寒風山・笹ヶ峰 2013.8.17

笹ヶ峰は、名前のとおり山頂付近に笹原が広がる端麗な山で、一等三角点の山頂からは四国山地や瀬戸内海の展望を楽しむことができる。
そして、石鎚山脈主稜線の縦走路は四国を代表する気持ちいいルートだ。
そうだ!チャンスがあればヤマネチしてみるか!

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<笹ヶ峰山頂でヤマネチ!>

四国は8月に入ってから晴天が続き雨がほとんど降っていない。
四万十市西土佐では日本最高気温が記録されたらしいが、今年はそんなに暑いのだろうか?

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■行先・位置
寒風山 (標高点 [・1763] 1763m)
高知県いの町・愛媛県西条市、北緯33度48分42秒  東経133度15分42秒
笹ヶ峰 (一等三角点 [笹ヶ峰] 1859.5m)
愛媛県西条市・高知県いの町、北緯33度49分41秒・東経133度16分29秒
■コースタイム
寒風山登山口 7:48(43分)→ 桑瀬峠 8:31/8:32(48分)→ 寒風山 9:20/9:26(1時間8分)→ 笹ヶ峰 10:34(昼食)/11:40(1時間9分)→ 寒風山 12:49/12:54(33分)→ 桑瀬峠 13:27/13:31(20分)→ 寒風山登山口 13:51
<行き 2時間39分 帰り 2時間2分 計 4時間41分>
■コース水平距離 10.6㎞
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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主な登山コースは、
①西条側の笹ヶ峰林道登山口から丸山荘を経て山頂に至るコース
②寒風山隧道の高知県側出口から寒風山を経て稜線を縦走するコース
③大永山トンネルの別子山側出口からちち山を経て山頂に至るコース
の3つで近年、林道寒風大座礼西線から南斜面を直登するコースも利用される。
今回は寒風山隧道からの縦走コースをチョイス。
【水平距離10.63㎞、沿面距離11.17km、累積標高差(+)1215m (-)1215m】

桑瀬峠、寒風山を経て笹ヶ峰までの往復は、水平距離 10.6㎞と意外と短い。
寒風山(往復5.4km)だけではちょっと「ものたらん」のよね~。

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高知自動車道を 「いのIC」 で降りる。
国道194号を西条方面へ車を走らせ、寒風山隧道南口の登山口へ。

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このキノコはアカヤマドリの幼菌?
ひび割れの感じは似ているが、まだ一部だけなので不明 (-_-)

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ヤマホトトギス(山杜鵑草) ユリ科ホトトギス属の多年草。
北海道・本州・四国・九州に分布し、半日陰になる林縁などに自生している。
ヤマジノホトトギスと違い紅紫色のある花被片が強く反り返る。
花被片と花糸に斑点がほとんどないタイプもあった。

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ミヤマツチトリモチ(深山土鳥黐)は、ツチトリモチ科ツチトリモチ属の寄生植物。
本州・四国・九州の深山に分布、カエデ類やシデ類の植物に寄生する。
低地のツチトリモチは鮮やかな赤色だが、こちらは地味な土色。
※ 環境省レッドデータ 絶滅危惧II類(VU)
※ 高知県レッドデータ 絶滅危惧ⅠA類(CR)

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植物観察したり写真を撮ったりしていたら、桑瀬峠(1451m)まで 43分もかかってしまった (^^;)

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峠から、後方右奧に伊予富士を望む。
さわやかに澄み切った青空はもう秋空?

ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)は、キク目キク科フジバカマ属の多年草で北海道・本州(東北・関東・中部)・四国の山地~高山の草地に生える。
ヒヨドリバナ(鵯花)の仲間で細かい鋸歯の葉が4(3~5)枚輪生する。
ヒヨドリバナを好むアサギマダラが飛んでいた。

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コブコブに見える稜線右奥のなだらかな部分が寒風山山頂。

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リョウブ(令法)は、リョウブ科リョウブ属の落葉小高木。
北海道南部から九州に分布、樹皮が薄く剥がれた幹は滑らかで目立つ。
甘い香りが漂わせ蜜をたくさん出すのでミツバチが好み、よい蜜ができる。

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明るいブナの登山道が気持ちいいー。

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ソバナ(岨菜)は、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
本州・四国・九州に分布し山地の林縁や沢沿いなどに自生、ツリガネニンジンに似ているが、花は輪生せず形も少し違う。
和名の由来は、岨(切り立った崖)に生え、若芽が食べられるから。

タマガワホトトギス(玉川杜鵑草)ユリ科ホトトギス属の多年草。
分布は北海道から九州の冷温帯域で山地の谷沿いや湿った林内に生える。
花は黄色で花被片と花柱に紫色の斑点が多数ある。

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ミヤマトウヒレン(深山塔飛廉)は、キク科トウヒレン属の多年草。
本州(大峰山系)と四国(愛媛県・高知県)の山地の岩場に自生している。
葉は長三角形で花冠は淡紅紫色。

ミヤマカラマツ(深山落葉松)は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。
北海道・本州・四国・九州に分布、深山の湿り気のある林内に生える。
花びらのように見えるのは雄しべの花糸で先端の方が大きい。

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シモツケソウ(下野草)は、バラ目バラ科シモツケ属の多年草。
本州(関東以西)・四国・九州に分布し、草原や湿原で夏にピンク色の小さな5弁花を散房状につける。

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ブナの木陰に隠れるように咲いていたのはハガクレツリフネ。
ハガクレツリフネ(葉隠釣舟)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草。
本州(紀伊半島)・四国・九州に分布し、山地の林下に自生している。
花は葉の下に隠れているので、うっかり見逃すところだった。

