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三嶺さんぽ通信

ラ・スポルティバ トランゴ S EVO GTX

夏山アルプス縦走(北鎌尾根?)を想定して
ラ・スポルティバ の「トランゴ S EVO GTX」を購入(モンベル高知店)。

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<LA SPORTIVA Trango S EVO GTX>

素足のサイズが 26.7~26.8 cm なので、1cmほどの余裕を持たせて EU44(27.9cm スカルパ)を使っている。
43(27.3cm)では少し小さく、下りで指が当たり痛くなる。

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トランゴも履いてみて44をチョイス。
フィット感が良く山を歩いてみるのが楽しみだ。

大きさをスカルパのトリオレと比べてみると、
EUサイズ44(27.9cm)より一回り小さくスリム。
そして軽い!



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高板山 2013.5.26

はずれ年か、当たり年か?
この季節、つかの間の賑わいを見せる高板山へ
気になるゴヨウツツジ(シロヤシオ)の様子を見に行ってみた。

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<数年ぶりに当たり年だったゴヨウツツジ>

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■行先 高板山 (三等三角点 [四国石] 1427.1m)
■位置 高知県香美市、北緯33度45分58秒・東経133度52分02秒
■コースタイム
三叉路 11:04(26分)→ ゲート 11:30(7分)→ 登山口(林道終点) 11:37(28分)→ 不動恵童子 12:05/12:09(4分)→ 一の杜 12:13(2分)→ 四国王目岩 12:15(登攀)/12:29(9分)→ 高板山 12:44/12:46(2分)→ 岩の上 12:48(昼食)/13:30(20分)→ 二の杜 13:50(2分)→ 三の杜 13:52(19分)→ 尾根分岐 14:17(9分)→ 三叉路 14:26
【行き 1時間16分 帰り 52分 計 2時間8分】
■コース水平距離 4.1㎞(周回)
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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三叉路から約1.8㎞の林道を先に歩い、て麓の「神池」から続く「参道」を表から登るのが「順路」であり登りやすい。
登山口から不動恵童子 → 一の杜 → 四国王目岩 → 山頂 → 二の杜(奥の院) → 三の杜の順で歩き、三叉路へ帰る周回コース。
【水平距離4.08㎞、沿面距離4.28km、累積標高差(+)435m (-)425m】

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<綱附森から見た高板山 2013.5.25>

高板山の稜線は、小さなピークの連続でどこが山頂なのか分かりづらい。
ルート上で標高が1番高いのは奥の院と呼ばれる二の杜で、続いて三の杜、山頂(三角点)、四国王目岩の順となっている。
山頂より二の杜(奥の院)の標高が10mほど高い。

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<もう少しアップで>

三叉路の登山口から急登を登るより「表参道」から登る方がおすすめ。
林道歩きでウオーミングアップもできる。
(写真では左から右へ、林道は裏側)
麓の神池(左)から続く参道の祠や石像は基本的に「表」を向いている。

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香美市物部町大栃から三叉路まで、片道約15㎞・50分。
途中から未舗装の林道は木材搬出に利用されているので路面は比較的良好。
ただし、「水切り」の凸がたくさんあるので乗り越えるときはゆっくりと。
大豊町西峯へ抜ける「峰越林道」との三叉路に駐車場がある。
(大豊町側は維持管理されていないため峠を越えることは不可)。
車を置いて準備できたら右の林道を歩き始める。

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<林道沿いにも色々な草花が咲く>

マルリソウ(山瑠璃草)はムラサキ科ルリソウ属の多年草で本州(福島県以西)四国・九州に分布、林縁や登山道沿いの適度に湿った場所に生える。
淡い青色~淡い紅色の小さな花が可愛らしい。

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コクハタザオ(四国旗竿)は、アブラナ科ヤマハタザオ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地・低山に分布し葉は茎を抱く。地味な花だ。
ヤマハコベ(深山繁縷)は、ナデシコ科ハコベ属の多年草で、山地の沢沿いなど湿ったところで普通に見かける。5枚の花弁は10に見える。

