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三嶺さんぽ通信::寒峰 2013.4.13

寒峰 2013.4.13

フクジュソウ目当てだと、3月末か4月の第1週に登られる方が多いようなので、先週登るつもりで考えていたのだが、土日は全国的に荒れた天気で三嶺・祖谷周辺には雪雲が停滞し吹雪いたようだ。
山小屋のない寒峰へは天気の良い日に登りたい。
ということで、予定の1週遅れとなったが、フクジュソウはどうだろう?

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<寒峰山頂>

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■行先・位置
寒峰 (二等三角点 [寒峰] 1604.6m)
徳島県三好市、北緯33度54分07秒・東経133度54分14秒
■コースタイム
駐車場 8:46(2分)→ 住吉神社 8:48/8:49(22分)→ 林道 9:11(12分)→ フクジュソウ 9:23/9:28(10分)→ フクジュソウ群生地 9:38/9:46(8分)→ 分岐 9:54/9:55(21分)→ 栗枝渡 10:16/10:23(23分)→ フクジュソウ(標高点 [・1518] トラバース)10:38/10:39(11分)→ 寒峰峠 11:50(21分)→ 寒峰 11:07(昼食)/12:19(8分)→ 落合峠分岐 12:27/12:28(25分)→ 標高点 [・1279] 12:53/12:57(38分)→ 林道 13:35(4分)→ 林道分岐 13:39/13:44(16分)→ 住吉神社 14:00/14:02(1分)→ 駐車場 14:03
<行き 2時間10分 帰り 1時間32分 計 3時間42分>
■コース水平距離 8.0km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)

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住吉神社からフクジュソウ群生地を訪ねて寒峰山頂へ。
帰りは、落合峠分岐から神社へ戻る時計回りの周回ルートで水平距離 8.0km。
ただし、ルートを間違えたので正しいルートより 2km ほど短くなった。
【水平距離7.97㎞、沿面距離8.37km、累積標高差(+)980m (-)941m】

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国道32号から大歩危に入り、県道45号・33号、国道439を利用。
対岸に東祖谷小中学校が見えたら「八幡神社」の案内に従って下瀬で左折。
栗枝渡の八幡神社は通過し、奥ノ井の住吉神社の石段と案内板が見えたら民家右側の駐車場へ車を置く(途中の分岐は折れない)。
最近?造成された駐車場の下に新しい簡易トイレも設置されている。

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「奥ノ井寒峰花回廊」と「住吉神社の社叢」の案内板と住吉神社。
右奥には、寒峰の稜線が見える。

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「登山口」 の目立つ指導標はないので、とりあえず神社の石段を登ると左奥に 「寒峰道」 の小さなプレートがあった。

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しばらくは、よく手入れされた人工林の中を歩く。

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ヤマネコノメソウ(山猫の目草)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で山麓から低地に普通に生える。茎に所々毛が生えている。
麟片に包まれたツヤナシイノデの芽はエイリアンのようでグロテスク。

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横道を少し歩くと、神社から2kmほど先の分岐で折り返した林道を横断する。

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ヤマルリソウ(山瑠璃草)は、ムラサキ科ルリソウ属の多年草で低山の林縁や道端など、少し湿り気のある場所で淡い淡青紫色の花を咲かせる。
まだ蕾もあるが、花弁を虫にかじられたのか少し痛んでいた。

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林道から少し登ると、登山道の下にフクジュソウが咲いていた。
「群生地」ではないみたいだが、一応写真を撮っておこう。

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すでに、ネギ坊主のような実になったものもあった。
イワボタン(岩牡丹)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で別名はミヤマネコノメソウ。関東以西の太平洋側に分布し、山地の湿り気のある場所に生える。
花のすぐ下の苞葉が黄色、雄しべは4~8個で葯が黄色~橙色。

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登山口から約45分で、標高 1150m にある「フクジュソウ群生地」に着いた。

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たくさん咲いている!
葉が伸びているので、土佐弁でいうと少し 「あぎた」 状態かもしれない。

