有名な滋賀県の伊吹山に群生地がある。 P1310754vga.jpg P1310756vga.jpg 「イシダテ」 バージョンと 「ノーマル」 を比べると次のような違いがある。 ・葉が狭楕円形でクサタチバナより小型 ・花弁の先が細長く尖る (クサタチバナは丸い) ・萼片が狭披針形で細長いので花弁の間から突き出す (クサタチバナはほとんど突き出さない)などか・・・。 P1310767vga.jpg P1310769vga.jpg 普通のクサタチバナとは明らかに違うが、伊吹山のクサタチバナとは似ているような気もする・・・。 まだ5分咲きというところなので7月初旬までは楽しめる。 P1310776vga.jpg 12時11分、登山口から1時間49分(休憩・写真撮影含む)で西峰に到着。 P1310777vga.jpg 「なんでネコ?」 誰もいない山中で2匹のネコが和ませてくれる。 P1310783vga.jpg P1310784vga.jpg イワツクバネウツギ(岩衝羽根空木)は、本州(中部以西)・四国・九州の石灰岩地や蛇紋岩地域の急傾斜地などに遺存的に分布する落葉低木。 白とピンク色が混じった小さな花がかわいらしい。 茎の樹皮には6筋の溝がある。 環境省 レッドデータブック 絶滅危惧II類(VU)。 P1310787vga.jpg P1310788vga.jpg 涼しいからか、ゴヨウツツジ(シロヤシオ)がまだ残っていた! P1310790vga.jpg 12時19分、登山口から1時間57分(休憩・写真撮影含む)で山頂に到着。 足元は悪いし、花が多かったので時間が少しかかってしまった。 P1310797vga.jpg P1310789vga.jpg 下から見たとおり、山頂はガスっていた。 <基準点の概要> ●基準点コード:TR25034504401 ●等級種別:二等三角点 ●冠字選点番号:興22 ●基準点名:石立山 ●標高:1707.7m P1310798vga.jpg 食料は何も持っていないので、とっとと下山路へ。 P1310799vga.jpg ガスが漂いしっとりとした森の中を下る。 「山の気」 を感じるー! ・・・のはいいけど、よく滑るので 「こけんように」 注意! P1310802vga.jpg 山頂から33分で岩場を通過。 下界が近づくと明るくなってきた。 P1310805vga.jpg P1310808vga.jpg 岩場から19分で竜頭谷渡渉点を通過。 シューズは泥だらけ。 P1310809vga.jpg 木立の間から日が差してきた。 P1310811vga.jpg P1310810vga.jpg 山頂から1時間08分で、こけずに無事下山。 今日の目的、イシダテクサタチバナをはじめ、珍しい花が咲いていたので写真撮影数は150を超えてしまっている。 P1310819vga.jpg 下山後は、登山口から5分ほどの〔べふ峡温泉〕で汗を流そう! 大人620円(香美市民310円)。 P1310823vga.jpg 入浴後、新メニューの 鹿肉のステーキ定食(1,520円)を注文してみた。 「地元猟師から買い取ったロース肉を塩麹と絡めて3日間寝かせ、柔らかくしてある」 そうだ。 P1310826vga.jpg クセのない赤身肉のシュヴルイユ。 「ジビエだー!」 ボリューム満点で美味い (*^_^*) べふ峡温泉 高知県香美市物部町別府452-8 TEL:0887-58-4181 FAX:0887-58-4183 E-Mail:befukyouonsen@mopera.net ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Wed, 02 Jul 2014 05:50:14 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=275
三嶺 2014.6.21 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=274 P1310620vga.jpg <白髪池> banner_b.gif ■行先(主なピーク) 白髪山 (三等三角点 [白髪山] 1769.8m) 高知県香美市、北緯33度48分36秒・東経133度59分35秒 カヤハゲ (標高点 [・1720]) 高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度49分41秒・東経133度59分25秒 三嶺 (二等三角点 [三嶺] 1893.6m) 高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒、東経133度59分16秒) ■コースタイム 白髪山登山口駐車場 7:05(2分)→ 白髪山登山口 7:07(36分)→ 白髪山 7:43/7:49(23分)→ 白髪山分岐 8:12/8:16(24分)→ カヤハゲ 8:40/8:45(50分)→ 三嶺 9:35/10:19(29分)→ カヤハゲ 10:48(23分)→ 白髪山分岐 11:11(27分)→ 白髪山 11:38/11:41(16分)→ 白髪池 11:57/12:04(13分)→ 白髪池登山口 12:17(19分)→ 白髪山登山口 12:36(2分)→ 白髪山登山口駐車場 12:38 【行き 2時間15分 帰り 2時間09分 計 4時間24分】 ■コース水平距離 12.0㎞ ■天気 曇り時々晴れ ■楽しさ ★★★★★(満点) 140621_sanrei.jpg 140621_sanrei_v.jpg 白髪山登山口・三嶺間は、水平距離約10km、最大標高差約440m。 ただし、尾根通しの往復となるため累積標高差は3倍近くなる。 今回は白髪池に寄り道したので、約12km、1360mとなった。 【水平距離12.031㎞、沿面距離12.599km、累積標高差(+)1369m (-)1367m】 P1310490vga.jpg 21日(土)の予報は午後から雨で、22日(日)は朝から雨の予報。 「今週は自宅トレか?」と思っていたが、目覚めてみると稜線がくっきり。 少しは濡れてもかまわない、「行っちゃえ!行っちゃえ!」 P1310492vga.jpg 光石登山口にはも白髪山登山口にも車は1台もなかった。 出発前に早速ポロポロときてテンション下がり気味。 (今日は誰も来ないだろうなあ) P1310496vga.jpg 南西(高知市・土佐湾)方向に御在所山が見えない。 三嶺周辺は昼頃から雨で南部が少し早く降り始めるらしい・・・。 P1310503vga.jpg 今にも降りそうにどんよりしていても、空気は澄んでいて剣山もくっきり。 P1310502svga.jpg コンデジのズームアップなのでさえないけど・・・。 晴れていても見えるとは限らない石鎚山系、先週登った手箱山(左端)なども見えている! P1310499vga.jpg P1310498vga.jpg                         気温は15℃と少し涼しすぎ。 <基準点の概要> ●基準点コード:TR35033577901 ●等級種別:三等三角点 ●冠字選点番号:坐27 ●基準点名:白髪山 ●標高:1769.8m 標高は、1769.7m → 1769.8mと10cm高くなった。 P1310497vga.jpg 時折、通り雨がぱらつく。 三嶺まで残り約4km。 「さて、どこまでもつか・・・。」 (カッパは着たくないけど、途中まででも行ってみよう!) P1310505vga.jpg 白髪分岐まで来ると、空が少し明るくなってきたような・・・。 P1310512vga.jpg 白髪分岐で剣山への縦走路を右に見送り、カヤハゲとの鞍部へ下る。 (帰りが嫌なんだよね・・・) P1310513vga.jpg P1310514vga.jpg ササが消えてから一気に広がったオトギリソウの群生(開花は7月中旬)。 右は、どこにでも生えるコナスビ。 P1310520vga.jpg カヤハゲまで来てしまった。 ここまで来たら、「行くしかないろうねえ。」 P1310521vga.jpg P1310523vga.jpg ツマトリソウ??? (ちょっと違うような・・・・・・) P1310527vga.jpg P1310528vga.jpg 別の場所で。 (やっぱり、さっきのもツマトリソウだったか?) 花弁は、「ちょっとへん」 だったけど葉っぱが同じみたい。 P1310534vga.jpg ツマトリソウ(褄取草)は、サクラソウ科ツマトリソウ属の多年草で北海道・本州(中部以北)と四国の亜高山に分布、マイヅルソウと似た環境に自生する。 和名の由来は花弁の縁が淡い紅色で端どり(つまどり)されているから。 これだけきれいに 「つまどり」 されたツマトリソウは少ない。 ※高知県レッデータ 絶滅危惧ⅠB類(EN) P1310535vga.jpg P1310538vga.jpg クルマムグラ(車葎)は、アカネ科ヤエムグラ属の多年草。 P1310539vga.jpg もう天狗岩まで来てしまった。 P1310547vga.jpg P1310541vga.jpg シコクハタザオ(四国旗竿)は、アブラナ科ヤマハタザオ属の多年草。 関東以西の山地・低山に分布するよく見かける植物。 「八重咲」のウマノアシガタ発見! ウマノアシガタ(馬の足形)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で八重咲のものを特に別名でキンポウゲ(金鳳花)と呼ぶ。 少し大きいので、高山型のミヤマキンポウゲに似ている。 P1310546vga.jpg P1310544vga.jpg マイヅルソウ(舞鶴草)は、ユリ科マイヅルソウの多年草で山地帯上部から亜高山帯に自生し、三嶺では山頂付近の登山道沿いなどで見かける。 コメツツジ(米躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木で米粒のような蕾から白く(ときにピンクがかった)小さな花を咲かせる。 開花のピークは7月初旬だが、蕾が少ないので今年は裏年の可能性が高い。 P1310553vga.jpg P1310554vga.jpg 涼しいからか、まだきれいな花が残っていたタチツボスミレウスノキ(臼の木)はツツジ科スノキ属の落葉低木(ブルーベリーの仲間)で、稜線付近の登山道周辺で見かけることがある。 P1310567vga.jpg 駐車場から2時間30分(休憩含む)で山頂に着いた。 P1310570vga.jpg 誰もいない山頂。 P1310560vga.jpg P1310563vga.jpg                         気温は14℃、半袖だと肌寒いほど。 <基準点の概要> ●基準点コード:TR25033670901 ●等級種別:二等三角点 ●冠字選点番号:興28 ●基準点名:三嶺 ●標高:1893.6m P1310571vga.jpg オールフリー。 P1310577vga.jpg P1310582vga.jpg 今日の一杯は、「サッポロ一番 カップスター とんこつ」。 「まろやかでコクのある九州産とんこつに、香味野菜のうまみが溶け込んだスープ・・・・・・。」 特に美味くもまずくなく。 P1310587vga.jpg 「雨、降りそうにないなあー」 P1310594vga.jpg 上等の天気で今日は得した気分。 P1310596vga.jpg 同じコースを白髪山に向かってスタート。 P1310604vga.jpg P1310605vga.jpg シコクアザミ(四国薊)は、キク科アザミ属の多年草。 トゲが鋭いので別名を 「オニムラサキ」 と呼ぶらしい・・・? P1310606vga.jpg 白髪山がガスに覆われてきた! 急がないと ^_^; P1310608vga.jpg 白髪山はガスって今にも降り出しそう。 でも、「行っちゃえ!」 P1310614vga.jpg 「あれか !?」 ガスも晴れた。 シカが1頭走り去った。 P1310616vga.jpg 白髪山から白髪池までの所要時間 16分。 【水平距離 900m、沿面距離 948m、累積標高差 (+) 6m (-) 220m】 P1310615vga.jpg 白髪池は想像したより大きかった。 P1310617vga.jpg 前田博史さんの 「高知山と森の物語」(高知新聞社)で写真を見たことがあるだけだった白髪池。 P1310628vga.jpg P1310632vga.jpg 池からは林道に向かって南に下る。 できるだけ東寄りに下りたいところだが、スズタケに覆われていたり法面が高い所もあるので、テープに従って下る方が無難。 P1310635vga.jpg 林道に出た。 白髪池から林道(白髪池登山口)までの所要時間 13分。 【水平距離 667m、沿面距離 719m、累積標高差 (+) 14m (-) 208m】 P1310637vga.jpg P1310639vga.jpg 林道周辺のヤブウツギが咲き始めていた。 P1310640vga.jpg 林道(白髪池登山口)から白髪山登山口駐車場までの所要時間 19分。 【水平距離1,195km、沿面距離1.205km、累積標高差 (+)105m (-)12】 P1310644vga.jpg 下山後は、峰越林道を国道195号まで下って〔べふ峡温泉〕へ。 P1310646vga.jpg P1310647vga.jpg 入浴料は大人620円(香美市民310円)。 標高510mのべふ峡温泉では、やっとアジサイが咲き始めていた。 P1310649vga.jpg 入浴後のおやつに シカドッグ (400円)。 美味い! 〔べふ峡温泉〕 高知県香美市物部町別府452-8 TEL:0887-58-4181 FAX:0887-58-4183 E-Mail:befukyouonsen@mopera.net ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Sun, 29 Jun 2014 08:26:51 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=274
手箱山 2014.6.14 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=273 IMGP0210vga.jpg <手箱山山頂> banner_b.gif ■行先・位置 手箱山 (三等三角点 [手箱山] 1806.4m) 高知県いの町、北緯33度43分44秒・東経133度10分42秒 ■コースタイム 大瀧登山口駐車場 8:06(1分)→ 大瀧登山口 08:07(1時間7分)→ 峠 9:14(32分)→ 氷室 9:46/9:48(30分)→ 氷室番所跡分岐 10:18/10:20(28分)→ 手箱山 10:48/11:42(1分)→ 三角点 11:43/11:44(30分)→ 手箱越 12:14/12:16(22分)→ 分岐 12:38(22分)→ 筒上滝見台 13:00(23分)→ 名野川登山口 13:23/13:26(43分)→ 大瀧登山口 14:09(1分)→ 大瀧登山口駐車場 14:10 <行き 2時間38分 帰り 2時間22分 計5時間00分> ■コース水平距離 約 15.2㎞ ■天気 曇り時々晴れ ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140614_tebakoyama.jpg 140614_tebakoyama_v.jpg いの町寺川の大瀧(おおたび)登山口から手箱山に登り、時計回りで名野川登山口へ下山後、大瀧登山口まで戻る周回するコースは1周約15km。 