週末の天候は全国的に荒れ模様だった。
「寒峰へ福寿草を見に行ってみよう」 と思って、気象予報で雲の動きを詳しく見てみると、三嶺周辺には雨雲(雪雲?)が終日停滞する様子。
太平洋側は「早めに回復?」と思われるが、祖谷山系は悪いね。
<鷲尾山山頂>
■行先・位置
鷲尾山 (標高点 [・306] 306m)
高知県高知市、北緯33度31分40秒・東経133度31分35秒
烏帽子山 (一等三角点 [鷲尾山] 358.7m)
高知県高知市、北緯33度31分33秒・東経133度30分59秒
■コースタイム
Ⓟ筆山第1 9:25(2分)→ 皿ヶ峰登山口 9:27(18分)→ ライオン岩 9:45(7分)→ 高見分岐 9:52(12分)→ 土佐塾中・高校寮 10:04(9分)→ 吉野分岐 10:13(21分)→ 鷲尾山 10:32/10:44(24分)→ 烏帽子山 11:08/11:12(2分)→ 烏帽子山送信所 11:14/11:15(2分)→ 石土神社 11:17/11:20(25分)→ 鷲尾山 11:45(昼食)/12:28(14分)→ 吉野分岐 12:42(7分)→ 土佐塾中・高校寮 12:49(9分)→ 高見分岐 12:58(8分)→ ライオン岩 13:06(11分)→ 皿ヶ峰登山口 13:17(2分)→ Ⓟ筆山第1 13:19
<烏帽子山送信所まで 行き 1時間35分 帰り 1時間18分 計 2時間53分>
■コース水平距離 8.8km
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点)
筆山第二駐車場から鷲尾山を経て南嶺最高峰の烏帽子山まで。
帰りは同じ道を引き返す、往復の水平距離8.8kmと手軽なハイキングコース。
【水平距離8.82㎞、沿面距離9.06km、累積標高差(+)701m (-)712m】
雲の動きでは西も怪しかったのだが、降ってないことを期待して横倉山へ向かったのだが、「トンネルを抜けるとそこは雨だった。」 という感じで、日高辺りからポロポロし始めた雨は越知へ入ると本降りになった。
東も西もダメということになると、唯一 「晴れていた高知市」 の国見山へということで、車をUターンさせたものの、国見山は高知市でも「北のはずれ」。
期待せずに鏡へ向かうと、案の定、雨のカーテンがかかっていた。
「八方塞」 とはこのことだ。
残るは 「南嶺のみ」 と南に進路を変えたら 「ここへおいでよ!」 と言っているかのように、南嶺上空に青空が広がっていた。
紆余曲折の末、筆山第一駐車場をスタートしたのは9時25分。
天気は良いのだが、風は冷たいので高い山は雪かも。
今回は、前回登った筆山と皿ヶ峰はパスして烏帽子山を目指そう。
皿ヶ峰トラバースから東を展望する。
三嶺周辺に予報どおりに雨(雪?)雲が停滞しているのが分かる。
道端には春の草花たちが咲いていた。
ウマノアシガタ(馬の足形)は、キンポウゲ科キンポウゲ属の多年草で北海道~九州の山野の日当たりのよいところに生える。八重咲きのものをキンポウゲ(金鳳花)といい、三嶺周辺でも初夏に花を咲かせる。
シロバナタンポポ(白花蒲公英)は、キク科タンポポ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州に分布する日本在来種。
トキワハゼ(常磐爆)は、ゴマノハグサ科サギゴケ属の一年草。葉がほぼ一年中あって果実がはぜる様子からこの名前がある。これは白花。
セイヨウジュウニヒトエ(西洋十二単)は、シソ科キランソウ属の多年草で、江戸時代にヨーロッパから渡来したとされる帰化植物。
在来種のジュウニヒトエは花色が白から淡い紫。
ヒメハギ(姫萩)は、ヒメハギ科ヒメハギ属の多年草で低山のやや乾いた明るい斜面や草地にふつうにみられる。花は1cm程度で小さい。
スミレ(菫・マンジェリカ)は、スミレ科スミレ属の多年草で日当たりのよい山野に生える。春に濃い紫色(菫色)の小さな花をつける。
キランソウ(金瘡小草)は、シソ科キランソウ属の多年草で本州・四国・九州の野原や山地で普通に見かける。別名はジゴクノカマノフタ(地獄の釜の蓋)。
タツナミソウ(立浪草)は、シソ科タツナミソウ属の多年草で本州・四国・九州の野原や林縁などに生える。花は一方向に片寄って咲く。
ライオン岩で皿ヶ峰登山道を合わせると、道は南向きから少し西よりに折れる。
鷲尾山から派生した小さな尾根を南嶺主稜線へと緩やかに登っていく。
皿ヶ峰の中腹を巻いたら、北に国見山を見ながら高見分岐を通過する。
青空に新緑が映える!ビューティフル!
