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三嶺さんぽ通信
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寒風山・笹ヶ峰 2014.7.26
よろしくお願いします!
天気がよい日は笹原のきれいな稜線を歩きたくなる。
平家平と笹ヶ峰の二者択一で、稜線までのアプローチが短い笹ヶ峰に決定。
強い日差しの下、寒風山から一等三角点の山頂まで歩いてみた。
<笹ヶ峰>
■行先・位置
寒風山 (標高点 [・1763] 1763m)
高知県いの町・愛媛県西条市、北緯33度48分42秒 東経133度15分42秒
笹ヶ峰 (一等三角点 [笹ヶ峰] 1859.6m)
愛媛県西条市・高知県いの町、北緯33度49分41秒・東経133度16分29秒
■コースタイム
寒風山登山口 8:22(40分)→ 桑瀬峠 9:02/9:05(48分)→ 寒風山 9:53/10:06(1時間4分)→ 笹ヶ峰 11:10(昼食)/12:04(1時間3分)→ 寒風山 13:07/13:20(31分)→ 桑瀬峠 13:51/13:53(25分)→ 寒風山登山口 14:18
<行き 2時間32分 帰り 1時間59分 計 4時間31分>
■コース水平距離 10.6㎞
■天気 晴れ時々曇り
■楽しさ ★★★★★(満点!)
寒風山隧道の高知県側出口から寒風山を経て稜線を縦走するコースは、往復約11kmと1日の行動距離としても手頃。
笹ヶ峰のみだと、西条側の笹ヶ峰林道登山口から丸山荘を経て山頂に至るコースがもっともよく利用される。
【水平距離10.631㎞、沿面距離11.076km、累積標高差(+)1221m (-)1221m】
寒風山登山口の車は、手前の第二駐車場を含めて12~13台というところ。
この駐車場がうまるのは割と遅く、下山する頃に登る人をよく見かける。
寒風山登山口から笹ヶ峰までの水平距離は5.3㎞と思ったほど長くない。
それでも、登山口から急登でアップダウンも多いので歩き応えは十分。
ギンバイソウ(銀梅草)は、ユキノシタ科ギンバイソウ属の多年草で本州(関東以西)・四国・九州の山地の木陰に生える。
葉の縁に鋭い鋸歯があり、先が2つに裂けている。
登る時点では蕾がほとんどで、午後には少し開いていた(右は下山時)。
ミヤマツチトリモチ(深山土鳥黐)は、ツチトリモチ科ツチトリモチ属の多年草。
葉緑素を持たず、カエデ類やシデ類などの根に寄生して栄養を得ている。
生え始めたばかりでまだ 「芽?」 の状態。
環境省レッドデータ絶滅危惧II類(VU)
ウツボグサ(靫草)は、シソ科ウツボグサ属の多年草で日当たりのよい草地や道ばたに生え、特に珍しい草でははい。
花穂を乾燥させたものを夏枯草(かこそう)といい、利尿薬に利用される。
アカモノ(赤物)は、ツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木で北海道・本州・四国の低山から高山帯下部で見られる。
赤く熟した偽果は甘みがあり食用になる。
9時02分、寒風山と伊予富士を結ぶ縦走路の最低鞍部 「桑瀬峠」 に着いた。
木陰がないので長く休む気にならない (>_<)
ハシゴやお助けロープが点在する寒風山の登山道は変化があって面白い。
アプローチも楽なので登山者も多い。
振り返れば、ゴツゴツした伊予富士の稜線。
シモツケソウ(下野草)バラ科シモツケ属の多年草。
この花も午前中は蕾が多かった。
ミヤマカラマツ(深山落葉松)は、キンポウゲ科カラマツソウ属の多年草。
カラマツソウとは葉の形や托葉(たくよう)の有無が相違する。
ヤマアジサイ(山紫陽花)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木で湿った林内や沢沿いになどに生育し、サワアジサイの別名がある。
