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三嶺さんぽ通信::石鎚山(東稜)2011.9.4

石鎚山(東稜)2011.9.4

各地で大暴れをした台風12号が四国を横断した翌日、石鎚山東稜を登った。1年ぶりの石鎚山を夏の終わりに登っておきたかった。もう秋か?
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<雨に煙る東稜と南尖峰>

■行先・位置
石鎚山 (南尖峰1982・天狗岳1982・弥山1972m)
愛媛県西条市・久万高原町、北緯33度46分03秒・東経133度06分54秒
■コースタイム
土小屋 9:47(1時間5分) → 東稜基部 10:52(休憩)/10:56(1時間19分) → 南尖鋒 12:15(7分) → 天狗岳 12:22(16分) → 弥山 12:38(昼食)/13:26(19分) → 二ノ鎖小屋跡 13:45(48分) → 東稜基部 14:33(50分) → 展望園地 15:23(4分) → 土小屋 15:27
【↑2時間47分 ↓2時間01分 計 4時間48分/5時間40分(食事・休憩含む)】
■コース水平距離 9.3㎞ ■天気 曇り時々雨
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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今回は土小屋を起点に東稜を登り、南尖峰・天狗岳・弥山のピークを通って二ノ鎖小屋跡から土小屋へ帰るコース。山頂に三角点は設置されておらず、三等三角点 [石鎚山] 1920.6mは山頂から約800m北西のピークに設置されている。

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久しぶりに成就のメインルートから東稜へを登ってみたくなって、寒風山トンネルを抜けて西条へ下った。ところが国道194号から県道12号との交差点に「通行止め」の看板とバリケードが。念のためロープウェイに確認してみると道路が通れないので運休しているとのこと・・・。ショックだが本川まで戻って土小屋へ向かうしかない。出遅れたので土小屋出発は9時47分。登山者はまばら。

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ザックは愛用のオスプレー・エクスポージャー36L。小型のテクニカルパックはシンプルだが背負い心地が良いので一番出番が多い。

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ヒヨドリバナ(鵯花)の蜜を吸うアサギマダラ。

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歩き始めて間もなく雨が降り始めてしまった。イブキザサとシラビソ(シコクシラベ)の森が美しい。

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リンドウが咲き始め、オオカメノキ(ムシカリ)の実も赤く熟れた。

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南尖峰のピークと東稜が見えてきた。

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シコクフウロとオオマルバノテンニンソウ
オオマルバノテンニンソウ(大丸葉の天人草)は、シソ科テンニンソウ属の半低木で本州(中国)・四国・九州に分布。別名のトサノミカエリソウ(土佐の見返り草)は、牧野富太郎の命名。花期は9~10月。

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東稜基部に着いた。ここまで1時間程度。

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東稜の踏み跡はしっかりしているが、登山者の絶対数が少ないため笹に覆われている。胸の辺りまである笹を掻き分けながら登る。雨の日に東稜を登る人はいないらしく時々蜘蛛の巣を払う。

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整備された登山道にはない、山登りの楽しさがあって退屈しない。

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「矢筈岩」の笹の谷間(通称:笹滝)を登る。

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雨の時は水が相当流れているようで岩が露出している。笹を掴みながら体を持ち上げる。

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振り返って雨が上りの森を俯瞰する。

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ガスに煙る南尖峰が目の前に迫る。ぱっと見は、威圧感があって登れそうにないけど意外と簡単。

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南尖峰手前の「カニの横バイ」と呼ばれる小さな岩場を通過する。剱岳のそれと比べるほどのレベルではない。

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南尖峰フェース側を偵察に行ったが諦めた。「フェース」下部は「フケイ」より勾配が緩いが、上部はちょっと危ない。

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通常のコースへ戻った。この岩は身長があると有利。

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手がかり足がかりが多いので、たいしたことは無いがスタンスが取りずらいかも。

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東稜基部から1時間19分で南尖峰のピークに着いた。

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次は2つめのピーク、天狗岳(石鎚山山頂)へ向かう。一般ルートから登って見る天狗岳を逆から見て進む。

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ミヤマトウヒレン(深山塔飛廉)は、キク科トウヒレン属の多年草で紀伊半島(大峰山系)と四国(石鎚山系)の岩場に生える。草丈30~40㎝で花期は8~9月。
南尖峰を振り返ると天狗岳に負けないぐらい尖っている(天狗岳と同じ1982m)。

