前夜は、「久しぶりに三嶺かな・・・。」などと考えていたのだが、西熊渓谷「治山の森」付近で林道が工事中という情報が入った(復旧予定は3月22日)。
林道を歩くのもいやなので、まだ行ってない山の中から展望がよさそうな野地峰を選んでみた。
野地峰は石鎚山脈主稜線東部の小さなピーク。
■行先・位置
野地峰 (四等三角点 [野路] 1279.4m)
高知県大川村・愛媛県四国中央市、北緯33度50分01秒・東経133度28分25秒
■コースタイム
山村広場 09:00(8分)→ 野地峰登山口 09:08(31分)→ 岩 09:39(29分)→ 野地峰 10:08(展望台・昼食)/11:21(33分)→ 滑車台跡 11:54(道迷い)/12:14(43分)→ 白滝神社分岐 12:57(11分)→ 白滝神社 13:08/13:10(2分)→ 山村広場 13:12
<行き 1時間8分 帰り 1時間29分 計2時間37分>
■コース水平距離 約 4.8㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
(大休止・うろうろ・道迷いなどのデータを含まない、水平距離4.8km)
山村広場から反時計回りに周回するルートで水平距離4.8km、標高差約450m。
【水平距離4.81km、沿面距離5.10km、累積標高差(+)679m (-)626m】
(大休止・うろうろ・道迷いなどのデータを含む、水平距離5.3km)
民生用GPSでは数メートル程度の誤差が生じるので、昼食中などで動いていなくても誤差の「ゆれ?」で「ピタッ」と止まらない(衛星も入れ替わる)。
槍ヶ岳のように尖ったピークでも長時間留まっていると、少しずつ動いた軌跡が残るので水平距離が延びて台形になってしまう。
【水平距離5.25km、沿面距離5.59km、累積標高差(+)757m (-)703m】
国道439から県道17号に入って早明浦ダム湖畔を大川村へ。
役場を通過したら、県道6号、村道朝谷線を利用して白滝へ向かう。
自然王国白滝の里の一角にある山村広場(グラウンド)に車を置く。
手が痛くなるほどの冷たい風が吹いて、山頂でのランチは無理かと思われた。
左手の山裾に帰りに下ってくる白滝神社の鳥居と石段が見える。
グランド奥にトイレと野地峰登山道への入口がある。
白滝鉱山跡のトロッコ道へ入り5分程歩くと野地峰登山口に着く。
かつてこの道は白滝鉱山と伊予三島を結ぶ物資の運搬路だったという。
九十九折りを4~5回ほど繰り返し、伐採地に出ると野地峰から東へ延びる稜線を眺めながらの快適なハイキング。
雪の残るヒノキの人工林に入る。
小さな白糸の滝(軽井沢の白糸の滝しか見たことないが・・・)を連想させるツララがぶら下がった「岩」。
水滴が滴ってできた玉は光を微妙に反射する氷のオブジェ。
岩を過ぎ、九十九折りを4回ほどでマイクロ回線用の反射板が見えてくる。
山頂はもう目の前。
山頂に着くとまず最初に目に入るのは首のないお地蔵さん。
思ったほど暖かく風もない。
昼食は(下ってからか・・・)と思っていたけど全然大丈夫。
山頂に設置された四等三角点の基準点名は、「野路」、 基準点コード 「TR45033630701」、冠字選点番号 「K去12」 となっている。
山名は、「野地峰」だけど三角点は「野路」。
右に黒岩山と反射板の上に登岐山の尖がったピーク。
登岐山から左に目を移すと、白髪山と奥工石山(写真右)。
更に左に赤星山と富郷ダム(法皇湖)(写真左)。
山頂西側の小さな展望台から車を置いた山村広場を俯瞰する。
中央付近の赤い屋根(自然教育センター)の周辺が「白滝の里」の中心地。
中央の標高点 [・1342] ピークの左に大座礼山、右に東光森山。
大座礼山の左に平家平とその左奥に手箱山・筒上山、左端に稲叢山の稜線。
東光森山の右には東赤石山、権現山、エビラ山、二ッ岳。
今日の一杯は、一月半ぶりの「カップヌードル ブラックみそ」。
「味噌とポークのうまみをベースに、黒コショウと唐辛子を利かせたパンチのあるスパイシーな黒辛味噌スープ。」
ということで山に合う!エネルギー 403kcal、食塩相当量 4.8g。
少し早い昼メシを済ませて縦走路を西へ向かう。
これから先はハイキング道としては整備されていない。
小さなピークをいくつか越えていく。
尾根通しなので迷うようなことはないが、少々ヤブコギあり。
右の岩も問題なく越えていく。
岩のピークの上から見た赤石山系。
前方右のピークを越えたら、左の小ピーク手前から下山路に入る。
スズタケのヤブコギやシャクナゲの北斜面。
前方に標高点 [・1342] ピークを見ながら下った先が滑車台跡の小さな鞍部
(中央の 1310m 小ピーク手前の地面と雪が見える部分)。
野地峰(右端)と歩いてきた稜線を振り返ってみた。
鞍部の手前で左に折れて斜面を下る。
滑車(索道)台跡へ下ると、車輪の付いた搬器の残骸があった。
この残骸の上を右側へ抜けるのが正しい。
車輪が付いているもの(鉄道・自転車・自動車など)は何でも好きなので下側に回って残骸を撮影。(これがまずかったか・・・)
滑車台跡からザレた斜面をそのまま下ってしまった。
100mほど下ったところで、「ん・・・?おかしい!?」
いくら「あまり使われていない」としてもこれはひど過ぎる。
森は深くないのでヤブコギしてでも下って行けば、下に見える山村広場に出ることは間違いないが、爽快な気分が台無しになってしまう。
普通に歩ける道を探すため、一旦滑車の残骸まで帰ってみると、滑車の上を西側に抜ける登山道があるではないか。
こういうことは何度も経験しているが、おかしいと思ったら間違ったと思う場所まで戻ってみることが肝要だ。
正しいルート戻ってはみたものの、スズタケと残雪の登山道は踏み跡程度。
小さな谷を二つ三つ渡渉したらボルトの飛び出た分岐にたどり着く。
トラバースを西に歩いて自然教育センターまで足を延ばす積もりでいたのだが、スズタケのヤブになっているので遠回りは止めて尾根を下ることにした。
スズタケを掻き分けながら下ると10分少々で神社の後ろに出た。
白滝神社は野地峰と白滝集落が見渡す位置に建っていた。
石段を山村広場まで下りると、やはり風が吹いていて寒い。
山頂は暖かかったので、白滝が「寒い所」だということが分かった。
保育所を改修した「村のえき」へ寄り道すると、数人のグループが屋外でバーベキューを楽しんでいて、いいにおいが漂っていた。
「たまらんなあ。」
早明浦ダム湖畔からは白髪山がよく見えた。
次は「本山さくら市」に寄り道、レタスと四季彩館のドレッシングをゲット。
来週は、KUTV「健康マラソン」出場予定のため山はお休みするかも・・・。
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白皇山(しらおやま) 2013.2.23
2013-03-02 08:42:45 (11 years ago)
足摺半島で行われる駅伝大会に参加するため土佐清水市へ。
足摺へ行った 「ついで」 というか、山が 「さき」 で駅伝が 「ついで」 か・・・。
ということで、半島中央に位置する白皇山へ登ってみた。
<白皇山・コンドル岩からの展望>
■行先・位置
白皇山(標高点 [・458]、三等三角点 [佐田山] 433.2m)
高知県土佐清水市 (北緯32度44分42秒・東経133度00分08秒)
(三角点 北緯32度44分39秒・東経133度00分07秒)
■コースタイム
白皇山登山口 15:05(1分)→ 分岐① 15:06(2分)→ 分岐② 15:08(8分)→ 分岐③(神社跡)15:16(7分)→ 三角点 15:23/15:24(2分)→ 白皇山 15:26/15:35(7分)→ 分岐③(神社跡)15:42/15:44(15分)→ 分岐① 15:59(2分)→ 白皇山登山口 16:01
【行き 20分 帰り 24分 計 44分】
――― おまけ ―――
白皇山登山口 16:01(46分)→ 足摺岬灯台 16:47/16:56(11分)→ 白山洞門 17:07/17:15(5分)→ ホテル椿荘 17:20
【灯台まで 46分 ホテルまで 16分 計 1時間2分】
■コース水平距離 2.3km、8.1km(おまけつき)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
(白皇山から足摺岬灯台、白山洞門を経て足摺岬まで)
【水平距離8.10km、沿面距離8.23km、累積標高差(+)328m (-)593m】
(白皇山)
足摺スカイライン沿いの登山口の標高が 320m、山頂が 458m なので標高差はわずかに140mほど。
【水平距離2.16km、沿面距離2.23km、累積標高差(+)191m (-)188m】
2月23日(土)、四万十町まで延伸された高知自動車道を利用して足摺へ。
四万十町中央IC(終点)で国道56号に降り、自動車道延伸に合わせて移転した「ゆういんぐ四万十」でランチタイム。
今日の一杯は、人気№1の「ゆういんぐラーメン」730円。
無難な味だが、「こりゃあ旨い。」というほどではない・・・かな?
