平家谷源頭部から一ノ谷越で稜線に出て冠山を越えるコースで行こうとしたものの、想定以上の雪に阻まれ稜線に出ることなく下山することになってしまった。

<なすび平>
■行先・位置
なすび平+α(尾根)
三等三角点 [奥七番] 1618.8m の北北東500m、標高約1400m
(愛媛県新居浜市、北緯33度49分36秒・東経133度18分16秒)
■コースタイム
中七番 7:42(2時間51分)→ なすび平 10:33(1時間01分)→ 昼食会場 11:34(昼食)/12:18(35分)→ なすび平 12:53(2時間02分)→ 中七番 14:55
【行き 3時間52分 帰り 2時間37分 計 6時間29分】
■コース水平距離 10.9㎞
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)

中七番から平家谷上部の林道と登山道を 「なすび平(屋敷)」まで歩き、三等三角点([奥七番]1618.8m)から北東に下る谷を渡渉した先の、同じく北東に下る尾根(標高1400m)までの往復約10.9㎞。
【水平距離10.91㎞、沿面距離11.14km、累積標高差(+)762m (-)748m】

登山口の中七番まで松山自動車道と県道47号新居浜別子山線を利用する。
連続する九十九折から大永山トンネルを抜けて、県道路側(待避所)に車を置いたら「住友林業フォレターハウス」への橋を渡る。

フォレターハウス(冬季休業中)の遊歩道を奥へ進む。

遊歩道の分岐をまっすぐ進むと平家平なのだが、いつものように右に折れて冠山へ向かったのは、後で思うと読みが「甘かった」と言える。
無雪期なら全く問題ないルートだが、今回は直接平家平へ向かうべきだった。

石鎚山系でもシカが増加しているのか?
フェンスが設置されていた。
林道に出てすぐは積雪も大したことはなかったが・・・

(これは難しいかも・・・)
林道を歩き始めてすぐ、冠山越えは「厳しい」と感じられた。
半粗目(ザラメ)雪は固そうでいて簡単に足をとられる。
稜線まで行けたとしてもその先が問題だ。
弱音を吐いていても仕方ないが、林道歩きだけで疲れる。
「まあ、まだ時間は早いから行ける所まで行ってみようか・・・。」

突然、轟音が響き渡り3機の米軍機が次々と飛来!
戦闘機のことはよく分からないが、機影からすると岩国基地に配備されている
FA-18 ホーネットのようだ。

林道終点から登山道へ入る。

何かに掴まりたい斜面もあるので、ピッケルを出してみたものの、スカスカなのであまり効かない。

「春の訪れ」を少し予感させる滝と青空。

中間付近の積雪は 50~60cm というところ。
スイッチバック地点の道標からは右(起点方向)にも道が続いている。
林道に分岐がいくつかあるので、どこかで合流しているのかもしれない。

小さな谷をいくつも通過する。

お助けロープある谷を渡ると、なすび平が近い。

ここ2~3日、春のような陽気が続いたので雪解けも進んだみたいだ。

谷を渡ると、また雪の壁が待っている・・・。

10時33分、カタクリの群生地でが有名な「なすび平」に着いた。
夏なら2時間足らずの道程を3時間近くかかってしまった。

向かうべき方向は概ね分かるが、雪が深いので道が分からない。
なすび平上部のなだらかな尾根を巻きながら谷を渡るはず。
データの記録以外に、めったに使わないGPSで位置確認。
ちょっと登り過ぎているようだ。

「そうそう、この谷!この谷!」
この谷は、ちち山から冠山に至る稜線上の小ピークの「三等三角点 [奥七番](1618.8m)」から下っていて「源流の碑」がある谷の1つ手前になる。

谷からの脱出に もがく。

それから先も、「進ま~ん!」
100m進むのに10分ぐらいかかる感じ。

11時34分、谷から約200mの尾根に出た。
わずか200mに24分もかかった。
尾根を回り込むと、平家平が見えてきた。
でも、「もう無理・・・。」

日没までまで歩くこうとは思わない。
明るいうちに下山して、温泉に浸かって、早くビールを 「飲みた~い!」
展望もまずまずのこの尾根で平家平を眺めながら 「お昼にしよう♪」
ここは、吉野川水系銅山川 「源流の碑」 から 300m ほど手前ということになる。

今日の一杯は、「日清の京うどん 七味唐がらし付」
「利尻昆布、丸大豆醤油を使用した関西風のだしつゆに、キザミアゲ、ネギ、カマボコが入っています。」
エネルギー:330kcal、食塩相当量:4.6g
いただきま~す♪
あっーー!!
カップを持とうとした次の瞬間、
カップが消えたー!

無残にも麺とスープはカップもろとも足跡の 「穴」 に落ちていた。
座った位置からは死角になって見えなかったが、カップは穴の上 ギリギリの 「崖っぷち」 に立っていたのだ。
Σ( ̄Д ̄;)がーんっ!

気を取り直してパンとコーヒーでお腹を満たす。
雪が融けたら森の生物が残飯の後始末はしてくれることだろう (^^;)
おっ、この黒豆フランスは 「けっこういける♪」
ちょっと元気が出てきた!

(12時18分)さあ帰ってみよう。

前方に見えるのは、ちち山別れから 1468.1峰(獅子舞の鼻/四等三角点 [迫割] )を経て土山越に下るアケボノツツジが「きれい」な尾根だ。
こんなに近かったとは!

谷についた自分のトレース。
写真で見ると森に棲む小動物の足跡ぐらいにしか見えんけど・・・。

登るのに苦労した谷底へ、時々やりたくなるシリセードでGo!
「ヤッホウー!」

(・・・・・・。)
食べられなかったうどんの替わりに、〔Yちゃん〕で生ビールの大をやりながら「ホルモン煮」を食べたい気分になってきた。

時々広がる青空が・・・ほんとに「青い・・・」

根元の雪は丸く融けて・・・。

なすび平の分岐まで帰って来た。
カタクリが咲く頃の一時期ここも賑わう。
帰りは自分のトレースがあるので楽だ。

スイッチバック地点でシリセードしたら両足が雪に突き刺さった。
「抜けんなったー!」 ヾ(;´Д`●)ノ
ほんとに「焦った!」
前から手で掘ってなんとか脱出!

クマたちのおやつタイム・・・
そう言えば先日、高知・徳島県境の山岳地帯(香美市の山中)で生まれた子グマ2頭が元気に成長している様子がニュースで放映されていた。
クマたちは三嶺周辺の山に棲んでいるのだが、まだ出合ったことはない。

なすび平のすぐ上まで往復しただけなのに 6時間29分。
冠山を越えて平家平を周回したとき(6時間14分)より時間がかかってしまった。

下山後は、〔マイントピア別子〕のお風呂で暖まって帰ろう!
東赤石だったらトレースがあっただろうなあ・・・。
コース選択がミスだったかな。
(でも、スノーハイクは面白かったし、低レベルな経験値が少し上がったかも・・・)
「ビール!ビール!」
「ホルモン煮!ホルモン煮!」