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三嶺さんぽ通信::高板山 2012.5.27

高板山 2012.5.27

この季節、一時的に賑わいをみせる高板山へ、シロヤシオ(ゴヨウツツジ)の様子を見に行ってみた。

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<四国王目岩>

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■行先 高板山 (三等三角点 [四国石] 1427.1m)
■位置 高知県香美市、北緯33度45分58秒・東経133度52分02秒
■コースタイム
三叉路登山口 10:54(25分)→ ゲート 11:19(9分)→ 林道終点 11:28(36分)→ 不動恵童子 12:04/12:16(7分)→ 四国王目岩 12:23/12:38(9分)→ 高板山 12:47(昼食)/13:57(29分)→ 二の杜 14:26/14:31(4分)三の杜 14:35(16分)→ 尾根分岐 14:51(9分)→ 三叉路登山口 15:00
【行き 1時間26分 帰り 58分 計 2時間24分】
■コース水平距離 4.2㎞(周回)
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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三叉路登山口(駐車場)から東へ約1.8㎞の林道終点から「表参道」を登り、三叉路登山口へ帰る周回コース。四国岩などの祠や石像を全て見て歩くには、尾根通しの修験ルートでクライミング的要素が高くなるので、通常は巻き道をとる。山頂より二の杜が10m程高い。

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大栃のふれあいプラザ駐車場は、三嶺方面、石立山方面の分岐に位置し、トイレもあるので登山者の入山前後の休憩場所・集合場所として利用される。10時00分の、のんびりスタート。

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<大栃からドームのような二の杜(中央奥)と高板山(右隣)>
香美市物部町大栃から登山口まで、片道約15㎞・50分。県道217号久保大宮線の韮生川橋を右岸に渡って突き当たりを右折。林道は途中から未舗装となるが、木材搬出に利用されているので路面は比較的良好。とは言え、水切りの凸凹が多数あるので乗り越えるときはゆっくりと。オフロード車がおすすめ。

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大豊町西峯へ抜ける「峰越林道」との三叉路に駐車場がある。登山口から先の峰越林道は荒れているので乗入れないほうが無難。

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案内板には「高板山登山口」と記されており、ここから登ることも、もちろん可能だが、周回するなら先に林道を歩いて「表参道」を登る方がおすすめ。表参道は麓の「神池」から続いており、四国岩 → 山頂 → 二の杜 とたどった方が勾配的にも良いし、修験の山の趣も感じられる。

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カタバミ(片喰、酢漿)は、カタバミ科カタバミ属の多年草。日本全土いたる所に生えるが、どちらかというと、ムラサキカタバミの方をよく目にするように思う。
ジシバリ(地縛り)は、キク科ニガナ属の多年草で、日本全土の畑や田の畦、高い山にまで生える。全く珍しくないがきれいだったので撮ってみた。

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三叉路登山口から東へ約 1.5㎞でスイッチバックのような分岐があるので、ゲートのある方へ進む。ゲートから約 0.3㎞の林道終点から登山道へ入る。

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よく似ているミヤマハコベとミミナグサ。
ミヤマハコベ(深山繁縷)は、ナデシコ科ハコベ属の多年草で、山地の沢沿いなど湿ったところで普通に見かける。5枚の花弁は10に見える。
ミミナグサ(耳菜草)は、ナデシコ科ミミナグサ属の多年草。日本全土に分布し、若葉は食用になる。帰化植物のオランダミミナグサとの違いは花柄の長さ。

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タニギキョウ(谷桔梗)は、キキョウ科タニギキョウ属の多年草で、谷筋などの湿り気の多い山林に生えることが多い。

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登山道に入ると緑のシャワーが降り注ぐ。

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森に入ると木陰にニリンソウが咲いていた。
ニリンソウ(二輪草)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草で、北海道~九州に分布する「スプリング・エフェメラル」のひとつ。名前の由来は「 1本の茎に 2つの花が咲く」からだけど、順番がずれるので1つのことが多い。葉は山野草として食用になるが、よく似るトリカブトが近くに生えていることが多いので要注意!