白皇山は、円錐形の優美な山容(車窓から撮ったのでブレてしまった)。
足摺スカイラインを岬に向かう途中、「唐人駄場遺跡」からの道を合わせ、スカイラインの最高点から岬側に700~800mほど下った左手に鳥居(登山口)があるのだが、うっかり通り過ぎて500mほど歩いて戻ることになった。
佐田山シイ保護林の案内板のある登山口からスタート。
<ヤッコソウ自生地と分岐①>
鳥居を抜けるとすぐに左にヤッコソウ自生地、東に150mほどで分岐①がある。
帰りは右手からここに帰ってくることになる。
<指導標のない分岐②と左のルート>
すぐ先の分岐②はまっすぐ(右)のきれいな道がが正解!
ところが、東に少し進んで北に折れるイメージがあったのと早く登りたかったからか、位置を確認しないまま、左(北)にとってしまった。
このルートもテープと踏み後があるので、「大間違い」という訳ではないようだが、ほんの少し遠回りになる。参道なのだから歩きやすい方を選ぼう。
大きな木の下の小谷を渡って再び進路を東へとる。
すぐ南側を並走する正規ルートに合流してヤッコソウ自生地を通る。
<分岐③の指導標と手水石>
突き当たりのT字(分岐③の神社跡)は左の「佐田山・石鎚神社」へ。
右の「保護林」コースは帰りに行ってみることにする。
この一帯は、金剛福寺の奥の院・白皇権現(しらおうごんげん)があった場所で、拝殿の石段や井戸の跡が残る。
明治初期の神仏分離令により廃寺となり、佐田山神社と称していた。
尖がった大きな岩は、神石(ご神体)の「烏帽子岩」。
烏帽子岩を過ぎると「急登」というほどでもない、普通の登りになる。
唐人駄場遺跡にあるような大岩の右側を通過する。
大岩を過ぎるとすぐ左手の尾根上に三角点(433.2m)が設置されている。
基準点コード [TR34933009001]
等級種別 [三等三角点]
冠字選点番号 [河34]
基準点名 [佐田山]。
三角点からほんの少し進むと、緑色のトタン葺きの石鎚神社が建っている。
三角点から約100m、神社から巨石の間をひと登りで山頂に達する。
中央奥の岩には石鎚神社の祠と手水石がある。
足摺半島には唐人駄馬に代表される巨石が多い。
祠の裏にはコンドル岩と呼ばれる巨石があるので忘れずに寄っていこう。
コンドル岩からは、足摺半島東側の眺めが良い。
緊急編成の「なんちゃって登山隊」、山頂で記念撮影。
分岐③(神社跡)に戻ってT字をまっすぐ進む。
ヤッコソウ自生地が点在するシイ林を「保護林順路 →」の指導標に従い歩く。
最初の分岐を左にとると、南の尾根沿いにスカイラインを1kmほど下った、岬に近い登山口に出る。
保護林を一回りして分岐①へ戻るには、保護林の分岐は時計回りで右へ。
(2つ目の分岐は、左に下ってもすぐにスカイラインに出るはずだが・・・。)
佐田山林木遺伝資源保存林にはシイ(スダジイ、ツブラジイ)やアカガシの巨木が生え、貴重な生態系を作っており、10月下旬から12初旬ごろシイの根に寄生する不思議な植物ヤッコソウが姿を現す。
※ヤッコソウ(奴草)は、ヤッコソウ科ヤッコソウ属の寄生植物でシイノキ属の植物の根に寄生する。秋に 「やっこ 」に似た白い花を付けるところから牧野富太郎博士によって命名された。葉緑素を持たないところはギンリョウソウやツリアケビなどの腐生植物に似ている。
西向きのなだらかな尾根を越え、小谷を渡渉したら分岐①に戻るので左に折れ、あと少しの道を登山口へ戻る。
山頂と保護林一周 44分で、ゴール!
走った訳ではないが、山好きのランナー達なので時間はあまりかからない。
スカイラインに出たら、岬の宿まで約4kmのロードをランニング。
道路沿いにタチツボスミレとヒメハギが咲いていた。
タチツボスミレはよく見かけるがヒメハギを目にした(気づいた)のは始めて!
(珍しい植物というわけではない)
ヒメハギ(姫萩)は、ヒメハギ科ヒメハギ属の多年草で山野の日当たりのよい乾いた場所に分布する。花期は4-7月とされているが、足摺はちょっと早い。
この際なので、ついでに足摺岬灯台へ向かう。
田宮虎彦の小説「足摺岬」を思い出すのは自分だけか?
灯台から遊歩道を白山洞門まで歩いた。
夕照の海岸線も美しい!
温泉街のはずれに建つ白山神社(はくさんじんじゃ)は、三十八番札所金剛福寺の奥の院、白皇権現を合祀し、足摺岬集落の氏神となっている。
加賀国の白山比咩神社を勧進して白山洞門の頂上に祀られ、白皇権現を合祀してから現在地に移ったが、白山洞門には今も白山本宮として祠が祀られる。
(白山の登山経験があると、名峰白山と白山神社には特別の感情を持つ)
白山神社の少し西側に白皇神社のおじぞうさん?も人知れず鎮座していた。
割り当てられたホテル椿荘はなんだかのんびりした宿だ。
風呂で汗を流したら、宴会を待ちきれずにウイスキーまつり。
宴会がスタートしたらビールに切替えて、お酒もたっぷりと注文。
「飲めや唄えや!」のおおさわぎ?
どこかの部屋ではビロー園音頭も・・・!
