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三嶺さんぽ通信::三嶺 2012.2.4

三嶺 2012.2.4

今年2回目の三嶺、雪の状態はどうだろう?
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<三嶺>

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■行先
三嶺 (二等三角点 [三嶺] 1893.4m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒、東経133度59分16秒)
■コースタイム
名頃登山口 8:33(47分)→ 林道合流点 9:20(1時間3分)→ ダケモミの丘 10:23(24分)→ 三角点尾根 10:47(1時間47分)→ 三嶺 12:34/12:42(17分)→ 三嶺ヒュッテ 12:59(昼食)/13:59(43分)→ 三角点尾根 14:42(15分)→ ダケモミの丘 14:57(22分)→ 林道合流点 15:19(17分)→ 名頃登山口 15:36
【行き 4時間1分 帰り 1時間54分 計 5時間55分】
■コース水平距離 9.5㎞
■天気 曇りのち晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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今回は、三好市東祖谷山の名頃登山口から新ルート(尾根ルート)を利用。ダケモミの丘で平尾谷のルートを合わせ、山頂へ。三嶺ヒュッテで昼食後、往路を下る往復9.5㎞、標高差980m。

6時過ぎに香美市を出発、名頃へは8時20分到着で約2時間を要した。
高知自動車道を大豊ICで降りて、国道32号を大歩危へ。大歩危橋で吉野川とJR大歩危駅上空を通過、三好市西祖谷山村へ入る。県道45号・32号、国道439号はまだまだ未改良部分が多く、名頃までが遠く感じられる。

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駐車場には先行者の車が1台あった。しかも高知ナンバーだ!
「好きやね~!」(人のことは言えんろう。)
空は雲に覆われていて寒い。高知と徳島は晴れの「はず」なのだが・・・。
週末は登山者の多い三嶺も、雪でこの時間だと高知からの2組だけかも?

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かかしの里の「かかし」達がお出迎え。
名頃登山口にはトイレや休憩所も供えられているが、冬場は水が凍るので施錠され使用禁止になっている。こんなときは「ぽっちゃん」の方が便利か・・・。

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以前は、林道を約2㎞歩いて平尾谷登山口からダケモミの丘に向かっていた。新ルートは、名頃の駐車場から直接尾根に取り付くので分かりやすいし、平尾谷のルートより勾配も緩やかで歩きやすい。

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尾根の途中(平尾谷登山口の東、約1㎞)で三嶺林道と合流。

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ヘアピンのすぐ先(左)で、再度尾根に上がる。

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勾配が緩くなって、ウラジロモミの森が見えてくると「ダケモミの丘」が近い。

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ダケモミの丘(標高点・1517)を通過。
ところで、「ダケモミ」って何・・・・・・?
「ダケモミ」とは「ウラジロモミ」の別名だそうな。なるほど・・・。
ピークを通過し、100mほど下ると平尾谷のルートが右後方から合流する。

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「丘」を少し下った鞍部からが本格的な登りになる。
ウラジロモミにダケカンバやミズナラの混じる自然林が気持ちいい。
登山道は、南向きの尾根を巻きながら、四等三角点([三嶺東] 1544.2m)上部で尾根にのり、北から西へと向きを変えながら「池」の下へと続いている。


尾根に出る頃には青空が広がってきた!
ツララをたくさんぶら下げたモミがビューティフル!

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雪の深い、凍てついた森をひたすら登り・・・。

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霧氷の着いたダケカンバの林を抜けると、一気に視界が開ける。

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おっと、「カモシカ」発見!
岩場の下でこちらを興味深そう見下ろしている。
どこにいるか分かるだろうか。驚かさないように、そっと近づいてみよう。

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丸々と肥えている。険しい山岳に住む「カモシカ」は雪にも岩場にも「エライ」。
これだけの積雪だと普通の「ニホンジカ」はラッセルできない。
「ニホンカモシカ」は「シカ」ではなく、「ウシ」の仲間で角は短い。
国の特別天然記念物に指定され、分布は本州(京都以北)、四国、九州。
四国のカモシカは黒っぽいのでクマと間違われることもある。

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頭をなでてやろうと、近づいたら、さすがに逃げ始めた。
カモシカに引き寄せられ、岩場の下まで登ったのでルートを外してしまった。
元に戻るのも面倒なので、カモシカのトレースに沿って西に移動。

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人間のトレースに復帰して岩場のくびれた部分を登る。
傾斜は45度近く、滑りだすと止まりそうにないのでキックステップで慎重に登る。

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くびれの部分を通過すると、池の下まではシカの進入を防ぐネットに沿ってトラバース、ネット内への出入口を通って池に向かう。
ここまで来たら一安心。

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「三嶺の池」は氷と雪に閉じ込められて、ただの「くぼ地」になっている。
底まで凍っているので大人が歩いても、跳ねても割れるようなことはない。

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池の分岐を左に取り、とりあえず山頂を目指す。
山頂に向かいながら池とヒュッテを振り返ってみた。

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絶好の登山日和となって、この時期にしかみられないすばらしい展望が広がる。
後方の白い山並みは、左から 塔丸(1713.0m)、丸笹山(1711.9m)、剣山(1954.7m)、次郎笈(1930.0m)。

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<三嶺山頂と西側のピーク:2枚合成>
登山道は、コメツツジやクマザサと一緒に雪に埋まっているので、どこにあるのか分からない。

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通常、中央部分の岩尾根を巻くように北側(右)から南側(左)に出て山頂に至るが、登山道は雪庇の下に埋まっているので稜線の真上を直登する。

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12時34分、名頃登山口から4時間1分で山頂に着いた。
早いのか遅いのかよく分からないが、雪がなければ2時間程度というところか?
「山と高原地図」の標準コースタイム(旧ルート・無雪期)が3時間20分となっているので、スタート地点が同じ新ルートも似たようなものだろう。

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いつもどおりジップシャツ1枚。
風の強い「てっぺん」や尾根上の積雪は少なめになるけど、今日は上等。

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西熊山、天狗塚へと伸びる稜線。
雪の全くない「麓」からは想像できない光景で、四国とは思えない?

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天気が良くて太陽も中天にあるので、気温は -7~8℃で収まっている。
気温は、大して低いわけじゃないけど風があるので寒い。
手と耳が痛くなってきたので早々に三嶺ヒュッテへと向かう。
冬はヒュッテの存在が心強い。

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今日の一杯は、サッポロ一番「カップスター カレーラーメン 中辛」。
「原材料に“ハウス ジャワカレー”を使用し、ポークエキスやガーリック、ソテーオニオン、さらに醤油のうまみを合わせた、スパイシーな味わいと香りが特徴のカレースープです。」
ということで、寒いときにカレースープはGood!

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山頂をもう一度眺めて帰路につく。

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元来たルートを下る。

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ネットのトラバース。

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登りより下りが怖い。しっかり、足元を確認しながら3点確保?で下る。
滑り落ちても死ぬようなことはないが、手がかり足がかりのある夏のキレットが「まし」やね。

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潅木帯に入れば一安心。

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ダケモミの丘を通過したらあとは下るだけ。

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15時36分、名頃登山口に帰ってきた。奥に剣山が見えている。
帰りは楽チンなので、タイムは1時間54分と行きの半分足らず。

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久しぶりに見た「シロ」が見送りに来てくれた。
「おまん、登りの案内をせんか!」
シロが言うには、今は「冬休みや!」ということであった。



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