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キワハゼ(常磐爆)は、ゴマノハグサ科サギゴケ属の一年草で日本各地の道端や土手などに普通に生える。林道沿いでよく見かける。
ニギキョウ(谷桔梗)は、キキョウ科タニギキョウ属の多年草で北海道~九州の山地の木陰に生える。

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ボスミレ(坪菫)は、スミレ科スミレ属の多年草で北海道から九州に分布。
長い茎の葉腋から花柄が立ち上がって、葉より少し上で花をつける。
スミレは根元から花柄や葉柄を出すものが多いので、イメージが違う。
別名をニョイスミレ(如意菫)という。

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三叉路から 20~25分で分岐があるのでゲートのある方へ進む。林道終点の登山口から森に入る。

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リンソウ(二輪草)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、北海道~九州に分布する「スプリング・エフェメラル」のひとつ。
「二輪」の開く順番がずれるので「一輪」のことが多い。
ルマムグラ(車葎)は、アカネ科ヤエムグラ属の多年草で北海道から九州の落葉広葉樹林の林床などに生える。
草丈10~20cmほどで6枚の葉が輪生し、花弁が4枚の白い花を咲かせる。

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トチノキ(栃、橡、栃の木)は、トチノキ科トチノキ属の落葉広葉樹。
水気を好むので沢筋や谷沿いなどにに多い。
三嶺ではさおりが原周辺やフスベヨリ谷でよく見かける。

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広場を抜けて、奥の院へと続く岩尾根に取り付く。

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「おっ!」
花がたくさん落ちていたので、上を見上げると満開のゴヨウツツジ。
空も白いので写真では良く分からないのが残念 (‥`)

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メタボの人は通れない、狭い岩の間を抜ける。

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ロープのある急登の突き当たりで登山道を左に外れると、「不動恵童子(ふどうえどうじ)」と「龍」の石碑がある展望の良い岩の上に出る。

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眼下にはゴヨウツツジの大木があった。

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登山道に戻って少し登ると「一の杜」小ピークに着く。
更に尾根の東を巻くと、「四国王目岩(しこくおうめいわ)」の基部に出る。

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四国王目岩へ登るには「不動明王」の後ろから取り付く。
高い所が苦手の人は登らない方が無難。

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四国王目岩の「テッペン」には石仏が2体鎮座している

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四国岩から進行方向を望むと、少し先に高板山山頂(三角点)、更にその先に二の杜(奥の院)のピークを見ることができる。

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後ろを振り返るとこんな感じ (≧Д≦ノ)ノ
高板山の修験道や祠を管理している M太夫は、山頂方向へ「前向き」に下るらしいが、自分はロープがないと無理なので登ったルートを引き返す。

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四国岩の横を通過して、次の岩から四国王目岩を振り返る。

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コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅)は、ツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木で九州以北の、冷温帯から亜寒帯の林内、林縁、岩地などに分布している。
赤い小さなつぼ型の花はツツジの仲間に見えない。

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ゴヨウツツジの大木。
「すごい!すごい!」

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「いいね~」(^o^)

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緑と白が、目と心に優しい。

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駐車場から 1時間16分(1時間28分:四国岩登攀など含む)で山頂到着。
高板山の山頂に設置された三等三角点の基準点名は、「四国石(しこくいし)」になっている。

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今回の一杯は、「カップヌードル 欧風チーズカレー」。
「オニオンの甘みとデミグラスソースの肉の旨味がある欧風カレーのスープに、チェダー、モッツァレラ、ゴーダ、エメンタールの4種のチーズを加えることで、コクとまろやかさをプラスしました。」
ということで基本的にカレー系は好きやね。
エネルギー 409kcal、ナトリウム 1.8g(食塩相当量 : 4.6g)。