「つばつば!つばつば!」椿荘バージョン。
翌日は雲ひとつない快晴に恵まれた。
長年、駅伝大会に参加してきたが、白山神社の祭りと重なったのは始めてのような気がする。
こども御輿が白山神社に向かったあと駅伝大会がスタートした。
アルコール燃料を燃やし尽くして走ったあとは、エネルギーを注入する必要がある。
のどが渇いて「たまらん」のでサンリバー四万十でプレミアムモルツを調達。
今日の一杯は、「サンタンメン」Bセット(鳥の唐揚げとライス)。
待っている間にビールが2杯、3杯と・・・。
山とお酒とランニングを楽しんだ、足摺駅伝2013。
「しめ」は生ビールと焼酎の湯割り。
よく飲んだな・・・。
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足摺へ行った 「ついで」 というか、山が 「さき」 で駅伝が 「ついで」 か・・・。
ということで、半島中央に位置する白皇山へ登ってみた。
<白皇山・コンドル岩からの展望>
■行先・位置
白皇山(標高点 [・458]、三等三角点 [佐田山] 433.2m)
高知県土佐清水市 (北緯32度44分42秒・東経133度00分08秒)
(三角点 北緯32度44分39秒・東経133度00分07秒)
■コースタイム
白皇山登山口 15:05(1分)→ 分岐① 15:06(2分)→ 分岐② 15:08(8分)→ 分岐③(神社跡)15:16(7分)→ 三角点 15:23/15:24(2分)→ 白皇山 15:26/15:35(7分)→ 分岐③(神社跡)15:42/15:44(15分)→ 分岐① 15:59(2分)→ 白皇山登山口 16:01
【行き 20分 帰り 24分 計 44分】
――― おまけ ―――
白皇山登山口 16:01(46分)→ 足摺岬灯台 16:47/16:56(11分)→ 白山洞門 17:07/17:15(5分)→ ホテル椿荘 17:20
【灯台まで 46分 ホテルまで 16分 計 1時間2分】
■コース水平距離 2.3km、8.1km(おまけつき)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
(白皇山から足摺岬灯台、白山洞門を経て足摺岬まで)
【水平距離8.10km、沿面距離8.23km、累積標高差(+)328m (-)593m】
(白皇山)
足摺スカイライン沿いの登山口の標高が 320m、山頂が 458m なので標高差はわずかに140mほど。
【水平距離2.16km、沿面距離2.23km、累積標高差(+)191m (-)188m】
2月23日(土)、四万十町まで延伸された高知自動車道を利用して足摺へ。
四万十町中央IC(終点)で国道56号に降り、自動車道延伸に合わせて移転した「ゆういんぐ四万十」でランチタイム。
今日の一杯は、人気№1の「ゆういんぐラーメン」730円。
無難な味だが、「こりゃあ旨い。」というほどではない・・・かな?
白皇山は、円錐形の優美な山容(車窓から撮ったのでブレてしまった)。
足摺スカイラインを岬に向かう途中、「唐人駄場遺跡」からの道を合わせ、スカイラインの最高点から岬側に700~800mほど下った左手に鳥居(登山口)があるのだが、うっかり通り過ぎて500mほど歩いて戻ることになった。
佐田山シイ保護林の案内板のある登山口からスタート。
<ヤッコソウ自生地と分岐①>
鳥居を抜けるとすぐに左にヤッコソウ自生地、東に150mほどで分岐①がある。
帰りは右手からここに帰ってくることになる。
<指導標のない分岐②と左のルート>
すぐ先の分岐②はまっすぐ(右)のきれいな道がが正解!
ところが、東に少し進んで北に折れるイメージがあったのと早く登りたかったからか、位置を確認しないまま、左(北)にとってしまった。
このルートもテープと踏み後があるので、「大間違い」という訳ではないようだが、ほんの少し遠回りになる。参道なのだから歩きやすい方を選ぼう。
大きな木の下の小谷を渡って再び進路を東へとる。
すぐ南側を並走する正規ルートに合流してヤッコソウ自生地を通る。
<分岐③の指導標と手水石>
突き当たりのT字(分岐③の神社跡)は左の「佐田山・石鎚神社」へ。
右の「保護林」コースは帰りに行ってみることにする。
この一帯は、金剛福寺の奥の院・白皇権現(しらおうごんげん)があった場所で、拝殿の石段や井戸の跡が残る。
明治初期の神仏分離令により廃寺となり、佐田山神社と称していた。
尖がった大きな岩は、神石(ご神体)の「烏帽子岩」。
烏帽子岩を過ぎると「急登」というほどでもない、普通の登りになる。
唐人駄場遺跡にあるような大岩の右側を通過する。
大岩を過ぎるとすぐ左手の尾根上に三角点(433.2m)が設置されている。
基準点コード [TR34933009001]
等級種別 [三等三角点]
冠字選点番号 [河34]
基準点名 [佐田山]。
三角点からほんの少し進むと、緑色のトタン葺きの石鎚神社が建っている。
三角点から約100m、神社から巨石の間をひと登りで山頂に達する。
中央奥の岩には石鎚神社の祠と手水石がある。
足摺半島には唐人駄馬に代表される巨石が多い。
祠の裏にはコンドル岩と呼ばれる巨石があるので忘れずに寄っていこう。
コンドル岩からは、足摺半島東側の眺めが良い。
緊急編成の「なんちゃって登山隊」、山頂で記念撮影。
分岐③(神社跡)に戻ってT字をまっすぐ進む。
ヤッコソウ自生地が点在するシイ林を「保護林順路 →」の指導標に従い歩く。
最初の分岐を左にとると、南の尾根沿いにスカイラインを1kmほど下った、岬に近い登山口に出る。
保護林を一回りして分岐①へ戻るには、保護林の分岐は時計回りで右へ。
(2つ目の分岐は、左に下ってもすぐにスカイラインに出るはずだが・・・。)
佐田山林木遺伝資源保存林にはシイ(スダジイ、ツブラジイ)やアカガシの巨木が生え、貴重な生態系を作っており、10月下旬から12初旬ごろシイの根に寄生する不思議な植物ヤッコソウが姿を現す。
※ヤッコソウ(奴草)は、ヤッコソウ科ヤッコソウ属の寄生植物でシイノキ属の植物の根に寄生する。秋に 「やっこ 」に似た白い花を付けるところから牧野富太郎博士によって命名された。葉緑素を持たないところはギンリョウソウやツリアケビなどの腐生植物に似ている。
西向きのなだらかな尾根を越え、小谷を渡渉したら分岐①に戻るので左に折れ、あと少しの道を登山口へ戻る。
山頂と保護林一周 44分で、ゴール!
走った訳ではないが、山好きのランナー達なので時間はあまりかからない。
スカイラインに出たら、岬の宿まで約4kmのロードをランニング。
道路沿いにタチツボスミレとヒメハギが咲いていた。
タチツボスミレはよく見かけるがヒメハギを目にした(気づいた)のは始めて!
(珍しい植物というわけではない)
ヒメハギ(姫萩)は、ヒメハギ科ヒメハギ属の多年草で山野の日当たりのよい乾いた場所に分布する。花期は4-7月とされているが、足摺はちょっと早い。
この際なので、ついでに足摺岬灯台へ向かう。
田宮虎彦の小説「足摺岬」を思い出すのは自分だけか?
灯台から遊歩道を白山洞門まで歩いた。
夕照の海岸線も美しい!
温泉街のはずれに建つ白山神社(はくさんじんじゃ)は、三十八番札所金剛福寺の奥の院、白皇権現を合祀し、足摺岬集落の氏神となっている。
加賀国の白山比咩神社を勧進して白山洞門の頂上に祀られ、白皇権現を合祀してから現在地に移ったが、白山洞門には今も白山本宮として祠が祀られる。
(白山の登山経験があると、名峰白山と白山神社には特別の感情を持つ)
白山神社の少し西側に白皇神社のおじぞうさん?も人知れず鎮座していた。
割り当てられたホテル椿荘はなんだかのんびりした宿だ。
風呂で汗を流したら、宴会を待ちきれずにウイスキーまつり。
宴会がスタートしたらビールに切替えて、お酒もたっぷりと注文。
「飲めや唄えや!」のおおさわぎ?
どこかの部屋ではビロー園音頭も・・・!
