ゴールデンウイークのど真ん中、天気予報はまずまずなので春の花と展望を期待して、筒上山へ出かけた。ドーム型の山容は三嶺からも同定が容易。
<筒上山山頂と権現様の社>
■行先・位置
岩黒山 (三等三角点 [岩黒山] 1745.6m)
愛媛県西条市・久万高原町、北緯33度45分03秒・東経133度09分25秒
筒上山(三等三角点 [筒城山] 1859.3m)
高知県いの町・愛媛県久万高原町、北緯33度43分55秒・東経133度09分40秒
■コースタイム
登山口 8:52(2分)→ 分岐 8:54(42分)→ 岩黒山 9:36/9:40(13分)→ 分岐 9:53(12分)→ 丸滝小屋 10:05(10分)→ 分岐 10:15(49分)→ 筒上山(北峰・山頂) 11:04/11:12(2分)→ 筒上山(南峰・三角点) 11:14/11:15(15分)→ 鎖場直下 11:30(ツアー通過待ち)/11:34(3分)→ 手箱越 11:37(10分)→ エンレイソウ 11:47(写真撮影)/11:57(32分)→ 分岐 12:29(13分)→ 丸滝小屋 12:42(昼食)/13:17(30分)→ 分岐 13:47(1分)→ 登山口 13:48
【行き 2時間8分 帰り 1時間44分 計 2時間52分】
■コース水平距離 8.4㎞
■天気 曇り時々雨
■楽しさ ★★★★★
石鎚スカイライン終点の土小屋(1,492m)から稜線を東に縦走し、岩黒山(1,746m)へ。県境尾根を丸滝小屋へ下り、標高点 [・1596]の北側を巻いてすぐの鞍部から筒上山の尾根に取り付き南に向かって登る。一般的には尾根の北側を巻き、手箱越から鎖場を登り山頂に至る。
天気予報は、で、概ね晴れのはずだった・・・。ところが、こんな感じで霧雨(ガス)が漂い、風も強く寒い。気温は3~4度。
(この日が白馬岳の遭難事故の日だった。)
白石ロッジのすぐ右に登山口がある。
登山口から2~3分で、丸滝小屋へのトラバースを右に見送り左に折れる。
尾根に出てなだらかな稜線を東へ進む。
尾根にも踏み跡があるが、ここは一旦左に下って北側を巻く。
再び尾根に出ると山頂はもうすぐ。
山頂には、三等三角点 [岩黒山] 1745.6m。付近にはショウジョウバカマが点々と咲いていた。
土小屋から岩黒山までは、ゆっくり40~50分。
山頂で一服したら丸滝小屋へ向かう。左は尾根ルートで、右は一旦、土小屋からのトラバースへ下りる。尾根の登山道は、笹が生い茂って不明瞭。
丸滝小屋(大峰宗覚心寺丸瀧山修験道場)の前で左に折れ、小ピーク(標高点 [・1596])の東側を巻く。前方を行くのは広島からの団体さん。
団体さんと分かれて右の直登ルートへ入る。
一般的には、筒上山の東側を巻いて、手箱越から鎖場を登り大山祇神社のある南峰、権現社のある北峰(山頂)に至る。筒上山への「参道」からすると裏側から登ることになるが、「登山ルート」とすると手前から超えていくのが普通だと思う。団体さんとは筒上山からの下山途中で再び出合う。
生い茂る笹でルートは鮮明ではない。覚悟していたがズボンが濡れてきた。カッパを着たらいいんだけど・・・。
急な斜面にはトラロープ。頂上周辺は笹原で覆われ、コメツツジの群落もある。
トラバースとの分岐から50分ほどで山頂到着。
南北の二つの峰にはそれぞれ祠が祀られている。山頂の道標は北で、三角点は南にある。山頂は広くて展望も良いのだが、今日はダメ。
南峰の三等三角点 [筒城山] 1859.3m。
大山祇神社に参拝し、鳥居をくぐって参道を下山する。
鎖場は、スタンスが取りづらく、濡れていると滑りやすいので慎重に下る。
鎖場を降りるとすぐに鳥居をくぐる。
鳥居のすぐ下の参道を団体さんが登ってきた。中には両手にストックを持ち足下がおぼつかない人も見えるが、登りなので「まし」か?
筒上山は山岳修験の山で、直下の手箱越(1,720m)には「大峰宗石鎚山覚心寺手箱山根本道場」がある。
コガネネコノメソウ(黄金猫の目草)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州に分布する。山地の湿り気のある沢沿いなどに生える。四角い箱に収まった黄色い花がよく目立つ。花期は、4~5月。ネコノメソウは、変種も含め名前のつくものが27種もあるそうで区別することが難しい。コガネネコノメは分かりやすい方だと思う。
エンレイソウ(延齢草)は、、ユリ科エンレイソウ属の多年草で北海道・本州・四国・九州に分布し、山地のやや湿った場所に生える。葉が3枚、花弁も3枚、雄しべ6本など3を基本になりたっている。
シロバナエンレイソウ(白花延齢草)は、ミヤマエンレイソウとも呼ばれ分布は普通のエンレイソウと同じで混生していることもある。
ヤマエンゴサク(山延胡索)は、ケマンソウ科キケマン属の多年草で本州・四国・九州に分布する。山野の半日陰になる林縁部に生えるスプリング・エフェメラルで、青色のものもよく見かける。花期は4~5月。
ナツトウダイ(夏灯台)は、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で北海道~九州の低山から亜高山まで分布する。四つの三日月状の腺体(淡黄色~濃紫色)が特徴。トウダイグサ科の植物は有毒成分を含む。花期は、4~5月。
ツボスミレ(坪菫)は、スミレの中で一番花が小さい。唇弁と側弁に紫色のすじがある。湿った場所を好む。花期は3~5月。
ガスに包まれて。
丸滝小屋でランチの人たちがいたので、こちらもランチタイムに。
今日の一杯は、沖縄ファミリーマートの創業25周年を記念した第1弾商品として、5月1日に発売された「初代沖縄そば王 いしぐふー」
「カツオとブタのだしを合わせ、あっさりとした優しい味わいの中にもコクとうま味をプラスしたスープと、強いコシとツルツルとした食感」 ということで旨い。
ワチガイソウ(輪違草)は、ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草。本州(関東以西)~九州に分布する。白い花に葯の紫色がアクセント。花期は4~6月。
モミなどの大木の間に笹原が広がるトラバース道の斜面。
登山口では広島グループのバスが待機中。登山者は石鎚山に集中していたようで、みんな好天を期待していたと思うけど、こんな日もあるわね~。
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