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三嶺さんぽ通信::天狗塚 2011.5.3

天狗塚 2011.5.3

日も高くなってから今年初めての天狗塚へ向かった。今日は軽くトレランで行って帰りは植物観察でもしながら帰る予定だ。

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■コースタイム
光石登山口 8:57(19分)→ 八丁 9:16(15分)→ 渡渉点 9:31(40分)→ お亀岩避難小屋 10:11(2分)→ お亀岩 10:13(15分)→ 天狗峠 10:28(8分)→ 天狗塚 10:36(9分)→ 天狗峠 10:45(10分)→ お亀岩 10:55(5分)→ お亀岩避難小屋 11:00(昼食)/11:30(1時間00分)→ 渡渉点 12:30(28分)→ 八丁 12:58(50分)→ 光石登山口 13:48
≪行き 1時間39分 帰り 2時間42分 計 4時間21分≫
■コース水平距離 13.1㎞
■天気 曇り

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冬場は少なかった登山者も暖かくなって増えてきた。今日は曇りなのでどうだろう?

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光石登山口には車ガ 8台。スタートは 8時57分で八丁到着は 9時16分に着いた。

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ミヤマハコベ(深山繁縷)は、ナデシコ科ハコベ属の多年草で北海道(西南部)・本州・四国・九州 の山地の谷沿いなど湿ったところに生える。 5枚の花片は深く切れ込んでいるので 10枚に見える。普通のハコベより大きく直径は1.5㎝ほどあるので林内では目立っている。由来は春の七草の一つ、ハコベの仲間で山に生えることから。花期は 4~6月。

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シロバナネコノメソウとイワボタン、どちらもネコノメソウの仲間。

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渡渉点はジャンプして通過、笹原の消えた沢の近くには鹿も食べないバイケイソウが青々と繁茂している。

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ワサビ田の跡、今は全く使われていない。開き始めのシロバナネコノメ。

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お亀岩通過は 10時13分、付近には少し疲れた様子のワンダーフォーゲル部 7~8人が所在無げにたむろしていた。あまり楽しそうにない。がんばれ。

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天狗塚が近づいてきた。トラバースの分岐付近に人影が見える (^^)

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地蔵ノ頭越しに西熊山から三嶺、カヤハゲに至る稜線を望む。遠く剣山、次郎笈も見えている。右はなだらかな牛ノ背の笹原。

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ワンダーフォーゲル部がテントを張っている。お亀岩に帰ってちょっと早いランチタイムに。

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今日は走ってきたのでラーメンやビールは無し。ランチパックとウイダーでお手軽ランチ。
ランチタイムのあとは植物観察をしながらゆっくり下山。

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発生時期からセンボンイチメガサではないかと思うけど・・・・・・。キノコは難しい。

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ナツトウダイ(夏燈台)は、トウダイグサ科トウダイグサ属の多年草で北海道・本州・四国・九州の低山から亜高山まで分布する。名前の由来は花の形が昔のローソクを用いた照明の燈台に似ているからで岬の灯台ではない。花期は 4~5月で夏と名前がつくが春先に花が咲く。

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ヤマエンゴサク(山延胡索)はケマンソウ科キケマン属の多年草で本州・四国・九州の山野の林下に群生する。エンゴサクという聞きなれない名前は、鎮痛作用のある漢方薬「延胡索」の原料であることに由来し、ヤマエンゴサクはその野生種であることから。花期は 4~5月。

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ツルネコノメソウ(蔓猫の目草)はユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草で北海道・本州(近畿以北)・四国の山地の沢沿いの水湿地に生える。名前の由来は走出枝が長く地上に伸びるところからで、草丈は 5~15㎝、花期は 4~6月。

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サイコクサバノオ(西国鯖の尾)はキンポウゲ科シロカネソウ属の多年草で本州(近畿地方以西)・四国に分布する。湿り気のある林縁などで見かけることが多い。サバノオの由来はY字型に開いた果実が鯖の尾に似ているからで、サイコクがついているのはサバノオの仲間の中で西日本に見られるから。草丈は 10㎝程度、花期は 3~4月。下向きに咲いているので写真が撮りづらい。かわいい花だが名前はオシャレでない。スプリング・エフェメラルの一種。

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ユリワサビ(百合山葵)はアブラナ科ワサビ属の多年草で北海道・本州・四国・九州に分布し、山地の沢や渓流沿いの湿った礫地に生える。名前の由来はワサビに似た味がして根茎がユリの球根に似ているから。草丈は 10~20㎝、花期は 3~5月。
ヨゴレネコノメ(汚れ猫の目)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属の多年草でイワボタンの変種。本州(関東以西)・四国・九州に分布し、低山の沢沿いになどに生える。名前の由来は灰白色の斑紋が埃を被ったようだから。イワボタンの葯が黄色なのに対して暗紅色。草丈は 7~15㎝。花期は 3~4月。

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エイザンスミレ(叡山菫)はスミレ科スミレ属の多年草で本州・四国・九州の山地に分布する。名前の由来は「比叡山に生えるスミレ」ということだがどこにでもあるようだ。葉が細かく裂けているので見分けやすい。草丈は5~15cm。花期は 4~5月。

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コツボゴケ(小壺苔)は、チョウチンゴケ科ツルチョウチンゴケ属の蘚類で、苔日本全国の比較的明るい山の谷間などに分布する。よく見かけるが濡れていると緑がきれい。
タチツボスミレはこの時期、いたるところで目にするもっともポピュラーなスミレ。

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長笹谷出合の橋の上から。登山口まであとわずか。

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ヒトリシズカ(一人静)はセンリョウ科センリョウ属の多年草で北海道・本州・四国・九州に分布し、山地の木陰に自生する。緑の濃い葉と白いブラシ状の花の組み合わせは一度見ると忘れない。名前の由来は花の咲く姿を静御前が舞う姿にたとえたもの。草丈は 20~30cm、花期は 4~5月。花が二本のフタリシズカもある。

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ツルカノコソウ(蔓鹿の子草)はオミナエシ科カノコソウ属の多年草で本州・四国・九州の山地に生える。カノコソウの名前の由来は淡い紅色の蕾と白い花が鹿の子絞りの模様に見えることからで、ツルカノコソウは茎を伸ばして増えるのでこの名前がある。草丈はカノコソウより小さく、見かけたのは 20cm程度。花期は 4~5月。

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キランソウ(金瘡小草)はシソ科キランソウ属の多年草で本州、四国、九州の山野から人里までいたるところに分布する。中国では気管支炎の薬に使われる。病気を治して「地獄に蓋をする」ので、また、地面に張りつくように葉を広げることからジゴクノガマノフタとも呼ばれる。花期は 3~5月。
ユキモチソウ(雪餅草)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草で四国・近畿・三重県に分布する。学名(Arisaema sikokianum)に四国産とあるように四国ではよく見かけるが本州には少ないらしく、環境省レッドデータブックの絶滅危惧II類(VU)に指定されている。名前の由来は見たら分かるというヤツだ。モチっとした感じはつまんでみたくなる。花期は 4~5月。写真のものはまだ開ききっていない。「原色牧野植物大図鑑」がほしいなあ。

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13時48分、今朝よりも車が増えた光石登山口に帰ってきた。

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最後にもう一つ、シコクハタザオ(四国旗竿)はアブラナ科ヤマハタザオ属の多年草で本州(関東・中部・近畿)・四国・九州の山地に分布する。よく見かける花で花期は 4~5月。

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