「つばつば!つばつば!」椿荘バージョン。
翌日は雲ひとつない快晴に恵まれた。
長年、駅伝大会に参加してきたが、白山神社の祭りと重なったのは始めてのような気がする。
こども御輿が白山神社に向かったあと駅伝大会がスタートした。
アルコール燃料を燃やし尽くして走ったあとは、エネルギーを注入する必要がある。
のどが渇いて「たまらん」のでサンリバー四万十でプレミアムモルツを調達。
今日の一杯は、「サンタンメン」Bセット(鳥の唐揚げとライス)。
待っている間にビールが2杯、3杯と・・・。
山とお酒とランニングを楽しんだ、足摺駅伝2013。
「しめ」は生ビールと焼酎の湯割り。
よく飲んだな・・・。
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白髪山(香美市)2013.2.17
2013-02-23 07:18:31 (11 years ago)
前日のミニ駅伝と長~い慰労会でお疲れ気味だったけど、穏やかな天候に寝てもいられずに白髪山の「北のテラス」へ。
三嶺と剣山の展望を楽しみながら、「日清の江戸そば」で安くて贅沢な昼飯。
<白髪山北のテラス>
■行先
白髪山 (三等三角点 [白髪山] 1769.7m)
高知県香美市、北緯33度48分36秒・東経133度59分35秒
■コースタイム
白髪山登山口 10:35(43分)→ 白髪山 11:18/11:20(1分)→ 北のテラス 11:21/12:11(1分)→ 白髪山 12:12/12:14(15分)→ 白髪山登山口 12:29
【行き 43分 帰り 15分 計 58分】
■コース水平距離 2.3㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
登山口から山頂までの水平距離は 1,100mだが、標高差が320mあるので、直角三角形に置き換えれば三平方の定理で三角形の長い辺は約1,150m。
勾配がきついようでもまずこんなもので、槍ヶ岳の肩から上だけだったら1.4倍位にはなるかも。
【水平距離2.26km、沿面距離2.40km、累積標高差(+)348m (-)336m】
登山口の標高が1,460mあるので、山頂までゆっ~くり歩いても1時間足らず。
急ぐと20分ほどで着いてしまう。
その分、道路には雪が残っていることが多いので車の走行には要注意。
雪が多いときは無理せずに手前の広い場所に車を置いて歩こう。
登山口から少し歩くと勾配がきつくなるが、気持ちよい青空に気分はGood!
登山道脇にブナのある、ちょっと好きな場所から見える白い稜線。
途中、ブログを見てくださっている方にお会いした。
誤字脱字やおかしな文章が散見される、「自己満足な」ブログで恥ずかしい。
樹林帯を抜け笹原に出ると右手に剣山がくっきりと。
(そういえば最近剣山に行ってないなあ・・・。)
ゆっくり登ること約40分で縦走路の分岐。
分岐を左にとれば山頂は目の前。
山頂(1769.7m)に設置された基準点は、基準点コード [TR35033577901] 、
等級種別 [三等三角点] 、冠字選点番号 [坐27] 、基準点名 [白髪山] 。
暖かくなると、登山者が休んだりランチを楽しんだりする、 「北のテラス」 からの展望は必見!
見晴らしの良い北のテラスは北側が切れ落ちていて高い!
展望は良いが、前に寄りすぎて落ちるとやばいので気をつけよう。
綱附森から地蔵ノ頭、西熊山に至る稜線。
北のテラスは、西熊渓谷と三嶺の展望台。
左から綱附森~地蔵ノ頭(後方に天狗塚と牛ノ背)~西熊山~三嶺のパノラマ(5枚合成)。
平和丸、高ノ瀬、丸石などのピークを経て次郎笈・剣山へと続く稜線。
左端は丸笹山。
少し霞んでいるが、土佐矢筈山の後方に石鎚山系の山並み。
今日の一杯は、「日清の江戸そば 七味唐がらし付」
「日本三大七味唐辛子に名を連ねる老舗、東京浅草「やげん掘」の別添七味でさらにおいしくなりました、喉越しのよい麺に、風味豊かな焼津加工鰹節、丸大豆醤油100%を使用した関東風のしょうゆつゆ。」
ということで山で食べると更に旨い。エネルギー 356kcal、食塩相当量 4.3g
誰もいない北のテラスは意外と暖かく、1時間ほどのんびり。
剣山と石立山(右端)を眺めながら下山開始(2枚合成)。
登山口の駐車場では雪遊びをする親子連れの歓声がしていた。
今日は「休もうか」と思ったけど来て良かった。
帰ったら「安心して」ビールが飲める?
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三嶺と剣山の展望を楽しみながら、「日清の江戸そば」で安くて贅沢な昼飯。
<白髪山北のテラス>
■行先
白髪山 (三等三角点 [白髪山] 1769.7m)
高知県香美市、北緯33度48分36秒・東経133度59分35秒
■コースタイム
白髪山登山口 10:35(43分)→ 白髪山 11:18/11:20(1分)→ 北のテラス 11:21/12:11(1分)→ 白髪山 12:12/12:14(15分)→ 白髪山登山口 12:29
【行き 43分 帰り 15分 計 58分】
■コース水平距離 2.3㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
登山口から山頂までの水平距離は 1,100mだが、標高差が320mあるので、直角三角形に置き換えれば三平方の定理で三角形の長い辺は約1,150m。
勾配がきついようでもまずこんなもので、槍ヶ岳の肩から上だけだったら1.4倍位にはなるかも。
【水平距離2.26km、沿面距離2.40km、累積標高差(+)348m (-)336m】
登山口の標高が1,460mあるので、山頂までゆっ~くり歩いても1時間足らず。
急ぐと20分ほどで着いてしまう。
その分、道路には雪が残っていることが多いので車の走行には要注意。
雪が多いときは無理せずに手前の広い場所に車を置いて歩こう。
登山口から少し歩くと勾配がきつくなるが、気持ちよい青空に気分はGood!
登山道脇にブナのある、ちょっと好きな場所から見える白い稜線。
途中、ブログを見てくださっている方にお会いした。
誤字脱字やおかしな文章が散見される、「自己満足な」ブログで恥ずかしい。
樹林帯を抜け笹原に出ると右手に剣山がくっきりと。
(そういえば最近剣山に行ってないなあ・・・。)
ゆっくり登ること約40分で縦走路の分岐。
分岐を左にとれば山頂は目の前。
山頂(1769.7m)に設置された基準点は、基準点コード [TR35033577901] 、
等級種別 [三等三角点] 、冠字選点番号 [坐27] 、基準点名 [白髪山] 。
暖かくなると、登山者が休んだりランチを楽しんだりする、 「北のテラス」 からの展望は必見!
見晴らしの良い北のテラスは北側が切れ落ちていて高い!
展望は良いが、前に寄りすぎて落ちるとやばいので気をつけよう。
綱附森から地蔵ノ頭、西熊山に至る稜線。
北のテラスは、西熊渓谷と三嶺の展望台。
左から綱附森~地蔵ノ頭(後方に天狗塚と牛ノ背)~西熊山~三嶺のパノラマ(5枚合成)。
平和丸、高ノ瀬、丸石などのピークを経て次郎笈・剣山へと続く稜線。
左端は丸笹山。
少し霞んでいるが、土佐矢筈山の後方に石鎚山系の山並み。
今日の一杯は、「日清の江戸そば 七味唐がらし付」
「日本三大七味唐辛子に名を連ねる老舗、東京浅草「やげん掘」の別添七味でさらにおいしくなりました、喉越しのよい麺に、風味豊かな焼津加工鰹節、丸大豆醤油100%を使用した関東風のしょうゆつゆ。」
ということで山で食べると更に旨い。エネルギー 356kcal、食塩相当量 4.3g
誰もいない北のテラスは意外と暖かく、1時間ほどのんびり。
剣山と石立山(右端)を眺めながら下山開始(2枚合成)。
登山口の駐車場では雪遊びをする親子連れの歓声がしていた。
今日は「休もうか」と思ったけど来て良かった。
帰ったら「安心して」ビールが飲める?