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トサノミツバツツジのピンクの花を愛でながらコーヒーをいただく。

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ブナの巨木も点在する尾根道。

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コース最高地点の二ノ杜(奥の院)とすぐ先の三の杜。

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ゴヨウツツジの絨毯!
まだ綺麗な花が、はらはらと落ちてくる。

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清楚な純白の花が美しい、ゴヨウツツジ。

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尾根鞍部の分岐まで下ったら、左(南)に折れて三叉路の駐車場に下る。
(所要時間 約10分)
自家用車はほとんどいなくなって、バスが駐車していた。
ここ 2、3年、ゴヨウは「ハズレ」ばかりだったので大満足の高板山だった (^_^)v



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綱附森トレイル 2013.5.25

なだらかな稜線が雪山歩きに最適で、自分の中では「1月の山」 になってる
綱附森の、初夏を迎えたトレイルに出かけてみた。

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<綱附森山頂>

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■行先・位置
綱附森 (二等三角点 [安野山] 1643.1m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度47分57秒・東経133度56分28秒
■コースタイム
綱附森登山口 08:49(24分)→ 標高点 [・1421] 9:13(16分)→ 標高点 [・1460] 9:29(21分)→ 綱附森 9:50/10:03(11分)→ 標高点 [・1460] 10:14(15分)→ 標高点 [・1421] 10:29(20分)→ 綱附森登山口 10:49
<行き 1時間1分 帰り 46分 計 1時間47分>
■コース水平距離 約 9.1㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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登山口から山頂までの往復の水平距離は、約 9km。
累積標高差は、760m(695m 山と渓谷社 高知県の山)。
【水平距離9.12㎞、沿面距離9.34km、累積標高差(+)764m (-)763m】

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矢筈山登山口の駐車場から約400m、東笹林道のゲート手前に車を置く。
かつてインターハイ幕営地として利用された広場の登山口から登る。

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トサノミツバツツジやヤマツツジが尾根道を彩る。

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少し高度を上げると、左手(北西方向)に土佐矢筈山(1606.5m)、
後方(南西方向)に高板山(1427.1m)が姿を現す。

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高板山は小ピークの連続なので、山頂がどこなのか分かりづらい。
中央付近の目立つピークは二の杜で、少し左(南東)のあまり目立たないピークが山頂だ(山頂は二の杜より10mほど低い)。

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ブナが点在する尾根を登る。
小さいが、ごく普通のマムシグサ(蝮草)だろう。
サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、やや湿った場所でよく目にする。

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標高点 [・1421] の小ピークに出ると綱附森が姿を現す。

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左後方に天狗塚や三嶺など、剣山系の主だった山々が見えてくる。

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この鞍部では峠道が十字に交差していて、右は林道を経て香美市物部町久保安野尾へ、左は三好市西祖谷山村へ下っている(いたはず)。
(右側の林道登山口は見たことあるので、下ることができると思う・・・。)

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綱附森から地蔵ノ頭へと続く尾根上に三嶺の勇姿。

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ブナが点在する尾根道の先に、なだらかな綱附森の山頂が近づいてきた。

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1時間1分(コースタイムの約40%、MAPPLE 山と高原地図)で山頂到着。
レースじゃないので、平地で言うジョギングのようなゆっくりペース。

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牛ノ背から天狗塚、地蔵ノ頭の稜線が美しい!

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山頂に設置された二等三角点の基準点名は、[安野山] 。
麓の安野尾集落の名前からのようだ。

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左から牛ノ背、天狗塚、地蔵ノ頭、西熊山、三嶺(4枚合成)。

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天狗塚~三嶺の稜線をバックにセルフタイマー。

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まだ10時なので「ランチタイム」なしで下山開始。

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十字路の鞍部でOさんとすれ違い。
「山頂でビール」とは、うらやましいね!

