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三嶺さんぽ通信::三嶺トレイル 2012.9.15

三嶺トレイル 2012.9.15

週末はぐずついた天気が多く、明日、明後日の予報も良くない。先週末もあまり良くなくお休みしたので今週は行っておかないと2週連続になってしまう。

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<収穫?の秋>

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■行先・位置
三嶺 (二等三角点 [三嶺] 1893.4m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分22秒・東経133度59分16秒
西熊山 (三等三角点 [西熊山] 1815.9m)
高知県香美市・徳島県三好市、北緯33度50分06秒・東経133度57分50秒

■コースタイム
光石登山口 9:51(29分)→ 八丁ヒュッテ 10:20(18分)→ 渡渉点 10:38(53分)→ お亀岩避難小屋 11:31/11:34(2分)→ お亀岩 11:36/11:38(16分)→ 西熊山 11:54(12分)→ 大タオ 12:06(27分)→ 三嶺 12:33/12:39(23分)→ カヤハゲ 13:02/13:03(35分)→ さおりが原 13:38/13:42(39分)→ 光石登山口 14:21
<行き 2時間37分 帰り 1時間37分 計 4時間14分>
■コース水平距離 15.1㎞
■天気 曇り時々雨、時々晴れ
■楽しさ ★★★★★(満点!)

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お馴染みの周回ルートは、光石登山口 → 八丁 → お亀岩 → 西熊山 → 三嶺 → カヤハゲ → さおりが原 → 光石登山口の水平距離約15㎞。
【水平距離15.10㎞、沿面距離15.61km、累積標高差(+)1441m (-)1415m】

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天気が冴えないため登った人は少ないようだが、Oさんの車がある。

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長笹谷合流付近の橋の災害復旧工事はいつになるだろう。
ツチアケビのソーセージのような実は随分大きくなっていた。

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この時期はキノコの季節!

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クリなどの木の実もたっぷり!クマが喜ぶ。

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スギの切り株から大量発生していたのは、センボンイチメガサ(千本市女笠)。モエギタケ科センボンイチメガサ属の食菌で春から秋にかけて各種広葉樹や針葉樹の切り株上や倒木上に群生する。傘の径は1.5~4cmと小さくまんじゅう形から平らに開く。

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センボンイチメガサの柄にはあまりはっきりしないつばがあり、 それより上は淡褐色で下は黄褐色から茶褐色で細かいササクレがついている。猛毒のコレラタケとの違いはササクレの有無。パスタや炒め物にGood。

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「一目千本」と言うと桜やアケボノツツジを思い出すが、見事なセンボンイチメガサの群生。湿っている時には粘性が出てテカり、傘の周囲に条線が現れる。

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ヤマシャクヤク(山芍薬)は、ボタン科ボタン属の多年草で環境省レッドリスト、絶滅危惧II類(VU)に指定されている。秋に実が熟すと清楚な白い花からは想像つかないちょっとグロテスクな赤と黒の種ができる。
シコクブシ (四国附子)キンポウゲ科トリカブト属の多年草で本州(関東西部~近畿)・四国のやや高い山地の林内に自生する。
共に有毒なので鹿もめったに食べない。

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シロハツモドキ(白初擬)は、ベニタケ科ベニタケ属のキノコ。
夏から秋にかけてシイやクヌギなどの雑木林の樹下に生える。全体白色で部分的に淡褐色を帯びヒダは密。基本的には不食とされる。
ヌメリツバタケモドキ(滑り鍔茸擬)は、キシメジ科ツエタケ属のキノコでヌメリツバタケによく似ていてブナなどの倒木に群生する。

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ヌメリツバタケモドキの柄にはツバがあり、ヒダはあらくて波打っている。新鮮なものはヌメリがあって柔らかいのでお吸い物とか酢の物に。

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クヌギタケ(櫟茸)キシメジ科クヌギタケ属のキノコで夏から秋にかけて広葉樹の倒木や朽木に群生する。カサは円錐形から平らに開き放射状の条線がある。まだ条線が目立ず綺麗だったが、あまり美味いキノコではないらしい。