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南嶺(鷲尾山) 2013.2.11
2013-02-20 22:31:59 (11 years ago)
3連休初日の一昨日は、香川県の我拝師山に初登頂を果たし満足いくハイキングを楽しんだものの、「抜けるような青空」だった昨日は仕事でどこにも出かけられなかった。
週一登山で十分だけど、ふと思いついて昼前から南嶺に出かけてみた。
<ライオン岩>
■行先・位置
筆山 (三等三角点 [真如寺山] 118.3m)
高知県高知市、北緯33度33分01秒・東経133度32分07秒
皿ヶ峰(高見山) (標高点 [・163] 163m)
高知県高知市、北緯33度32分40秒・東経133度31分58秒
鷲尾山 (標高点 [・306] 306m)
高知県高知市、北緯33度31分40秒・東経133度31分35秒
■コースタイム
Ⓟ筆山第1 13:23(5分)→ 筆山(展望台) 13:28/13:35(3分)→ 皿ヶ峰登山口 13:38(12分)→ 皿ヶ峰(高見山) 13:50/13:58(5分)→ ライオン岩 14:03/13:04(5分)→ 高見分岐 14:09(11分)→ 土佐塾中・高校寮 14:20(6分)→ 吉野分岐 14:26(18分)→ 鷲尾山 14:44(昼食)/15:20(11分)→ 吉野分岐 15:31(9分)→ 土佐塾中・高校寮 15:40(9分)→ 鉄塔小ピーク 15:49/15:51(3分)→ 高見分岐 15:54(6分)→ ライオン岩 16:00/16:02(8分)→ 皿ヶ峰登山口 16:10(3分)→ Ⓟ筆山第1 16:13
<行き 1時間05分 帰り 49分 計 1時間54分>
■コース水平距離 7.2㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
筆山第二駐車場から筆山、皿ヶ峰(高見山)を経て鷲尾山まで。
帰りは同じ道を引き返す、往復の水平距離7.2kmと手軽なウォーキングコース。
【水平距離7.19km、沿面距離7.35km、累積標高差(+)497m (-)507m】
今日は、鉄道ファン向けのJRプランだ。
香美市の土佐山田駅を11時17分発の特急「南風3号」中村行きへ乗車。
アンパンマンの「気をつけて行ってらっしゃい!」のアナウンスに送られて、15.3km、わずか12分の旅は終わって高知駅で下車。
料金は、乗車券350円と25kmまでの特定特急料金(自由席)310円の660円。
「坂本龍馬 只今、脱藩中」とある。
そういえば、神奈川県へ出張中のをニュースで見たような・・・。
久しぶりに高知城を歩いてみた。
高知城は現存天守12城の一つで国の重要文化財に指定されている。
天守の建造年は 1747年(延享4年)で築城者は 山内一豊となっている。
登山のスタートは、ハイカーの車でほぼ満車の筆山第1駐車場。
ほとんどの人が「筆山」をパスして皿ヶ峰登山口へ向かうようだが、初めてなので、ネコと戯れた後はトイレの横の小道を「筆山」山頂へ向かう。
道路を横切って階段を少し登ると展望台のある山頂に着いた。
後で地形図を確認してみると、筆山には三等三角点 [真如寺山] 118.3m があるのだが気付かなかった。
北方面の展望は、昨日より空が霞んでいてよくない。
高知県庁や高知城、三翠園ホテル、新阪急ホテルなどが並ぶ丸ノ内、本町付近からホテル日航高知旭ロイヤル、トップワン四国、高知市文化プラザかるぽーとなどが並ぶ九反田、知寄町付近にかけての展望(3枚合成)。
北に少し高く聳えるのは、先月登った国見山(雪光山)と工石山。
南には左から宇津野山、鷲尾山、烏帽子山、柏尾山の山並み。
道路へ戻って「南嶺ハイキングコース」の案内板のある皿ヶ峰登山口から。
墓地内の犬の足跡があるコンクリート舗装の歩道を南に向かう。
突き当たりの分岐は、左からトラバースが合流する。
ここは、とりあえず右(真直ぐ)にとって皿ヶ峰頂上を目指す。
アンテナが建つ皿ヶ峰山頂までひと登り。
見慣れない字で「三角」とあるが、皿ヶ峰は標高点のみで国土地理院の地形図上に三角点はないはず。
ここは初日の出の見物客で賑わうらしい。
南に土佐塾中高校の建つなだらかな山と鷲尾山、烏帽子山、柏尾山を見ながら東に折れてライオン岩の分岐へ。
ライオン岩の分岐から進路を南西にとり土佐塾中高へ向かう。
高見分岐(中山越え)を直進し、その先すぐのY字分岐は右へ。
幸崎へ下る分岐を右に見送り石畳の道を南へ。
道路を横断して土佐塾中高校大志寮の階段を上がって寮の西側を南へ進む。
道路は左が土佐塾中学校・高校の校舎方面、右が吉野方面。
寮を通過して土佐塾中高南西の調整池を回り込んで鞍部へ下る。
鞍部の吉野分岐(吉野越え)を通過する(左は深谷)。
突き当たりの分岐は少し先で合流している。
行きは急斜面を直上し、右のトラバースは帰りに使うことにする。
小ピークを越えると右側から先ほどのトラバースが合流する。
宇津野山への分岐を1つ、2つ通過する。
尾根に出て宇津野山分岐を左に見送ると、視界が開け鷲尾山山頂に着いた。
山頂からの浦戸湾と太平洋の展望がすばらしい。
今日の一杯は、「カップヌードル レッドショック」NEW!
「口にした瞬間に衝撃が走るほどの辛さ!ポーク、みそ、ガーリックをベースに唐辛子をふんだんに入れた、冬の寒さも吹き飛ばすような激辛チゲ風のスープです。」
ということで、エネルギー 380kcal、食塩相当量 4.6g。
衝撃の辛さ!というほどでもないが夏に食べると汗が噴き出しそう。
さっきまで近所の子供たちが遊んでいた山頂広場を後に下山開始。
高見分岐手前の鉄塔小ピークから皿ヶ峰を望む。
皿ヶ峰トラバースのライオン岩付近からの展望
帰りは、ライオン岩から皿ヶ峰の東面をトラバースして駐車場へ。
今回は、烏帽子山、柏尾山まで縦走する時間がとれなかったので次の機会には宇津野山も含めて歩いてみたい。
でも、皿ヶ峰近辺はハイキングコースとは言え、夜はあまり歩きたくないかな。
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週一登山で十分だけど、ふと思いついて昼前から南嶺に出かけてみた。
<ライオン岩>
■行先・位置
筆山 (三等三角点 [真如寺山] 118.3m)
高知県高知市、北緯33度33分01秒・東経133度32分07秒
皿ヶ峰(高見山) (標高点 [・163] 163m)
高知県高知市、北緯33度32分40秒・東経133度31分58秒
鷲尾山 (標高点 [・306] 306m)
高知県高知市、北緯33度31分40秒・東経133度31分35秒
■コースタイム
Ⓟ筆山第1 13:23(5分)→ 筆山(展望台) 13:28/13:35(3分)→ 皿ヶ峰登山口 13:38(12分)→ 皿ヶ峰(高見山) 13:50/13:58(5分)→ ライオン岩 14:03/13:04(5分)→ 高見分岐 14:09(11分)→ 土佐塾中・高校寮 14:20(6分)→ 吉野分岐 14:26(18分)→ 鷲尾山 14:44(昼食)/15:20(11分)→ 吉野分岐 15:31(9分)→ 土佐塾中・高校寮 15:40(9分)→ 鉄塔小ピーク 15:49/15:51(3分)→ 高見分岐 15:54(6分)→ ライオン岩 16:00/16:02(8分)→ 皿ヶ峰登山口 16:10(3分)→ Ⓟ筆山第1 16:13
