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三嶺さんぽ通信

奥工石山 2012.5.19

先週行きそこなった奥工石山(立川工石山)に初登頂。お手軽だけど、ちょっと味わいのある一等三角点の展望山(ユルギ岩)だ。

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立っている所は、「ユルギ岩」と呼ばれる岩の上で山頂ではない。

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■行先・位置
奥工石山 (一等三角点 [仁尾ケ内山] 1515.9m)
高知県本山町・大豊町、北緯33度51分20秒・東経133度34分48秒
■コースタイム
登山口 8:48(15分)→ 1320m尾根 9:03(25分)→ 竜王峠分岐 9:28(12分)→ 石清水 9:40(20分)→ ユルギ岩 10:00/10:23(6分)→ 奥工石山 10:29/10:34(2分)→ ユルギ岩 10:36(昼食)/11:40(13分)→ 石清水 11:53(4分)→ 竜王峠分岐 11:57(20分)→ 尾根分岐 12:17(3分)→ 林道出合 12:20(25分)→ 登山口 12:45
【行き 1時間18分 帰り 1時間7分 計 2時間25分】
■コース水平距離 4.6㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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白山神社の鳥居と工石山荘(無人小屋)のある広場から登って、帰りに竜王峠への尾根道を歩く一部周回の4.6㎞。標高差358m、累積標高差485m。

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高知自動車道を大豊ICで降りて愛媛県道・高知県道5号川之江大豊線(土佐北街道)を立川川沿いに北上する。約14㎞、20分で「旧立川番所書院」のある大豊町刈屋から町道仁尾ヶ内線へ入る。
「和風スナック立川」の看板に思わず車を止めた。今日は“ちょっと一杯”って訳にはいかんけど・・・。営業しているのか気になる。

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途中から未舗装の林道となり約40分で登山口の広場に着く。何とも言えない、さわやかな青空に気分は最高!稜線の中央付近にユルギ岩が見える。白山神社の鳥居をくぐって登山開始。鳥居の左(山荘の右)に社がある。

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<参考:白山室堂に建つ拝殿と御前峰の白山奥宮>
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石川県と岐阜県にまたがる白山は、富士山・立山と並び古くから霊峰として崇められ、麓に修験道場が開かれてから白山信仰は全国的に広がった。奈良時代なると山岳修験の霊山が各地で開山されるようになり、全国に約3,000の白山神社ができた。石川県白山市の白山比咩神社が白山神社の総本宮で「白山さん」と呼ばれている。 ▶ 白山 2011.7.16~20
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人工林の急登でウォーミングアップ。

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20分ほどで自然林に変わり、空が近づいてきた。

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ツクバネソウ(衝羽根草)は、ユリ科ツクバネソウ属の多年草で北海道~九州に分布し、落葉広葉樹林の林床や登山道沿いに生える。
衝羽根とは羽子板の羽根のこと。

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1320m尾根に乗ると展望が開け、白髪山と竜王峠が見えてくる。

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痩せた尾根は左を巻くことが多い。

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燃えるように赤いアセビの新芽が美しい。

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岩が露出する尾根筋の新緑にツツジのピンクが映える。

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竜王峠分岐で帰りのルートを左に分け、お助けロープで再び尾根に乗る。

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気持ちの良い青空に遠足気分でウキウキ。山はいいねー。

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岩清水は涸れているということだが、苔むしていて、しずく位は落ちるのだろう。周辺には、ヤマエンゴサクやシコクチャルメルソウなどが咲いていた。

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シコクチャルメルソウ(四国哨吶草)は、ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草で四国(徳島・高知・愛媛)と九州(鹿児島県大隅半島)の沢沿いなど湿った場所に生える。魚の骨のような細い花弁は羽状に5裂する。チャルメルとは、ラーメンのチャルメラと同じ中国の楽器「哨吶」(スオナー)に由来し、ポルトガル語で「チャラメラ(charamela)」という。

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シコクハタザオ(四国旗竿)は、アブラナ科ヤマハタザオ属ので本州(関東南部以西)・四国・九州に分布する。花弁が4枚なのはアブラナ科の特徴。
ワチガイソウ(輪違草)は、ナデシコ科 ワチガイソウ属の多年草で、本州(福島県以南)・四国・九州の山地の林縁などに分布する。登山道でよく目にする。

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花がほぼ終わって種ができたタチネコノメソウ。右は・・・・・・・・・。

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でかい岩が近づいてきた。ユルギ岩だ!右側を巻いて登る。

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展望と花を楽しみながらの、のんびり登山で 1時間12分、ユルギ岩に着いた。
おそろいのトレラン風、山ファッションのご夫婦?と昔ながらファッションのおじさんコンビの2組が先着していた。

