梅雨明けが待ち遠しい海の日の連休、東北の最高峰「鳥海山」に登る機会を得て、雨とガスと雪渓に翻弄されながら、高山植物と岩登り?を楽しんだ。
<鉾立から山頂方面を望む - 山頂は左奥の雲の中>
■ 7月13日(金) ■
山旅初日は、高知から空路 山形県(庄内空港)へ入り、酒田市内観光と鳥海山4合目(約1,000m)の国民宿舎「大平山荘(おおだいらさんそう)」までの行程。
<-山居倉庫-の庄内米歴史資料館>
高知空港 10:10-11:30 羽田空港(ANA564便)
羽田空港 12:35-13:35 庄内空港(ANA895便)
庄内空港-酒田夢の倶楽-本間美術館-大平山荘(貸切バス)
雲の上は青空が広がり清々しい天気。でも庄内平野に着陸する頃は梅雨空。
全日空ボーイング767-300で庄内空港へ到着。全日空はジェネラル・エレクトリック(GE)のエンジンを採用した767-300を50機保有している。
自動着陸も可能なオートパイロット機能をもった「ハイテク機」。
今回の山旅で3日間お世話になった酒田市の「松山観光バス」
最初に立ち寄った、酒田市観光物産館 - 山居倉庫「酒田夢の倶楽」は、米倉として100年の歴史がある「山居倉庫」に平成16年オープン。
酒田の歴史と文化を展示する11号館「華の館」と、お土産品コーナーなどがある12号館「幸の館」の2棟で構成されている。
シンボルのケヤキ並木を眺めながら休憩できるオープンテラスもある。
倉庫を西日や強風から守ってきた山居倉庫のシンボル、ケヤキ並木。
山居倉庫は明治26年(1893)、酒田米穀取引所の付属倉庫として建造され、百年以上経った今も現役の農業倉庫として利用されている。
土蔵造りの12棟の屋根は二重構造で、倉の内部は湿気防止構造になっているほか、背後を囲むケヤキの大木は日よけ、風よけの役目を果たし、自然を利用した低温管理が行われている。
次に訪ねた「本間美術館」は、北前船で繁栄した湊町酒田の「芸術・自然・歴史の融合」をキャッチフレーズにしている。
別荘「清遠閣」の精緻な京風木造建築の美、庭園「鶴舞園」の幽邃な四季の風情、新館における近世の古美術から現代芸術企画展を楽しめるというもの。
本館と庭園は、本間家四代光道が文化10年(1813)、丁持(ちょうもち、港湾労働者)たちの冬期失業対策事業として築造した別荘。
島の松に鶴が飛んできたことから酒井侯が「鶴舞園」と名付けた回遊式庭園は、鳥海山を借景にしているが、曇っていて肝心の鳥海山は見えなかった。
北前船で運ばれた諸国の銘石と御影石の大小の灯籠が、時を経た木立の風情を引立たてる。
本館「清遠閣」は、茶室「六明廬」を備え、藩主が領内巡視の折度々来臨した所、柱は檜の四方柾で床の間の脇床・違棚は欅の玉杢(たまもく)を用い、京風の精緻な造りとなっている。
明治末、一部二階建てに改装され、大正14年には昭和天皇が宿泊したという。
酒田市を後に鳥海山の山麓の遊佐町に向かう。
なだらかな裾野に重い雲が垂れ込める。
右下の羽越本線(うえつほんせん)は、新潟市の新津駅から秋田市の秋田駅を結んでいる。
鳥海ブルーライン(山形県道210号鳥海公園吹浦線)で登山基地の大平へ。
今日のお宿は、登山口に程近い「国民宿舎大平山荘(おおだいらさんそう)」
夕食タイムには、もちろん軽く前祝い。
お銚子の注文が5本、10本と増える。部屋に帰っても、まだやる。
隣の隣まで聞こえたという、同室の寝言やいびきを物ともせず熟睡。
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