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三嶺さんぽ通信::奥工石山 2012.5.19

奥工石山 2012.5.19

先週行きそこなった奥工石山(立川工石山)に初登頂。お手軽だけど、ちょっと味わいのある一等三角点の展望山(ユルギ岩)だ。

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立っている所は、「ユルギ岩」と呼ばれる岩の上で山頂ではない。

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■行先・位置
奥工石山 (一等三角点 [仁尾ケ内山] 1515.9m)
高知県本山町・大豊町、北緯33度51分20秒・東経133度34分48秒
■コースタイム
登山口 8:48(15分)→ 1320m尾根 9:03(25分)→ 竜王峠分岐 9:28(12分)→ 石清水 9:40(20分)→ ユルギ岩 10:00/10:23(6分)→ 奥工石山 10:29/10:34(2分)→ ユルギ岩 10:36(昼食)/11:40(13分)→ 石清水 11:53(4分)→ 竜王峠分岐 11:57(20分)→ 尾根分岐 12:17(3分)→ 林道出合 12:20(25分)→ 登山口 12:45
【行き 1時間18分 帰り 1時間7分 計 2時間25分】
■コース水平距離 4.6㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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白山神社の鳥居と工石山荘(無人小屋)のある広場から登って、帰りに竜王峠への尾根道を歩く一部周回の4.6㎞。標高差358m、累積標高差485m。

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高知自動車道を大豊ICで降りて愛媛県道・高知県道5号川之江大豊線(土佐北街道)を立川川沿いに北上する。約14㎞、20分で「旧立川番所書院」のある大豊町刈屋から町道仁尾ヶ内線へ入る。
「和風スナック立川」の看板に思わず車を止めた。今日は“ちょっと一杯”って訳にはいかんけど・・・。営業しているのか気になる。

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途中から未舗装の林道となり約40分で登山口の広場に着く。何とも言えない、さわやかな青空に気分は最高!稜線の中央付近にユルギ岩が見える。白山神社の鳥居をくぐって登山開始。鳥居の左(山荘の右)に社がある。

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<参考:白山室堂に建つ拝殿と御前峰の白山奥宮>
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石川県と岐阜県にまたがる白山は、富士山・立山と並び古くから霊峰として崇められ、麓に修験道場が開かれてから白山信仰は全国的に広がった。奈良時代なると山岳修験の霊山が各地で開山されるようになり、全国に約3,000の白山神社ができた。石川県白山市の白山比咩神社が白山神社の総本宮で「白山さん」と呼ばれている。 ▶ 白山 2011.7.16~20
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人工林の急登でウォーミングアップ。

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20分ほどで自然林に変わり、空が近づいてきた。

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ツクバネソウ(衝羽根草)は、ユリ科ツクバネソウ属の多年草で北海道~九州に分布し、落葉広葉樹林の林床や登山道沿いに生える。
衝羽根とは羽子板の羽根のこと。

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1320m尾根に乗ると展望が開け、白髪山と竜王峠が見えてくる。

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痩せた尾根は左を巻くことが多い。

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燃えるように赤いアセビの新芽が美しい。

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岩が露出する尾根筋の新緑にツツジのピンクが映える。

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竜王峠分岐で帰りのルートを左に分け、お助けロープで再び尾根に乗る。

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気持ちの良い青空に遠足気分でウキウキ。山はいいねー。

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岩清水は涸れているということだが、苔むしていて、しずく位は落ちるのだろう。周辺には、ヤマエンゴサクやシコクチャルメルソウなどが咲いていた。

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シコクチャルメルソウ(四国哨吶草)は、ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草で四国(徳島・高知・愛媛)と九州(鹿児島県大隅半島)の沢沿いなど湿った場所に生える。魚の骨のような細い花弁は羽状に5裂する。チャルメルとは、ラーメンのチャルメラと同じ中国の楽器「哨吶」(スオナー)に由来し、ポルトガル語で「チャラメラ(charamela)」という。

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シコクハタザオ(四国旗竿)は、アブラナ科ヤマハタザオ属ので本州(関東南部以西)・四国・九州に分布する。花弁が4枚なのはアブラナ科の特徴。
ワチガイソウ(輪違草)は、ナデシコ科 ワチガイソウ属の多年草で、本州(福島県以南)・四国・九州の山地の林縁などに分布する。登山道でよく目にする。