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高度感のあるユルギ岩の上から南の汗見川方面。
「ためしてガッテン」によれば、崖の上や足場の不安定な場所で怖いと思うのは、本来、身を守る大切な反応ということだ。でも脚立に上るのも支障が出るようだと高所恐怖症という病気らしい。自分は「まし」な方だと最近思うようになった。

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ユルギ岩てっぺんの「白山神社」。ここは標高約1480mで、三角点のある山頂は、北西に150mほどに見えるピーク。

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シャクナゲの咲く岩上から北東方向にはカガマシ山のなだらかな稜線。

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ユルギ岩からの北西方向の工石山山頂(右端)。西には、登岐山や笹ヶ峰・ちち山が見える。(2枚合成)。ランチタイムの前に、山頂までピストンしておこう。

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工石山の一等三角点 [仁尾ケ内山]1515.9m。潅木が少し生える山頂に、これといった特徴はない。

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ランチタイムには、展望が良く涼しいユルギ岩の上がよい。

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今日は、定番の「カップヌードル 欧風チーズカレー」
「チーズでまろやか、欧風チーズカレー、オニオンの甘みとデミグラスソースの肉の旨味がある欧風カレーのスープに、チェダー、モッツァレラ、ゴーダ、エメンタールの4種のチーズを加えることで、コクとまろやかさをプラスしました。」ということで、いつでもOK!

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コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅)はツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木で北海道・本州(近畿地方以北)・四国の山地~高山帯に分布する。赤い釣鐘形の花は果実のように見える。
フモトスミレ(麓菫)は、スミレ科 スミレ属の多年草で本州(東北地方南部)~九州の日当たりの良い山地に生える。側弁内側に毛が多い。花はヒメミヤマスミレやコミヤマスミレに似る。

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オオカメノキ(大亀の木)は、スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木で、ムシカリ(虫狩)とも言う。夏の終わりにガマズミのような赤い実をつける。毒はないけどおいしくない (>_<)
ホンシャクナゲ(本石楠花)はツツジ科ツツジ属の常緑低木で本州(中部地方以西)・四国の山地に分布する。ツクシシャクナゲの変種で雄しべは 14本、花弁は 7裂していて赤から白まで変化に富む。

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竜王峠分岐を右に折れ、尾根を南に下っている途中でニホンリス発見!
ニホンリスは、リス科ス属に分類される日本固有種の齧歯類で本州・淡路島・四国・九州(九州では絶滅したと言われる)で生息。体長20㎝前後、体重300g前後で木の上に巣を作る。冬眠しないので冬でも三嶺山麓の堂床~さおりが原周辺やフスベヨリ谷で見かける。

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ブナの森はスズタケをかき分けながら進む。

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鞍部の分岐を左に取り、ススダケのトンネルを抜ける。

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林道に出てほっと一息。

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登山道に咲いていたヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)と林道のヘビイチゴ(蛇苺)。
ヘビイチゴ(蛇苺)は、バラ科ヘビイチゴ属の多年草。名前からするとヘビが食べるイチゴみたいだけど・・・?無毒なので食べられる(まずい)。

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ヒメレンゲ(姫蓮華)は、ベンケイソウ科マンネングサ属の多年草。沢沿いの岩上など水が滴るような場所に群生する。

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ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)は、ゴマノハグサ科サギゴケ属の多年草で本州・四国・九州の少し湿り気のある土手などに生える。林道沿いでよく見かける。
タニギキョウ(谷桔梗)は、キキョウ科タニギキョウ属の多年草で北海道~九州の山地の木陰に生える。

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林道出合から1.7㎞、25分で登山口に帰ってきた。
林道の横断溝の中を横断するのは、ハクビシン。



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笹ヶ峰・ちち山 2012.5.12

昨年同様の豪華なアケボノツツジを見たくて、土山越からちち山別れに至る尾根の歩いて笹ヶ峰を目指したが・・・。

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<1461.8峰付近のアケボノツツジ>

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■行先・位置
笹ヶ峰 (一等三角点 [笹ヶ峰] 1859.5m)
愛媛県西条市・高知県いの町、北緯33度49分41秒・東経133度16分29秒
ちち山 (標高点 1855m)
愛媛県新居浜市・高知県いの町、北緯33度49分55秒・東経133度17分03秒
■コースタイム
大永山トンネル登山口 8:40(33分)→ 土山越 9:13(45分)→ 「1481.6m峰」 9:58/10:11(1時間7分)→ ちち山分かれ 11:18/11:28(53分)→ 笹ヶ峰 12:21(昼食)/13:21(16分)→ ちち山道分岐(西) 13:37(13分)→ ちち山 13:50/13:55(9分) → ちち山道分岐(東) 14:04(24分)→ ちち山分かれ 14:28(44分)→ 「1481.6m峰」 15:12/15:29(21分)→ 土山越 15:50(20分)→ 大永山トンネル登山口 16:10
【行き 3時間18分 帰り 2時間27分 計 5時間45分】
■コース水平距離 13.1㎞(往復)
■天気 曇りのち晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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メインルートの下津池からや寒風山からの縦走が多い中、どちらかというとマイナーな別子山、大永山トンネル口からの静かな尾根歩きで、アケボノツツジの群落を楽しんだ。水平距離は、往復13.1㎞。

