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三嶺さんぽ通信::槍ヶ岳(大キレット)・北穂高岳・涸沢岳 2011.8.18-22 ②

槍ヶ岳(大キレット)・北穂高岳・涸沢岳 2011.8.18-22 ②

■ 8月20日(土) ■
山旅3日目(登山2日目)は、槍ヶ岳山荘から大喰岳、中岳、南岳を経てキレット越えで北穂高小屋までの行程。
天候が好転すれば穂高岳山荘まで行きたかったが、大雨のため断念。

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<長谷川ピーク付近を行く先行のパーティー>

■行先・位置
大喰岳 (標高点 [・3101] 3,101m)
長野県松本市・岐阜県高山市、北緯36度26分09秒・東経137度38分46秒
中岳 (標高点 [・3084] 3,084m)
長野県松本市・岐阜県高山市、北緯36度19分47秒・東経137度38分48秒
南岳 (三等三角点 [北穂高] 3,032.7m)
長野県松本市・岐阜県高山市、北緯36度19分08秒・東経137度39分03秒
■コースタイム
槍ヶ岳山荘 7:23(23分)→ 大喰岳 7:46(35分)→ 中岳 8:21(50分)→ 南岳 9:11(9分)→ 南岳小屋 9:20(コーヒータイム)/9:56(56分)→ 長谷川ピーク 10:52(21分)→ A沢のコル 11:13(17分)→ 飛騨泣き 11:30(32分)→ 北穂高小屋 12:02
【4時間03分/4時間39分(休憩含む)】
※参考コースタイム 6時間35分(昭文社 「山と高原地図」)
■コース水平距離 5.9㎞
■天気 ずっと雨
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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槍ヶ岳山荘から北穂高岳までは約5.9㎞(昨日の1/3弱)。
南岳小屋から北穂高小屋までの 「大キレット」 通過に要した時間は2時間6分(標準3時間30分)。
【水平距離5.86㎞、沿面距離6.37km、累積標高差(+)855m (-)858m】

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雨で霞む槍ヶ岳を後にして北穂高へ向かう。
昨日登っておいてよかった。

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雲海に浮かぶ抜戸岳周辺の稜線。
笠ヶ岳には雲が覆い被さってわずかしか見えないけど 「しぶい!」

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標高3020mの「飛騨乗越」は、大喰岳との鞍部で日本最高所の峠。
ここから西に飛騨沢を下れば、槍平を経て新穂高温泉へと下ることができる。
槍の穂先がまだ確認できる。

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トウヤクリンドウ(当薬竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の多年草で北海道・本州(中部以北)の高山帯の岩場や砂礫地に自生、黄色の花弁に緑色の斑点が特徴で胃薬として用いられたのでこの名前がある。花期は8~9月。
槍ヶ岳山荘から大喰岳山頂まで23分、大喰岳から南岳までは際立ったピークが存在しない。

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大喰岳から中岳は35分。
背中まで35分~♪(古っ!)

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雨にぬれたチングルマも美しい。
コケモモ(苔桃)は、ツツジ科スノキ属の常緑小低木で北海道・本州(中部以北)・四国の高山に分布する。
三嶺などで見かけるウスノキの仲間で赤く熟れた果実はとても美味しく、北アメリカではマウンテン・クランベリーと呼ばれる。
ただし、国立公園内なので採取不可、花期は6~8月。

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チシマギキョウ(千島桔梗)は、キキョウ科ホタルブクロ属に属す多年草で北海道・本州(中部以北)の高山帯の岩場などに分布する。
白い毛があるのでイワギキョウと見分けがつく。花期は7~8月。

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中岳から南岳まで50分。
南岳(3,032.7m)の三等三角点の基準点名は、なぜか 「北穂高」。
穂高の北ということか?

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槍ヶ岳山荘を出発してから1時間57分(標準コースタイム2時間50分)で南岳小屋に着いた。

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南岳小屋で一休み。
KitKat とコーヒーで一服。

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小屋の近くの窪地で雷鳥の親子が散歩していた。
地味な夏毛で周囲に溶け込んでいる。
ガスって入るいるような時に出会う確率が高い。

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いよいよ今日の核心、はじめて 「大キレット」 に突入する!

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なかなかの高度感! 「奈落の底」 へ吸い込まれるようだ。いいねー!

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長いハシゴを下りる、と言ってもたいしたことはない。
手がかり足がかりがあればハシゴが無くてもいけそうだけどねえ・・・。

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更にもう一つ短いハシゴ。

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最低鞍部をいつの間にか通過して、目の前には 「長谷川ピーク」 らしき岩峰が見えてきた。

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長谷川ピーク付近で普通は避けて通る岩に座るY隊長。
先行する学生4人のパーティーが停滞しているようなので、待っている間に飛騨側の急斜面を撮りながら余裕?の休憩タイム。

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長谷川ピークを越えて下る。

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ガスで視界は、20~30m といったところか。

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先行組はなかなか下りられなくて苦労しているようだが、時々滑落事故も起きているので慎重に!

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追いついて後ろからプレッシャーをかけるY隊長。
「慌てなくてもいいよ~。」

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ガスが上がる滝谷は、「たてとるなー!!」

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ついに追い抜かせてもらった。
お先に失礼して 「馬の背」 と呼ばれる難所部分を下る。
まだまだ高度感のある岩場が続く。

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A沢のコルに下りながら長谷川ピークを振り返ってみるとこんな感じ。
信州側にはハイマツがへばりついている。

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コルに着地するまでは安心できない。

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A沢のコルから通ってきた岩稜を振り返ってみる(左)。
ここで、更に2人のパーティーを追い抜いた。
前方には北穂への岩壁が立ちはだかる。
先行者はいないようだが、これから先は落石が多いらしいので要注意!
落石を起こしてもいけない。

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こんな所も越えていかねばならない。
「飛騨泣き」 の始まりか?

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たいしたことが無いように見えるが、信州側はすっぱり切れ落ちている。

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大きな鎖と鉄板の足場が打ち込まれた岩場を通る。
滝谷の威圧感は写真や文章では伝えきれない。
どうやらこの付近が飛騨泣きの核心部分だったようだ(振り返って撮影)。

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もう直ぐ開きそうなチシマギキョウの花束。
「お腹空いた~!」

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12時2分、南岳小屋を出発してから2時間6分(標準コースタイム3時間40分)で「北穂高小屋」に着いた。
まだ時間的には穂高岳山荘まで行く余裕があるのだが、雨足が強くなったので本日の行動はここで取り止め。

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生ビールがあったので早速、注文した!

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「たまらんぜ!」

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北穂小屋の 「味噌ラーメン」 は美味い!
つまみを持ち寄って大宴会!

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こぢんまりとしていて居心地の良い小屋だ。
ワインも注文してしまった!

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オシャレな 「Kitahotaka ワイン」。

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大雨の中、小屋から遠く離れた南稜のテント場 (三歩が住んでいる辺り?)
までテントを張りに行くのも億劫になり、今日も小屋泊にしてしまった (^^;)

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素泊まりだと食事の時間中は食堂を使えないので、テラスで夕食を取る。
ブルーシートを張ってくれているので雨はしのげる。

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食事が終わると、再び食堂に入って3人で持ち寄ったウイスキーを空にした。
ダメ押しに 「大雪渓」 の純米酒を一杯。
「酔った~!もう飲めね~!」

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