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三嶺さんぽ通信::石立山(北谷ルート)・四ツ足峠 2011.12.23

石立山(北谷ルート)・四ツ足峠 2011.12.23

一度はやってみたいと思っていた石立山「北谷ルート」を忘年登山として登ることが叶った。帰りは四ツ足峠を阿波から土佐へと越えるスペシャルコースだ。

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<北谷を登る>

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■行先・位置
石立山 (二等三角点 [石立山] 1707.7m)
高知県香美市・徳島県那賀町、北緯33度47分5秒・東経134度3分18秒
四ツ足峠 (1030m)
高知県香美市・徳島県那賀町、北緯33度46分13秒・東経134度3分32秒
■コースタイム
別府峡駐車場 8:21(2分)→ 別府峡登山口 8:23(6分)→ 北谷分岐 8:29(4分)→ 竜頭谷 8:33/8:36(2分)→ 北谷630m地点 8:38(43分)→ 850m地点 9:21(休憩)/9:33(21分)→ 1000m分岐 9:54(10分)→ 1080m分岐 10:04/10:13(11分)→ 1180m分岐 10:24/10:29(17分)→ 1380m分岐 10:46/10:53(11分)→ 1450m地点 11:04(昼食)/11:46(26分)→ 1650m地点 12:12(6分)→ 石立山 12:18/12:29(19分)→ 別府分岐 12:48(3分)→ 避難小屋跡 12:51(52分)→ 日和田(四ツ足峠分岐) 13:43/13:46(45分)→ 四ツ足峠(四ツ足堂) 14:31/14:40(33分)→ 四ツ足峠トンネル登山口 15:13(39分)→ 別府峡駐車場 15:52
<行き 2時間39分 帰り 3時間11分 計 5時間50分>
■コース水平距離 14.5㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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別府峡から「北谷」を直登し、徳島県側の稜線に出て山頂を目指す。駐車場の標高が約540m、登山口(錦帯橋)が560m、石立山山頂が1707.7mで標高差は約1170m。帰りは日和田から四ツ足峠を越えて別府峡までの周回14.5㎞で、標高差はアップダウンを無視した単純計算で1500mと気持ちハード。登山口は一般ルートと同じ赤い吊橋。

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当初は別府峡から一般ルートを登って日和田へ下山、国道を歩いて別府峡へ帰るという計画だったが、当日朝、「北谷をやってみよう」ということになった。初めてのルートにワクワクしながら別府峡もみじ茶屋の駐車場へと向かう。服装や装備はいつもの山歩きと変わりなく登攀具やヘルメットは携行していない。

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「いざ出発!」というところで大変なこと(自分にとって)が発覚!
絶対に忘れてはならないアイテム、「カメラを忘れた~ (゜Д゜;;)!」
昨夜の忘年会の二日酔いで頭が回っていない・・・。不覚だ~! (; ̄Д ̄)
幸いキャプテンがカメラを持っていたので記録をお願いし、気を取り直して出発!とりあえず画素数の低い一昔前の携帯で撮影(約150枚)したのの、色調や解像度の悪い手ブレ写真が続出。GPSを忘れなかったのがせめてもの救いだ。

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登山道を登ること数分で北谷との分岐があるので、ここで登山道を左に分け谷の上部を直進する。

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3~4分で竜頭谷に出る。ここは百間滝の200mほど下流で、谷はすぐ下で北谷に合流する。登山道は百間滝上部(50~60m)の急峻な岩場を通っていて、下山時に百間滝、北谷方面に迷い込む遭難事故が時々発生している。竜頭谷を通過するといよいよ北谷(標高630m地点)に出合う。

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早速小手調べに岩を攀じ登る。ここは右からでも左からでも通過できる。Tさんは左からYキャプテンと自分は右側の大きな岩の更に右を巻いて通過。濡れている岩がよく滑る。

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小さな滝に出た(縦長の写真は携帯の壁紙モードで撮影)。

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いい感じのゴルジュを通過する。カメラを忘れたのが悔やまれる (T_T)

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上部の岩は右を巻く。

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凍っている岩が滑るので要注意!

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重機で並べたような岩のある場所(標高850m地点)で休憩。

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谷の勾配は概ね一定なので、一部を除き登山道より「楽」な感じもする。

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最初の分岐(標高1000m地点)は右へ。左の谷は上部で更に数本に枝分かれしながら標高点[・1472]~西峯へと突き上げている。

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二つ目の分岐(標高1080m地点)で小休止。左の谷は山頂から南に200m(標高1650m)で日和田からの登山道に出る。右の谷も左にほぼ平行していて、更に200m日和田寄り(標高1600m)へ出そうだ。ここは左を選択するが、地形図を見る限り右も登れそうな感じがする。

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大きな岩が谷をふさいでいる。

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ここは右側から取り付く。手がかり、足がかりがあるので意外と簡単。

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上から見るとこんな感じ。

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3つ目の小さな分岐(標高1180m地点)は右へ。左の谷は山頂へ向かって突き上げていて、地形図で見ると途中で岩の壁にぶつかっている様子。

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この岩はザックが閊えて身動きできなくなったので、自分は左側を迂回した。

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4つめの小さな分岐(標高1380m地点)は右へ。左の谷も一つ手前の左の谷と同様に山頂へ向かっているようだ。これは登れそうな感じがする。

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ここは足場の確保が難しい場所なのだが、岩を見るとテンションの上がるキャプテンがちょっとした足場をつくって先行したので後は楽勝か?