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「今年はツツジが少ない?」という噂もあったので、赤石山系のアケボノは諦めて奥工石山(立川工石山)に登ってやろうと、高知道を大豊ICでおりた。ところが例のごとく?嶺北地方は、どんよりとした曇り空。西方には青空が見えていたので、再び高知道にのり、新居浜へ。

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新居浜から愛媛県道47号新居浜別子山線で別子山中七番へ。石鎚山脈の「ちち山別れ」から派生し、赤石山系とを結ぶ支尾根の鞍部を貫く大永山トンネルを抜けた時は、まだ「晴れだった。」
トンネル出口脇の林道から登山道に取り付き、谷沿いの植林地を30分ほど登ると、ちち山別れと銅山越を結ぶ縦走路にぶつかるので、左にとり土山越へ。

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土山越で林道と交差し尾根道へ入る頃には、冷たいガスに包まれつつあった。

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土山越から30分の舟窪で「とうせんぼ」のトラバース??から左に折れ、支尾根を「1468.1峰」向かって登ると20分ほどで獅子舞の庭。

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大きなブナの横を通り過ぎると、「獅子舞大権現」が祀られた岩がある。
(去年は確か、なかったような・・・)

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獅子舞の庭から痩せた尾根に乗ると四等三角点 [迫割] の「1481.6m峰」(獅子舞の鼻)に着く。この辺りからがアケボノツツジの群生地だ。

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「1481.6m峰」付近からちち山直下までの痩せた尾根筋に「一目千本」と言われるアケボノツツジの群落がある。期待して西に来たものの、周りはガスに包まれて少しテンション下がり気味。

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ガスに包まれたアケボノも悪くないが、バックが青空だとピンクが映えるのに。

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「1481.6m峰」から下りながら。

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小さな尾根のアップダウンを繰り返しながら。

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痩せ尾根のアップダウンが終わる頃には急激にガスが晴れてきた。冠山には、5月中旬では珍しい霧氷が着いている。

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アケボノツツジの群落抜け、ちち山への登りになるとさわやかな青空に!

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ちち山別れの手前から「1481.6m峰」を振り返ると、ゴツゴツした赤石山系の山並みを望むことができる。西赤石は大勢の登山者で賑わっていることだろう
(5枚合成)。

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笹原の急登を登ると、右手には沓掛山と黒森山の特徴ある姿が望まれる。
ちち山分れで展望タイムの一休み。

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登岐山後方の雲の上に剣山系が浮かぶ。三嶺も見えているはずだけど・・・。

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ちち山別れからは、ちち山の南斜面(高知県側)のトラバースを西へ進む。

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笹ヶ峰(右端)から寒風山、伊予富士へと続く稜線と瓶ヶ森林道、長又川、一ノ谷一帯の笹ヶ峰自然環境保全地域の展望(2枚合成)。

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ちち山山頂へは帰りに寄ることにして、往路はトラバースの途中のちち山道分岐を通過、ちち山のコル(紅葉谷分岐)で丸山荘へのルートを右に分ける。

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(きもちいいねー)思わず岩の上でくつろいでしまった。

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ショウジョウバカマの咲く登山道を青空に向かってひと登り。
ショウジョウバカマ(猩々袴)は、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。四国では笹原の登山道脇でよく見かける。

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ちち山の左に法皇山脈(赤石山系)。

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稜線に出ると沓掛山と瀬戸内海が目に飛び込んでくる。水平線のように見えるラインは大気境界層と自由大気の境界。大気境界層は、自分たちが住む地表面から高度1-2km程度の層。境界の上下では大気の色が違う!

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笹原とコメツツジの山頂が近づいてきた。

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笹ヶ峰の山頂は広くて石鎚山系の眺望がすばらしい。

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一等三角点の山頂には祠が鎮座し「金剛笹ヶ峰石鉄蔵王大権現」と「大日大聖不動明王」が祀られる。

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(サイコー!最高!)

