前夜は、「久しぶりに三嶺かな・・・。」などと考えていたのだが、西熊渓谷「治山の森」付近で林道が工事中という情報が入った(復旧予定は3月22日)。
林道を歩くのもいやなので、まだ行ってない山の中から展望がよさそうな野地峰を選んでみた。
野地峰は石鎚山脈主稜線東部の小さなピーク。
■行先・位置
野地峰 (四等三角点 [野路] 1279.4m)
高知県大川村・愛媛県四国中央市、北緯33度50分01秒・東経133度28分25秒
■コースタイム
山村広場 09:00(8分)→ 野地峰登山口 09:08(31分)→ 岩 09:39(29分)→ 野地峰 10:08(展望台・昼食)/11:21(33分)→ 滑車台跡 11:54(道迷い)/12:14(43分)→ 白滝神社分岐 12:57(11分)→ 白滝神社 13:08/13:10(2分)→ 山村広場 13:12
<行き 1時間8分 帰り 1時間29分 計2時間37分>
■コース水平距離 約 4.8㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
(大休止・うろうろ・道迷いなどのデータを含まない、水平距離4.8km)
山村広場から反時計回りに周回するルートで水平距離4.8km、標高差約450m。
【水平距離4.81km、沿面距離5.10km、累積標高差(+)679m (-)626m】
(大休止・うろうろ・道迷いなどのデータを含む、水平距離5.3km)
民生用GPSでは数メートル程度の誤差が生じるので、昼食中などで動いていなくても誤差の「ゆれ?」で「ピタッ」と止まらない(衛星も入れ替わる)。
槍ヶ岳のように尖ったピークでも長時間留まっていると、少しずつ動いた軌跡が残るので水平距離が延びて台形になってしまう。
【水平距離5.25km、沿面距離5.59km、累積標高差(+)757m (-)703m】
国道439から県道17号に入って早明浦ダム湖畔を大川村へ。
役場を通過したら、県道6号、村道朝谷線を利用して白滝へ向かう。
自然王国白滝の里の一角にある山村広場(グラウンド)に車を置く。
手が痛くなるほどの冷たい風が吹いて、山頂でのランチは無理かと思われた。
左手の山裾に帰りに下ってくる白滝神社の鳥居と石段が見える。
グランド奥にトイレと野地峰登山道への入口がある。
白滝鉱山跡のトロッコ道へ入り5分程歩くと野地峰登山口に着く。
かつてこの道は白滝鉱山と伊予三島を結ぶ物資の運搬路だったという。
九十九折りを4~5回ほど繰り返し、伐採地に出ると野地峰から東へ延びる稜線を眺めながらの快適なハイキング。
雪の残るヒノキの人工林に入る。
小さな白糸の滝(軽井沢の白糸の滝しか見たことないが・・・)を連想させるツララがぶら下がった「岩」。
水滴が滴ってできた玉は光を微妙に反射する氷のオブジェ。
岩を過ぎ、九十九折りを4回ほどでマイクロ回線用の反射板が見えてくる。
山頂はもう目の前。
山頂に着くとまず最初に目に入るのは首のないお地蔵さん。
思ったほど暖かく風もない。
昼食は(下ってからか・・・)と思っていたけど全然大丈夫。
山頂に設置された四等三角点の基準点名は、「野路」、 基準点コード 「TR45033630701」、冠字選点番号 「K去12」 となっている。
山名は、「野地峰」だけど三角点は「野路」。
右に黒岩山と反射板の上に登岐山の尖がったピーク。
登岐山から左に目を移すと、白髪山と奥工石山(写真右)。
更に左に赤星山と富郷ダム(法皇湖)(写真左)。
山頂西側の小さな展望台から車を置いた山村広場を俯瞰する。
中央付近の赤い屋根(自然教育センター)の周辺が「白滝の里」の中心地。
中央の標高点 [・1342] ピークの左に大座礼山、右に東光森山。
大座礼山の左に平家平とその左奥に手箱山・筒上山、左端に稲叢山の稜線。
東光森山の右には東赤石山、権現山、エビラ山、二ッ岳。
今日の一杯は、一月半ぶりの「カップヌードル ブラックみそ」。
「味噌とポークのうまみをベースに、黒コショウと唐辛子を利かせたパンチのあるスパイシーな黒辛味噌スープ。」
ということで山に合う!エネルギー 403kcal、食塩相当量 4.8g。
少し早い昼メシを済ませて縦走路を西へ向かう。
これから先はハイキング道としては整備されていない。
小さなピークをいくつか越えていく。
尾根通しなので迷うようなことはないが、少々ヤブコギあり。
右の岩も問題なく越えていく。
岩のピークの上から見た赤石山系。
前方右のピークを越えたら、左の小ピーク手前から下山路に入る。
スズタケのヤブコギやシャクナゲの北斜面。
前方に標高点 [・1342] ピークを見ながら下った先が滑車台跡の小さな鞍部
(中央の 1310m 小ピーク手前の地面と雪が見える部分)。
野地峰(右端)と歩いてきた稜線を振り返ってみた。
鞍部の手前で左に折れて斜面を下る。
滑車(索道)台跡へ下ると、車輪の付いた搬器の残骸があった。
この残骸の上を右側へ抜けるのが正しい。
車輪が付いているもの(鉄道・自転車・自動車など)は何でも好きなので下側に回って残骸を撮影。(これがまずかったか・・・)
滑車台跡からザレた斜面をそのまま下ってしまった。
100mほど下ったところで、「ん・・・?おかしい!?」
いくら「あまり使われていない」としてもこれはひど過ぎる。
森は深くないのでヤブコギしてでも下って行けば、下に見える山村広場に出ることは間違いないが、爽快な気分が台無しになってしまう。
普通に歩ける道を探すため、一旦滑車の残骸まで帰ってみると、滑車の上を西側に抜ける登山道があるではないか。
こういうことは何度も経験しているが、おかしいと思ったら間違ったと思う場所まで戻ってみることが肝要だ。
正しいルート戻ってはみたものの、スズタケと残雪の登山道は踏み跡程度。
小さな谷を二つ三つ渡渉したらボルトの飛び出た分岐にたどり着く。
トラバースを西に歩いて自然教育センターまで足を延ばす積もりでいたのだが、スズタケのヤブになっているので遠回りは止めて尾根を下ることにした。
スズタケを掻き分けながら下ると10分少々で神社の後ろに出た。
白滝神社は野地峰と白滝集落が見渡す位置に建っていた。
石段を山村広場まで下りると、やはり風が吹いていて寒い。
山頂は暖かかったので、白滝が「寒い所」だということが分かった。
保育所を改修した「村のえき」へ寄り道すると、数人のグループが屋外でバーベキューを楽しんでいて、いいにおいが漂っていた。
「たまらんなあ。」
早明浦ダム湖畔からは白髪山がよく見えた。
次は「本山さくら市」に寄り道、レタスと四季彩館のドレッシングをゲット。
来週は、KUTV「健康マラソン」出場予定のため山はお休みするかも・・・。
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