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右寄りに取り付く。岩の中央寄りに左足を置く小さなステップがある。右足は右側の岩の隙間へ入れるようにして登る。

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岩場の連続だけど勾配は緩いので楽しく登ることができる。

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岩に張り付くように生えているこの草は何だろう。巻いているので紫色に見えているのは葉の裏側で表は緑色だ。どんな花が咲くのか見てみたい。
勾配の緩やかな陽だまり(標高1450m地点)で大休止。少し早いけどランチタイムということにした。晴れていて風がないので暖かい。

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今日の一杯は、今回で2度目の復活総選挙で第3位の「カップヌードルスパイシーカレー」。「ビーフカレーをベースにした、風味豊かでパンチのある、ちょっぴり辛口なカレーヌードル」ということで、カレー好きの自分は2位の「カップヌードルブタホタテドリ ローストしょうゆ味」より好み。食後のコーヒーもゆっくり楽しむ。

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青空に向かって再スタート。尾根まで標高差で残り200m。空が近く感じられるようになってきた。

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低いけどちょっとテクニックのいる岩。

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ザレていて石を落としそうな場所。

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12時00分、日和田からの登山道と合流した(1650m地点)。山頂まであとほんの一登り。

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一昔前のボロ携帯にしては上等の写真!

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12時18分、約4時間(休憩・ランチタイム込み)で石立山山頂に到着!
北谷は1100mを越す標高差と登攀的要素もあって手強いが、いつもと違う雰囲気を味わえて面白い。沢筋の分岐がいくつかあるので間違えないようにしたい。

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山頂から阿南方面の展望、空気が澄んでいて視界がよくきく。紀伊水道まで見えていて、阿南の橘湾火力発電所の煙突も確認できる。

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南には太平洋が輝いている(写真左)。南西方向は高知市方面、香美市香北町のアンパンマンミュージアムも見える(写真右)。

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北北東には次郎笈(左端)とすぐ右に雪を被った剣山、そして一ノ森(右から2つ目のピーク)。

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別府へ下るルートとの尾根分岐にはトラロープが張られ通行禁止になっている。西南西へ下るこの尾根は途中で谷に下ったりしない限り尾根通しなので問題なく通行可能。少し下で県境尾根が四ツ足峠へと分かれている。

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避難小屋跡の様子を観察。

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日和田へのルートも石灰岩が露出する岩尾根が多い。「日和田登山口」の道標のすぐ下で人工林へと入る。

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伐採跡は植林されていないので “はげ山” になっている。
これはこれでなんとなくアートっぽい雰囲気はあるのだが・・・・・・。

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帰りは国道を歩く予定で日和田に下ったが、「←四ツ足峠」と書かれたプレートが目に入ってしまった。徳島側から越すことは「2度とない・・・」かもしれんねえ!ということで、ここでも予定変更、峠道(旧土佐中街道)へ入る。GPSも受信できない四ツ足峠トンネルの中へは(潜りたくない)のでよかった。

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登り始めてすぐに人工林が伐採された広い場所に出る。

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往還も風雨にさらされるので崩れたりして不明瞭になっているが、目標は峠なので尾根の鞍部に向かって前進する。

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四ツ足峠までは、概ね国土地理院の地形図に示された「往還」に沿って歩く。
標高710mの分岐から1030mの峠まで標高差320m、距離にして約1.5㎞。

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分岐から1時間10分で四ツ足峠に到着。このお堂(四ツ足堂)もあと10年位はもつだろうか・・・。

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ここからは、往還を離れいつものように沢筋のルートを下った。次の機会には往還を歩くことにしよう。

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「行者山 2011.11.6」に書いておいた、崩壊地には新しい桟道が架けられ、一部で痩せていた登山道も補修されたので安全に通行できるようになった。
▶「行者山 2011.11.6」へ


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国道195号「四足峠トンネル」の上に出た。

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トンネルの上を通過して高知県側の四ツ足峠登山口に下山した。

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ここからは国道195号を歩いて帰る。最後のヘアピンから集落内の車道と歩道を通って橋の袂へと下る。

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15時52分、別府峡登山口に帰ってきた。
石立山に行ったと思われる「なにわ」ナンバーが1台駐車中。
北谷はバリエーション的で面白い。登頂可能なルートは今回のルート以外にも、いくつか存在するかもしれない。



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