花の色は、紅色を帯びるものや白、紫、青など色々。
イワキンバイ(岩金梅)は、バラ科キジムシロ属の多年草で高山帯に咲くミヤマキンバイによく似ているが、小葉の鋸歯の尖り具合が低くて葉柄がない。
シコクフウロ (四国風露)は、フウロソウ科フウロソウ属の多年草で夏の四国山地を代表する花。
ナンゴククガイソウ (南国九蓋草)ゴマノハグサ科クガイソウ属の多年草で本州(紀伊半島)・四国・九州の日当たりのよい山地や草原に見られる。
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)は、はユリ科ギボウシ属の多年草。
花が美しく、若芽や若葉などが山菜のウルイとして利用される。
寒風算の山頂が近づいてきた。
ちょっと天気良過ぎて、口からこぼれるのは 「暑いー!」 ばっかり (>_<)
シモツケ(下野)は、バラ科シモツケ属の落葉低木。
シモツケソウに似ているが、こちらは「木」。
花を撮るのも嫌になるほど暑い。
9時53分、登山口から1時間31分で寒風山山頂に到着。
笹ヶ峰まで行くのはは、ちょっと 「しんどいなあ (*_*)」
寒風山の基準点は写真測量による標高点のみなので三角点などはない。
境界杭と思われる 「山」 の石柱が設置されている。
吹く風は下界とは大違いの涼しさで、休んでいるうちに元気が出てきた。
行くなら、はよう 「行かんといかん!」
寒風山東面直下から見る笹ヶ峰とちち山。
けっこう遠く感じるが、寒風山がほぼ中間なので残りの水平距離は約2.6km。
最低鞍部を通過し登りにかかる。
樹林帯と笹原がくっきり別れる笹ヶ峰。
寒風山を振り返る。
左が高知県側(いの町)、右が愛媛県側(西条市)。
「笹ヶ峰まで25分」 の道標からが以外と遠い。
笹ヶ峰登山口・丸山荘方面との分岐まで来たら山頂まで2~3分。
11時10分、寒風山から1時間04分で笹ヶ峰山頂に到着!
汗だくだー!
<基準点の概要>
●基準点コード:TR15033529101
●等級種別:一等三角点
●冠字選点番号:真1
●基準点名:笹ケ峰
●標高:1859.6m
標高は今年、1859.5mから1859.6mへと10cm高くなっている。
山頂に祀られる 「金剛笹ヶ峰石鉄蔵王大権現」 と 「大日大聖不動明王」。
ちち山を眺めながらランチタイム。
サッポロ一番 「ふなっしーの千葉を応援! 醤油ラーメンなっしー!」
具材には「ふなっしーナルト」が入り、「梨汁ブシャー小袋」が付いている。
この際、味は 「どうでもいいなっしー!」
エネルギー:410kcal、食塩相当量:6.6g
お昼が済んだら一休みして寒風山に向かって引き返す。
寒風山に戻る頃には、持ってきた2リットルの飲料をほとんど飲んでしまった。
夏場は最低2リットル、できたら3リットル欲しい。
シシウド?イシヅチボウフウ?
どうやら、ウバタケニンジンらしい。
ウバタケニンジン(姥岳人参)は、セリ科シシウド属の多年草。
四国・九州の岩場などに分布し、草丈20~50cmとシシウド仲間では小型。
葉は2~4回4出羽状複葉でイシヅチボウフウより細かく切れ込んでいる。
朝は、ほとんど蕾だったシモツケソウも日差しを浴びて開いていた。
桑瀬峠まで帰ったらもう下山したようなもの。
14時18分、登山口に帰って来たー!
なんだか、「ほっとする」 な・・・。
何はさておき風呂に入らないことには!
下山後は最寄の 木の香温泉 で汗を流して帰ろう!
熱気がこもらない木の香温泉の浴室は気に入っている。
露天風呂もある外のデッキもいい感じ。
木の香温泉
〒781-2615 高知県吾川郡いの町桑瀬225-16
TEL:088-869-2300
FAX:088-869-2608
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