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三嶺さんぽ通信::槍ヶ岳(大キレット)・北穂高岳・涸沢岳 2011.8.18-22 ③

槍ヶ岳(大キレット)・北穂高岳・涸沢岳 2011.8.18-22 ③

■ 8月21日(日) ■
山旅4日目(登山3日目)は、北穂高小屋から涸沢岳を経て上高地まで。
(天気が好転すれば奥穂から前穂を経て岳沢、あわよくばジャンダルムを経て西穂も狙っていた)

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岩場歩きの最中も花が咲いているとうれしい。

■行先・位置
北穂高岳 (標高点 [・3106] 3,106m)
長野県松本市・岐阜県高山市、北緯36度18分09秒・東経137度39分07秒
涸沢岳 (標高点 [・3110] 3,110m、三等三角点 [穂高岳] 3103.1m)
長野県松本市・岐阜県高山市、北緯36度17分48秒、東経137度38分48秒
■コースタイム
北穂高小屋 7:11(4分)→ 北穂高岳 7:15(47分)→ 最低コル 8:02(42分)→ 涸沢岳 8:44(10分)→ 穂高岳山荘 8:54/9:01(56分)→ 涸沢ヒュッテ 9:57(昼食)/10:08(44分)→ 本谷橋 10:52(49分)→ 横尾 11:41(休憩)/11:48(37分)→ 徳沢 12:25(31分)→ 明神 12:56(41分)→ 上高地バスターミナル 13:37
【6時間1分/6時間25分(休憩・昼食含む)】
※参考コースタイム 8時間55分(昭文社 「山と高原地図」)
■コース水平距離 22.2㎞
■天気 雨時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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北穂高小屋から上高地バスターミナルまでの水平距離は22.2㎞。
【水平距離22.21㎞、沿面距離22.94km、累積標高差(+)655m (-)2229m】

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なんだか少し二日酔いの症状が出て「汁物」が食べたい。
喉が渇いて「堪らん」ので、みかんの缶詰を1缶買って食べ、小屋に一つだけ残っていたシーフードヌードルをゲット。

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日本で一番高い所にある 「北穂高小屋」 の直ぐ後ろの北穂高岳(南峰)に三角点は無く、標高点「・3106」のみ。
朝起きるとザックカバーがなくなっていたので小屋番さんがビニール袋で簡易ザックカバーを作ってくれた。(超軽量で案外いいかも)
自分たちは雨を押して涸沢岳に向かうことにした。

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北穂高小屋で知り合った単独の方に 「同行させてもらいたい。」 と頼まれて穂高岳山荘まで行動を共にした。
ルートがルートなのでちょっと心配したが、大丈夫だった。
このルートもキレットに負けないくらいの岩稜で 「高所恐怖症」 の自分にとっては変態的な山だ。

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最低コルは、安心して休める場所だ。
これから涸沢岳への登りが始まる。

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ペンキマークが有るので迷うことは無いので助かる。

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クサリとハシゴが連続する。(サービス満点だ)
基本的にクサリには触らないが、ハシゴは使わせてもらう。

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地図上に [危] 印のあるルート上に今日は人っ子一人見えない。

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「涸沢槍」 の岩場にひっそりと咲くチシマギキョウ。

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D沢のコル付近の雪渓とオンタデ。

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ひたすら登る。

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岩の割れ目の小さなお花畑でシコタンハコベが雨に濡れていた。
シコタンハコベ(色丹繁縷)は、ナデシコ科ハコベ属の越年草で北海道や長野県の高山の岩場に自生する。
千島列島の色丹で最初に発見されたのでこの名前がある。
白い花弁に赤い葯が美しい。草丈は10~20cm。花期は7~8月。

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涸沢岳直下の登りで大雨になって、袖口やフードから水が侵入してきた。

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8時44分、北穂高岳から1時間29分を要して 「涸沢岳」 (3,110m)に着いた。
涸沢岳の三等三角点 [奥穂高] 3,103.1m は、山頂から100mほど北の、滝谷を見下ろす位置に設置されている。
雨脚が強く特に飛騨側は暴風雨に近い。こんな所に長居は無用だ。

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転げ降りるように穂高岳山荘まで下る。
この雨の中、岩場を歩こうという酔狂人はいないのか、北穂~穂高岳山荘まで誰にも会わなかった。
山荘前には、涸沢から登る人と奥穂から下る人がチラホラいる程度。

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同行した単独の方と山荘でお別れして、早々にザイテングラートを下山。信州側は風も弱い。

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雨に煙る前穂北尾根!いつ見てもかっこいい。「三歩」の世界が広がる。

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涸沢ヒュッテに向かって雪渓を下る。

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モレーン上部の中央付近が下って来たザイテングラートで左が奥穂高、右が涸沢岳の方向。涸沢カールはナナカマドを中心とした紅葉が美しく、9月下旬から10月初旬にかけての週末はどこの観光地?と思えるほどの人が押し寄せる。

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「涸沢」と言うだけあって、雨の少ない時期はほとんど涸れているが、北穂南稜と東稜の鞍部付近から流れ落ちる沢が確認できる。上部には北穂池もある。

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涸沢ヒュッテの名物は「おでん」?いやいや「カレー」でしょ。ここのカレーは煮込み具合が絶妙で美味い。まだ10時前だけど早速注文!