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秋のようなさわやかな青空の下、思い思いにランチタイムを取りながらくつろぐ登山者たち。中には焼き肉を始めたグループもいて、いいにおいが漂ってくる。

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こちらは、いつものようにカップ麺!
今日の一杯は、エースコックの「飲み干す一杯 濃厚魚介醤油ラーメン」
「鰹や煮干などの魚介と豚を合わせたスープに、別添の高粘度コラーゲンがコクととろみを加え濃厚な味わいが楽しめます。魚介の風味をアップしました。」ということで、飲み干しても大丈夫。

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ランチタイムをゆっくりすごしたら、ちち山へ向かってちち山のコルへ下る。

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ちち山のコルからちち山道の急登を一気に登る。

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標高点「・1855m」のちち山山頂には、蔵王権現を祀る祠がある。

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転げ落ちそうな斜面を下ってトラバースへ合流。

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ちち山分れで冠山・平家平へと伸びる笹原の稜線を右に見送り、法皇山脈へと続く支尾根を下る。

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アケボノツツジが青空に映える。「やっぱり青空がえい!」

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帰りは陽光に照らされ明るいアケボノツツジの尾根歩き。

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「1481.6m峰」へ登り返しも足取りは軽い?

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復路は2時間半ほどで、大永山トンネルの登山口に帰ってきた。
(いや~、良かった。)



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三嶺トレイル 2012.5.5

休山日のつもりだったのに、青空とそよ風に誘われて、つい三嶺トレイルに出かけてしまった。

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<お亀岩で稜線に出て、三嶺を目指す>

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■行先・位置
西熊山 (三等三角点[西熊山] 1815.9m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺 (二等三角点[三嶺] 1893.4m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム
光石登山口 9:33(7分)→ 堂床分岐 9:40(16分)→ 八丁 9:56(17分)→ 渡渉点 10:13(写真撮影)/10:16(43分)→ お亀岩避難小屋 10:59(2分)→ お亀岩 11:01(写真撮影)/11:05(12分)→ 西熊山 11:17/11:21(7分)→ 大タオ 11:28(25分)→ 三嶺 11:53/12:30(18分)→ カヤハゲ 12:48(28分)→ さおりが原 13:16(15分)→ 堂床分岐 13:31(9分)→ 光石登山口 13:40
<行き 2時間9分 帰り 1時間10分 計 3時間19分>
■コース水平距離 14.8㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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今回は、光石登山口からカンカケ谷ルートでお亀岩、西熊山、三嶺、カヤハゲ、さおりが原を回って光石へ戻る14.8㎞の周回コース。

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ゴールデンウイークとあって光石登山口は車でいっぱい。

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付近の待避所も手前から順に埋まっている。休山日の積もりだったのでスタートは9時33分と、「ひだけて」しまった。

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ユキモチソウ(雪餅草、学名:Arisaema sikokianum)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草で本州(三重・兵庫・奈良・和歌山)・四国に分布。四国ではよく見かけるが本州では希少種。学名の「sikokianum」は四国産を意味する。白い餅のような仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴で、テンナンショウの仲間ではもっとも人気が高い。環境省絶滅危惧II類(VU)。花期は、4~5月 。

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ミヤマハコベ(深山繁縷)は、ナデシコ科ハコベ属の多年草で北海道(西南部)・本州・四国・九州の山地の沢沿いなどやや湿り気のある場所に生える。5枚の花片は深く切れ込んでいるので 10枚に見える。花期は 4~6月。
フデリンドウ(筆竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の越年草で、草地や低山の明るい林に咲く小型のリンドウ。根生葉がないのでハルリンドウと区別できる。

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ミヤマキケマン(深山黄華鬘)は、ケマンソウ科キケマン属の越年草(2年草)。茎は赤みを帯び、フウロケマン(本州(中部地方以西)・四国・九州に分布)の変種とされる。距はフウロケマンより短い。アルカロイド系の毒を持つ。本州の近畿地方以北に分布するとされることが多いようだが・・・。
ヤマエンゴサク(山延胡索)は、ミヤマキケマンと同じケマンソウ科キケマン属の多年草で青い個体も見かけるスプリング・エフェメラル。
高山植物として有名なコマクサも同じケマンソウ科の仲間で、ケシ科に含めることもある。

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セントウソウ(仙洞草)は、セリ科セントウソウ属の多年草で山野の湿った木陰に生える。名の由来は、「仙洞(仙人の住まい)」ような所に生えるからとか、他の花々の「先頭」をきって咲くからとかいう説などがある。

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スミレの多い日本で、もっともポピュラーなタチツボスミレとちょっとグロテスクなシャグマアミガサタケ。
シャグマアミガサタケ(赭熊網笠茸)は、フクロシトネタケ科シャグマアミガサタケ属のキノコ。ジロミトリンという毒性分を持つ。十分毒抜きすれば食べられるらしいが、食べてみたいと思わない (>_<)