登山口(標高約740m)と山頂(1806m)の標高差は約1,060m。 【水平距離15.142km、沿面距離15.538km、累積標高差(+)1241m (-)1216m】 IMGP0130vga.jpg いのICから国道194号と県道40号石鎚公園線で大瀧登山口へ。 南国ICからだと2時間弱というところ。 IMGP0131vga.jpg 登山口は、石鎚山方向へ県道を徒歩約1分の路側にある。 IMGP0132vga.jpg 名野川に架かる吊り橋を渡って登り始める。 IMGP0135vga.jpg よく整備された登山道。 IMGP0138vga.jpg IMGP0139vga.jpg キュウリグサ(胡瓜草)は、ムラサキ科キュウリグサ属の越年草。 和名は、葉をもむとキュウリのような匂いがすることから。 IMGP0142vga.jpg 大瀧上流の沢をいくつか渡って、トラバース気味に 「峠」 へ向かう。 IMGP0143vga.jpg IMGP0146vga.jpg ツクバネソウ(衝羽根草)は、ユリ科ツクバネソウ属の多年草。 輪生する4枚の葉の様子を羽根つきの羽根に見立ててこの名前がある。 ガクウツギ(額空木)は、ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木で本州(関東以西の太平洋側)・四国・九州の山地の林下に生える。 近づくとキクのような濃厚な香りが漂っている。 IMGP0154vga.jpg 間伐された人工林。 IMGP0157vga.jpg IMGP0158vga.jpg 「峠」 で尾根に乗ると、右(西)に折れる。 IMGP0160vga.jpg IMGP0163vga.jpg ギンリョウソウと朽ちた大木。 IMGP0173vga.jpg テープがたくさんの分岐! ここが、「氷室の分岐かな?」 IMGP0178vga.jpg IMGP0171vga.jpg あった!「もうすぐ取り出しに来るんだったなー。」 氷室の気温は15℃、水銀柱の温度計とピッタリ同じ。 IMGP0181vga.jpg うっとりするような気持ちよい森。 ちょっと勾配がきつくなってきた。 IMGP0183vga.jpg 苔むした大木はよいのだが・・・。 ブヨが寄ってき始めた。 IMGP0189vga.jpg IMGP0190vga.jpg 氷室番所跡分岐の気温は14℃。 分岐で右からの名野川ルートを合わせて左に折れる。 ブヨがたくさん集まってきた。 IMGP0194vga.jpg ササ原の中を進んで左手から稜線に出る。 IMGP0197vga.jpg 山頂が近づいてきた。 予報は 「晴れ時々曇り」 ぐらいやったはずやけど・・・。 IMGP0199vga.jpg 10時48分、駐車場から2時間42分(寄り道・休憩含む)で山頂に到着。 三角点は権現祠裏側にある。 IMGP0220vga.jpg 広場の隅にある山頂の道標。 IMGP0201vga.jpg IMGP0208vga.jpg コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅)は、ツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木。 四国では石鎚山系や剣山系の尾根筋で見かける。 「オールフリーーー!」 IMGP0205vga.jpg IMGP0213vga.jpg 今日の一杯は、「カップヌードル ブラジリアンシーフードヌードル ビッグ」。 「BRAZILIANシリーズ第2弾! ブラジル魚介郷土料理ムケッカ味」 「カップヌードル シーフードヌードル発売30周年記念商品。」 ということで、定番のシーフードヌードルにトマトの風味が少々・・・。 エネルギー:463kcal、食塩相当量:5.8g IMGP0215vga.jpg IMGP0214vga.jpg 日が差してきて山頂の気温は17℃に。 暖かいのはいいのだが、ブヨを何とかしてほしい。 石鎚山系にはなぜかブヨが多い。 「三嶺やったらブヨはおらんけどー!」 IMGP0217vga.jpg ブヨがうっとうしいので、ご飯が済んだらさっさと下りよう。 IMGP0225vga.jpg IMGP0222vga.jpg さて、「三角点は?と・・・・・・。」 祠の裏の踏み跡を少し進むとササに埋もれるように三角点があった。 <基準点の概要> ●基準点コード:TR35033417401 ●等級種別:三等三角点 ●冠字選点番号:玉12 ●基準点名:手箱山 ●標高:1806.4m 標高は最近、1806.2mから1806.4mに改訂されている。 IMGP0227vga.jpg IMGP0229vga.jpg 時期を過ぎ、わずかに残っていたゴヨウツツジ。 花弁と萼片が赤みを帯びるナンゴクミネカエデ。 IMGP0231vga.jpg IMGP0233vga.jpg ブドウの房のような黄緑色のドウダンツツジ 小さな白い花を咲かせ始めていたコメツツジ。 IMGP0236vga.jpg 筒上山の坊主頭が迫ってきた。 今日は登らない。 もっと天気がいい、ブヨのおらん日にするわ。 IMGP0240vga.jpg 越手箱は、手箱山・筒上山・安居渓谷・筒上山トラバース(土小屋・名野川方面)の分岐になっている。 今日はトラバースから名野川登山口へ下山する。 IMGP0242vga.jpg IMGP0244vga.jpg ユキザサ(雪笹)は、ユリ科ユキザサ属の多年草。 名前の由来は白い花を雪にみたて、葉がササの葉に似ているため。 ほんのり甘くて美味いらしい・・・。 IMGP0248vga.jpg 土小屋・岩黒山方面と名野川登山口方面との分岐。 もちろん今日は右へ。 IMGP0250vga.jpg ササに覆われた登山道。 IMGP0251vga.jpg IMGP0253vga.jpg クネクネとねじ曲がっている。 IMGP0254vga.jpg IMGP0255vga.jpg 登山道の右手(南側)に見えた「筒上の滝」。 IMGP0256vga.jpg 名野川を渡渉すると登山口は近いはず。 IMGP0259vga.jpg IMGP0260vga.jpg ワイヤーで持っている朽ちた吊り橋をソロソロ渡る。 やばいと思ったら谷を渡渉しよう。 IMGP0262vga.jpg 13時23分、手箱山から1時間39分(休憩含む)で名野川登山口へ下山。 IMGP0265vga.jpg 左の「入漁者のみなさんへ」 の説明版の右側に氷室番所跡分岐に登るルート(廃道)の入口がある。 自転車をデポしている人はこのルートか? IMGP0267vga.jpg 県道40号を大瀧登山口まで歩く。 IMGP0271vga.jpg ヤマツツジ(山躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の半落葉低木で北海道南西部から九州に分布していて、山野で普通に見ることができる。 雄しべは5本(オンツツジは10本)で花冠の上側に濃い斑点がある。 IMGP0272vga.jpg 水が滴り落ちる岩の斜面に青々として生えていて綺麗だったので。 ウワバミソウ(蟒蛇草)は、イラクサ科ウワバミソウ属の多年草で山地の湿った斜面や渓流沿いの岩などに自生する。 IMGP0277vga.jpg IMGP0278vga.jpg ウワバミソウはミズとかミズナなどと呼ばれ、山菜として食用になる。 ヤマブキショウマ(山吹升麻)は、バラ科の多年草で北海道・本州・四国・九州に分布、林道縁などで普通に見られる。 葉は2回3出複葉で「ヤマブキ」に似た多数の平行脈がある。 IMGP0280vga.jpg エゴノキは、エゴノキ科の落葉高木で雑木林の特に谷沿いなどで見かける。 たくさんの花を枝いっぱい下向きに咲かせる。 IMGP0283vga.jpg 14時10分、名野川登山口から44分で大瀧登山口駐車場に戻ってきた。 アスファルトを歩くのはなんだか疲れる。 次に来るときは名野川登山口に自転車をデポしよう。 ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Sat, 28 Jun 2014 22:58:33 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=273