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山頂から 46分で登山口へ到着。
ブログ関係なしでタイムだけ求めれば、もう少し速くはなるだろう。

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車が多くなっていた矢筈山駐車場を通過して林道を下る。
冷たいドライで喉を潤しながらの、金ちゃんヌードルが美味い!
今日は涼しくて快適なトレイルだった (^_^)v



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石立山トレイル 2013.5.18

深い谷と急峻な尾根、独特の植生を持つ石灰岩の山にシロヤシオが咲き誇る。
穂高のザイテングラートよりきつい登山道は、「四国一厳しい」などと評されて遭難事故も何度か起きている。
花の季節を迎えた石立山を1年ぶりに歩いてみた。

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<石立山山頂>

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■行先・位置
石立山 (二等三角点 [石立山] 1,707.7m)
高知県香美市・徳島県那賀町、北緯33度47分5秒・統計134度3分18秒
■コースタイム
別府峡登山口 8:56(24分)→ 竜頭谷 9:20(17分)→ ガメラ石 9:37(15分)→ 岩場 9:52/9:54(50分)→ 西峰 10:44(8分)→ 石立山 10:52/11:00(7分)→ 西峰 11:07(33分)→ 岩場 11:40(8分)→ ガメラ石 11:48(13分)→ 竜頭谷 12:01(16分)→ 別府峡登山口 12:17
(行き 1時間54分 帰り 1時間17分 計 3時間11分)
■コース水平距離 7.4km(登山口からの往復)
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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水平距離3.7kmで沿面距離4.0kmと距離が短い割に累積標高差が1300m弱と急峻で、「四国一厳しい」などと評される山だが、登山口が国道から近いのと距離が短いので短時間で登ってくることも可能。
【水平距離7.41㎞、沿面距離8.08km、累積標高差(+)1289m (-)1286m】
(登山口の吊橋から山頂まで、寄り道なしの往復)

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別府峡「もみじ茶屋」下の駐車場へ向かう(誰かいるかな・・・)。
徳島の車が1台駐車していた!
ルートは、手前の小ピークを左から巻いて、中央の尾根を登る。
小ピークと尾根との間が竜頭谷で、右側を下る北谷に合流している。

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駐車場の奥に見える吊橋が登山口。

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吊橋を渡ると遊歩道の階段でいきなりの急登が始まる。
このユキモチソウは仏炎苞の赤が目立つ。

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北谷ルートと百間滝への横道を右に見送り、人工林の尾根を登る。
ノコギリ葉のユキモチソウは少数派。

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キランソウの仲間だろうというのは見当がついても、大型で花の色も淡い。
分からないので〔牧野植物園〕の方に確認してもらったら「オウギカズラ」という植物だった。

オウギカズラ(扇蔓)は、シソ科キランソウ属の多年草で本州・四国・九州の沢沿いなどの湿り気のある樹林下に生える、ということだ。ガッテン!

オククルマムグラ(奥車葎)は、アカネ科ヤエムグラ属の多年草で北海道・本州・四国・九州の低地~亜高山帯の林内などに生える。
とげ状の毛がある四角い茎に葉が6枚輪生し、先端は短く尖る。

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登山口から24分で竜頭谷を渡ったら、ざれた斜面を斜めに登る。

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ざれた斜面を通過したらいよいよ本格的な岩尾根の急登!

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石立山名物「ガメラ石」まで41分。

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まだ蕾のヒメキリンソウ(姫黄輪草・ベンケイソウ科)は四国(愛媛、徳島、高知)の固有種で、環境省レッドデータブック絶滅危惧II類(VU)。
牧野富太郎の命名で、牧野植物園が2011年に初めて開花に成功している。

サルオガセ(猿尾枷)は、岩場付近でよく見かける地衣類で空気中の水分と二酸化炭素を直接吸収し光合成をおこない「霞を食って」生きている。

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展望の良い「岩場」(標高1,220m)に出て一休み。
ここは、行程のほぼ中間点で北に白髪山や三嶺を望むことができる。