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旧堂床小屋で会ったおんちゃんたち、「走って行けそうやねえ。」
「ずっと走りよったら死ぬ。稜線へ出たらちっと走れるけど・・・。」
まあ、走ることができるのは、勾配が緩いとこだけということよ。

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イワボタン(岩牡丹)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で別名はミヤマネコノメソウ。関東以西の太平洋側に分布し、山地の渓流沿いに生える。根生葉の重なりがボタンを連想させるのでこの名前がある。花のすぐ下の苞葉が黄色い。雄しべは4~8個で葯が黄色~橙色。この時期、フスベヨリ谷、カンカケ谷周辺でよく見かける。

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光石登山口から八丁ヒュッテまで23分。花が咲くと少し時間が掛かる。

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シロバナネコノメ(白花猫の目)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で本州(近畿・中国)・四国・九州の山地に分布する。草丈は 5~10㎝、花期は 3~4月。ネコノメソウの仲間ではもっとも目立ち少し毛深い。
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)は、シロバナネコノメ同じネコノメソウ属の多年草で北海道・本州・四国・九州の山地の沢沿いなど湿った場所に分布する。もっともポピュラーなネコノメ。雄しべは 8個、葯は黄色。

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エイザンスミレ(叡山菫)は、スミレ科スミレ属多年草で本州~九州の日当たりのよい林縁などに生える。葉は3裂しさらに細かく裂ける。花は赤紫色が多い。
タカチホガラシ(高千穂芥子)は、アブラナ科 タネツケバナ属の多年草で四国と九州に分布、沢沿いや湿った斜面に生える。

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高知県高等学校体育大会の登山競技が、5/19(土)~21(月)に三嶺山系で行われるためか、カンカケ谷上部の痩せた登山道がきれいに整備されていた。
 
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明るい初夏のカンカケ谷。

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八丁 → 渡渉点のタイムは17分。

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サイコクサバノオ(西国鯖の尾)はキンポウゲ科シロカネソウ属の多年草で本州(近畿以西)・四国に分布する。湿り気のある沢沿いなどで見かけることが多い。サバノオの由来はY字型に開いた果実が鯖の尾に似ているからで、仲間にサンインシロガネソウ、トウゴクサバノオなどがある。かわいい花だけど名前はオシャレでない。

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ナツトウダイ(夏灯台)は、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で北海道~九州の低山から亜高山まで分布。4つの三日月状の腺体が特徴で花期は、4~5月。トウダイグサ科の植物は有毒成分を含む。
茎の先に輪生する5枚の葉の中心から普通、5本の花茎を出すとされるが、この個体は6枚の葉に6本の花茎がある。6枚の葉の中央にも7つの三日月状の腺体ようなものがある・・・?。

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カンカケ谷は初めてだと分かりづらい。テープを良く確認すること。

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再びヤマエンゴサク、微妙に色合いが違う。

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渡渉点 → お亀岩避難小屋 43分(八丁 → お亀岩避難小屋 60分)。

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お亀岩 → 西熊山 12分。西熊山山頂からの天狗塚(左)と三嶺。

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大タオ付近からの三嶺。この付近もシカの食害が目立つ。

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ショウジョウバカマ(猩々袴)は、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。北海道~九州の、山野の湿った場所に生える。三嶺では稜線上の登山道脇で見かける。石鎚山系にも多い。

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光石登山口から2時間20分(休憩・写真撮影含む)で山頂到着。

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ゆっくり展望を楽しんだら、にぎわう山頂を後に縦走路をカヤハゲにむかう。

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カヤハゲからの三嶺。山頂からカヤハゲまでのタイムは18分。

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コミヤマカタバミ(小深山傍食)は、カタバミ科カタバミ属の多年草で北海道~九州の深山の半日陰に清楚な花を咲かせる。花の色は白が基本でピンクのものも多い。葉の形がオオヤマカタバミ → ミヤマカタバミ → コミヤマカタバミの順に丸くなり、コミヤマカタバミでは角が取れたハート型になる。また、葉には小さな毛が密についていて、花弁の中心に黄斑が入るのが特徴。苔むした石の上などに群生しているのを見かける。

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靴は何の変哲もないランニングシューズ、アディダス adizero(アディゼロ)。
平地を走るための靴なので、トレイルでのグリップとかプロテクションは考えられていなのので良く滑る。トレイルには全く向かない。

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カヤハゲ → さおりが原 28分。さおりが原に繁茂するのはバイケイソウ。

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さおりが原 → 堂床分岐 15分。

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三嶺 → 光石登山口 1時間10分。歩行時間3時間19分、山頂での展望タイム(37分)と写真撮影タイムを含めると、4時間7分。