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寒風山山頂が近づいてきた。
陽当たりの良い登山道でこの時期よく見かけるのはタカネオトギリ。
少し小さい普通のオトギリソウより高い所に咲いている。

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振り返ると富士山には見えない、伊予富士がかっこいい。

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ホツツジ(穂躑躅)は、ツツジ科ホツツジ属の落葉低木で北海道(南部)・本州・四国・九州に分布し、山地の岩場などに生える。
北アルプスなどに分布するミヤマホツツジと2種類だけの日本特産。

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9時20分、1時間31分で寒風山に到着。
1763mの山頂に基準点などは設置されていない。

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寒風山から、笹ヶ峰・ちち山~冠山の稜線(2枚合成)。
露出と周辺光量の関係でつなぎ目が目立ってしまった。

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イザ、笹ヶ峰への縦走路へ!
遠く感じるが、道標には 「笹ヶ峰 1時間15分 帰り1時間10分」 とある。
片道2.6kmほどの道程。

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ミヤマヒキオコシ(深山引き起こし)は、シソ科ヤマハッカ属の多年草で四国の
深山の半日陰に生える。
高さ40~80cmで青紫色の小さな唇形花を数個ずつ数段につける。
ヤマハッカに見られる濃い青紫色の線状の斑点はない。
葉は、やはり 「シソ」 に似ている。

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標高点 [・1651] 付近からの笹ヶ峰と標高点 [・1760] 手前のコブ(左)。
うっとりするようなササ原 (*^_^*)

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アキノキリンソウ(秋の麒麟草)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草。
秋の花の代表格で全国の日当たりのよい山野に生えるのだが、麓は同属のセイタカアワダチソウ(帰化植物)に席巻されてしまった (>.<)

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「いいね~!」
ササ原の斜面を標高点 [・1760] の鞍部に向かって 「 Go!Go!」

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<ヤマアジサイ仲間 色・色>

ヤマアジサイ(山紫陽花)は、ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木。
本州(関東以西)・四国・九州の山地に分布し、ブナ林など夏緑広葉樹林の木陰や谷筋などに生える。
6~7月に咲くので両性花はなくなり、実ができている。
4(3~5)枚の花弁状の萼を持つ装飾花だけ残っている状態。
紅色から紫色を帯びるもの、白、緑など多様性に富んでいる (*^_^*)


標高点 [・1760] の鞍部まで来ると山頂は近い。
「来たぞ~!」
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before ・・・
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after ・・・・・・・・・ !?

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山頂付近は、環境省の「自然環境保全地域」に指定されているためか、ササが刈り払われていたのは標高点 [・1760] 鞍部のすぐ先までだった。

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ササ原のヤブコギ~!
足元が見えないので転倒に注意!
でも、なんだか楽しいのはなぜだろう?

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ホソバノヤマハハコ(細葉山母子)は、キク科ヤマハハコ属の多年草。
本州(福井県、愛知県以西)・四国・九州に分布するヤマハハコの西日本型で
ヤマハハコより茎や葉に白毛が多いが、生育環境は似ている。

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寒風山南面のシコクフウロは乾いて元気がなかったが、笹ヶ峰北面の木陰に咲くシコクフウロは、たっぷり朝露を浴びて元気だった。

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下津池(丸山荘)からのコースを合わせると山頂まで目と鼻の先。
左手には、沓掛山と黒森山の急峻な山塊。

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予想の外、誰もいなかった笹ヶ峰山頂(左下に寒風山)。
午後から曇りの予報通り雲が広がってきた。

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<基準点の概要>
基準点コード:TR15033529101
等級種別:一等三角点
冠字選点番号:真1
基準点名:笹ケ峰(重点整備点、電子基準点)

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誰もいない・・・・・・。
ヤマネチやるなら今しかない!
本家には全然かなわないが、初めてのヤマネチ (^^;)

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今日の一杯は、「カップヌードル イタリアンカレー」
「トマトの旨みと程よい酸味の効いたカレースープは、バジルがほのかに香る、イタリア風仕上げです。」ということでカレー系は 「好み」 (*^^*)
エネルギー:396kcal、食塩相当量:4.6gで、ともに控えめなのがいい。
「沖縄のうまい! まーさん 豚軟骨ソーキ」 ・・・ イマイチか (^^;)

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「金剛笹ヶ峰石鉄蔵王大権現」と「大日大聖不動明王」が祀られている。
気温は20℃しかな~い (≧◇≦)!
冷房 「効き過ぎだ~!」

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下山を始めると、若いグループが登って来たー!
その中で荷物を背負ってない山ガール 「あとどれくらいですか~?」
「あと10分ぐらいで~す!」

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寒風山(中央)へ向かって 「スタスタ!」

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「んっ・・・!」 登山道の側でナルコユリが実を付けていた。
子供達も含め、老若男女で賑わう寒風山で一休みしたら桑瀬峠へ下る。

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笹ヶ峰から 2時間11分、寒風山から57分 (休憩含む) で帰って来た!

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最寄りの 「木の香温泉」 がバイクライダーや登山者で混んでいたので
「吾北むささび温泉」へ寄ってみた。

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気持ちいい湯で、きれいな浴室に熱がこもらないのもいい。
四国内では珍しい、茜色の含鉄泉で筋肉痛や疲労回復にも良いらしい。
年中無休で大人600円・子ども300円。

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温泉でさっぱりしたら、4月にリニューアルした高知アイスさんの売店へ。
土佐ジローソフトが美味しい~ (*^_^*)
爽やかな風、温泉、アイスと3拍子?沿った山行だった (^^)/



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