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ビャクシンの尾根は左側を通過。

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アオダモ(コバノトネリコ)は、モクセイ科トネリコ属の落葉広葉樹で北海道から九州までの山地に広く分布している。

オオカメノキ(大亀の木)は、スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木で花序の中心に小さな両性花、その周りに目立つ大きな装飾花がつく。

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ツクバネウツギ(衝羽根空木)は、スイカズラ科ツクバネウツギ属の落葉低木で本州・四国・九州に分布。名前はプロペラのような5枚の萼片のついた果実が羽根突きの「衝羽根」に似ることに由来する。

シコクハタザオ(四国旗竿)は、アブラナ科ヤマハタザオ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地・低山に分布し葉は茎を抱く。

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標高点 [・1472] 付近からは尾根の両側に紅白のツツジが目立ち始める。

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ゴヨウツツジ(シロヤシオ)は古木が多いので見上げる形になることが多い。

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トサノミツバツツジ(土佐の三葉躑躅)本州(岐阜県・滋賀県・紀伊半島)・四国(徳島県・高知県)に分布、やせた尾根や岩場に多い。雄しべは10本。

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シロヤシオ(白八汐)は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木で太平洋側の山地に分布し、葉が5枚輪生することからゴヨウツツジ(五葉躑躅)とも呼ばれる。

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シロバナネコノメ(白花猫の目)とイワボタン(岩牡丹)のネコノメ2種。

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イシダテクサタチバナ(石立草橘)は、若葉が成長中で開花は概ね1ヶ月後。
アケボノツツジの花もまだ残っていた。

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1時間48分で西峰に到着。
右に折れて奥に見える山頂へ向かう。

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西峰から山頂にかけてもゴヨウツツジの古木が多いが、まだ蕾がほとんどで
トサノミツバツツジが五分咲き程度。
間もなく白とピンクの競演が見られるようになる。

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山頂到着は登山口から1時間54分(休憩・写真撮影含む)後の10時52分。
登山口からの写真撮影枚数は、すでに120枚を越えている。

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登山口から1時間54分(休憩・写真撮影含む)で山頂に着いた。
後方の基準点は、二等三角点 [石立山] で、場所情報コード(ucode)・緯度・経度・標高が記録された ICタグ付きのインテリジェント基準点となっている。

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本峰との鞍部付近から見る西峰の右奥には三嶺。

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ツルキンバイ(蔓金梅)は、バラ科キジムシロ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州に分布、山地の落葉樹林下に生える。細長い匐枝を地上に伸ばし、葉は3小葉でとがった鋸歯がある。

ワチガイソウ(輪違草)は、ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地の林縁などに生える。白い5枚の花片に雄しべの葯が柴色の花を咲かせる。

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キバナノコマノツメ(黄花駒爪)はスミレ科スミレ属の多年草で北海道・本州(中部以北)と四国・九州(屋久島)の亜高山から高山帯の湿気の多い草地や礫地に分布、基準標本はヨーロッパの高山となっている。
唇弁が長く他の黄スミレと違って葉がまるいこと、上弁と側弁が上を向いていることなどが特徴。

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ユキワリソウ(雪割草)は、サクラソウ科サクラソウ属の多年草で、本州(中部以北)と四国の亜高山帯から高山帯の湿った岩場や草地に自生する。
雪解けとともに花をつけるので「雪割草」と呼ばれる。
右は白花、サクラソウの仲間で白花は希少種。

※キンポウゲ科のミスミソウは別名が「雪割草」だが「ユキワリソウ」ではない。

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ヤチマタイカリソ(八街碇草)はメギ科イカリソウ属の多年草でイカリソウの母変種とされており、四国および九州の山間部に稀に分布する。
環境省レッドデータブックでは、絶滅危惧II類(VU)にランクされ、都道府県別分布状況では徳島・高知・熊本・宮崎となっている。