大倉山 2014.6.9 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=272 P1310426vga.jpg <大倉山山頂> banner_b.gif ■行先・位置 大倉山 (標高点 [・307] 307m) 北海道札幌市、北緯43度03分03秒・東経141度07分07秒 ■コースタイム 大倉山クリスタルハウス 10:41/10:47(1分)→ 大野精七博士顕彰碑 10:48(15分)→ 展望所分岐 10:03(2分)→ 小別沢口・三角山分岐 11:05(1分)→ 大倉山 11:06/11:15(1分)→ 小別沢口・三角山分岐 11:16(1分)→ 展望所分岐 11:17(1分)→ 展望所(約290m) 11:18/11:28(1分)→ 展望所分岐 11:29(11分)→ 大倉山クリスタルハウス 11:40(昼食) <行き 19分 帰り 15分 計 34分> ■コース水平距離 約 0.6㎞ ■天気 曇り時々晴れ ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140609_okurayama.jpg 大倉山クリスタルハウスから山頂までの水平距離は約560m。 標高は、クリスタルハウスが約160mで山頂が307mなので標高差は147m。 累積標高差もほぼ同じで150m程度か? 【水平距離0.56km、沿面距離0.58km、累積標高差(+)150m (-)150m】 P1310392vga.jpg 札幌市内のホテルで朝食バイキング。 P1310393vga.jpg P1310395vga.jpg 駐車場でバスを降りて、札幌市大倉山ジャンプ競技場へ。 IMGP0126vga.jpg 1972年の冬季オリンピック札幌大会90m級ジャンプ(現ラージヒルK点120m)の舞台となった 〔大倉山ジャンプ競技場〕 優勝:フォルトナ(ポーランド)。日本選手の最高は7位の笠谷幸生。 P1310398vga.jpg ほとんどの人が二人乗りのペアリフトで展望台に行くようだ。 〔大倉山クリスタルハウス〕 の横にから登山コースがあったので、1人で登ることにした。 P1310399vga.jpg 日本のスキー界草創以来の指導者であり、宮様スキー大会国際競技会の生みの親である大野精七博士の顕彰碑が建立されている。 P1310400vga.jpg P1310401vga.jpg アスファルト舗装の歩道を少し歩くとと分岐があるので右の階段へ。 P1310403vga.jpg けっこう急な木の階段が続く。 P1310404vga.jpg P1310405vga.jpg 中間付近からの展望。 P1310406vga.jpg 土道に木段の登山道。 上等の森やねー♪ P1310407vga.jpg P1310408vga.jpg ← 自然歩道167m・スタートハウス193m/クリスタルハウス368m → 測量して立てたのか 「なかなか細かい・・・」 な。 P1310409vga.jpg P1310411vga.jpg クルマバソウ(車葉草)は、アカネ科クルマバソウ属の多年草。 P1310412vga.jpg P1310415vga.jpg シロバナオドリコソウ(花踊り子草)とハタザオの仲間。 北海道なら低山にも咲くハクサンハタザオ(白山旗竿)かも? P1310416vga.jpg 最後の急登(急階段)か? P1310419vga.jpg P1310420vga.jpg 分岐でスタートハウス(展望台)への道を左に見送り稜線へ。 P1310421vga.jpg ← 小別沢口/三角山 → 分岐にぶつかったら小別沢口方面へ。 P1310427vga.jpg 11時06分、登山口から19分で大倉山山頂に到着。 山頂は標高点のみで基準点は設置されていない。 P1310425vga.jpg P1310431vga.jpg オオハナウド(大花独活)は、セリ科ハナウド属の大型多年草で北海道・本州(近畿地方以北)に分布。 本州では高山帯が中心だが、北海道では低地で普通に見られる。 IMGP0120vga.jpg 目の前の大倉山展望台は、山頂より10mほど低いようだ。 IMGP0121vga.jpg 石狩平野と札幌市街の展望をを楽しむ観光客。 P1310437vga.jpg P1310418vga.jpg 折角なので、分岐に戻って展望台へも行ってみよう。 IMGP0124vga.jpg札幌 大倉山展望台〕 からの眺め。 P1310444vga.jpg P1310443vga.jpg 展望ラウンジの 「日本最高級のソフトクリーム!?」 P1310445vga.jpg ソフトクリーム を食べ終えたら下山開始。 P1310447vga.jpg P1310449vga.jpg アマドコロと 「一人?」 のフタリシズカP1310450vga.jpg P1310451vga.jpg エゾハルゼミは、「エゾ(蝦夷)」 とあるが、北海道以外にも分布している。 ただ、四国では北海道のように低地で見かけることはなく、三嶺など比較的高い山で鳴いている。 交尾中なので逃げない。 P1310457vga.jpg 11時40分、展望台から12分でクリスタルハウス横に無事下山。 P1310468vga.jpg札幌ウインタースポーツミュージアム〕 では、ウィンタースポーツの歴史を紹介する資料の展示や、ジャンプのタイミングやフュギュアスケートのスピン体験などのウィンタースポーツを疑似体験でる。 P1310461vga.jpg P1310458vga.jpg レジェンドや 〔高梨沙羅〕 さんなど見たことのある人の写真も。 P1310464vga.jpg P1310465vga.jpg クリスタルハウス2Fのレストラン 〔ラムダイニング大倉山〕 で昼食。 オーストラリア産塩ラム肉丼+ハーフ冷麺のシャンツェセット(1,280円)。 P1310477vga.jpg 16時30分発 千歳 ⇒ 羽田 ANA 70便。 機内サービスのゑびすビール(おつまみ付)500円。 ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Sat, 28 Jun 2014 05:36:07 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=272
