秋はゴールデンウィークや夏休み同様、登山者の多い季節。
日帰りできる三嶺も、たまには小屋泊でゆっくり楽しんでみるのもいいものだ。
ということで、「三嶺ヒュッテ」に泊まってみた。
<チャナメツムタケ?>
■行先・位置(主なピーク)
西熊山 (三等三角点[西熊山] 1815.9m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒
三嶺 (二等三角点[三嶺] 1893.4m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
■コース水平距離 15.8㎞
1日目は、光石登山口から八丁ヒュッテ、お亀岩避難小屋を経て西熊山~三嶺を縦走して三嶺ヒュッテで1泊。
2日目は、三嶺からフスベヨリ谷コースを光石へ下山。
【水平距離15.75㎞、沿面距離16.31km、累積標高差(+)1545m (-)1523m】
■ 11月2日(土) ■
麓の紅葉は「これから」でも山の木々は葉を落とし始めた。
初冬の雰囲気が漂い始めた稜線を歩く登山者もまばらになる季節。
三嶺ヒュッテの混み具合はどんな感じだろう。
<ガスに煙る三嶺>
■コースタイム
光石登山口 10:15(43分)→ 八丁 10:58/11:09(25分)→ 渡渉点 11:34(32分)→ カツラの大木 12:06(休憩)/12:19(32分)→ お亀岩避難小屋 12:51/13:28(3分)→ お亀岩 13:31(22分)→ 西熊山 13:53/13:55(14分)→ 大タオ 14:09(48分)→ 三嶺 14:57/15:01(13分)→ 三嶺ヒュッテ 15:14
【計 3時間52分/4時間59分(昼食・休憩含む)】
■コース水平距離 8.9km
■天気 曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)
1日目は光石からカンカケ谷コースを登り、お亀岩避難小屋で昼食を取り、西熊山から三嶺を縦走三嶺ヒュッテまで8.9kmの行程。
【水平距離8.85㎞、沿面距離9.18km、累積標高差(+)1342m (-)406m】
天気はイマイチ。
それでも連休で車が多い光石登山口を10時15分にスタート。
登山口周辺の紅葉は、これから。
10時58分、登山口から43分で八丁到着。
いつもより荷物が重いのでペースは鈍い。
地蔵ノ頭や西熊山周辺の小さな沢水を集めるカンカケ谷。
食害で渇水期の水量が減ったかもしれない。
渡渉点とその先の古くからある小さな道標。
カツラの大木のそばで一休み。
ザックは2~3日のテント泊山行に使用しているオスプレー・アトモス65L。
通常は40L程度で十分な小屋泊でも、ビールなどで満タン。
12時51分、光石登山口から2時間36分(休憩込み)でお亀岩避難小屋到着。
外のベンチでランチタイム。
迷ったらコレ!イチオシの定番 日清「カップヌードル カレー」。
お亀岩で稜線に出たら、まずは西熊山を目指す。
13時53分、お亀岩避難小屋から25分で西熊山山頂へ。
高気圧が日本列島の東に移動、九州の西に伸びる前線の影響で曇り空。
山はガスに包まれて数10m先までしか見えない。
青ザレの手前、標高点[・1754]付近で一瞬、ガスが消えて三嶺が姿を現した。
14時57分、西熊山から1時間02分で山頂到着。
時間的にお亀小屋泊なのか、西熊山方面へ向かう単独の登山者を見送った。
ピークを過ぎたが、今年のコメツツジは紅葉が鮮やかだった。
白い岩にコメツツジのレンガ色が映える。
少し陽が差せばきれいなんだけど・・・。
夕食の準備まで三嶺ヒュッテと池の周りを散策。
(準備といっても野菜と肉を焼くだけだが・・・)
昼からガマンしていたので、
「喉が渇いた~!」
準備も調理も手軽な(荷物は重い)焼肉とビールで夕食。
いつもトイレと水場が近い「お亀岩避難小屋(高知県)」を利用するので、
「三嶺ヒュッテ(徳島県)」に泊まるのは実は初めて。
■ 11月3日(日) ■
2日目は、雨も心配されるので朝食を済ませたら早めに出発。
フスベヨリ谷のしっとりとした紅葉を愛でながら渓谷コースを光石へ下山した。
<フスベヨリ谷>
■コースタイム
三嶺ヒュッテ 7:58(10分)→ 三嶺 8:08/8:10(3分)→ 稜線(フスベヨリ谷コース)分岐 8:13(1時間12分)→ 第3渡渉点(さおりが原分岐)9:25(9分)→ 第2渡渉点 9:34(6分)→ ヌスビト沢丸太橋 9:40(3分)→ ヌスビト岩 9:43/9:45(9分)→ 第1渡渉点 9:54(20分)→ 吊り橋 10:14(15分)→ 八丁 10:29/10:33(30分)→ 光石登山口 11:03
【2時間57分/3時間05分(休憩含む)】
■コース水平距離 6.9km
■天気 曇り時々小雨
■楽しさ ★★★★★(満点!)
2日目は、三嶺ヒュッテから三嶺に登り返して鞍部の分岐からフスベヨリ谷コースを利用、渡渉を繰り返しながら、さおりが原分岐、八丁を経て光石へ下山する6.9kmの行程。
【水平距離6.89㎞、沿面距離7.12km、累積標高差(+)197m (-)919m】
今日は下山するだけなので急ぐこともないのだが、みんなが朝食の準備を始めたのに促され、シュラフから脱出。
朝食は、「賞味期限」が切れたばかりの「ナポリタン」 (^^;)
すっかり軽くなったザックを背負って山頂へ向かう。
みんな、どこへ行ったのだろう。
人の姿のない三嶺を8時10分に出発。
稜線の分岐を左に折れて「高知県側下山路 ヒカリイシ登山口」へ。
水場の近くのマユミ(ニシキギ科)は、ピンクの朔果と赤い種子がよく目立つ。
ガスが漂う幻想的な森。
「晴れ」もいいけど「しっとり」とした森もまたいい。
森が次々とガスを発生させる。
第3渡渉点(下流から数えて3番目)を左岸に渡ると、「さおりが原分岐」。
谷の側の苔むした倒木と紅葉する木々。
第2渡渉点を渡っていると、登って来た4人のグループに出合った。
ヌスビト沢の丸太橋とヌスビト岩。
これは!ナメコ?
どうやらチャナメツムタケらしい。
ナメコが倒木や切り株から生えるのに対し、土(埋もれ木や、腐木上)から生えるので「ツチナメコ」と呼ぶ地方もある。
どちらもモエギタケ科スギタケ属で同じ系統の味。
第1渡渉点を渡ると岩をつかむ木がある。
これまた美味しそうなムキタケ!
フスベヨリ谷の痩せた登山道とカンカケ谷出合の下流の吊り橋。
この橋を右岸に渡ると八丁が近い。
晩秋って感じ。
対岸(左岸)の黄色いカエデが目についた。
10時29分、三嶺山頂から2時間19分で八丁まで下山。
11時03分、三嶺山頂から2時間53分(休憩含む)で光石登山口に帰って来た。
天気が良くないので紅葉時期の日曜日だけど車は少ない。
帰ったら昼からビールか!
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