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祠のある岩を左に見送ると、広い鞍部に出る。鳥のさえずりが聞こえる鞍部では、岩に腰掛けてお弁当を広げている人もいた。

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鞍部から岩尾根に取り付く。お助けロープは使わなくても大丈夫。おじさんグループが逆周りで下ってくる。
狭い岩の割れ目を抜けて行く(関取は通れないかも)。

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直登ルートにあるこの岩は、基部に鎖がついている。ただし、スタンスが取りづらいうえ、木々にさえぎられて登りにくいので、ここは素直に巻いて登った。荷物を軽くしてクライミングシューズでチャレンジしたい。岩の上には「不動恵童子」と刻まれた石と竜の石像が鎮座する。コースを逸れて寄り道してみよう。

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岩の上から北東に見えるのは、土佐矢筈山、綱附森、天狗塚、三嶺、白髪山、石立山など、阿土国境付近に位置する山々。

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南に目を移して新緑がまぶしいばかりの森を俯瞰する。尾根は蛇行しながら南下し参道起点の「神池」へと続く。上の方から楽しそうな声が聞こえてきた!

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お助けロープのある岩場を直登すると(巻き道あり)、山ガールファッションの賑やかな「山おばさん」たちが、申し訳程度に咲くシロヤシオの写真を撮っていた。

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祠の先で岩の北を巻いているとクワガタ発見!
コクワガタ(小鍬形)は、クワガタムシ科オオクワガタ属コクワガタ亜属のクワガタムシで、人工林が増え、見る機会が減ったものの、クワガタの中では一番よく見かける。

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有名な「四国岩(四国王目岩)」に着いた。岩には基部に鎮座する「不動明王」の後ろから取り付く。手足が長いとスタンスが取り易い。

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四国岩のテッペンの様子。写真を撮った位置から石仏のあるテッペンへは、段差があるので慎重に体を移す。

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テッペンから進行方向。さっき追い抜いた賑やかなおばさんたちが見上げている。「これは無理やわ~!」下からポーズを取るように言われて、大サービス。

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「身が軽い」M太夫は不動明王へ戻らず、山頂方向へ「前向き」に下るらしいが、下るなら「後ろ向き」が無難だろう。どちらにせよ自己責任でチャレンジしよう。

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振り返って基部を見下ろす。自分は「身が重い(高所恐怖症のこと)」ので不動明王のある方へと戻る。

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反対側まで進んで四国岩を見上げる。登れないことはなさそうだ・・・。

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四国岩の次の岩(ここも通常は巻く)に登って四国王目岩を振り返る。

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今回は、例年なら「終わりかけ」のミツバツツジの方がきれいでよく目立っていた。シロヤシオ(ゴヨウツツジ)の当たり年は4年周期だと言われる。

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花や岩登りを楽しみながらの、「ゆっくり登山」で、三叉路登山口から山頂(1427.1m)まで1時間50分。登山口の標高が高い(1210m)、典型的な楽ちん山だ。

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三等三角点の基準点名は、「四国石」となっている。
南側が開けていて大栃が見える。

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今日の一杯は、日清「カップヌードル イタリアンカレー ビッグ」
「トマトの旨みと程よい酸味の効いたカレースープに、バジルがほのかに香る、イタリア風仕上げ。具材はトマト、キャベツ、インゲン、コーン、チキンダイス、ポテトといった彩り鮮やかな具材を加えた、初夏にぴったりの商品です。」ということで、まずまずいける。

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食事が済ませて、ブナとシロヤシオの尾根道を二ノ杜へ向かう。

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「超はずれ年」のシロヤシオ。大きな古木にもほとんど花はなく、あっても二つ三つといったところ。

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二の杜直下の岩場(通常北側を巻く)は、お助けロープのある方へ取り付く。

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二の杜(奥の院)の祠は最近建て替えられた。

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二の杜から来たルートを振り返って四国岩と山頂を望む。右は大栃方面。

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三の杜の祠も二の杜同様に建て替えられた。
三の杜から鞍部への下りもお助けロープがあるが使わなくても大丈夫。

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ゴミムシの仲間か??

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尾根の分岐から南へと下ると、10分程で三叉路登山口の駐車場に戻る。



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