トラック歩きで固まった足をほぐすために高ノ瀬(山)へ出かけてみた。高ノ瀬は剣山からの縦走路の一ピークというイメージで、目的地とするのは初めてだ。
<標高点 [・1732] 付近を歩く>
■行先・位置(主な三角点など)
白髪山 (三等三角点 [白髪山] 1769.7m)
高知県香美市(北緯33度48分36秒、東経133度59分35秒)
平和丸 (三等三角点 [菅生] 1700.8m)
高知県香美市、徳島県三好市(北緯33度49分18秒、東経134度00分46秒)
高ノ瀬 (三等三角点 [高ノ瀬] 1740.8m)
徳島県三好市・那賀町(北緯33度50分04秒、東経134度02分19秒)
■コースタイム
白髪山駐車場 8:37(55分)→ 白髪山 9:32(北のテラス)/9:44(34分)→ 白髪山分岐 10:18/10:29(7分)→ 白髪避難小屋 10:36(36分)→ 平和丸 11:12(25分)→ 標高点 [・1732] 11:37/11:40(52分)→ 高ノ瀬 12:32(昼食)/13:42(48分)→ 標高点 [・1732] 14:30(17分)→ 平和丸 14:47(34分)→ 白髪避難小屋 15:21(27分) → 林道西熊別府線 15:48(35分)→ 白髪山駐車場 16:23
【行き 3時間29分 帰り 2時間41分 計 6時間10分】
■コース水平距離 14.9㎞
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
往路は、白髪山登山口から白髪山、白髪山分岐を経て高ノ瀬まで、復路は白髪避難小屋まで同じルートを引き返して小屋近くの分岐から林道西熊別府線に下り白髪山登山口までの林道歩き。全行程の水平距離は14.9㎞。
光石登山口は満車で路肩や第2駐車場にまで駐車していたのに白髪山登山口には1台も無かった。途中、中内台の展望所にはテントを撤収中の人がいて、後から白髪山に登ってきた。
登山口周辺のナナカマドが色づきつつある。
ブナの老木には地衣類やコケ植物がたくさん着いている。
樹林帯を抜け笹原から雅の丘と登山口を俯瞰する。山頂付近の空は青い。
ゆっくり、のんびり 55分で白髪山へ到着。北の空は雲が広がり三嶺にはあまり陽が差していない。
北のテラスに出てみる。立ちションではないぞ。写真を撮っているのだ!
危険なのであまり前に寄らない方が無難。
山頂北側の岩の展望台は「北のテラス」と呼ばれている。テラスからは眼下の西熊の森や三嶺から天狗塚へ至る稜線の展望がすばらしい。周辺の紅葉も見頃を迎えていた。
白髪山から高ノ瀬への距離とコースタイムは三嶺より少し長いので、あまりのんびりしてはいられない。登山道の傍でバライチゴが実を付けていた。もう秋なのにまだ花も残っている。
白髪山分岐に着くとヘリコプター2機が飛んでいた。昨日、三嶺から下山中に遭難した13人を捜索しているようだ。捜索隊は地上からも入っているだろうから間もなく見つかるだろう。分岐から白髪避難小屋へ下り、内部を確認して平和丸へ向かう。
クヌギタケとトトロ。
クマちゃんとクヌギタケ。
千手観音のように枝を広げるブナの古木。
三等三角点の「平和丸」に着いた。地図上に平和丸という名称は無い。祖谷川を隔てて北に対峙する「塔丸」から「丸」を頂いたのか?三等三角点の基準点名は「菅生」となっている。三嶺の北山麓の集落名を「菅生(すげおい)」という。
平和丸から三嶺を望む。
標高点 [・1732](中央)の左に石立山分岐、雲に覆われた高ノ瀬が並ぶ。道端で数匹の「オオセンチコガネ」を見つけた。メタリックな金緑色の綺麗なコガネムシにはあまり相応しい名前ではない。日本のフンコロガシ?は鹿のフンを転がしているのか(フンは転がさないらしい)。
標高点 [・1732] は、なだらかな原っぱで展望が良い。中央奥に剣山と次郎笈。
中央が石立山分岐の小ピークで左に黒く見えるピークが高ノ瀬。右に下る尾根に中東山を経て石立山へと続く縦走路がある。
南西(手前)から北東に細長い頂稜部分は中央の尾根から左(北)に折れ、右(北東)に少し戻った丸く見える部分が山頂。
この付近から見る三嶺の山頂はドームのような形に見える。
高ノ瀬頂稜西端の岩場の木々が美しく紅葉していた。ここは紅葉の穴場的存在だ。来た甲斐があったというものだ。
山頂付近のカエデの紅葉。
鹿に笹が食べられた石立山の山頂に似ている。
白髪山登山口から3時間半で三等三角点の高ノ瀬に到着。
スパイスの香りとたっぷりの夏野菜が食欲をそそる「チキンラーメン 夏野菜カレー」ということで、具材にトマト、ナス、インゲンなどの野菜と蒸し鶏が入っている。期間限定の試食品みたいなものか?
ツェルトは張ってみた。
帰りは白髪避難小屋まで往路を帰る。紅葉しながらも、しぶとく花が残るタカネオトギリ。
白く輝く白髪小屋付近のススキ。
白髪小屋からは分岐を左に取り、林道西熊別府線(ふるさと林道)へと下る。
2㎞弱の林道歩き。別府へは抜けられないけど数台の車とすれ違った。
テンナンショウの果実と四国・九州に分布するキク科のヤマアザミ(山薊)
シソ科のナギナタコウジュとキク科のヨメナは山野の道端などでよく見かける。
白髪山の峠に戻るとすでに陽が西に傾いていた。
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高ノ瀬 2011.10.10
2011-10-22 06:18:39 (12 years ago)
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