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今日の一杯は、定番中の定番、「明星 チャルメラ しょうゆラーメン」
「スープの奥にホタテの旨み。硬めで伸びにくい中細麺、ホタテを隠し味に使った醤油スープ、香りとコクのスパイスをブレンドした秘伝の小袋付です。」ということで、間違いない選択。時々無性に食べたくなる独特の旨さがある。



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岩黒山・筒上山 2012.5.4

ゴールデンウイークのど真ん中、天気予報はまずまずなので春の花と展望を期待して、筒上山へ出かけた。ドーム型の山容は三嶺からも同定が容易。

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<筒上山山頂と権現様の社>

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■行先・位置
岩黒山 (三等三角点 [岩黒山] 1745.6m)
愛媛県西条市・久万高原町、北緯33度45分03秒・東経133度09分25秒
筒上山(三等三角点 [筒城山] 1859.3m)
高知県いの町・愛媛県久万高原町、北緯33度43分55秒・東経133度09分40秒
■コースタイム
登山口 8:52(2分)→ 分岐 8:54(42分)→ 岩黒山 9:36/9:40(13分)→ 分岐 9:53(12分)→ 丸滝小屋 10:05(10分)→ 分岐 10:15(49分)→ 筒上山(北峰・山頂) 11:04/11:12(2分)→ 筒上山(南峰・三角点) 11:14/11:15(15分)→ 鎖場直下 11:30(ツアー通過待ち)/11:34(3分)→ 手箱越 11:37(10分)→ エンレイソウ 11:47(写真撮影)/11:57(32分)→ 分岐 12:29(13分)→ 丸滝小屋 12:42(昼食)/13:17(30分)→ 分岐 13:47(1分)→ 登山口 13:48
【行き 2時間8分 帰り 1時間44分 計 2時間52分】
■コース水平距離 8.4㎞
■天気 曇り時々雨
■楽しさ ★★★★★

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石鎚スカイライン終点の土小屋(1,492m)から稜線を東に縦走し、岩黒山(1,746m)へ。県境尾根を丸滝小屋へ下り、標高点 [・1596]の北側を巻いてすぐの鞍部から筒上山の尾根に取り付き南に向かって登る。一般的には尾根の北側を巻き、手箱越から鎖場を登り山頂に至る。

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天気予報は、tenki07_harekumori.gifで、概ね晴れのはずだった・・・。ところが、こんな感じで霧雨(ガス)が漂い、風も強く寒い。気温は3~4度。
(この日が白馬岳の遭難事故の日だった。)

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白石ロッジのすぐ右に登山口がある。

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登山口から2~3分で、丸滝小屋へのトラバースを右に見送り左に折れる。

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尾根に出てなだらかな稜線を東へ進む。

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尾根にも踏み跡があるが、ここは一旦左に下って北側を巻く。

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再び尾根に出ると山頂はもうすぐ。

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山頂には、三等三角点 [岩黒山] 1745.6m。付近にはショウジョウバカマが点々と咲いていた。

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土小屋から岩黒山までは、ゆっくり40~50分。

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山頂で一服したら丸滝小屋へ向かう。左は尾根ルートで、右は一旦、土小屋からのトラバースへ下りる。尾根の登山道は、笹が生い茂って不明瞭。

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丸滝小屋(大峰宗覚心寺丸瀧山修験道場)の前で左に折れ、小ピーク(標高点 [・1596])の東側を巻く。前方を行くのは広島からの団体さん。

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団体さんと分かれて右の直登ルートへ入る。
一般的には、筒上山の東側を巻いて、手箱越から鎖場を登り大山祇神社のある南峰、権現社のある北峰(山頂)に至る。筒上山への「参道」からすると裏側から登ることになるが、「登山ルート」とすると手前から超えていくのが普通だと思う。団体さんとは筒上山からの下山途中で再び出合う。

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生い茂る笹でルートは鮮明ではない。覚悟していたがズボンが濡れてきた。カッパを着たらいいんだけど・・・。

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急な斜面にはトラロープ。頂上周辺は笹原で覆われ、コメツツジの群落もある。

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トラバースとの分岐から50分ほどで山頂到着。
南北の二つの峰にはそれぞれ祠が祀られている。山頂の道標は北で、三角点は南にある。山頂は広くて展望も良いのだが、今日はダメ。

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南峰の三等三角点 [筒城山] 1859.3m。

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大山祇神社に参拝し、鳥居をくぐって参道を下山する。

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鎖場は、スタンスが取りづらく、濡れていると滑りやすいので慎重に下る。

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鎖場を降りるとすぐに鳥居をくぐる。

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鳥居のすぐ下の参道を団体さんが登ってきた。中には両手にストックを持ち足下がおぼつかない人も見えるが、登りなので「まし」か?

