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三嶺さんぽ通信::三嶺トレイル 2012.5.5

三嶺トレイル 2012.5.5

休山日のつもりだったのに、青空とそよ風に誘われて、つい三嶺トレイルに出かけてしまった。

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<お亀岩で稜線に出て、三嶺を目指す>

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■行先・位置
西熊山 (三等三角点[西熊山] 1815.9m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺 (二等三角点[三嶺] 1893.4m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コースタイム
光石登山口 9:33(7分)→ 堂床分岐 9:40(16分)→ 八丁 9:56(17分)→ 渡渉点 10:13(写真撮影)/10:16(43分)→ お亀岩避難小屋 10:59(2分)→ お亀岩 11:01(写真撮影)/11:05(12分)→ 西熊山 11:17/11:21(7分)→ 大タオ 11:28(25分)→ 三嶺 11:53/12:30(18分)→ カヤハゲ 12:48(28分)→ さおりが原 13:16(15分)→ 堂床分岐 13:31(9分)→ 光石登山口 13:40
<行き 2時間9分 帰り 1時間10分 計 3時間19分>
■コース水平距離 14.8㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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今回は、光石登山口からカンカケ谷ルートでお亀岩、西熊山、三嶺、カヤハゲ、さおりが原を回って光石へ戻る14.8㎞の周回コース。

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ゴールデンウイークとあって光石登山口は車でいっぱい。

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付近の待避所も手前から順に埋まっている。休山日の積もりだったのでスタートは9時33分と、「ひだけて」しまった。

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ユキモチソウ(雪餅草、学名:Arisaema sikokianum)は、サトイモ科テンナンショウ属の多年草で本州(三重・兵庫・奈良・和歌山)・四国に分布。四国ではよく見かけるが本州では希少種。学名の「sikokianum」は四国産を意味する。白い餅のような仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴で、テンナンショウの仲間ではもっとも人気が高い。環境省絶滅危惧II類(VU)。花期は、4~5月 。

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ミヤマハコベ(深山繁縷)は、ナデシコ科ハコベ属の多年草で北海道(西南部)・本州・四国・九州の山地の沢沿いなどやや湿り気のある場所に生える。5枚の花片は深く切れ込んでいるので 10枚に見える。花期は 4~6月。
フデリンドウ(筆竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の越年草で、草地や低山の明るい林に咲く小型のリンドウ。根生葉がないのでハルリンドウと区別できる。

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ミヤマキケマン(深山黄華鬘)は、ケマンソウ科キケマン属の越年草(2年草)。茎は赤みを帯び、フウロケマン(本州(中部地方以西)・四国・九州に分布)の変種とされる。距はフウロケマンより短い。アルカロイド系の毒を持つ。本州の近畿地方以北に分布するとされることが多いようだが・・・。
ヤマエンゴサク(山延胡索)は、ミヤマキケマンと同じケマンソウ科キケマン属の多年草で青い個体も見かけるスプリング・エフェメラル。
高山植物として有名なコマクサも同じケマンソウ科の仲間で、ケシ科に含めることもある。

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セントウソウ(仙洞草)は、セリ科セントウソウ属の多年草で山野の湿った木陰に生える。名の由来は、「仙洞(仙人の住まい)」ような所に生えるからとか、他の花々の「先頭」をきって咲くからとかいう説などがある。

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スミレの多い日本で、もっともポピュラーなタチツボスミレとちょっとグロテスクなシャグマアミガサタケ。
シャグマアミガサタケ(赭熊網笠茸)は、フクロシトネタケ科シャグマアミガサタケ属のキノコ。ジロミトリンという毒性分を持つ。十分毒抜きすれば食べられるらしいが、食べてみたいと思わない (>_<)

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旧堂床小屋で会ったおんちゃんたち、「走って行けそうやねえ。」
「ずっと走りよったら死ぬ。稜線へ出たらちっと走れるけど・・・。」
まあ、走ることができるのは、勾配が緩いとこだけということよ。

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イワボタン(岩牡丹)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で別名はミヤマネコノメソウ。関東以西の太平洋側に分布し、山地の渓流沿いに生える。根生葉の重なりがボタンを連想させるのでこの名前がある。花のすぐ下の苞葉が黄色い。雄しべは4~8個で葯が黄色~橙色。この時期、フスベヨリ谷、カンカケ谷周辺でよく見かける。

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光石登山口から八丁ヒュッテまで23分。花が咲くと少し時間が掛かる。

