12月21日は、2013年「山納め?」ということで三嶺に登ってきた。
前日は、西高東低の気圧配置と強い寒気の影響で高知市も平年より10日、昨年より28日早く雪が降った。
いつもの倍近い時間をかけ、なんとか頂上にたどり着いたが、名頃からも登った様子がなく、山頂には誰もいなかった。
<三嶺山頂>
■行先・位置
三嶺 (二等三角点[三嶺] 1893.4m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム(詳細)
光石登山口 7:34(56分)→ さおりが原 8:30/8:39(1時間47分)→ カヤハゲ 10:26/10:35(1時間58分)→ 三嶺 12:33/12:47(1時間15分)→ カヤハゲ 14:02(1時間01分)→ さおりが原 15:03(昼食)/15:32(11分)→ 西熊林道 15:43(29分)→ 西熊林道ゲート 16:12(8分)→ 光石登山口 16:20
【行き 4時間41分 帰り 3時間04分 計 7時間45分】
※コースタイムには休憩・昼食時間を含まない。
■コース水平距離 14.0㎞
■天気 雪時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)
光石を起点に、さおりが原、カヤハゲを経て三嶺山頂を往復、帰りはさおりが原から西熊林道を歩いて光石へ下山する14km。
【水平距離13.97㎞、沿面距離14.76km、累積標高差(+)1598m (-)1592m】
凍結路面で滑りそうな二輪のタイヤ跡が続いていると思ったら・・・
バイクで来た人がいる!すごい!
<さおりが原>
雪が 「膝上」 と想像される状況で三嶺を目指すとすれば・・・。
(最短ルートのフスベヨリ谷か、ラッセルがきつくても無難なカヤハゲか・・・)
八丁へ向かったトレースが気になりながら、堂床で右手の尾根に取り付いた。
さおりが原からカヤハゲ西方の尾根に出ると、少しずつ雪が深くなってくる。
トレースはないけど、この辺は 「まだ余裕・・・」。
登山道が尾根の南側から北側に移ったら、ルートを右上の尾根上にとる。
尾根の上は風が強いので、斜面より雪が浅くて締まっているので歩きやすい。
(登山道は、300m先で左側から合流してくる。)
灌木帯に出ても基本的に尾根通しに歩く。
「もうちょっと でカヤハゲ」という辺りから積雪が急に深くなりペースが鈍る。
ところで・・・、
雪の中の足跡がパステル調の 「淡いブルー」 に 見えることがよくある。
これは、光が雪(氷)中を通過する時、青以外の色が吸収されるためだとか・・・。
<カヤハゲ(東熊山)山頂>
10時26分、光石から2時間43分でカヤハゲに到着。
さおりが原から2時間近くかかっている (>_<)
普段なら、もう着いているはずの三嶺は雪にかき消されて姿を現さない。
一休みしたら、覚悟を決めて北側の鞍部へ下る。
標高差65mのわずかな下りが、帰りはいやな急登になる。
凍てつく森は 「モノトーン」 の世界。
雪の重みで道を塞いだモミの木のは、枝の下を這って通過。
雪と樹氷に覆われて寒そうな木はドウダンツツジか?
膝の深さになると少ししんどくなって、腰までになるとなかなか前に進まない。
「だれたー(疲れた)!」
「おなか減ったー!」
天狗岩が近づいてきた。
ここまで来たら引き返すわけにはいかない!
雪がなければ残り 「20分ほど・・・」 の行程なのだが。
(この日は50分かかってしまった。)
天狗岩のクサリ場も雪に覆われている。
急登は垂直方向の深さが倍近くなるので、一歩がなかなか前に出ない。
「三歩進んで二歩さがる~♪」 の感じ。
直下のクサリ場は、「エビの尻尾」だらけ。
<三嶺山頂>
12時33分、お昼を回ってようやく三嶺到着!
光石から5時間、カヤハゲから2時間もかかってしまった。
通常はそれぞれ3時間、1時間のコースだ。
山頂の道標もすごい状態になっている。
山頂や稜線付近の風衝地は風下の南東向き斜面や窪地より積雪が少ない。
フスベヨリ谷方面からも名頃方面からもトレースがない。
バイクの人はどうしただろう?
三嶺に向かったとすれば、「フスベ直登」 だと思うけど・・・。
クマちゃんは寒くないだろう。
いや、待てよ・・・。
シロクマではない、冬眠しているはずだ (^^;)
【基準点の概要】
■基準点コード:TR25033670901
■等級種別:二等三角点
■冠字選点番号:興28
■基準点名:三嶺
12時47分(滞在時間12分)、小屋へ行くことも昼食も諦めて下山開始。
滑り落ちそうなクサリ場は、歩くより滑った方が速い。
雪に覆われた天狗岩!
天狗岩左側のクサリ場はシリセード?
「ヤッホー滑り台だ~!」
白と黒の世界にノイバラの赤い実が唯一のカラー。
走ったら山頂から20分、歩いても30分少々のカヤハゲが遠い。
(1時間15分かかった)
短いけど、ちょっとしんどいカヤハゲへの登り。
下ったときのトレースはほとんど消えてしまった。
カヤハゲからの下りも積雪は膝下程度。
登山道は見えないので尾根通しに進めばよい。
ブナが点在する樹林帯に入ると随分歩きやすくなる。
帰りも北側の登山道に下りない方が楽。
<さおりが原>
3時近くなってようやく薄日が差してきた。
それでも気温は「零下」!
手袋を取ると「かじかむ」どころか、すぐに痛くなってくる。
さおりが原の東屋でやっとランチタイム。
今日の一杯は、日清 「カップヌードル 欧風チーズカレー」
「郷土のうまい」シリーズは、冷たい米粒が固くて味が分からない (*_*)
帰りは、さおりが原から長笹谷を渡って西熊林道を歩くことにした。
木の影がバーコードのようになった林道。
ゲートの先(数台駐車可)に登山口へのショートカット(林道の1/4)がある。
ただし、「山と高原地図」には載っていない。
16時20分、山頂から3時間04分(昼食込み 4時間33分)で無事ゴール。
帰りのタイムはまずまずだったが、バイクの人はすでにいなかった。
どこまで行ってきたのだろう?
それにしても・・・「喉が渇いた!」
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