黄金岬 2014.6.7 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=271 IMGP0010vga.jpg <黄金岬からの積丹岳> banner_b.gif ■行先・位置 黄金岬 (四等三角点 [黄金岬] 52.9m) 北海道積丹郡積丹町、北緯43度18分07秒・東経140度36分04秒 ■コースタイム 黄金岬入口 8:00(2分)→ 分岐1 8:02(1分)→ 分岐2 8:03(2分)→ 黄金岬展望台 8:05/8:15(2分)→ 分岐2 8:17(1分)→ 分岐1 8:18(2分)→ 黄金岬入口 8:20 <行き 5分 帰り 5分 計 10分> ■コース水平距離 約 1.3㎞ ■天気 曇り時々晴れ ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140607_ogonmisaki200.jpg 黄金岬入口からの水平距離は、約650m(片道)。 入口の標高が約10mで三角点が53mなので標高差はわずか43m。 累積標高差もほぼ同じで45m程度か? 【水平距離0.65km、沿面距離0.65km、累積標高差(+)45m (-)45m】 P1310263vga.jpg 姉妹都市の北海道積丹町訪問の目的は、 「第23回 YOSAKOI ソーラン祭」なので登山とは関係ない。 しかし、毎週 「山に登りたい」 登山中毒の自分は、どんな小さなピークでいい、三角点や標高点がなくてもいいのでどこかに登りたいのだ。 P1310261vga.jpg P1310260vga.jpg 立ち寄り先の小樽での昼食は、やっぱりラーメン? 人気店 〔初代〕 の一日三十食限定 「白たまり醤油」 850円。 「限定」という言葉には弱い (^^;) P1310269vga.jpg 夕食は、積丹の 〔積丹料理 ふじ鮨〕 本店にて懇親会。 TEL:(0135)44-2016 FAX:(0135)44-3600 営業時間 11:00~21:00 P1310270vga.jpg 料理にもお酒にも満足。 P1310272vga.jpg 翌朝は、宿泊先の 〔お宿 かさい〕 の朝食で満足。 P1310291vga.jpg 出発まで時間があるので散歩がてら黄金岬へ。 P1310275vga.jpg 周囲をササに覆われた登山道(遊歩道)。 P1310286vga.jpg P1310284vga.jpg 右へ下ると美国漁港の方面へ下る 〔分岐1〕。 左へ下ると茶津集落方面へ下る 〔分岐2〕。 P1310277vga.jpg ゆるやかにカーブする快適な歩道。 P1310281vga.jpg 下り勾配に変わる所がピークで遊歩道右側に基準点が埋設されている。 <基準点の概要> ●基準点コード:TR46440746801 ●等級種別:四等三角点 ●冠字選点番号:峠1 ●基準点名:黄金岬 ●標高:52.9m P1310283vga.jpg 三角点から少し下った先の広場に展望台があった。 IMGP0011vga.jpg 左手中央にビヤノ岬と遠くにマッカ岬。 右に宝島、左下に鴎島(ごめしま)。 IMGP0005vga.jpg 宝島(標高点 [・96] ) IMGP0007vga.jpg 振り向けば、西南西に残雪の積丹岳(1255.4m)。 (登りたい・・・) IMGP0016vga.jpg (とりあえず宿に帰らないと・・・) 黄金岬から見る船澗のまちと美国漁港。 IMGP0018vga.jpg 札幌駅前のステージへ移動。 P1310296vga.jpg 「春を背負って」 だ! ※松山ケンイチが主人公役の立山の山小屋を舞台にした映画。 IMGP0042vga.jpg 大通り公園会場で踊る。 IMGP0050vga.jpg ヤーレンソーラン! IMGP0079vga.jpg 東南アジアからの観光客と記念撮影。 IMGP0090vga.jpg IMGP0098vga.jpg サッポロガーデンパーク会場のステージ。 各チームともなかなか派手。 IMGP0113vga.jpg サッポロガーデンパーク会場で踊る。 P1310316vga.jpg 今夜のお疲れ懇親会は当然 〔サッポロビール園〕 で。 P1310319vga.jpg 会場はビール園最大のホール、ポプラ館。 P1310324vga.jpg P1310328vga.jpg 生ラムジンギスカンと野菜食べ放題。ビールも飲み放題。 P1310353vga.jpg 翌朝、清酒 「北の錦」 醸造元 〔北の錦〕小林酒造株式会社 P1310335vga.jpg P1310341vga.jpg 色々な杯、なぜかZEISS IKONやROLLEICORDのカメラも。 P1310358vga.jpg 場外市場 〔味の二幸〕 で 「海鮮どんぶり」。 P1310366vga.jpg千歳鶴ミュージアム〕 なぜか、「酒」 関係ばかり(^^;)。 P1310373vga.jpg札幌ドームP1310386vga.jpg P1310391vga.jpg 札幌の夜は更けて・・・。 (-_-)zzz ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Sat, 28 Jun 2014 05:22:13 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=271
綱附森 2014.5.31 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=270 P1310235vga.jpg <綱附森山頂> banner_b.gif ■行先・位置 綱附森 (二等三角点 [安野山] 1643.2m) 高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度47分57秒・東経133度56分28秒 ■コースタイム 矢筈山登山口駐車場 8:54(6分)→ 綱附森登山口 09:00(50分)→ 標高点 [・1421m] 9:50(5分)→ 湿地のある鞍部 9:55/10:02(37分)→ 標高点 [・1460m] 10:39(34分)→ 綱附森 11:15/11:53(29分)→ 標高点 [・1460m] 12:22(27分)→ 湿地のある鞍部 12:49/12:54(5分)→ 標高点 [・1421m] 12:59(39分)→ 綱附森登山口 13:38(6分)→ 矢筈山登山口駐車場 13:44 <行き 2時間12分 帰り 1時間46分 計4時間58分> ■コース水平距離 約 10.1㎞ ■天気 晴れ ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140531_tsunatsuke.jpg 140531_tsunatsuke_v.jpg 矢筈山登山口駐車場からの水平距離は、往復で約10km。 登山口の標高が約1,250mで山頂が1643mなので標高差はわずか400m。 それでもアップダウンが続くので累積標高差は約2倍の850m。 【水平距離10.084km、沿面距離10.359km、累積標高差(+)861m (-)842m】 P1310196vga.jpg 矢筈山登山口駐車場に車を置いてスタート。 P1310197vga.jpg P1310198vga.jpg 駐車場から南東へ約350m、東笹林道のゲート手前が綱附森登山口。 登山口前の広場は、高校総体の幕営地(テン場)として整備したもので県警ヘリも着陸したことがある (20台ほど駐車可能)。 P1310199vga.jpg P1310201vga.jpg 登り始めるとすぐ、オンツツジとミツバツツジがお出迎え。 P1310202vga.jpg 最初の小ピーク(1380m)まで、尾根道を少し北寄りに東へ進む。 P1310205vga.jpg なだらかなコース上では、取り付きの小ピーク(1380m)直下が最も「急登」。 左手に矢筈山(1606.6m)を見ながら登る。 P1310203vga.jpg 後方には、6日前の日曜日(5月25日)に登った高板山(1427.3m)。 