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カンカケの登りは走れない。

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ハガクレツリフネ(葉隠釣舟)は、ツリフネソウ科ツリフネソウ属の多年草。距はくるりと巻き込んでいるが、ツリフネソウ(2重巻)ほどにはなってない。

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テンニンソウ(天人草)は、シソ科テンニンソウ属の多年草。沢沿い広葉樹林など湿った斜面に群生していることが多い。淡黄色の花はあまり目を引かない。

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シオガマギク(塩竈菊属)は、ゴマノハグサ科シオガマギク属の多年草。高山に咲くタカネシオガマのみは一年草。
遅咲きのウマノアシガタ(馬の脚形)が残っていた。別名のキンポウゲ(金鳳花)は八重咲のものを指す。

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麓からは見えていた稜線も、お亀小屋に着く頃にはガスに覆われてしまった。

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南から北へとガスが抜けて行くお亀岩の鞍部を西熊山に向かって登る。

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ツリガネニンジン(釣鐘人参 )は、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。
若葉は山菜に、根は乾燥させて咳止めの漢方薬として用いる。

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リンドウ(竜胆)は、リンドウ科リンドウ属の多年草で本州・四国・九州の山野に自生する。花は晴れないと開かない。
アキノキリンソウなどとともに秋を代表する植物として、人里周辺や草地に自生していたが、山に登らないと見られなくなった。

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西熊山から三嶺方面も真っ白。

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西熊山から三嶺の稜線は、少し走ることができる。足元がぬかるんでいて、笹で見えにくいのでゆっくりと。ソックスも靴もすっかり濡れてしまった。

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大タオに向かってなだらかに下る登山道。

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左手に三好市東祖谷山の山裾に点在する集落と祖谷山系の稜線を望む。

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アキノキリンソウ(秋の麒麟草)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草でリンドウなどと共に秋の草花の代表的存在。
タカネオトギリ(高嶺弟切)は、オトギリソウ科オトギリソウ属で四国と九州の山野に自生する。そろそろ花の時期は終わって葉っぱが赤くなる。

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「大タオ」までやってきた。「タオ」は山の鞍部を意味する古語で、「とうげ」という言葉はタワ越え・タオ越えが転じたとする説が有力だという。
登山用語では乗越(のっこし)などと言い、クロスする稜線から見れば鞍部、窓、コルなどという。大タオはその名にふさわしいなだらかな鞍部で、土佐と阿波の国境になっている。盗人沢を詰めるとこの峠に出る。

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青ザレ付近のミヤマクマザサとコメツツジのトレイル。
ツリガネニンジンやアキノキリンソウの開花から半月ほど遅れでヤマラッキョウも咲き始めた。お亀岩から三嶺の稜線付近、ミヤマクマザサの登山沿いに多い。

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いいことだけど、ミヤマクマザサが繁茂して登山道が見えなくなってきた。

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登山口から2時間37分で山頂到着。「そこそこ晴れていて涼しい」、「写すものが少ない」など条件が整ったときの理想のタイムは2時間前後なのだが・・・。

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気温は15℃、ウェアが濡れているのでじっとしていると寒い。さっさと下ろう。
気圧の変化もあるので高度計は20mほどの誤差がある。許容範囲やね。

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群生するシコクブシ。

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ツキヨタケが生えるブナの立ち枯れ木(左)。

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苔むす倒木のセンボンイチメガサとアオベンケイ。

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さおりが原でOさん、Wさんに遭遇し、ここからは歩いて下山。
朝が遅かったとはいえ、1時半を回ったのでさすがにお腹が減った~。

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帰ってからの遅いランチタイムになった。
山のお昼はやっぱりラーメン。今日の一杯は超定番、日清「カップヌードル シーフードヌードル」。
来週は懸垂下降の練習をしておかないと・・・。



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