葉や茎を乾燥させたものが生薬の「淫羊かく」で強精・強壮薬として用いる。
雄の羊がこれを食べると一日百回○○するという・・・。すごいね・・・。

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帰りは登山道を見失わない、テープを確認しながら下山しよう。

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山頂から 1時間17分、往復 3時間11分(3時間21分休憩含む)で下山。

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下山後は、すぐ近くの〔べふ峡温泉〕で汗を流していこう。
高知県香美市物部町別府452-8
TEL:0887-58-4181 FAX:0887-58-4183
E-Mail:befukyouonsen@mopera.net

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大人600円(香美市民300円)でさっぱり!
香美市からだと「登山口へのアクセスが良い、歩行距離が短い、温泉が近い」と3拍子そろった石立山が Good!



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笹ヶ峰・ちち山 2013.5.12

ゴールデンウイークの次の週末は赤石山系が賑わう。
アケボノツツジの開花がピークを迎え、尾根をピンクに染める光景を見るために四国内外から登山者が大勢訪れるからだ。

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<1461.8峰付近のアケボノツツジ>

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■行先・位置
笹ヶ峰 (一等三角点 [笹ヶ峰] 1859.5m)
愛媛県西条市・高知県いの町、北緯33度49分41秒・東経133度16分29秒
ちち山 (標高点 1855m)
愛媛県新居浜市・高知県いの町、北緯33度49分55秒・東経133度17分03秒
■コースタイム
大永山トンネル登山口 8:48(24分)→ 土山越 9:12(34分)→ 1481.6m峰(獅子舞の鼻) 9:46/9:51(41分)→ ちち山分れ 10:32/10:36(40分)→ 笹ヶ峰 11:16(昼食)/11:57(21分)→ ちち山 12:18/12:25(15分)→ ちち山分かれ 12:40/12:44(44分)→ 1481.6m峰(獅子舞の鼻)13:28/13:31(22分)→ 土山越 13:53(20分)→ 大永山トンネル登山口 14:13
【行き 2時間19分 帰り 2時間2分 計 4時間21分】
■コース水平距離 13.1㎞(往復)
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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大永山トンネル登山口から土山越、1481.6m峰(獅子舞の鼻)を経てちち山別れからトラバースを笹ヶ峰へ。
帰りは、ちち山に寄って往路を引き返す水平距離13.1km。
笹ヶ峰は下津池、あるいは大座礼林道から、また、寒風山から縦走することが多いが、この時期はこのコースもお勧め。
【水平距離13.13㎞、沿面距離13.62km、累積標高差(+)1283m (-)1284m】

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アケボノツツジが目的の場合、大多数の登山者が日浦登山口から銅山越を経て西赤石山を目指すか、大永山トンネル登山口からツナクリ山、西山へ向かう。

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大永山トンネル登山口から笹ヶ峰へのコースはどちらかと言うとマイナー。
しかし、アケボノツツジの見ごたえは西赤石に負けず劣らず見事なものだ。

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登山口から一登り、銅山越と笹ヶ峰のT字分岐を左に折れると「土山越」。

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オオカメノキ(大亀の木)は、スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木で花序の中心に小さな両性花、その周りに目立つ大きな装飾花がついている。
よく虫に食われるので「ムシカリ」とも呼ばれる。

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舟窪で左に折れ、1468.1峰への急登を20分ほど登ると「獅子舞の庭」に着く。
「庭」ではツヤナシイノデ?が成長中!
まだ蕾のヤマシャクヤク(山芍薬)は、環境省レッドデータブックの絶滅危惧Ⅱ類(VU)にランクされいて、愛媛県での自生情報は少ない。

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「獅子舞の庭」ではブナの大木も存在感を示している。

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庭の上部、尾根に乗る直前の岩の下に「獅子舞大権現」が祀られている。
昨年はなかった宝船も見える。