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北穂の南東山腹を左に見ながら本谷橋に向かって下る。雨も小降りになった。

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横尾本谷は写真左のまん中下辺りで左から流れてくる涸沢と合流し、横尾谷となる。横尾谷は横尾で槍沢と合流し梓川となる。下から1/3位の所に横尾右俣、横尾左俣の合流点も確認できる。右股の上部には雪渓も見えている。写真右は南岳東方へ突き上げる横尾尾根。

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本谷橋を左岸に渡る。ここまで下ると登山道の勾配は緩くなる。

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本谷橋から少し下ると、Y隊長が登ったという「屏風岩」が対岸に見えてきた。

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登ったルートのレクチャーも受けたが、「変態やー」としか言いようがない。普通の人はやらん方が賢明。この岩小屋跡が屏風岩へ向かう渡渉点の目印だったという。Y隊長が中を確認している。

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横尾橋で槍沢を左岸に渡ると初日に昼食を取った横尾。涸沢から 1時間33分(標準コースタイム 2時間00分)。屏風岩をゆっくり見物させてもらったので少しペースダウン。槍沢は100mほど下流で横尾谷と合流する。

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横尾で一休み。

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上高地を目指して只管歩く。横尾から37分(標準1時間10分)で徳沢についた。

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昭和初期の徳沢は放牧場で、最盛期には400頭の牛馬がいたそうだ。広々としていてキャンプを楽しむ人も多い。また、槍ヶ岳や穂高岳への中継基地、蝶ヶ岳の長塀尾根ルート登山口として登山者が集う。徳沢に立つ徳沢園は井上靖の小説「氷壁」で有名。特に休む必要も無いので先を急ぐ。温泉・ビール・飛騨牛が目の前にちらつく。

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前穂高岳・明神岳の山麓と梓川を右に眺めながら更に歩くこと37分(標準1時間00分)で明神。

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上高地の美しい森と清らかな流れ。

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河童橋まで帰ってきたが、相変わらず天気は良くない。

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13時37分、横尾から 1時間49分(標準コースタイム 3時間10分)で上高地バスターミナルに着いた。帰りはあかんだな駐車場までタクシーを利用した。料金は平湯まで定額制の4,500円。3人で割ると1,500円でバス賃の 1,130円より少し割高だが、タクシーに載せていた「トリオ」のトランシーバーを見つけて話かけると、アマチュア同士ということで500円引いてくれた。ラッキー!今年は天候不順で観光客も2割程度少ないという。

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平湯バスターミナル横にある「アルプス街道平湯」の日帰り温泉で汗を流してさっぱり。源泉かけ流しのお湯が気持ちいい~!

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奥飛騨から高山市街へ移動。この日の宿は2回目の利用となる高山駅前の「カントリーホテル高山」。2階がフロントで1階にはコンビニが入っている。駅に近いので鉄道利用でも便利。

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ホテルでお勧めの居酒屋をいくつか教えてもらって、歩いて2~3分の「飛騨 琢磨」さんへ。ちょっと高級そう?ご主人は京都の方で奥さんは沖縄だそうだ。

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カウンターと入れ込みがすっきりして清潔な、感じのよい店だ。お昼も食事ができるらしい。

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何はともあれ、お疲れ様でした。ヱビスで「かんぱ~い!」。

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飛騨牛の串にバイガイの刺身。よだれが出てるよ~。

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これは飛騨牛のタタキ。とろける~。

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極めつけは飛騨牛のステーキ!一口 666円!お先に一ついただいた。

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お味噌のピザに豚のから揚げ。たまらんちや!

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お酒は純米吟醸「翠翔」、ご主人が自家製トマトをサービスしてくれた。さっぱりとして美味い。十分に飲んだ後は、高山ラーメンの美味しい店を教えてもらって中締め。

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琢磨さんのお勧めは「桔梗屋」さん。右隣が偶然にも西穂~奥穂の時に飛騨牛を食べた「いずみ家」さんだった。

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シンプルなラーメンは600円。ぐるめピアには「鶏ガラに豚骨、煮干し、野菜などを加え、8時間じっくりと煮込んだ和風スープはあっさりとした醤油味。細いちぢれ麺と共に食べ進むうちにダシの旨みがゆっくりと舌にのる。程よい塩味と相まって、お酒を飲んだ後には抜群においしい中華そばだ。」とある。

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ホテル近くの池畑酒店でお土産の地酒と美味しそうなビールを買って、ほんとに締めの一杯。

■ 8月22日(日) ■
山旅5日目は、高山から四国に向けてひたすら帰るのみ。

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ひるがの高原SAで朝からカレーライス。
昼食は鴻池SAでカレーラーメン。ほんとにカレーとラーメンが好きやね~!

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初めて高知に来たトトロを連れて「Yちゃん」で生ビールの大をやる。

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