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12時22分、東稜基部から1時間26分で天狗岳に着いた。向こうが南尖峰。

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お腹が空いたので急いで弥山へ向かう。台風一過と言えるようなすっきりした天候でないため登山者もまばら。

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天狗岳の北壁側は切れ落ちているので、あまり近寄りたくない。Y隊長のように平気で北壁を登る人もいるが・・・。

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アキノキリンソウ(秋の麒麟草)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草で全国どこでも見かける秋を代表する花。神社に参拝してからランチタイム。ガスってはいるけど雨が止んでよかった。

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8月8日発売の“カップヌードルマイ・レンジタイム デミグラスヌードル”「コシとつるみのある、平打ちパスタ風麺に、肉とトマトなどを煮込んだ濃厚さととろみが特徴のビーフシチュー系スープがよく合います。」ということだ。

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デミグラスソースの味は、マヨ&ソース派の自分的には好みかも。

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お昼をとっていると、急に青空が広がって神社の前の広場に夏雲が現れた。やっほ~!

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ガスが切れ、天狗岳もすっきり見えてきたぞ。

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でも、ランチタイムが終わる頃にはまたガスってきた。帰りは頂上山荘横のメインルートを下る。階段は左側通行になっている。

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シラヒゲソウ(白髭草)はユキノシタ科ウメバチソウ属の多年草で本州・四国・九州に分布し、山地などのやや湿った場所に生える。花期は 8~10月。
ミヤマノダケ(深山野竹)は、セリ科シシウド属の多年草で四国・九州に分布する。山地に生え、谷間などの湿った日陰を好む。花は暗紫色で花期は8~10月。

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ハリブキ(針蕗)は、ウコギ科ハリブキ属の落葉低木で北海道・本州(中部以北・紀伊半島)・四国(石鎚山)に分布し、深山の樹林下に生える。茎に針状の刺が密生し、葉脈にも刺がある。花は余り目立たず秋に赤い実を付ける。花期は6~7月。

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イシヅチウスバアザミ(石鎚薄葉薊)は、キク科アザミ属の多年草で四国に分布する。花の色は薄紅紫色で花期は8~10月。
ミヤマヒキオコシ(深山引起し)は、シソ科ヤマハッカ属の多年草で、四国の深山に分布する。花期は8~10月で石鎚山系に多いらしい。

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取り壊される二ノ鎖小屋。小屋からすぐの鳥居で成就へのルートを左に分け、東稜基部へトラバース。

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ミソガワソウ(味噌川草)は、シソ科イヌハッカ属の多年草で北海道・本州(中部以北)・四国に分布し、山地帯~高山帯の湿った谷筋などに生える。花期は7~9月。
シオガマギク(塩竈菊)は、ゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草で北海道~九州の山地~高山帯の草地などに生える。花期は8~9月。

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木の根に巻き付かれた道標は石鎚山の「づち」が「土」になっている。「鎚」だとやっぱり無理じゃおねえ?

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ハガクレツリフネ (葉隠釣舟)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の1年草で本州(紀伊半島)・四国・九州の山地の林下や渓流などのやや湿った場所に生える。花期は7~10月。

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サラシナショウマ(晒菜升麻、更科升麻)は、キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草で北海道・本州・四国・九州に分布。2~3回の3出複葉で円柱形の大きな花序に白い小さな花を密に付ける。名前の由来は若菜を茹でて水にさらして山菜とたことから。花期は8~9月。

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シコクブシ(四国附子)は、キンポウゲ科トリカブト属の多年草で本州(関東西部~近畿)・四国に分布。タンナトリカブトと似ているが花柄の毛の有無で区別することが出来る。花期は9~10月。
レイジンソウ(伶人草)は、キンポウゲ科トリカブト属の多年草で本州(近畿以西)・四国・九州に分布。花はシコクブシより小型で淡い紅紫色。花期は8~10月。

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トトロの隣のキイボカサタケ(黄疣傘茸)は、イッポンシメジ科イッポンシメジ属のキノコ。食べない方が良い。

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東稜基部を通過し、少し下ると土小屋が遠くに見えてきた。あと40分程度。

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帰りは瀬戸内海が良く見える「展望遠地」といわれる小ピークを通ってみた。

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出発から5時間40分後の15時27分に土小屋へ帰り着いた。雨に降られもしたけど、夏の終わりの石鎚山を満喫して帰路につく。



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