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尾根上の小ピーク 1468.1峰(獅子舞の鼻)に出ると、ちち山付近の稜線と笹原が望まれるようになり、アケボノツツジが周辺を彩る。
1468.1峰の三角点は、基準点コード TR45033620401、等級種別 四等三角点、冠字選点番号 K紘14、基準点名 迫割。

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獅子舞の鼻付近のアケボノツツジ。
ちち山別れ直下の笹原までの、痩せ尾根の左右に群生する。

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車を置いた所で地元の山の方?に「今年は少し遅い」と聞いていたのだが、時期的には例年と変わらないようだ。
来週だとピークを過ぎてしまいそうだ。

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笹原が近づくいてくると、アケボノツツジのプロムナードは終わる。
青空だとオオカメノキの白い花も映える。

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痩尾根が終わるって笹原の急登を一気に登る。

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右手に、ちち山と沓掛山が並んで見えてくると稜線が近い。

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急登を凌いだら、ちち山別れのT字路で一服。

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一休みしたら、ちち山のトラバースを西に向かう。
標高は高くなったものの、南斜面に出たら暑くなってきた。

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ちち山別れから笹ヶ峰までのコースタイムは 40分(MAPPLE 山と高原地図)と、思いのほか時間がかかる。

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ちち山のコルを過ぎて笹ヶ峰への登りに差し掛かると、登山道沿いにショウジョウバカマが咲き始めていた。

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2時間28分(休憩・写真撮影含む)で山頂到着!
標準コースタイムは、3時間40分(MAPPLE 山と高原地図)となっている。

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北に沓掛山・黒森山から西条へと下る稜線と燧灘(ひうちなだ)の展望。

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山頂には「金剛笹ヶ峰石鉄蔵王大権現」と「大日大聖不動明王」が祀られる。
三角点の基準点コード TR15033529101、等級種別 一等三角点、冠字選点番号 真1、基準点名 笹ケ峰。

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寒風山、伊予富士、瓶ヶ森などを経て石鎚山(右奥)へと蛇行する石鎚山脈。
左奥には手箱山と筒上山。

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今日の一杯は、「日清GooTa デミハンバーグ麺」NEW! 237円
「日清GooTa 第二弾!今回の驚き具材は、ボリューム感あふれる大判ハンバーグ。デミグラスソースをイメージしたスープは、ハンバーグとの相性も抜群。」ということで美味い!
おにぎりは、郷土(ふるさと)のうまい!シリーズ
青森のうまい!「八戸前沖さば 津軽味噌煮」240円
高知のうまい!「柚子かおる カンパチ漬焼」240円

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帰りは、ちち山の山頂にに寄って行こう。
ちち山のコルからトラバース入ったらすぐに「ちち山道」を登る。

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標高点 [・1855m] のちち山山頂には、蔵王権現が祀られている。

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ちち山別れに戻ったら赤石山系を望みながらアケボノツツジの尾根に下る。
1481.6峰付近と西赤石山山頂付近が淡いピンクに染まっているのが分かる。

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帰りは、(アケボノツツジを独り占め!)

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と、思ったら花の下でお弁当を食べていた女性がいた。
それも「いいね!」なのだ。
狭い道だけど、人があまり通らないからOK。

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木によって花の色の濃さは微妙に違っている。

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1481.6峰への急登は特に美しい。

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行方不明だったいつものクマちゃんを発見して連れてきた。

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14時13分、笹ヶ峰から2時間16分(休憩・写真撮影含む)で車へ帰ってきた。

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西赤石山の日浦登山口付近は、駐車場に入りきらない車であふれている。

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帰りは愛媛県道47号新居浜別子山線、高知県道・愛媛県道6号高知伊予三島線、国道319号を利用、1時間弱で三島川之江ICに至る。
新居浜へ戻った方が10分ほど早いような感じだが、帰りはこちらを利用する。
瀬戸内海へ向かって下る感じがいいのだ。



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