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シロバナネコノメ(白花猫の目)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で本州(近畿・中国)・四国・九州の山地に分布する。草丈は 5~10㎝、花期は 3~4月。ネコノメソウの仲間ではもっとも目立ち少し毛深い。
ヤマネコノメソウ(山猫の目草)は、シロバナネコノメ同じネコノメソウ属の多年草で北海道・本州・四国・九州の山地の沢沿いなど湿った場所に分布する。もっともポピュラーなネコノメ。雄しべは 8個、葯は黄色。

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エイザンスミレ(叡山菫)は、スミレ科スミレ属多年草で本州~九州の日当たりのよい林縁などに生える。葉は3裂しさらに細かく裂ける。花は赤紫色が多い。
タカチホガラシ(高千穂芥子)は、アブラナ科 タネツケバナ属の多年草で四国と九州に分布、沢沿いや湿った斜面に生える。

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高知県高等学校体育大会の登山競技が、5/19(土)~21(月)に三嶺山系で行われるためか、カンカケ谷上部の痩せた登山道がきれいに整備されていた。
 
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明るい初夏のカンカケ谷。

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八丁 → 渡渉点のタイムは17分。

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サイコクサバノオ(西国鯖の尾)はキンポウゲ科シロカネソウ属の多年草で本州(近畿以西)・四国に分布する。湿り気のある沢沿いなどで見かけることが多い。サバノオの由来はY字型に開いた果実が鯖の尾に似ているからで、仲間にサンインシロガネソウ、トウゴクサバノオなどがある。かわいい花だけど名前はオシャレでない。

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ナツトウダイ(夏灯台)は、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で北海道~九州の低山から亜高山まで分布。4つの三日月状の腺体が特徴で花期は、4~5月。トウダイグサ科の植物は有毒成分を含む。
茎の先に輪生する5枚の葉の中心から普通、5本の花茎を出すとされるが、この個体は6枚の葉に6本の花茎がある。6枚の葉の中央にも7つの三日月状の腺体ようなものがある・・・?。

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カンカケ谷は初めてだと分かりづらい。テープを良く確認すること。

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再びヤマエンゴサク、微妙に色合いが違う。

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渡渉点 → お亀岩避難小屋 43分(八丁 → お亀岩避難小屋 60分)。

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お亀岩 → 西熊山 12分。西熊山山頂からの天狗塚(左)と三嶺。

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大タオ付近からの三嶺。この付近もシカの食害が目立つ。

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ショウジョウバカマ(猩々袴)は、ユリ科ショウジョウバカマ属の多年草。北海道~九州の、山野の湿った場所に生える。三嶺では稜線上の登山道脇で見かける。石鎚山系にも多い。

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光石登山口から2時間20分(休憩・写真撮影含む)で山頂到着。

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ゆっくり展望を楽しんだら、にぎわう山頂を後に縦走路をカヤハゲにむかう。

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カヤハゲからの三嶺。山頂からカヤハゲまでのタイムは18分。

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コミヤマカタバミ(小深山傍食)は、カタバミ科カタバミ属の多年草で北海道~九州の深山の半日陰に清楚な花を咲かせる。花の色は白が基本でピンクのものも多い。葉の形がオオヤマカタバミ → ミヤマカタバミ → コミヤマカタバミの順に丸くなり、コミヤマカタバミでは角が取れたハート型になる。また、葉には小さな毛が密についていて、花弁の中心に黄斑が入るのが特徴。苔むした石の上などに群生しているのを見かける。

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靴は何の変哲もないランニングシューズ、アディダス adizero(アディゼロ)。
平地を走るための靴なので、トレイルでのグリップとかプロテクションは考えられていなのので良く滑る。トレイルには全く向かない。

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カヤハゲ → さおりが原 28分。さおりが原に繁茂するのはバイケイソウ。

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さおりが原 → 堂床分岐 15分。

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三嶺 → 光石登山口 1時間10分。歩行時間3時間19分、山頂での展望タイム(37分)と写真撮影タイムを含めると、4時間7分。

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今日の一杯は、定番中の定番、「明星 チャルメラ しょうゆラーメン」
「スープの奥にホタテの旨み。硬めで伸びにくい中細麺、ホタテを隠し味に使った醤油スープ、香りとコクのスパイスをブレンドした秘伝の小袋付です。」ということで、間違いない選択。時々無性に食べたくなる独特の旨さがある。



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