はずれ年か、当たり年か?
この季節、つかの間の賑わいを見せる高板山へ
気になるゴヨウツツジ(シロヤシオ)の様子を見に行ってみた。
<数年ぶりに当たり年だったゴヨウツツジ>
■行先 高板山 (三等三角点 [四国石] 1427.1m)
■位置 高知県香美市、北緯33度45分58秒・東経133度52分02秒
■コースタイム
三叉路 11:04(26分)→ ゲート 11:30(7分)→ 登山口(林道終点) 11:37(28分)→ 不動恵童子 12:05/12:09(4分)→ 一の杜 12:13(2分)→ 四国王目岩 12:15(登攀)/12:29(9分)→ 高板山 12:44/12:46(2分)→ 岩の上 12:48(昼食)/13:30(20分)→ 二の杜 13:50(2分)→ 三の杜 13:52(19分)→ 尾根分岐 14:17(9分)→ 三叉路 14:26
【行き 1時間16分 帰り 52分 計 2時間8分】
■コース水平距離 4.1㎞(周回)
■天気 曇り時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)
三叉路から約1.8㎞の林道を先に歩い、て麓の「神池」から続く「参道」を表から登るのが「順路」であり登りやすい。
登山口から不動恵童子 → 一の杜 → 四国王目岩 → 山頂 → 二の杜(奥の院) → 三の杜の順で歩き、三叉路へ帰る周回コース。
【水平距離4.08㎞、沿面距離4.28km、累積標高差(+)435m (-)425m】
<綱附森から見た高板山 2013.5.25>
高板山の稜線は、小さなピークの連続でどこが山頂なのか分かりづらい。
ルート上で標高が1番高いのは奥の院と呼ばれる二の杜で、続いて三の杜、山頂(三角点)、四国王目岩の順となっている。
山頂より二の杜(奥の院)の標高が10mほど高い。
<もう少しアップで>
三叉路の登山口から急登を登るより「表参道」から登る方がおすすめ。
林道歩きでウオーミングアップもできる。
(写真では左から右へ、林道は裏側)
麓の神池(左)から続く参道の祠や石像は基本的に「表」を向いている。
香美市物部町大栃から三叉路まで、片道約15㎞・50分。
途中から未舗装の林道は木材搬出に利用されているので路面は比較的良好。
ただし、「水切り」の凸がたくさんあるので乗り越えるときはゆっくりと。
大豊町西峯へ抜ける「峰越林道」との三叉路に駐車場がある。
(大豊町側は維持管理されていないため峠を越えることは不可)。
車を置いて準備できたら右の林道を歩き始める。
<林道沿いにも色々な草花が咲く>
ヤマルリソウ(山瑠璃草)はムラサキ科ルリソウ属の多年草で本州(福島県以西)四国・九州に分布、林縁や登山道沿いの適度に湿った場所に生える。
淡い青色~淡い紅色の小さな花が可愛らしい。
シコクハタザオ(四国旗竿)は、アブラナ科ヤマハタザオ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地・低山に分布し葉は茎を抱く。地味な花だ。
ミヤマハコベ(深山繁縷)は、ナデシコ科ハコベ属の多年草で、山地の沢沿いなど湿ったところで普通に見かける。5枚の花弁は10に見える。
トキワハゼ(常磐爆)は、ゴマノハグサ科サギゴケ属の一年草で日本各地の道端や土手などに普通に生える。林道沿いでよく見かける。
タニギキョウ(谷桔梗)は、キキョウ科タニギキョウ属の多年草で北海道~九州の山地の木陰に生える。
ツボスミレ(坪菫)は、スミレ科スミレ属の多年草で北海道から九州に分布。
長い茎の葉腋から花柄が立ち上がって、葉より少し上で花をつける。
スミレは根元から花柄や葉柄を出すものが多いので、イメージが違う。
別名をニョイスミレ(如意菫)という。