<行き 1時間05分 帰り 49分 計 1時間54分>
■コース水平距離 7.2㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
筆山第二駐車場から筆山、皿ヶ峰(高見山)を経て鷲尾山まで。
帰りは同じ道を引き返す、往復の水平距離7.2kmと手軽なウォーキングコース。
【水平距離7.19km、沿面距離7.35km、累積標高差(+)497m (-)507m】
今日は、鉄道ファン向けのJRプランだ。
香美市の土佐山田駅を11時17分発の特急「南風3号」中村行きへ乗車。
アンパンマンの「気をつけて行ってらっしゃい!」のアナウンスに送られて、15.3km、わずか12分の旅は終わって高知駅で下車。
料金は、乗車券350円と25kmまでの特定特急料金(自由席)310円の660円。
「坂本龍馬 只今、脱藩中」とある。
そういえば、神奈川県へ出張中のをニュースで見たような・・・。
久しぶりに高知城を歩いてみた。
高知城は現存天守12城の一つで国の重要文化財に指定されている。
天守の建造年は 1747年(延享4年)で築城者は 山内一豊となっている。
登山のスタートは、ハイカーの車でほぼ満車の筆山第1駐車場。
ほとんどの人が「筆山」をパスして皿ヶ峰登山口へ向かうようだが、初めてなので、ネコと戯れた後はトイレの横の小道を「筆山」山頂へ向かう。
道路を横切って階段を少し登ると展望台のある山頂に着いた。
後で地形図を確認してみると、筆山には三等三角点 [真如寺山] 118.3m があるのだが気付かなかった。
北方面の展望は、昨日より空が霞んでいてよくない。
高知県庁や高知城、三翠園ホテル、新阪急ホテルなどが並ぶ丸ノ内、本町付近からホテル日航高知旭ロイヤル、トップワン四国、高知市文化プラザかるぽーとなどが並ぶ九反田、知寄町付近にかけての展望(3枚合成)。
北に少し高く聳えるのは、先月登った国見山(雪光山)と工石山。
南には左から宇津野山、鷲尾山、烏帽子山、柏尾山の山並み。
道路へ戻って「南嶺ハイキングコース」の案内板のある皿ヶ峰登山口から。
墓地内の犬の足跡があるコンクリート舗装の歩道を南に向かう。
突き当たりの分岐は、左からトラバースが合流する。
ここは、とりあえず右(真直ぐ)にとって皿ヶ峰頂上を目指す。
アンテナが建つ皿ヶ峰山頂までひと登り。
見慣れない字で「三角」とあるが、皿ヶ峰は標高点のみで国土地理院の地形図上に三角点はないはず。
ここは初日の出の見物客で賑わうらしい。
南に土佐塾中高校の建つなだらかな山と鷲尾山、烏帽子山、柏尾山を見ながら東に折れてライオン岩の分岐へ。
ライオン岩の分岐から進路を南西にとり土佐塾中高へ向かう。
高見分岐(中山越え)を直進し、その先すぐのY字分岐は右へ。
幸崎へ下る分岐を右に見送り石畳の道を南へ。
道路を横断して土佐塾中高校大志寮の階段を上がって寮の西側を南へ進む。
道路は左が土佐塾中学校・高校の校舎方面、右が吉野方面。
寮を通過して土佐塾中高南西の調整池を回り込んで鞍部へ下る。
鞍部の吉野分岐(吉野越え)を通過する(左は深谷)。
突き当たりの分岐は少し先で合流している。
行きは急斜面を直上し、右のトラバースは帰りに使うことにする。
小ピークを越えると右側から先ほどのトラバースが合流する。
宇津野山への分岐を1つ、2つ通過する。
尾根に出て宇津野山分岐を左に見送ると、視界が開け鷲尾山山頂に着いた。
山頂からの浦戸湾と太平洋の展望がすばらしい。
今日の一杯は、「カップヌードル レッドショック」NEW!
「口にした瞬間に衝撃が走るほどの辛さ!ポーク、みそ、ガーリックをベースに唐辛子をふんだんに入れた、冬の寒さも吹き飛ばすような激辛チゲ風のスープです。」
ということで、エネルギー 380kcal、食塩相当量 4.6g。
衝撃の辛さ!というほどでもないが夏に食べると汗が噴き出しそう。
さっきまで近所の子供たちが遊んでいた山頂広場を後に下山開始。
高見分岐手前の鉄塔小ピークから皿ヶ峰を望む。
皿ヶ峰トラバースのライオン岩付近からの展望
帰りは、ライオン岩から皿ヶ峰の東面をトラバースして駐車場へ。
今回は、烏帽子山、柏尾山まで縦走する時間がとれなかったので次の機会には宇津野山も含めて歩いてみたい。
でも、皿ヶ峰近辺はハイキングコースとは言え、夜はあまり歩きたくないかな。
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我拝師山 2013.2.9
2013-02-20 21:36:42 (11 years ago)
たまには始めてシリーズにも登ってみたいと思い、「香川県の山」(山と渓谷社)に紹介されていて、以前から少し興味を持っていた我拝師山に出かけてみた。
標高こそ500m足らずと低いものの、讃岐平野から一気に立ち上がる急峻な山容は高速からもJRからもよく目立ち、登頂意欲をそそられる。
<我拝師山>
■行先・位置
香色山(こうしきざん) (標高点 [・153] 153m)
香川県善通寺市、北緯34度13分22秒・東経133度46分15秒
筆ノ山(ふでのやま) (四等三角点 [筆之山] 295.7m)
香川県善通寺市、北緯34度13分19秒・東経133度45分48秒
我拝師山(がはいしさん) (三等三角点 [禅定山] 480.9m)
香川県善通寺市、北緯34度12分50秒・東経133度45分17秒
中山(なかやま) (標高点 [・439] 439m)
香川県善通寺市、北緯34度12分42秒・東経133度44分60秒
■コースタイム
Ⓟ善通寺 五岳 8:05(2分)→ 香色山登山口 8:07(18分)→ 香色山 8:25/8:33(9分)→ 筆ノ山登山口 8:42/8:44(16分)→ 尾根分岐 9:00(11分)→ 筆ノ山 9:11/9:22(9分)→ 尾根分岐 9:31(8分)→ 鞍部 9:39/9:43(23分)→ 休憩所 10:06/10:10(12分)→ 我拝師山 10:22(昼食)/11:05(14分)→ 出釈迦寺奥の院 11:19/11:36(8分)→ 中山 11:44/11:51(6分)→ 出釈迦寺奥の院 11:57(29分)→ 出釈迦寺 12:26(参拝)/12:32(17分) → 公園 12:49/12:52(24分)→ Ⓟ善通寺 五岳 13:16(善通寺参拝)
<Ⓟ善通寺(20分)香色山(36分)筆ノ山(52分)我拝師山(14分)奥の院(8分)中山(6分)奥の院(29分)出釈迦寺(41分)Ⓟ善通寺>
<我拝師山 行き 1時間48分 帰り 1時間38分 計 3時間26分>
■コース水平距離 8.8㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
善通寺駐車場そばの香色山登山口から香色山、筆ノ山を経て我拝師山へ。
出釈迦寺奥の院に下って、予定外の中山へ登頂後、出釈迦寺に参拝して時計回りに駐車場へ帰る周回コース。
低山ばかりで距離は短いが、アップダウンはかなりのものだ。
【水平距離8.79km、沿面距離9.19km、累積標高差(+)916m (-)914m】
豊浜SAで朝メシ。
ビーフカレーに加え、北海道オムカレー、門司発焼きカレー、広島海軍カレーとカレーメニューが充実(黄色いボタン)していたので迷ったが、やっぱり朝は「カツカレー」ということで「金沢風カツカレー」680円をチョイス。
見てくれはイマイチだけど味は上等!