2~3日前から黄砂がすごい (>_<) P1310207vga.jpg 登山口から約500mの小ピーク(1380m)を越えて鞍部(1340m)まで下る。 P1310209vga.jpg ブナの尾根に吹く風が涼しい。 P1310214vga.jpg 標高点 [・1421m] の小ピークに出ると一気に視界が開ける。 綱附森の左奥には三嶺。 P1310218vga.jpg 「湿地のある鞍部(1375m)」 の木陰で一休み。 P1310221vga.jpg P1310225vga.jpg 綱附森で初めて見つけたギンリョウソウ! ギンリョウソウ(銀竜草)は、イチヤクソウ科(シャクジョウソウ科、ツツジ科とすることもある)ギンリョウソウ属の多年草。 山地のやや湿り気のある腐植土の上に生える腐生植物で、葉緑素がないため共棲している菌類から栄養分を得ている。 腐生植物としてはもっとも有名で、別名をユウレイタケという。 IMGP0001vga2.jpg MAPPLE 「山と高原地図」 に示されたコースタイム 2時間30分(休憩含まない)を目安にのんびり歩くと、2時間15分(休憩含む)で山頂に着いた。 綱附森登山口 09:00(2時間15分)→ 綱附森 11:15 「360度の展望がきく」 綱附森も黄砂がひどくて見通しが悪い (>_<) P1310229vga.jpg P1310230vga.jpg 【基準点の概要】 ●基準点コード:TR25033575501 ●等級種別:二等三角点 ●冠字選点番号:興27 ●基準点名:安野山 ●標高:1643.2m (1643.1mから10cm伸びた?) 南山麓の集落名 「安野尾」 から 「安野山」 と名づけたのだろう。 P1310232vga.jpg P1310236vga.jpg さてと 「ごはん、ごはん!」 その前に 「かんぱ~い!」 P1310241vga.jpg P1310242vga.jpg 今日の一杯は、5月26日発売の「カップヌードル ブラジリアンチキンヌードル」 「スパイス & ハーブのブラジル風グリルチキン」ということで・・・・・・。 エネルギー:328kcal、食塩相当量:4.3g P1310249vga.jpg ブナの木陰で涼みながらゆっくり下山。 「涼しいー!」 「気持ちいいー!」 P1310254vga.jpg 帰りも 「山と高原地図」 のコースタイム 2時間00分(休憩含まない)より、15分早い1時間45分(休憩含む)で下山。 綱附森 11:53(1時間45分)→ 綱附森登山口 13:38 参加した3人には、それなりに楽しんでもらえたようだ。 ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Wed, 04 Jun 2014 06:10:34 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=270
高板山(こうのいたやま) 2014.5.25 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=269 P1310101vga.jpg <高板山のゴヨウツツジ> banner_b.gif ■行先 高板山 (三等三角点 [四国石] 1427.3m) ■位置 高知県香美市、北緯33度45分58秒・東経133度52分02秒 ■コースタイム 三叉路登山口 10:59(21分)→ 林道ゲート 11:20(12分)→ 安徳天皇高板山陵 11:32/11:36(14分)→ 林道ゲート 11:50(6分)→ 林道終点登山口 11:56(23分)→ 三葉ヶ杜不動恵童子 12:19/12:23(5分)→ 一の杜 12:28(3分)→ 四国王目岩 12:31(登攀)/12:43(5分)→ 高板山 12:48(昼食)/13:16(19分)→ 二の杜 13:35/13:36(1分)→ 三の杜 13:37(17分)→ 尾根分岐 13:54/13:55(8分)→ 三叉路登山口 14:03 【行き 1時間29分 帰り 45分 計 2時間14分】 ■コース水平距離 5.8㎞(周回) ■天気 晴れ時々曇り ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140525_konoitayama.jpg 140525_konoitayama_v.jpg 三叉路登山口 →(安徳天皇高板山陵)→ 林道終点登山口 → 一の杜 → 四国王目岩 → 山頂 → 二の杜 → 三の杜 → 三叉路登山口(周回コース)。 今回、周回コースに 「安徳天皇高板山陵」 と言われる場所を追加してみた。 【水平距離5.805㎞、沿面距離6.010km、累積標高差(+)519m (-)508m】 P1310027vga.jpg 香美市物部町大栃から三叉路まで、片道約15㎞・50分。 木材搬出に利用される林道の路面は比較的良好だが、四駆が無難。 大豊町西峯へ抜ける「峰越林道」との三叉路に10台程度の駐車場がある。 (大豊町側は維持管理されていないため峠を越えることは不可)。 P1310190vga.jpg 駐車場のある三叉路登山口から右の林道を歩いて 「表参道」 を登り、三叉路登山口に下山するのが正しい順路(下山時に撮影)。 P1310031vga.jpg P1310032vga.jpg ミミナグサ(耳菜草)は、ナデシコ科ミミナグサ属の多年草で日本全土に分布。 同じナデシコ科のミヤマハコベに似ている。 ヒメレンゲ(姫蓮華)はベンケイソウ科マンネングサ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地の沢沿いなどの湿ったところに群生して生える。 P1310036vga.jpg P1310040vga.jpg ヤマルリソウ(山瑠璃草)はムラサキ科ルリソウ属の多年草で本州(福島県以西)四国・九州に分布、林縁や登山道沿いの適度に湿った場所に生える。 ピンクとブルーの小さな花が可愛らしい。 P1310045vga.jpg 三叉路から20分ほどで林道の分岐がある。 登山口は左だが、今回は、「安徳天皇高板山陵」を見るため一旦右へ。 P1310049vga.jpg 林道を10数分下る。 P1310052vga.jpg P1310056vga.jpg 「あったー!」 P1310055vga.jpg 一度見てみたかった「安徳天皇高板山陵」。 安徳天皇が土佐へ落ちのびたかどうか、真相は別としてロマンを感じさせる。 P1310060vga.jpg P1310061vga.jpg 分岐まで戻ったら、ゲートのある方を歩いて数分の行き止まりが登山口。 P1310062vga.jpg P1310066vga.jpg ニリンソウ(二輪草)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。 「二輪」 の開く順番がずれるので 「一輪」 だけの方が多い。 P1310069vga.jpg 登山口から少し登ると窪地に出る。 P1310071vga.jpg P1310074vga.jpg 窪地を抜けたら一の杜、四国王目岩へと続く岩尾根へ。 狭い岩の間を抜けないと進めないのでダイエットしてから挑戦しよう! P1310078vga.jpg P1310075vga.jpg お助けロープのある急登の突き当たりから左に折れると、 「不動恵童子(ふどうえどうじ)」 と 「龍」 の石碑がある展望の良い岩の上に出る。 新しく 「三葉ヶ杜 八大龍王」 の石碑が建立されていた。 P1310080svga.jpg 「三葉ヶ杜」 の岩の上から東に目をやると、三嶺や天狗塚をはじめとする高知・徳島県境の山々を展望できる。 