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筒上山は山岳修験の山で、直下の手箱越(1,720m)には「大峰宗石鎚山覚心寺手箱山根本道場」がある。

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コガネネコノメソウ(黄金猫の目草)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州に分布する。山地の湿り気のある沢沿いなどに生える。四角い箱に収まった黄色い花がよく目立つ。花期は、4~5月。ネコノメソウは、変種も含め名前のつくものが27種もあるそうで区別することが難しい。コガネネコノメは分かりやすい方だと思う。

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エンレイソウ(延齢草)は、、ユリ科エンレイソウ属の多年草で北海道・本州・四国・九州に分布し、山地のやや湿った場所に生える。葉が3枚、花弁も3枚、雄しべ6本など3を基本になりたっている。

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シロバナエンレイソウ(白花延齢草)は、ミヤマエンレイソウとも呼ばれ分布は普通のエンレイソウと同じで混生していることもある。

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ヤマエンゴサク(山延胡索)は、ケマンソウ科キケマン属の多年草で本州・四国・九州に分布する。山野の半日陰になる林縁部に生えるスプリング・エフェメラルで、青色のものもよく見かける。花期は4~5月。

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ナツトウダイ(夏灯台)は、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で北海道~九州の低山から亜高山まで分布する。四つの三日月状の腺体(淡黄色~濃紫色)が特徴。トウダイグサ科の植物は有毒成分を含む。花期は、4~5月。
ツボスミレ(坪菫)は、スミレの中で一番花が小さい。唇弁と側弁に紫色のすじがある。湿った場所を好む。花期は3~5月。

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ガスに包まれて。

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丸滝小屋でランチの人たちがいたので、こちらもランチタイムに。
今日の一杯は、沖縄ファミリーマートの創業25周年を記念した第1弾商品として、5月1日に発売された「初代沖縄そば王 いしぐふー」
「カツオとブタのだしを合わせ、あっさりとした優しい味わいの中にもコクとうま味をプラスしたスープと、強いコシとツルツルとした食感」 ということで旨い。

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ワチガイソウ(輪違草)は、ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草。本州(関東以西)~九州に分布する。白い花に葯の紫色がアクセント。花期は4~6月。

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モミなどの大木の間に笹原が広がるトラバース道の斜面。

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登山口では広島グループのバスが待機中。登山者は石鎚山に集中していたようで、みんな好天を期待していたと思うけど、こんな日もあるわね~。



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鉢ヶ森 2012.4.29

昨日の赤星山に引き続き、半日で往復できるお手軽山の鉢ヶ森に出かけてみたが、今年はツツジが少ないようだ。

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<ゴトゴトのミツバツツジ>

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■行先 鉢ヶ森(三等三角点 [鉢ヶ森] 1270.5m)
■位置 高知県香美市・大豊町(北緯33度43分31秒、東経133度46分34秒)
■コースタイム
鉢ヶ森登山口 8:04(15分)→ 分岐① 8:19(1分)→ 松尾越(分岐②) 8:20(4分)→ 四叉路(分岐③) 8:24(5分)→ ゴトゴト岩 8:29/8:43(8分)→ アケボノツツジの尾根 8:51/8:56(12分)→ 苔の石とバイケイソウの斜面 9:08/9:14(11分)→ 河野ルート合流点(分岐④) 9:25/9:55(4分)→ 鉢ヶ森 9:59/10:39(26分)→ 河野ルート合流点(分岐④) 10:40(5分)→ 苔の石とバイケイソウの斜面 10:45/10:53(15分)→ ゴトゴト岩 11:08(6分)→ 四叉路(分岐③) 11:14/11:19(3分)→ 四等三角点[松尾] 11:22(3分)→ 松尾越(分岐②) 11:25(1分)→ 分岐① 11:26(23分)→ 尾根分岐 11:45(23分)→ 無線中継基地廃屋前 16:19(6分)→ 鉢ヶ森登山口 11:57
【行き 59分 帰り 1時間12分 計 2時間11分】
■コース水平距離 4.9㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★

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ルートは谷相林道開通後、お手軽で最も利用されている松尾越・ゴトゴト岩を通るルートを利用する。

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香美市香北町永野から林道谷相線へ入る。大ボシ山から南西に伸びる尾根まで30分ほど進んで、無線中継基地の廃屋がある峠から大豊町方面に少し下ると、ヘアピンに鉢ヶ森(ゴトゴトコース)登山口がある。
(※永野の林道入口に「車両通行止め」の看板がある(4月29日現在)が、大豊町側のことなので登山口まで通行可能。)

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ヘアピンから少し登って、尾根をトラバースしながら緩やかな登山道を進むと木々の間から、前方に鉢ヶ森が見えてくる。