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花がほぼ終わって種ができたタチネコノメソウ。右は・・・・・・・・・。

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でかい岩が近づいてきた。ユルギ岩だ!右側を巻いて登る。

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展望と花を楽しみながらの、のんびり登山で 1時間12分、ユルギ岩に着いた。
おそろいのトレラン風、山ファッションのご夫婦?と昔ながらファッションのおじさんコンビの2組が先着していた。

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高度感のあるユルギ岩の上から南の汗見川方面。
「ためしてガッテン」によれば、崖の上や足場の不安定な場所で怖いと思うのは、本来、身を守る大切な反応ということだ。でも脚立に上るのも支障が出るようだと高所恐怖症という病気らしい。自分は「まし」な方だと最近思うようになった。

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ユルギ岩てっぺんの「白山神社」。ここは標高約1480mで、三角点のある山頂は、北西に150mほどに見えるピーク。

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シャクナゲの咲く岩上から北東方向にはカガマシ山のなだらかな稜線。

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ユルギ岩からの北西方向の工石山山頂(右端)。西には、登岐山や笹ヶ峰・ちち山が見える。(2枚合成)。ランチタイムの前に、山頂までピストンしておこう。

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工石山の一等三角点 [仁尾ケ内山]1515.9m。潅木が少し生える山頂に、これといった特徴はない。

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ランチタイムには、展望が良く涼しいユルギ岩の上がよい。

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今日は、定番の「カップヌードル 欧風チーズカレー」
「チーズでまろやか、欧風チーズカレー、オニオンの甘みとデミグラスソースの肉の旨味がある欧風カレーのスープに、チェダー、モッツァレラ、ゴーダ、エメンタールの4種のチーズを加えることで、コクとまろやかさをプラスしました。」ということで、いつでもOK!

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コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅)はツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木で北海道・本州(近畿地方以北)・四国の山地~高山帯に分布する。赤い釣鐘形の花は果実のように見える。
フモトスミレ(麓菫)は、スミレ科 スミレ属の多年草で本州(東北地方南部)~九州の日当たりの良い山地に生える。側弁内側に毛が多い。花はヒメミヤマスミレやコミヤマスミレに似る。

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オオカメノキ(大亀の木)は、スイカズラ科ガマズミ属の落葉小高木で、ムシカリ(虫狩)とも言う。夏の終わりにガマズミのような赤い実をつける。毒はないけどおいしくない (>_<)
ホンシャクナゲ(本石楠花)はツツジ科ツツジ属の常緑低木で本州(中部地方以西)・四国の山地に分布する。ツクシシャクナゲの変種で雄しべは 14本、花弁は 7裂していて赤から白まで変化に富む。

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竜王峠分岐を右に折れ、尾根を南に下っている途中でニホンリス発見!
ニホンリスは、リス科ス属に分類される日本固有種の齧歯類で本州・淡路島・四国・九州(九州では絶滅したと言われる)で生息。体長20㎝前後、体重300g前後で木の上に巣を作る。冬眠しないので冬でも三嶺山麓の堂床~さおりが原周辺やフスベヨリ谷で見かける。

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ブナの森はスズタケをかき分けながら進む。

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鞍部の分岐を左に取り、ススダケのトンネルを抜ける。

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林道に出てほっと一息。

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登山道に咲いていたヤブヘビイチゴ(藪蛇苺)と林道のヘビイチゴ(蛇苺)。
ヘビイチゴ(蛇苺)は、バラ科ヘビイチゴ属の多年草。名前からするとヘビが食べるイチゴみたいだけど・・・?無毒なので食べられる(まずい)。

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ヒメレンゲ(姫蓮華)は、ベンケイソウ科マンネングサ属の多年草。沢沿いの岩上など水が滴るような場所に群生する。

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ムラサキサギゴケ(紫鷺苔)は、ゴマノハグサ科サギゴケ属の多年草で本州・四国・九州の少し湿り気のある土手などに生える。林道沿いでよく見かける。
タニギキョウ(谷桔梗)は、キキョウ科タニギキョウ属の多年草で北海道~九州の山地の木陰に生える。

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林道出合から1.7㎞、25分で登山口に帰ってきた。
林道の横断溝の中を横断するのは、ハクビシン。



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