中央付近に来週登る予定の綱附森(1643.1m)。 P1310091vga.jpg P1310096vga.jpg 「おー!」 「咲いちゅう!咲いちゅう!」 P1310102vga.jpg 林道終点登山口から約30分で一の杜に着く。 P1310103vga.jpg 一の杜から2~3分で不動明王が鎮座する四国王目岩の基部へ。 P1310116vga.jpg 修験道の場合は尾根通しに歩くのが基本。 不動明王の後から攀じ登ってみると・・・。 P1310107vga.jpg 「テッペン」 は、ちょっと高いので気をつけよう。 クライミングシューズがあれば下れそうだが、不動明王へ戻るのが無難。 P1310105vga.jpg 四国岩の上から進行方向の展望。 目の前のピークが三角点のある高板山山頂(1427.1m) その奥が二の杜(1434m)。 P1310110vga.jpg 少し昔の山ガールさんたちは、前方の岩場でランチタイムにするようだ。 「どこから上がったの~?」 「後からで~す!」 P1310112vga.jpg P1310115vga.jpg 「足がつりそうな。」 「はようおりろう。」 P1310117vga.jpg 四国王目岩基部 12:43(5分)→ 高板山 12:48 山頂は高板山全体として本当の意味での 「山頂」 ではない。 P1210035svga.jpg <綱附森から見た高板山 2013.5.25> 高板山の稜線で1番目立つピークは奥の院と呼ばれる 「二ノ杜」 で、標高は山頂より7~8m高い。 三角点が山頂(1番高い所)に埋設されているとは限らない。 逆に言えば、山頂は 「1番高い所」 であって三角点のある位置ではない。 高板山全体で見ると 「二ノ杜」 が山頂ということになるのだが・・・・・・。 P1310118vga.jpg P1310130vga.jpg 【基準点の概要】 ●基準点コード:TR35033561901 ●等級種別:三等三角点 ●冠字選点番号:坐13 ●基準点名:四国石 ●標高:1427.3m 四国王目岩から1番近いピークに基準点を置き、岩の名前から 「四国石」 の名を冠したのだろう。 標高は最近、1427.1mから1427.3mへと20cm高くなった。 P1310124vga.jpg 今日の一杯は、売れすぎで供給が追いつかず、一時販売中止になっていた 日清 「カップヌードル トムヤムクンヌードル」。 「カップヌードルが本気で作ったエスニック」 ということで、レモングラス、ライムリーフの香が利いたトムヤムペーストが旨い! エネルギー:346kcal、食塩相当量:4.8g P1310147vga.jpg ゴヨウツツジは古木が多いので、下から見上げるかたちになる。 P1310156vga.jpg コース上の最高地点はここ、「二の杜」 で山頂より7~8m高い。 P1310161vga.jpg 「二ノ杜」 に次いで高い 「三の杜」は、1430mぐらいか。 P1310166vga.jpg 派手さはないが、清楚なゴヨウツツジの白い花も「いいねー。」 P1310168vga.jpg 大きなゴヨウツツジの古木。 P1310183vga.jpg 道は尾根通しに続くが、この分岐を左へ。 P1310184vga.jpg P1310185vga.jpg ザレた斜面を窪地に下ってスズタケのトンネルを抜ける。 P1310187vga.jpg 分岐から10分ほどで三叉路登山口に出る。 1周約4km、累積標高差430mの周回コースに、オプションの安徳天皇高板山陵を加えても約6km、累積標高差約500mとお手軽でおすすめ。 ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Sat, 31 May 2014 17:23:17 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=269
石立山 2014.5.17 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=268 P1300902vga.jpg <石立山山頂> banner_b.gif ■行先・位置 石立山 (二等三角点 [石立山] 1,707.7m) 高知県香美市・徳島県那賀町/北緯33度47分5秒・統計134度3分18秒 ■コースタイム もみじ茶屋駐車場 8:29(2分)→ 登山口 8:31(28分)→ 竜頭谷 8:59(26分)→ ガメラ石 9:25(17分)→ 岩場 9:42/9:44(1時間04分)→ 西峰 10:48(12分)→ 石立山 11:00(昼食)/11:44(12分)→ 西峰 11:56(6分)→ 捨身ヶ嶽 12:02/12:23(5分)→ 西峰 12:28(39分)→ 岩場 13:07/13:14(9分)→ ガメラ石 13:23(16分)→ 竜頭谷 13:39(16分)→ 登山口 13:55(3分)→ もみじ茶屋駐車場 13:58 (行き 2時間29分 帰り 1時間46 計 4時間15分) ■コース水平距離 8.7km(もみじ茶屋駐車場からの往復) ■天気 晴れ ■楽しさ ★★★★★(満点!) 140517_ishidate.jpg 140517_ishidate_v.jpg 山頂までの片道水平距離が3.7kmで累積標高差1300mと急峻。 【水平距離8.702㎞、沿面距離9.397km、累積標高差(+)1404m (-)1396m】 (駐車場から山頂往復に帰りの捨身ヶ嶽への寄り道をプラス) P1300818vga.jpg 「別府峡もみじ茶屋」の駐車場に着くと珍しく車が1台。 愛媛ナンバーなので間違いなく石立山だろう。 P1300819vga.jpg P1300820vga.jpg 紅葉シーズンだけ営業する「もみじ茶屋」のすぐ先の吊橋を渡る。 P1300823vga.jpg 「北谷への分岐」 は左へ。 北谷を遡行するルートは熟達者向けなので、安易に入らない方がよい。 P1300824vga.jpg 次の 「百間滝への分岐」 も左へ。 百間滝への歩道は、滝の手前が痩せているので危険! P1300829vga.jpg P1300831vga.jpg 「ゆっくり登ろう石立山!」 人工林の急登を登りきって小さな尾根を越えると竜頭谷が近い。 P1300835vga.jpg 駐車場から30分で 「竜頭谷」 の左岸へ渡る。 もみじ茶屋駐車場 8:29(30分)→ 竜頭谷 8:59 P1300838vga.jpg P1300841vga.jpg 竜頭谷を渡ったら、砕けた石灰岩の小石が散らばるザレ場を斜めに登る。 ザレ場の上部で見つけた 「超小型」 ユキモチソウ! 四国では珍しくないが、環境省絶滅危惧II類(VU)に指定される希少種。 P1300847vga.jpg ザレ場を這い上がったら、いよいよ岩尾根の急登に差し掛かる。 P1300848vga.jpg P1300849vga.jpg 相当険しく見える斜面も横から見ると傾斜は45度程度だろう。 手掛かり、足掛かりは十分なので問題ないが、後日手荒れが始まった! 石灰は水に溶けると強いアルカリ性を示し、手荒れの原因になるらしい。 P1300850vga.jpg 毎度おなじみの 「ガメラ石!」。 牙がないけど、ガメラの口に似ているということだろう。 竜頭谷 8:59(26分)→ ガメラ石 9:25 P1300852vga.jpg 岩登りが終わったら少しだけ中休み。 P1300853vga.jpg P1300857vga.jpg ヒメキリンソウ(姫黄輪草)は、ベンケイソウ科キリンソウ属の多年草で四国(香川県を除く)の固有種で、環境省レッドデータブック絶滅危惧II類(VU)。 