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蕾も結構あるので、まだ1~2週間は観賞できそうだ。

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群生地を通過すると、転げ落ちそうな二次林の急斜面を斜めに登る。
登りきったら人工林に突き当たって三叉路を左に折れる。

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二次林と人工林との境の急登をしばらく登る。

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勾配が緩くなって視界が開けると、四等三角点の栗枝渡(1415.1m)へ着いた。

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三角点の基準点名は、山麓の集落名を取って [栗枝渡] となっている。
栗枝渡で一息入れたら、標高点 [・1424] の小さなコブを越えて標高点 [・1518] へ続く尾根道を北へ進む。

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登山道は、丘のような山容の標高点 [・1518] は通らずに東側を巻いている。
そのなだらかな斜面にもフクジュソウが咲いていた。

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群生地より標高が 200m ほど高い巻き道に咲くフクジュソウは、今が見頃という感じで、春の日差しを浴びて輝いていた。

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トラバースを過ぎると「湿地」へ出る。
雨の多い季節だけなのか、特に湿地というような場所ではなかった。

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湿地を横切り再び尾根に乗ると、かつてお堂があったという「寒峰峠」へ着く。
そう言えば、石立山の四ツ足峠のお堂もそう長くない将来なくなって、「かつてお堂があった」となるのだろうなあ。

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山頂が近づいてきた。

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寒峰 1604.6m
基準点コード TR25033678201
等級種別 二等
冠字選点番号 興29
基準点名 寒峰

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山頂に着くと、まず目に入るのは落合峠へ続く稜線と矢筈山や烏帽子山など、落合峠を取り巻く山々。

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南に目を移すと、少し霞んだ三嶺・西熊山・天狗塚・牛ノ背の稜線。

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今日の一杯は、CGC向けの日清 「こだわりの しじみだし 塩ラーメン」
「しじみの旨みを効かせた味わい深い塩スープ」ということだが、味は値段(98円)に比例する?

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さて、帰りはどうするか・・・。
同じ道を引き返すのもいいが、少し先の分岐から下る周回ルートがあるようだ。
あまり使われないルートは、ヤブコギになったりするので止めておいた方が「無難」だが、他のルートがあれば歩きたくなるのが人情?というものだろう。

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落合峠への縦走路を鞍部へ下り、少し登り返すと奥ノ井への分岐がある。
分岐から振り返ると山頂の人影が増えていた。

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縦走路を左に分け尾根を少し下ると資材(人?)運搬用のモノレールがあった。

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小さなコルから「うねっぱち(尾根の先のこと)」の標高点 [・1279] へ出る。

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ここで大間違いをやってしまった。
正しいルートは、この標高点を通過し、次の標高点 [・1094] を右に折れる。
ところが、2つの標高点を混同し、地形も高度も確認しないまま、 [・1279] から下ってしまった。
モノレール沿いに下れば、「道路へ出るだろう」という安易な思いもあった。
でも、勾配がきつい!きつい!

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「道じゃないね。」
でも、この程度のスギヤブなら、いくらでも歩いたことがあるので平気!

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杉しばに足を取られながら植林の中を下っていくと谷にぶつかった。

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谷を渡渉すると、ハシリドコロが数本生えていた。

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2つ目の谷に架かるモノレールの橋を渡ると、道らしくなってきた。
道路が近いようだ。

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やっと、林道に出た。
ちょっと 「アドベンチャーやったなあ・・・」 σ(^_^;)

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どちらも真新しいコンクリート舗装の林道は、上?下?(答えは下)。
下がりすぎてもいけないと思ったのだが、上は往路で交差した林道だった。
林道からも西熊山から牛ノ背の稜線が見えていた。

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林道沿いのイノデと住吉神社のダンコウバイ。

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山頂を出発してから1時間44分で駐車場に帰ってきた。
ルートを大幅にショートカットしたので、時間も早かったようだ (^_^;)

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山肌にへばりつくように住家が点在する栗枝渡の集落を国道へ向かって下る。
この風景、なんとなく「いいねえ。」



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