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登山口から15分ほど歩くと、通常は見逃してしまうほどの小さな分岐あり、左手前に向かう道がある(今回、復路に利用した)。

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小さな分岐から50~60mで、鞍部へ下ると「松尾越」に出る。ここは、香北町、大豊町を結ぶ峠道と登山道が交錯し、複雑な「交差点」になっている。ここは、通常、しっかりした踏み後のある右へ進む。

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右側にブナのある分岐(四叉路)は直進する(左は今回、復路に利用した)。

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雨水で掘れた溝を渡って直進するすぐにゴトゴト岩に出る。

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地形図で見ると谷なのだが、岩ばかりなので、伏流なのか水はない。

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ゴトゴト岩付近はミツバツツジが多い。

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ゴトゴト岩から10分ほどで尾根に出るとアケボノツツジの群落があるが、まだ早いのか裏年なのか、今年はあまり咲いてない。

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タカチホガラシ(高千穂芥子)は、アブラナ科 タネツケバナ属の多年草で四国と九州に分布、沢沿いや湿った斜面に生える。
タチネコノメソウ(立猫の目草)は、ユキノシタ科 ネコノメソウ属の多年草。本州(関東以西)・四国・九州の沢沿いなどやや湿った林縁などに生える。花期は4~5月。

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苔むす石の斜面も地形的には谷だけど水は流れていない。

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苔むす石には、ミヤマカタバミが咲き、近くにはバイケイソウが繁茂する。

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コミヤマカタバミ(小深山傍食)は、カタバミ科カタバミ属の多年草で、本州・四国・九州に分布。山地の林床に生え、日光が当たらないと開かない。花期は3~4月で樹木の葉が開く前に花を咲かせる。清楚でかわいらしい花だ。

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ブナ林を抜け河野からのルートを合わせると・・・。

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笹とススキの原っぱに出て展望が開ける。南に土佐湾と高知平野、北に梶ヶ森や杖立山を望むことができる(広角側で撮影したためうまく合成できなかった)。
しばらくは、山座同定と植物観察。大ボシ山も見えている。

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この花は、ワチガイソウに似ているけど、ちょっと違うゾ ・・・。
ヒナワチガイソウ(雛輪違草)は、ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草で、本州(関東・中部)・四国の山地に稀に生える希少種。ワチガイソウに似ているが、葉が細長く、花弁と花弁の間に隙間ができて雄しべが長い。環境省絶滅危惧Ⅱ類(VU)。花期は、4~5月。

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シハイスミレ(紫背菫)は、スミレ科スミレ属の多年草で、長野県以西の本州・四国・九州に分布。葉の裏が赤紫色。花期は4~5月。

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河野ルートの分岐からは、ほんのひと登りで山頂到着!

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三等三角点 [鉢ヶ森] 1270.5m。

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木が茂っていて山頂の展望はあまりよくないが、美良布の町並みやアンパンマンミュージアムは見えている。

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三角点の右に踏み跡が有り、尾根のルートに入ることができる。

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コミヤマカタバミの咲く踏み跡(赤テープあり)を少し南に出ると展望が開ける。
このルートも松尾越に続くと思われるが、ヤブコギになりそう。

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帰りは四叉路(分岐②)まで戻って右折し、小ピークを通った。

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四等三角点 [松尾] 1118.5m。

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松尾越に帰ってきた。逆から見ているので、往路はここを左に行った。

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松尾越から少し帰って分岐①を右へ。

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小さな尾根を10分ほど登ると鉢ヶ森の全容が見えてくる。

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中継施設の峠から南西に下る緩やかな尾根に出て、東(左)に折れ、少し歩くと中継施設の付帯施設?の横を通る。

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峠に建つ無線中継施設の廃屋の前に出た。

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登山口に戻ると車が増えていた。

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ちょっと気になっていた、古民家 cafe 「ocho 8 (オーチョ)」へ寄ってみた。
県外客も多く、駐車場は満車で県道の路側にも車の列ができていた。

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店内へは門をくぐって、左側から入る。順番待ちの列ができていて、名前を告げ順番を待った。腹が鳴っている。

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電球のほのかな明かりで落ち着いた雰囲気の店内。

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テーブルには、山野草がさりげなく飾られている。座った席にはあったのは、キンポウゲ科の「ウマノアシガタ」。この花は「食べたらいかんで!」

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スープの付いた自家製卵のオムライス!お皿には「8」のマークがつく。

   ocho 8 (オーチョ)

  営業時間/11:00~17:00
    (食事 15:00 LO)
    (喫茶 16:30 LO)
    定休日/月曜・火曜
    TEL/0887-59-3759




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