三叉路から 20~25分で分岐があるのでゲートのある方へ進む。林道終点の登山口から森に入る。
ニリンソウ(二輪草)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、北海道~九州に分布する「スプリング・エフェメラル」のひとつ。
「二輪」の開く順番がずれるので「一輪」のことが多い。
クルマムグラ(車葎)は、アカネ科ヤエムグラ属の多年草で北海道から九州の落葉広葉樹林の林床などに生える。
草丈10~20cmほどで6枚の葉が輪生し、花弁が4枚の白い花を咲かせる。
トチノキ(栃、橡、栃の木)は、トチノキ科トチノキ属の落葉広葉樹。
水気を好むので沢筋や谷沿いなどにに多い。
三嶺ではさおりが原周辺やフスベヨリ谷でよく見かける。
広場を抜けて、奥の院へと続く岩尾根に取り付く。
「おっ!」
花がたくさん落ちていたので、上を見上げると満開のゴヨウツツジ。
空も白いので写真では良く分からないのが残念 (‥`)
メタボの人は通れない、狭い岩の間を抜ける。
ロープのある急登の突き当たりで登山道を左に外れると、「不動恵童子(ふどうえどうじ)」と「龍」の石碑がある展望の良い岩の上に出る。
眼下にはゴヨウツツジの大木があった。
登山道に戻って少し登ると「一の杜」小ピークに着く。
更に尾根の東を巻くと、「四国王目岩(しこくおうめいわ)」の基部に出る。
四国王目岩へ登るには「不動明王」の後ろから取り付く。
高い所が苦手の人は登らない方が無難。
四国王目岩の「テッペン」には石仏が2体鎮座している
四国岩から進行方向を望むと、少し先に高板山山頂(三角点)、更にその先に二の杜(奥の院)のピークを見ることができる。
後ろを振り返るとこんな感じ (≧Д≦ノ)ノ
高板山の修験道や祠を管理している M太夫は、山頂方向へ「前向き」に下るらしいが、自分はロープがないと無理なので登ったルートを引き返す。
四国岩の横を通過して、次の岩から四国王目岩を振り返る。
コヨウラクツツジ(小瓔珞躑躅)は、ツツジ科ヨウラクツツジ属の落葉低木で九州以北の、冷温帯から亜寒帯の林内、林縁、岩地などに分布している。
赤い小さなつぼ型の花はツツジの仲間に見えない。
ゴヨウツツジの大木。
「すごい!すごい!」
「いいね~」(^o^)
緑と白が、目と心に優しい。
駐車場から 1時間16分(1時間28分:四国岩登攀など含む)で山頂到着。
高板山の山頂に設置された三等三角点の基準点名は、「四国石(しこくいし)」になっている。
今回の一杯は、「カップヌードル 欧風チーズカレー」。
「オニオンの甘みとデミグラスソースの肉の旨味がある欧風カレーのスープに、チェダー、モッツァレラ、ゴーダ、エメンタールの4種のチーズを加えることで、コクとまろやかさをプラスしました。」
ということで基本的にカレー系は好きやね。
エネルギー 409kcal、ナトリウム 1.8g(食塩相当量 : 4.6g)。
トサノミツバツツジのピンクの花を愛でながらコーヒーをいただく。
ブナの巨木も点在する尾根道。
コース最高地点の二ノ杜(奥の院)とすぐ先の三の杜。
ゴヨウツツジの絨毯!
まだ綺麗な花が、はらはらと落ちてくる。
清楚な純白の花が美しい、ゴヨウツツジ。
尾根鞍部の分岐まで下ったら、左(南)に折れて三叉路の駐車場に下る。
(所要時間 約10分)
自家用車はほとんどいなくなって、バスが駐車していた。
ここ 2、3年、ゴヨウは「ハズレ」ばかりだったので大満足の高板山だった (^_^)v
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高板山 2013.5.26
2013-06-01 06:15:50 (10 years ago)
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