縦走路の一ピークに過ぎないが、高知県側に切れ落ちていて急峻。
厳冬期の地蔵ノ頭は雪山を十二分に楽しませてくれた。

<地蔵ノ頭からお亀岩に至る稜線を下る>
■行先・位置
地蔵ノ頭 (1805m)
(高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度49分44秒・東経133度57分04秒)

<10月の地蔵ノ頭(西熊山から撮影)>
稜線中央のドーム状のピークが「地蔵ノ頭」で右の鞍部(躄峠・天狗峠)には「天狗塚」がピラミダルな頭を出している。
今回、左の尾根を登って「お亀岩(手前の鞍部)」へ下った。
(お亀岩の下に「お亀岩避難小屋」の赤い屋根が見える)
■コースタイム
光石登山口 7:41(27分)→ 綱附新道分岐 8:08(1時間44分)→ 稜線分岐 9:52(1時間33分)→ 地蔵ノ頭 11:25/11:28(9分)→ 躄峠(天狗峠)11:37/11:39(51分)→ お亀岩 12:30/12:31(4分)→ お亀岩避難小屋 12:35(昼食)/13:24(36分)→ 渡渉点 14:00(23分)→ 八丁 14:23(11分)→ 綱附新道分岐 14:34(19分)→ 光石登山口 14:53
【全行程 6時間17分(6時間20分)】 ほぼ同じ
【行き(天狗峠まで) 3時間53分(3時間35分)】 オーバー
【行き(お亀岩避難小屋まで) 4時間48分(4時間00分)】 かなりオーバー
【帰り(お亀岩避難小屋から) 1時間29分(2時間20分)】 かなり短縮
※( )は昭文社「山と高原地図」の標準コースタイム(夏山晴天時)
※コースタイムに休憩・昼食時間は含まない。
■コース水平距離 11.4㎞
■天気 雪時々曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

光石を起点に綱附新道で稜線分岐に出て、吹雪く稜線上を地蔵ノ頭へ。
地蔵ノ頭から雪の深い躄峠(天狗峠)からお亀岩に下り、お亀岩避難小屋で昼食後、八丁を経て光石へ下山する周回コース。
【水平距離11.38㎞、沿面距離12.11km、累積標高差(+)1428m (-)1402m】

光石登山口に着いたのは7時20分。
光石までの積雪は大したことないので年中来ることができる。
正し路面は凍っていることが多いので要注意!
また、標高の高い白髪山登山口は積雪が多くて行けないことが多い。
7時41分、光石登山口をスタート!

登山口に着くまでは三嶺の予定だったが、
綱附新道から地蔵ノ頭を越えるコースを「冬に歩いたことがない。」という話になって、天狗塚へ方面へ向かうことになった。

登り始めた頃は時々日も差していた。

谷(堂床谷の支流)左岸から右岸に渡って急な斜面を這い上がる。

9時52分、綱附新道分岐から1時間44分で稜線分岐にたどり着いた。
稜線上は風が強くて寒い寒い!

稜線分岐から地蔵ノ頭までの尾根道はアップダウンの連続。

痩せ尾根も雪で広くなった感じ。

お助けロープのある小さな岩場を通過して、コブを越える。

いよいよ核心部、地蔵ノ頭の基部に着いた。
シカの食害防護ネットが雪に押しつぶされている。

夏でも、お助けロープに掴まりたくなる急登は1歩がなかなか前に出ない。

「おー!やっと着いたー!」
11時25分、光石登山口から3時間44分で地蔵ノ頭に到着。
昨年秋に登ったときの2時間24分を1時間20分オーバーしている。
登山道脇に鎮座する 「お地蔵様」 は雪に埋まって所在が分からない。

地蔵ノ頭には三角点も標高点も存在しないので、等高線とGPSのデータから推定すると標高は1805m程度と思われる。
すぐ先に見えるはずの天狗塚は降りしきる雪とガスに覆われて見えない。

足をとられて進まないので躄峠まで躄ってくだるか、這って下るか?
地蔵ノ頭から わずか100m、標高差20数mの躄峠(天狗峠)まで10分(通常2~3分)ほどかかった。

躄峠(1780m)は、かつて祖谷と物部を結ぶ交通の要所だった場所で由緒ある名称なのだが、現在は天狗峠と呼ばれている。
由来は四国最高所の峠なので、大男がこの峠を通るたびに雲に頭がつかえ、躄って(いざって)通ったことによると伝えられている。

山と高原地図では西山林道への分岐があるピーク(1800m)を「天狗峠」としているが、国土地理院では地蔵ノ頭との鞍部を「天狗峠」としている。
雪が無ければ30分で往復できる天狗塚だが、今日は倍以上かかるだろう。
今日は 「堪えちゃる(^^;)」 ことにしてお亀岩で昼飯に決定!

ただでさえ深い雪でよく分からない登山道を雪の重みで倒れた潅木が塞いで、どこをどう通ったらいいのか・・・。

木にしがみついたり掻き分けたり悪戦苦闘の末、なんとか抜け出した。

やれやれ、やっと稜線に出た。
尾根は狭くて切れ落ちているので雪庇を踏み抜かないよう用心用心!

冬山「いいねー!」

おっと、そこはちょっと行き過ぎ。

少し後戻りして適当な所から左の樹林帯へ入る。
「あれ、ちょっと下り過ぎた?」

やっと樹林帯を抜けたー。

お亀岩のササ原は見事に雪に覆われている。
風が強い場所なので雪面が凍ってパリパリと音をたてる。

12時30分、地蔵ノ頭から1時間ピッタリでお亀岩に着いた。
この区間も雪がなければ20分だから3倍かかってしまった。

お亀岩の鞍部は風が強い。
雪は稜線を越えて深く積まないが、エビの尻尾はよくできている。
眼下には「昼食予定会場」のお亀岩避難小屋。

小屋に向かって尻セードー!

12時35分、お亀岩避難小屋到着。
「はらへった~!」

今日の一杯は日清の「カップヌードル レッドチリトマトヌードル」。
まずまずの辛さで冬はいいかも。
エネルギー:335kcal、食塩相当量:3.8g。

13時24分、小屋を出てカンカケ谷を下る。
登山道は完全に埋まっているのでショートカットして適当に下る。
小屋まで2~3人が来ていたらしくてトレースがあった。

14時00分、お亀小屋から(※)36分で渡渉点を通過。
(※夏山晴天時の標準コースタイム 1時間10分)

どこかで会ったことがあるような気がする軽装の若者は
「西熊山まで行けたら行きたい」ということだが、もう2時を回っている。
(自分も夏は昼から登ることがあるけどね・・・・・・)

14時53分、お亀岩避難小屋から1時間29分で光石登山口に無事下山。
雪は降り続いているけど、アスファルトの上は融けていた。
いやー冬でも「のどが渇くねー!」
あとはビール!ビール! (^o^)
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