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三嶺さんぽ通信::鋸山・豊受山・赤星山 2014.5.3

鋸山・豊受山・赤星山 2014.5.3

中尾から登ってカタクリを見てこようと思って出かけた赤星山。
途中、噂に聞いた鋸山のカタクリも気になってきて金砂湖手前でUターン、初めて訪れた翠波高原からアプローチ。

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<賑やかな赤星山山頂>

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■行先・位置
鋸山 (三等三角点[碁石] 1017.3m/山頂≒1023m)
 愛媛県四国中央市、北緯33度56分04秒・東経133度30分18秒
豊受山 (三等三角点[鳥子山] 1247.4m/山頂≒1262m)
 愛媛県四国中央市、北緯33度55分45秒・東経133度28分44秒
赤星山 (二等三角点 [赤星山] 1453.2m)
 愛媛県四国中央市、北緯33度55分10秒・東経133度27分29秒

■コースタイム
林道待避所 8:16(8分)→ 鋸山登山口 8:24(21分)→ 見晴らしの良い岩 8:45/8:51(0分)→ 鋸山三角点 8:51/8:54(1分)→ 鋸山 8:55/8:57 →(カタクリ群生地)→(39分)→ 四等三角点 [?] 9:36/9:43(23分)→ 豊受神社祠 10:06/10:10(12分)→ 豊受神社 10:22/10:23(4分)→ 豊受山[1270m] 10:27(2分)→ 豊受山三角点 10:29/10:37(3分)→ 豊受山 10:40/10:41(14分)→ 野田登山口分岐 10:55/10:56(43分)→ 赤星山 11:39(カタクリ群生地・昼食)/12:46(43分)→ 野田登山口分岐 13:29(19分)→ 豊受山南峰 13:50/13:56(2分)→ 豊受神社13:56/13:58(9分)→ 豊受神社祠 14:07(22分)→ 四等三角点 [?] 14:29/14:31(24分)→ 鋸山 14:55/14:58(1分)→ 鋸山三角点 14:59(10分)→ 鋸山登山口 15:09(6分)→ 林道待避所 15:15
【行き 2時間50分 帰り 2時間16分 計 5時間06分】
■コース水平距離 14.5㎞
■天気 晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

140503_akaboshi.jpg 140503_akaboshi_v.jpg行きは、林道の待避所から鋸山登山口、鋸山三角点、鋸山を経て豊受山と豊受山三角点をピストンし、縦走路を赤星山へ。
帰りは、豊受神社南東の展望の良い「豊受山南峰」をピストンして同じ銃走路を帰る14.5km、累積標高差約1400mの行程。
【水平距離14.502、沿面距離15.021m、累積標高差(+)1397m (-)1405m】

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初めて見た「翠波高原」の菜の花畑は、朝早いので訪れている人はまばら。
写真を撮るなら午前中早めの斜光がいいね。

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リサーチしてないのでよく分からないが、この車は登山者に違いない・・・。
「香川ナンバーやし~!」
そのまま林道を西に進むと、ナビ画面の現在地が鋸山を過ぎていく。
「やはり、ここだ。」 と引き返して後へ駐車。

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ツボスミレとシハイスミレ。

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道標も何もないけど、「ここかなー?」
この辺から入ると、「尾根に出そう・・・」 な気はするな。

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「なんだ、ここまで入れるのか!」
余り広くないし、近いので舗装された林道から歩いても大したことはない。
駐車スペースを過ぎると、すぐに登山口があった。

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取り付きは人工林の急登。

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人工林を抜けると勾配が緩くなり雑木林に変わる。

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山頂手前で右手の踏み跡をたどると、展望の良い岩の上に出た。

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8時51分、登山口から27分(休憩含む)で鋸山三角点に到着。

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【基準点の概要】
●基準点コード:TR35033742001
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:菜45
●基準点名:碁石
●標高:1017.3m

