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三嶺さんぽ通信::二ツ岳 2011.12.18

二ツ岳 2011.12.18

海岸線に迫って壁のように立ちはだかる赤石山系の一角、四国有数の岩峰として知られる二ツ岳に出かけた。

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<雪と霧氷の二ッ岳>

前日までに候補に上がったのは先週リタイアした「三嶺」と「剣山」。しかし、三嶺は11月27日から12月18日までの毎週日曜日、シカの捕獲作戦が行われている。邪魔をしてはいけないので遠慮したい。剣山はアクセスに利用する剣山スーパー林道が12月1日から翌年3月31日までが封鎖されているということなので×。そこで、
 ①登山口へのアクセスに要する時間が2時間以内
 ②道路の通行止め、凍結などの心配が少ない
という条件に合う山を考えると、まず赤石山系が候補に上がる。
それは、登山口が県道6号高知伊予三島線、47号新居浜別子山線の沿線か比較的近い所にあってアクセスが容易だから。

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■行先・位置
二ツ岳 (三等三角点 [二ツ岳] 1647.3m)
愛媛県四国中央市・新居浜市、北緯33度53分17秒・東経133度25分22秒
■コースタイム
別子登山口 8:45(1時間23分)→ 峨蔵越 10:08/10:16(54分)→ 鯛の頭 11:10(53分)→ 二ツ岳 12:03(昼食)/12:53(18分)→ 鯛の頭 13:11(27分)→ 峨蔵越 13:38(52分)→ 別子登山口 14:30
【行き 3時間10分 帰り 1時間37分 計 4時間47分】
■コース水平距離 7.9㎞ ■天気 曇り時々晴れ時々雪
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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別子登山口から峨蔵越(1,266m)を経て岩峰郡が連なる急峻な尾根道を登るコース。峨蔵越までは、かつて瀬戸内と嶺南地域(別子山)を結ぶ往還(街道)として生活物資の輸送に利用された道なので歩きやすい。峨蔵越からの尾根道は登り応えもあるが、水平距離は往復8㎞足らずと手軽。

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法皇トンネルを抜け、川之江東JCT付近から見た二ッ岳には白い雪雲が棚引いていて寒そうだった。
別子山へは国道319号を利用するので三島川之江ICで下りなければならない。ところが製紙工場の煙突が目に入った途端、カジノに大金を「注ぎ込んだ」○リ○ールの元会長のことを思い出し、うっかり通過してしまった。やられた~!
通り過ぎたのは2回目で2回とも二ツ岳に向かうときだ。どうも二ツ岳は土居ICまで行かせたいようだ。次回は土居から登ることにしよう。
法皇湖を通過、肉渕集落から県道131号「別子山土居線(行き止まり)」へ入ると約 4kmで登山ポストのある登山口に着く。登山口には3~4台駐車できる。

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登山口から12~13分ほどで支尾根を乗っ越し、東側の植林帯をトラバースするように峨蔵越へ向かう。

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登山道の木々も葉はすっかり落ちている。大木谷の支流を挟んで東にハネヅル山が見えてくる。

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雪の上にはネズミやイタチなどの小動物や鳥の足跡が点々と残されている。

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峨蔵越の鞍部に着いた。この峨蔵越は江戸時代、別子(嶺南)と瀬戸内を結ぶ重要な街道で、銅や瀬戸内の魚介類を運ぶ最短コースであったという。峠道は中ノ川登山口を経て土居へ下る。右の尾根道はハネヅル山、赤星山への縦走路。二ツ岳へは左の急登を登る。

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二ツ岳への登山道は雪のない時期でも滑り安い岩場の急登なので帰りが思いやられる。峨蔵越から見上げる山頂は寒そうだ。

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少しの間だけ青空も。太陽が顔を出すと暖かい。

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小さな岩場のアップダウンが続く。

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少しずつ積雪が深くなる。スパッツを付けた方がいいかなと思ったけど面倒なのでやめた。

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右奥が山頂部分でその手前が鯛の頭。

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展望の良い尾根上から山頂に少し雪を被った赤星山を望む。北面の裾野に新居浜平野と燧灘。右はハネヅル山。

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鯛ノ頭が迫ってきた。

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鯛ノ頭直下のハシゴを登る。

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鯛ノ頭は大きな2つの岩峰で、瀬戸内海側の土居から見上げると魚が海面から頭を出して口を開けているように見えるそうだ。山名の由来になっているとも言われるが、頂上に岩峰が2つ並んで見えるからという説の方が正しいように思う。

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霧氷がすごい。

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鯛ノ頭を過ぎると急に雪が深くなって靴に入ってきた。三嶺ならもうスパッツを付けているところだ。

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ナイフのような岩の「歯」に雪が付いてほんとに切れそうに鋭い。

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尾根は峨蔵越から西南西にほぼ真っ直ぐに高度を上げて行き、山頂直下で西北西に振っている。山頂は少し南に出た位置でなので展望が利かない時はどっちを向いているのか分からなくなる。

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12時3分、山頂についた。稜線はエビラ山、黒岳を経て東赤石へと続く。法皇山脈は「石鎚山脈」の支脈で、笹ヶ峰の東(ちち山別れ)から北東に派生し、西赤石山、東赤石山、二ツ岳、さらに東の赤星山、豊受山、翠波峰へと続く。西山付近からハネヅル山付近までは「赤石山系」とも呼ばれる。

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三等三角点の山頂はあまり広くない。四国に「岳」のつく山がいくつあるか知らないが、二ツ岳は「岳」にふさわしい岩山だ。「岳」という名前には険しそうなイメージがあり、何か惹かれるものがある。

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三角点奥の岩場は南西が開けていているのでランチタイムの場所によい。ここからは高知県境の山々と太平洋、石鎚山系を望むことができる。

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今日の一杯は、「焼豚、ホタテ、鶏肉などのリッチで色鮮やかな具材と、“コク、うまみ、キレ”と3拍子揃ったスープが特徴のスペシャルヌードルです。」ということで、12月12日(月)に復刻発売された歴代カップヌードル復活総選挙第2位の「カップヌードルブタホタテドリ ローストしょうゆ味」。まずくもないが、ちょっと変わったシーフードヌードルといった感じで、個人的には3位の「カップヌードルスパイシーカレー」の方が好みだ。
1月には第1位の「カップヌードル天そば」が発売される予定。

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もう誰も来ないだろうと思っていると地元、新居浜の若い単独登山者がやってきた。二ツ岳は初めてということだ。

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12時53分、再び雲に覆われてきた山頂をあとにする。

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上から見ると迫力のある鯛ノ頭、鯛というよりエイリアンの頭のようだ。

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下りも特に苦労することなく夏場と同じようなペースで順調に下山。ただし、木々の雪が頭や首に容赦なく降り注ぐ。山頂から峨蔵越までは標準コースタイムと同じ45分だった。

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14時30分、登山口に帰ってきた。ソールが磨り減ったトリオレ。帰りに香美市の山道具店「遊山」に寄って、トリオレの新型を注文してしまった。



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