開花はもう少し先になる。 ヤチマタイカリソ(八街碇草)は、メギ科イカリソウ属の多年草で四国(徳島・高知)と九州(熊本・宮崎)の山間部に分布する希少植物。 環境省レッドデータブックで、絶滅危惧II類(VU)にランクされる。 蕾もついているけど、今回は少し終わった花しか見当たらなかった。 P1300860vga.jpg 中間地点の 「岩場」 (標高1,220m)で一休み。 ガメラ石 9:25(17分)→ 岩場 9:42 P1300865vga.jpg 歩きづらいビャクシンの痩せ尾根も、左右は高くない。 DSCF0217vga.jpg ツツジは、標高点 [・1472] 付近から。 ゴヨウツツジ(五葉躑躅)は、輪生する5枚の葉からその名があり、シロヤシオ(白八汐)とも呼ばれ、太平洋側の山地に分布している。 DSCF0220vga.jpg トサノミツバツツジ(土佐の三葉躑躅)本州(岐阜県・滋賀県・紀伊半島)・四国(徳島県・高知県)に分布、やせた尾根や岩場に多い。 雄しべは10本。 P1300881vga.jpg P1300885vga.jpg ワチガイソウ(輪違草)は、ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草。 白い5枚の花片に紫色の葯がアクセントになっている。 ツクバネソウ(衝羽根草)は、ユリ科ツクバネソウ属の多年草。 花弁と輪生する葉は、それぞれ4枚。 P1300889vga.jpg P1300891vga.jpg シロバナネコノメ(白花猫の目)とイワボタン(岩牡丹)は、どちらもユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で湿り気のある場所で見かける。 DSCF0225vga.jpg ミツバツツジに混じってアケボノツツジもまだ頑張っていた。 P1300866vga.jpg P1300896vga.jpg ツルキンバイ(蔓金梅)は、バラ科キジムシロ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地に分布する。 細長い匐枝を地上に伸ばし、葉は3小葉で尖った鋸歯がある。 DSCF0229vga.jpg 10時48分、駐車場から2時間19分で 「西峰」 に到着。 ここまで登ったら山頂は目の前に見えるので休憩なしで山頂へ向かう。 岩場 9:44(1時間04分)→ 西峰 DSCF0232vga.jpg 西峰から山頂までの稜線付近には、ミツバツツジとゴヨウツツジが群生していて、ミツバツツジは、概ね五分咲き程度。 DSCF0235vga.jpg たくさんの蕾をつけていたのはゴヨウツツジの古木。 DSCF0239vga.jpg 11時00分、駐車場から2時間29分(休憩含む)で二等三角点の山頂に到着。 山頂のスズタケがシカに食い尽くされ、すっかり 「はげ山」 になってしまった。 展望が開け、近くのアンパンマンミュージアムから遠くは橘湾の火力発電所まで見えるようになったが、土壌の流出が心配される。 将来的には山頂付近が捨身ヶ嶽のようになってしまうかも・・・。 P1300898vga.jpg P1300899vga.jpg 山頂の基準点は、場所情報コード(ucode)・緯度・経度・標高が記録された ICタグ付きのインテリジェント基準点。 【基準点の概要】 ●基準点コード:TR25034504401 ●等級種別:二等三角点 ●冠字選点番号:興22 ●基準点名:石立山 ●標高:1707.7m P1300917vga.jpg P1300913vga.jpg 今日の一杯は、「マルちゃん×BEAMSヌードル部 ミネストローネ味」 「いつでもどこでもどんなときでも食べたくなるカップ麺を目指した」そうだが、いつでもどこでも・・・というほどのものではない。 エネルギー:375 kcal、食塩相当量:5.1 g P1300921vga.jpg おなかを満たしたら、とりあえず西峰まで帰ってみよう。 DSCF0245vga.jpg 本峰と西峰の中間付近から見る 「捨身ヶ嶽」 と呼ばれる岩尾根。 「捨身ヶ嶽」の小さなコブの右奥には三嶺。 P1300926vga.jpg 西峰に戻ったら、石灰岩が散らばる痩せ尾根を下る。 P1300934vga.jpg 捨身ヶ嶽の小ピークから石立山 「本峰」を望む。 セルフタイマーを 「10秒」 にセットしたら急いで先端へ。 P1300944vga.jpg キバナノコマノツメ(黄花駒爪)はスミレ科スミレ属の多年草で北海道・本州(中部以北)・四国・九州(屋久島)の亜高山から高山帯に分布する。 初夏の八ヶ岳や日本アルプスなどでは珍しくないが、四国では希少。 他の黄スミレと違って葉がまるいこと、唇弁が長く上弁と側弁が上を向いていることなどが特徴。 P1300964vga.jpgユキワリソウ(雪割草)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草で、本州(中部以北)と四国の亜高山帯から高山帯の岩場や草地に自生。 雪解けとともに花をつけるので「雪割草」と呼ばれる。 四国では、石鎚山や東赤石山など限られた山域にのみに残っている。 P1300968vga.jpg P1300948vga.jpg ※「新潟県の草花」 に指定されている 「雪割草」 は、ミスミソウ・スハマソウ(キンポウゲ科)などの園芸名で、本物の 「ユキワリソウ」 ではない。 P1300989vga.jpg P1300991vga.jpg ホソバノアマナ(細葉甘菜)は、ユリ科チシマアマナ属の多年草。 「菜」がつくように、アマナの仲間は食べられる。 見たことあったかな~? P1300992vga.jpg 帰りは、登山道を見失わないようにテープを確認しながら下山しよう。 P1300994vga.jpg 石の上でじっとしている クロマルハナバチ? と目が合ったので撮ってみた。 日向ぼっこか? DSCF0263vga.jpg 西峰 12:28(39分)→ 岩場 13:07 P1310003vga.jpg 岩場 13:14(25分)→ 竜頭谷 13:39 P1310005vga.jpg 13時55分、西峰から 1時間27分(休憩含む)で無事下山。 西峰 12:28(1時間27分)登山口 13:55 岩場 13:14(41分)→ 登山口 13:55 竜頭谷 13:39(16分)→ 登山口 13:55 P1310012vga.jpg 下山後は、登山口から近い〔べふ峡温泉〕で汗を流した。 P1310014vga.jpg P1310018vga.jpg 大人620円(香美市民310円)でさっぱり! P1310020vga.jpgべふ峡温泉〕 高知県香美市物部町別府452-8 TEL:0887-58-4181 FAX:0887-58-4183 E-Mail:befukyouonsen@mopera.net ◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 三嶺さんぽくらぶ banner_b.gif arrow02p2.gifarrow02p2.gifarrow02p2.gif 山行記録の日程順・山域別はこちらから。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◇ ブログランキング・にほんブログ村へ
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Wed, 28 May 2014 06:11:01 +0900 http://ryousen.chicappa.jp/blog/?eid=268