高松道を善通寺ICで降りて香色山山麓の善通寺五岳駐車場へ車を置いた。
利用料金は、時間に関係なく200円とリーズナブル。
五岳山縦走ルートの案内板が立つ香色山登山口から登山開始。
善通寺はその昔「讃岐国屏風浦」と呼ばれていたように山々が屏風のように連なっていて、香色山(157m)・筆ノ山(295.7m)・我拝師山(480.9m)・中山(439m)・火上山(408.9m)の5山を五岳山(ごがくさん)と呼ぶ。
登山道というより「遊歩道」という感じの緩い九十九折が続いている。
分岐はどちらでもOK、右がショートカットですぐ上で合流している。
次の分岐は、左の石段の上にお稲荷様の社が見える。
(何かあると寄り道したくなるのはどうしようもないな・・・)
参道は社で行き止まりだったが、左手に踏み跡を見つけたので登ってみた。
この踏み跡もすぐ上で遊歩道と合流していた。
もとは陸軍病院だった国立病院機構善通寺病院の建物が眼下に見える。
2013年、香川小児病院と統合し「四国こどもとおとなの医療センター」になる。
五岳山縦走路のプレートに従って、再び遊歩道を右にショートカット。
8時30分、登山口から20分で香色山山頂に着いた。
これから登る筆ノ山と我拝師山が目の前に並んでいる。
五岳山の中では一番低い香色山だが、讃岐平野の見渡すことができる。
山麓が靄で霞む飯野山(讃岐富士)も美しい。
一休みしたら、西側の遊歩道から縦走路に入り筆ノ山との鞍部へ向かう。
善通寺の「ミニ八十八ヶ所巡り」は、登山口の「五智院」を起点に香色山の裾を一寺一仏の石像八十八体を拝みながら時計回りに巡る。
ミニ八十八ヶ所の遊歩道に出たら右に歩いて手すりの切れ目を左へ出る。
道路に出てすぐ先のカーブを回ると筆ノ山登山口がある。
落ち葉に覆われた明るい雑木林の登山道が続く。
筆ノ山は南斜面に二つの小さな尾根を持つ。
標高点 [・187] へ続く南東尾根の分岐を右に折れ急登をしばらく登る。
我拝師山との鞍部へ続く南西尾根との分岐に出たら、右に取り急登を登る。
筆ノ山は、筆の穂先に似ていること、また、弘法大師が書道に優れていたから名づけられたといわれている。
分岐からは、10分少々で四等三角点の山頂に着いた。
弘法大師の頭のように見えるという我拝師山(われ、しをおがむ、やま?)。
自然と拝みたくなるのが、 が・は・い・し・やま!
筆ノ山の山頂直下からの我拝師山と火上山。
この時点では南の山麓を歩いて出釈迦寺奥の院から取り付く予定だった。
(今回は、手前(東)から登って出釈迦寺奥の院(西)へ越えた)
南西尾根を我拝師山との鞍部まで下る。
標高点 [・133] の鞍部に出たら我拝師山登山口があった。
参考にした「香川県の山」(山と渓谷社)には、南山麓を歩いて出釈迦時奥の院から登るコースが紹介されていたが、目の前に登山口があったのでここから登ることにした。
縦走路の登山道は、木を掴みたくなるほどの急登が連続する。
急登の連続をしのぐと、標高350m付近に休憩所があった。
休憩所のベンチから正面に筆ノ山、右下に香色山。
勾配が緩くなると山頂が近いことを感じさせる。
鞍部から35分で山頂到着。
山頂には、三等三角点 [禅定山] 480.9mが設置されている。
気温は3℃と意外と低く、手が寒い。
今日の一杯は、「カップヌードル ミルクシーフードヌードル」。
「シーフードのうまみにミルクが加わった、まろやかでコクのある、冬にぴったりなクリーミースープ。」
ということで、定番のシーフードヌードルがベースなのでまずまずのお味。
エネルギー 391kcal、食塩相当量 4.1g。
東西に100mほど平坦な山頂部分の灌木を抜けると、目の前に出釈迦寺奥の院の屋根が見え、急峻な岩場の登山道になる。
山頂直下に「捨身ヶ岳」と呼ばれる断崖絶壁の岩場があり、眺めがすばらしい。
空海が7歳の時、「多くの人を救いたい」と身を投げたところと言われる。
奥の院の屋根を見ながら鎖がつけられた岩場を下っていると、奥の院側から登る20人ほどの団体の登山者が登っていった。
奥の院根本御堂の行場への通路を潜り抜けて表に出た。
根本御堂から山門脇の縦走路(中山登山口)へ。
中山へ登りながら振り返る我拝師山はなかなかの岩山だ!
山門から10分足らずで中山山頂に達する。
我拝師山と火上山の中央に位置することから中山と呼ばれる。
奥の院まで戻ったら、コンクリート舗装された九十九折の急な参道を駐車場まで下ってみかん畑の中を通る農道へ入る。
出釈迦寺(しゅっしゃかじ)は、善通寺市にある真言宗御室派の寺院。
四国八十八箇所霊場の第七十三番札所で本尊は釈迦如来。
(住職は香美市物部町出身)
「我拝師山」の扁額が架かる山門を潜って、ため池の間の農道を東へ向かう。
筆ノ山と甲山(三等三角点 [甲山] 87.2m)の間を抜けて駐車場へ戻る。
小さなため池の「がま」の果実に触ったら「大爆発!」止まらなくなった。
蒲といえば、「因幡の白兎と大国主命」の話を思い出すのは自分だけか?
梅もほころび春の気配が漂う我拝師山の北山麓を東へと歩く。
筆ノ山西山麓(我拝師山北山麓)の「善通寺五岳 市民集いの丘公園」のそばを通って筆ノ山の山麓を北側へ回り込む。
山麓の道が南東向きになって香色山が見えてくるとゴールは近い。
ガラガラだった駐車場がほぼ満車になっていた。
せっかくなので、善通寺にも参拝していこう。
全国で三番目に高いといわれる五重塔とクスノキの大木がある五社明神。
善通寺 は、真言宗善通寺派総本山で「屏風浦五岳山誕生院」と号する。
四国八十八箇所霊場の第七十五番で本尊は薬師如来。
仁王門と回廊を抜け御影堂(大師堂)へ参拝して岐路に付く。
信仰の山を歩き2箇所の札所に参拝した、お遍路さんのような山旅だった。
香川県は 「オムスビのような」 山ばかりと言われるが、面白くて歩き甲斐のある山もありそうなのでまた訪ねてみようと思う。
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標高こそ500m足らずと低いものの、讃岐平野から一気に立ち上がる急峻な山容は高速からもJRからもよく目立ち、登頂意欲をそそられる。
<我拝師山>
■行先・位置
香色山(こうしきざん) (標高点 [・153] 153m)
香川県善通寺市、北緯34度13分22秒・東経133度46分15秒
筆ノ山(ふでのやま) (四等三角点 [筆之山] 295.7m)
香川県善通寺市、北緯34度13分19秒・東経133度45分48秒
我拝師山(がはいしさん) (三等三角点 [禅定山] 480.9m)
香川県善通寺市、北緯34度12分50秒・東経133度45分17秒
中山(なかやま) (標高点 [・439] 439m)
香川県善通寺市、北緯34度12分42秒・東経133度44分60秒
■コースタイム
Ⓟ善通寺 五岳 8:05(2分)→ 香色山登山口 8:07(18分)→ 香色山 8:25/8:33(9分)→ 筆ノ山登山口 8:42/8:44(16分)→ 尾根分岐 9:00(11分)→ 筆ノ山 9:11/9:22(9分)→ 尾根分岐 9:31(8分)→ 鞍部 9:39/9:43(23分)→ 休憩所 10:06/10:10(12分)→ 我拝師山 10:22(昼食)/11:05(14分)→ 出釈迦寺奥の院 11:19/11:36(8分)→ 中山 11:44/11:51(6分)→ 出釈迦寺奥の院 11:57(29分)→ 出釈迦寺 12:26(参拝)/12:32(17分) → 公園 12:49/12:52(24分)→ Ⓟ善通寺 五岳 13:16(善通寺参拝)
<Ⓟ善通寺(20分)香色山(36分)筆ノ山(52分)我拝師山(14分)奥の院(8分)中山(6分)奥の院(29分)出釈迦寺(41分)Ⓟ善通寺>
<我拝師山 行き 1時間48分 帰り 1時間38分 計 3時間26分>
■コース水平距離 8.8㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
善通寺駐車場そばの香色山登山口から香色山、筆ノ山を経て我拝師山へ。
出釈迦寺奥の院に下って、予定外の中山へ登頂後、出釈迦寺に参拝して時計回りに駐車場へ帰る周回コース。
低山ばかりで距離は短いが、アップダウンはかなりのものだ。
【水平距離8.79km、沿面距離9.19km、累積標高差(+)916m (-)914m】
豊浜SAで朝メシ。
ビーフカレーに加え、北海道オムカレー、門司発焼きカレー、広島海軍カレーとカレーメニューが充実(黄色いボタン)していたので迷ったが、やっぱり朝は「カツカレー」ということで「金沢風カツカレー」680円をチョイス。
見てくれはイマイチだけど味は上等!