オンツツジ(雄躑躅)は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木で本州(近畿南部)・四国・九州の山地や丘陵の林縁などに見られる。
ミツバツツジより大型で少し遅れて咲く。
ツボスミレ(坪菫)は、スミレ科スミレ属の多年草で北海道・四国・九州に分布、小さな白い花を咲かせるスミレで、唇弁に赤紫のすじ模様ある。
別名をニョイスミレ(如意菫)といい、湿った木陰で見かけることが多い。
幸崎分岐を通過すると、7~8分で土佐塾中・高等学校の寮に出る。
吉野分岐の四叉路を通過すると、山道らしくなった。
道は2つに分かれるがどちらでもOK。
宇津野山からの縦走路を合わせると、ほどなく鷲尾山山頂に着く。
先客が1人、海を眺めながら食事中、「いいね~!」
「土佐湾まるごと・鷲尾山頂パノラマ板」
鷲尾山からは土佐湾を一望できる(2枚合成)。
左が高知港(浦戸湾)で中央付近に浦戸大橋と桂浜。
海がコバルトブルーに輝き、いつもより美しく見えるのは気のせいか?
西方のアンテナ鉄塔が建つピークが今日の目的地、烏帽子山。
展望を楽しんだら縦走路を西へ向かう。
山頂手前に石土神社の鳥居が2つ建っていて、左(正面)に祠、右に社がある。
鳥居の側に「百度石」の標柱があって鎖のかかる参道がある。
かつては、この鎖場を登ってお百度参りをしたのだろうか。
正面の鳥居を潜ると烏帽子山山頂で、祠の側に三角点が設置されている。
山頂は木々に囲まれて展望は利かない。
烏帽子山の一等三角点は、ICタグ付きのインテリジェント基準点だ。
基準点名が、[烏帽子山] ではなく [鷲尾山] になっているところが面白い。
涸沢岳の基準点名が [奥穂高] に、西穂高岳が [前穂高] なっているように、山名と基準点名がずれていることは特に珍しいことではない。
山頂から西へ下ると送信所のある広場へ出る。
広場には、KUTV・RKC・FM高知3社共用の局舎と鉄塔が建っていて、鉄塔には各社のループアンテナが上下に配置されている。
広場からも展望はないのでランチは鷲尾山へ戻ってからにしよう。
山頂北側の石土神社境内を通って鳥居前に出たら縦走路を引き返す。
鷲尾山への急登を凌ぐと、さっきとは別の登山者が食事中だった。
往路より少し雲が増えたか?
それにしても今日の土佐湾は美しい。
今日の一杯は、日清 「旨みの一杯 醤油ラーメン」
「チキンと魚介ダシの旨みを効かせたこだわりのスープ」ということだが、
CGC向けの格安商品(98円で購入)なので味もそれなり。
ちょっと「奮発した」 おにぎりは、ローソンの「郷土のうまい」シリーズ、
「瀬戸内レモンだれ豚塩焼」 230円と 「深川めし」 240円。
どこかでお会いしたことがある(と思う)アークテリクスな3人グループも到着して店開きが始まった。
四国山地は雲に覆われ天気悪そうだ。
翌日の高知新聞には白髪山中腹、「みやびの丘」の雪景色が載っていた。
三嶺周辺はやはり雪だったのだ!
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