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三角点の50~60mほど先の大きな岩の上が鋸山山頂だ。
山頂の標高は、三角点からの標高差から 1023m程度と思われる。
この山も山頂から外れた位置に三角点が存在するということになる。

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進行方向に手前から [四等三角点1140m?] と [標高点・1154m] のピーク。
その奥が南北に長い豊受山の山頂部分で、中央付近が山頂、右端が三角点、(豊受神社の建つ暗部を挟んで)左端が南峰ということになる。
赤星山は、更にその奥に隠れている。
(けっこう距離ありそう・・・)

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淡い色で目立たないが、銃走路周辺に無数のカタクリが咲く「カタクリ街道」

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カタクリ(片栗)は、ユリ科カタクリ属に属する多年草。
かつては、この根茎から抽出したデンプンを片栗粉として用いていたが、今売られている片栗粉はジャガイモから作られている。

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左は、細かく裂けた葉が特徴のエイザンスミレ(叡山菫)。
ミヤマキケマン(深山黄華鬘)は、ケマンソウ科キケマン属の越年草(2年草)。
茎は赤みを帯び、フウロケマンの変種とされる。
距はフウロケマンより短く、アルカロイド系の毒を持つ。

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お助けロープの急登を登りきって分岐を左に折れると、鋸山から一番手前に見えたピークに出た。

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刈り払われた小さな山頂からは、豊受山と赤星山がよく見える。
予報より天候は少し悪く、霞んでいる。
三角点らしき標柱には「四等三角点」と書かれてはいるが、国土地理院の地形図を見ても「三角点・電子基準点の標高成果」を閲覧しても見つからない。
(??????)

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エンレイソウ(延齢草)は、ユリ科エンレイソウ属の多年草。
ユリ科の植物は3数生のものが多く、エンレイソウの葉も花弁も3枚。
ツクバネソウ(衝羽根草)は、ユリ科ツクバネソウ属の多年草。
花弁は4枚で黄緑色をしているので長い雄しべがないと目立たない。
輪生する4枚の葉の様子を羽根つきの羽根に見立ててこの名前がある。

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ニリンソウ(二輪草)は、キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草。
スプリングエフェメラルを代表する花のひとつで一輪だけ咲いても「ニリンソウ」
ヒトリシズカは名前の通り、ブラシのような花を1つずつ咲かせる。

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ヤマルリソウ(山瑠璃草)は、ムラサキ科ルリソウ属の多年草で林縁や道端などの少し湿った場所に生えていることが多い。
直径1cmほどの淡い紫色~淡い紅色の小さな花が美しい。
ミツバツチグリ(三葉土栗)は、バラ科キジムシロ属の多年草。
花弁は5枚で葉は鋸歯のある3枚の小葉、葉柄の基部には托葉がつく。

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概ね尾根通しの縦走路を西へ向かう。

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少し平坦な場所に出て鳥居を潜ると祠があった。
刻まれた字をよく見てみると、どうやら「豊受神社」と書いているようだ。

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左はまったく珍しくないタチツボスミレ(立坪菫)。
右のコミヤマカタバミ(小深山傍食)は、カタバミ科カタバミ属の多年草で、山地の林床に生え、日光が当たらないと開かない。

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尾根北側の少し低い位置に鎮座する豊受神社。
(こんな山奥によく建てたものだな~!)

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<豊受山山頂>
神社の後の尾根に出て赤星山への縦走路を左に分けると、山頂まで50m。
山頂の道標にある 1247.4m は、150mほど北に位置する三角点の標高だ。

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山頂から痩せた尾根道を北へ少し下ってみる。

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豊受山三角点付近には痩せ尾根を好むアケボノツツジが咲く。

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わずかに盛り上がったコブの中央に三角点が埋設されている。
三嶺などのように山頂のど真ん中に三角点がある山ばかりではなく、石鎚山のように数100mも離れた位置に存在するケースもある。
【基準点の概要】
●基準点コード:TR35033731801
●等級種別:三等三角点
●冠字選点番号:加32
●基準点名:鳥子山
●標高:1247.4m