高松道を善通寺ICで降りて香色山山麓の善通寺五岳駐車場へ車を置いた。
利用料金は、時間に関係なく200円とリーズナブル。
五岳山縦走ルートの案内板が立つ香色山登山口から登山開始。
善通寺はその昔「讃岐国屏風浦」と呼ばれていたように山々が屏風のように連なっていて、香色山(157m)・筆ノ山(295.7m)・我拝師山(480.9m)・中山(439m)・火上山(408.9m)の5山を五岳山(ごがくさん)と呼ぶ。
登山道というより「遊歩道」という感じの緩い九十九折が続いている。
分岐はどちらでもOK、右がショートカットですぐ上で合流している。
次の分岐は、左の石段の上にお稲荷様の社が見える。
(何かあると寄り道したくなるのはどうしようもないな・・・)
参道は社で行き止まりだったが、左手に踏み跡を見つけたので登ってみた。
この踏み跡もすぐ上で遊歩道と合流していた。
もとは陸軍病院だった国立病院機構善通寺病院の建物が眼下に見える。
2013年、香川小児病院と統合し「四国こどもとおとなの医療センター」になる。
五岳山縦走路のプレートに従って、再び遊歩道を右にショートカット。
8時30分、登山口から20分で香色山山頂に着いた。
これから登る筆ノ山と我拝師山が目の前に並んでいる。
五岳山の中では一番低い香色山だが、讃岐平野の見渡すことができる。
山麓が靄で霞む飯野山(讃岐富士)も美しい。
一休みしたら、西側の遊歩道から縦走路に入り筆ノ山との鞍部へ向かう。
善通寺の「ミニ八十八ヶ所巡り」は、登山口の「五智院」を起点に香色山の裾を一寺一仏の石像八十八体を拝みながら時計回りに巡る。
ミニ八十八ヶ所の遊歩道に出たら右に歩いて手すりの切れ目を左へ出る。
道路に出てすぐ先のカーブを回ると筆ノ山登山口がある。
落ち葉に覆われた明るい雑木林の登山道が続く。
筆ノ山は南斜面に二つの小さな尾根を持つ。
標高点 [・187] へ続く南東尾根の分岐を右に折れ急登をしばらく登る。
我拝師山との鞍部へ続く南西尾根との分岐に出たら、右に取り急登を登る。
筆ノ山は、筆の穂先に似ていること、また、弘法大師が書道に優れていたから名づけられたといわれている。
分岐からは、10分少々で四等三角点の山頂に着いた。
弘法大師の頭のように見えるという我拝師山(われ、しをおがむ、やま?)。
自然と拝みたくなるのが、 が・は・い・し・やま!
筆ノ山の山頂直下からの我拝師山と火上山。
この時点では南の山麓を歩いて出釈迦寺奥の院から取り付く予定だった。
(今回は、手前(東)から登って出釈迦寺奥の院(西)へ越えた)
南西尾根を我拝師山との鞍部まで下る。
標高点 [・133] の鞍部に出たら我拝師山登山口があった。
参考にした「香川県の山」(山と渓谷社)には、南山麓を歩いて出釈迦時奥の院から登るコースが紹介されていたが、目の前に登山口があったのでここから登ることにした。
縦走路の登山道は、木を掴みたくなるほどの急登が連続する。
急登の連続をしのぐと、標高350m付近に休憩所があった。
休憩所のベンチから正面に筆ノ山、右下に香色山。
勾配が緩くなると山頂が近いことを感じさせる。
鞍部から35分で山頂到着。
山頂には、三等三角点 [禅定山] 480.9mが設置されている。
気温は3℃と意外と低く、手が寒い。
今日の一杯は、「カップヌードル ミルクシーフードヌードル」。
「シーフードのうまみにミルクが加わった、まろやかでコクのある、冬にぴったりなクリーミースープ。」
ということで、定番のシーフードヌードルがベースなのでまずまずのお味。
エネルギー 391kcal、食塩相当量 4.1g。
東西に100mほど平坦な山頂部分の灌木を抜けると、目の前に出釈迦寺奥の院の屋根が見え、急峻な岩場の登山道になる。
山頂直下に「捨身ヶ岳」と呼ばれる断崖絶壁の岩場があり、眺めがすばらしい。
空海が7歳の時、「多くの人を救いたい」と身を投げたところと言われる。
奥の院の屋根を見ながら鎖がつけられた岩場を下っていると、奥の院側から登る20人ほどの団体の登山者が登っていった。
奥の院根本御堂の行場への通路を潜り抜けて表に出た。
根本御堂から山門脇の縦走路(中山登山口)へ。
中山へ登りながら振り返る我拝師山はなかなかの岩山だ!
山門から10分足らずで中山山頂に達する。
我拝師山と火上山の中央に位置することから中山と呼ばれる。
奥の院まで戻ったら、コンクリート舗装された九十九折の急な参道を駐車場まで下ってみかん畑の中を通る農道へ入る。
出釈迦寺(しゅっしゃかじ)は、善通寺市にある真言宗御室派の寺院。
四国八十八箇所霊場の第七十三番札所で本尊は釈迦如来。
(住職は香美市物部町出身)
「我拝師山」の扁額が架かる山門を潜って、ため池の間の農道を東へ向かう。
筆ノ山と甲山(三等三角点 [甲山] 87.2m)の間を抜けて駐車場へ戻る。
小さなため池の「がま」の果実に触ったら「大爆発!」止まらなくなった。
蒲といえば、「因幡の白兎と大国主命」の話を思い出すのは自分だけか?
梅もほころび春の気配が漂う我拝師山の北山麓を東へと歩く。
筆ノ山西山麓(我拝師山北山麓)の「善通寺五岳 市民集いの丘公園」のそばを通って筆ノ山の山麓を北側へ回り込む。
山麓の道が南東向きになって香色山が見えてくるとゴールは近い。
ガラガラだった駐車場がほぼ満車になっていた。
せっかくなので、善通寺にも参拝していこう。
全国で三番目に高いといわれる五重塔とクスノキの大木がある五社明神。
善通寺 は、真言宗善通寺派総本山で「屏風浦五岳山誕生院」と号する。
四国八十八箇所霊場の第七十五番で本尊は薬師如来。
仁王門と回廊を抜け御影堂(大師堂)へ参拝して岐路に付く。
信仰の山を歩き2箇所の札所に参拝した、お遍路さんのような山旅だった。
香川県は 「オムスビのような」 山ばかりと言われるが、面白くて歩き甲斐のある山もありそうなのでまた訪ねてみようと思う。
山行記録の日程順・山域別はこちらから。
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