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<標高点・1154m付近からの豊受山>
等高線が1250mラインまでしかないのが気になるが、三角点との標高差からすると山頂は 1262m ほどありそうだ。

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分岐に戻ったら主稜線を赤星山へ向かう。

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豊受山山頂から15分程度で野田登山口分岐を通過する。

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ユキザサ(雪笹)は、ユリ科ユキザサ属の多年草で深山の陰地に自生する。
雪の結晶のような美しい花を咲かせ、秋に赤いガラス玉のような実をつける。
花が咲いたところを見てみたい。
右は、二輪が同時に開いた正真正銘の?ニリンソウ

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ヤマエンゴサク(山延胡索)は、ケマンソウ科キケマン属の多年草。
ジロボウエンゴサクの苞葉が全縁なのに対し切れ込みがあるので識別できる。
ハルトラノオ(春虎の尾)は、タデ科イブキトラノオ属の多年草で日本固有種。
イブキトラノオが陽当たりのよい草原などに生えるのに対し、こちらは山地の木陰など少し湿った場所に生えることが多い。

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ミツバツツジは今が最盛期!

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明るい尾根筋を進む。

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11時39分、豊受山山頂から58分(休憩含む)で赤星山山頂に到着。
鋸山登山口から3時間15分(休憩含む)だが、花のない季節なら3時間もかからないだろう。

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赤星山の三角点は、山頂のほぼ1番高い位置に埋設されている。
【基準点の概要】
●基準点コード:TR25033730601
●等級種別:二等三角点
●冠字選点番号:美4
●基準点名:赤星山
●標高:1453.2m

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赤星山もカタクリの群生が有名。

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陽当たりがよいので鋸山周辺で見たときより花弁が開いて立っている。

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さて、お昼!お昼!
今日の一杯は、4月28日にリニューアル発売された、ビーフの味わい欧風仕立て 「カップヌードル 欧風チーズカレー」。
エネルギー:414kcal、食塩相当量:5.1g
12時46分、下山開始。

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ワチガイソウ(輪違草)は、ナデシコ科ワチガイソウ属の多年草で白く5枚の花弁に雄しべの葯が柴色の花を咲かせる。
コチャルメルソウ(小哨吶草)は、ユキノシタ科チャルメルソウ属の多年草で広葉樹林の沢沿いや斜面などの湿った場所に生えている。
魚の骨のような細い花弁はひげ状に7~9裂し、花びらには見えない。
チャルメルとは、ラーメンのチャルメラと同じ中国の楽器「哨吶」(スオナー)に由来し、ポルトガル語で「チャラメラ(charamela)」という。

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豊受山が近づいてきた。
左が山頂で左の三角点に向かって緩やかに下っている。
中央付近の裏側に豊受神社があり、右端が南峰。

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豊受山の尾根に出たら豊受神社の上を通過して南峰へ行ってみた。

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南峰からは、標高点 [・1154m] と 四等三角点 [?] から左に折れた先に小さく鋸山が見える。
南峰から直接縦走路に直接下るルートはないようだ。

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萼片や葉の形や色からすると、ミヤコアオイ(都葵)かなあ?
ミヤコアオイ(都葵)は、ウマノスズクサ科カンアオイ属の多年草で本州(近畿~島根県)と四国の山地の林内に生える。
花のように見えるの花弁ではなく3枚の萼片で淡い紅紫色~暗紫色。

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四等三角点の周辺にもカタクリの群生。

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鋸山山頂で一休みして、瀬戸内海と四国中央市の市街地を望む。

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15時09分、赤星山から2時間10分で登山口まで帰って来た。
赤星山・豊受山は、中尾集落からしか登ったことがなかったが、反対側から登って見ると、また新しい発見が色々あって面白い山行になった。

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三嶺さんぽくらぶ



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