三嶺 けっこうハードなロングコース | |||||||
■剣山地 (さんれい・みうね 1893.4m)■2010年7月10日■日帰り■ | |||||||
行 程 | ■日帰り(大栃〜三嶺〜大栃) | ||||||
日帰り | 光石登山口〜八丁・綱附森分岐〜綱附森稜線分岐〜地蔵ノ頭〜お亀岩〜西熊山〜三嶺〜フスベヨリ谷〜さおりが原〜西熊林道ゲート〜光石登山口 | 【光石登山口】07:51→【綱附森分岐】08:11→【綱附森稜線分岐】09:27→【地蔵ノ頭】10:30→【お亀岩】10:56→【西熊山】11:22→【三嶺】12:18→【三嶺ヒュッテ】12:31(昼食)/13:19→【三嶺】13:36(フスベヨリ谷)→【さおりが原分岐】14:34→【さおりが原】15:18→【西熊林道ゲート】15:57→【光石登山口】16:05 | |||||
今日の三嶺は、Tさんとテント泊山行打合せ(下山後)のために計画。そして、コメツツジの花期にあわせ、Aさんにも同行してもらった。大栃から登山口に着くまで今日のコースを考えながら進む。 | |||||||
コースタイム | |||||||
登り | 4時間27分 | ||||||
下り | 2時間29分 | ||||||
計 | 6時間56分 | ||||||
コース距離(水平) | |||||||
未計測 | |||||||
累積標高差 | |||||||
未計測 | |||||||
光石登山口には、3台のみ。梅雨時は登山者も少ない。今日は、綱附森稜線分岐から地蔵ノ頭を越え、お亀岩に向かうことに決定。旧堂床小屋を過ぎて直ぐに左へ折れる。遠回りになるので、三嶺まではかなりの距離だ。 | |||||||
メンバー | |||||||
Tさん、Aさん、自分 | |||||||
天気 | |||||||
曇り時々晴れ | |||||||
8時33分、1回目の渡渉点に着いた。 | |||||||
このコースは堂床谷の渡渉を繰り返すマニアックなコースだ。特に難しい所はないが、一部は沢を登るのでコースを見誤らないようにしたい。約600mを一気に登り、綱附森への稜線分岐に出る。 | |||||||
ナツツバキ(夏椿) | ?? | ヒメウツギ(姫空木) | |||||
綱附け森稜線分岐に出た。この辺りも鹿にやられて笹はほとんどなくなった。黄色の花は、コナスビ(小茄子)。低地から山地の日当たりの良い場所に生える。三嶺周辺ではこの時期、中腹の登山道でよく見かける。果実が小さなナスの形をしているらしいが、花のない時期は見ないので不明。 | |||||||
稜線分岐からは、コースを北(右)に取り、地蔵ノ頭へ向かう。分岐から15分ほどの地点で登山道がV字に分かれている。左が正解なので注意! | |||||||
左右の傾斜が少しきつくなってくると、地蔵ノ頭の基部が近い。 | |||||||
地蔵ノ頭の基部から天狗塚を望む。この辺りは鹿が多く、獣臭がする。足下が悪いのでお助けロープも使わせてもらいながら急登を登る。 | |||||||
地蔵ノ頭へ出ると一気に見晴らしが良くなる。今日のお目当てのコメツツジも、咲いている。ピラミダルで立派な山容の天狗塚まで指呼の間だ。 | |||||||
地蔵ノ頭から少し下ると、綱附森方面(右・来た方)、お亀岩方面(左)と天狗塚方面(手前)の分岐に出る。 | |||||||
お亀岩の北斜面とガスが湧く西熊山。鹿の急増でやや茶色くなった笹原が気になる。稜線鞍部の黒い塊がお亀岩。 | |||||||
お亀岩避難小屋は、稜線直下の北風が当たらない場所に立つ。水場は更に20〜30m下(距離100m)。 | |||||||
お亀岩は20坪ほどで、高さは3m足らずの台形の岩だ。 | |||||||
お亀岩の上はこんな感じ。実は初めて上がった(^_^)v 岩の上にもコメツツジやイワキンバイが生えている。お亀岩は鞍部になっているので風か強く、冬は吹雪く。カンカケ谷も雪が深いので手強い。長野県の人も小屋の日誌に「四国の山をなめられない。」と書いていた。 |
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【参考・夏と冬】 冬のお亀岩の稜線上は風が強く、凍りついた笹原上の積雪は少ないが、南東斜面は尾根を越えた雪が深く積むので苦しい登山となる。 |
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【参考・夏と冬】 お亀岩から天狗峠を望む。 |
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シコクフウロ(四国風露)が少し咲き始めた。西熊山を越え、三嶺へは緩やかなアップダウンのトレイル。 | |||||||
アオザレの上部を通過し、光石登山口(フスベヨリ谷コース)への下山路を右下に分けると山頂は直ぐ。 | |||||||
今日のコースは長かったので、山頂まで4時間半を要した。さすがにお腹がすいたので、コメツツジの撮影は後回しにしてヒュッテに急ぐ。 | |||||||
暖かい食べ物は疲れがとれる。冷たいものもいいね・・・(^^;) | |||||||
今年のコメツツジは、昨年の半分。やはり表と裏があるのだろう。蕾も少ないので来週もこんなものだろう。 | |||||||
コメツツジの蕾は、ほぼ米粒大で形も米粒のようだ。 | |||||||
ヒメキリンソウ | ヤマシャクヤクの果実 | トゲアザミ | |||||
土石流の跡に出た。かつては、原生林に笹が生い茂った美しい森だったのだが・・・。 | |||||||
土石流の跡が緩やかな勾配になった辺りで、左岸に渡渉。 | |||||||
渡渉すると直ぐに、八丁を経て堂床・光石へ下るコースとさおりが原へ向かうトラバースの分岐がある。今回は久しぶりにさおりが原方面(左)へ緩やかに登る。 | |||||||
さおりが原からは、堂床へ下るコースと、西熊林道へ出るコースに分かれる。今日は、少し楽な西熊林道へ。 | |||||||
林道に出て直ぐのトンネルは、落石の危険があるため通行できない。迂回路を利用しよう。迂回路はトンネルの上を大きく巻いている。疲れているときは少しつらい。 | |||||||
平坦な林道を1.5qほど歩くと、ゲートがある。ここからは丸太階段の登山道を下ると10分足らずで光石登山口へ着く。16時5分下山。 | |||||||
今回は、想定外のコースのためGPSを持って行かなかったのを悔やんだが、トレースの記録なし。興味のある方は手元のマップで確認して下さい。 | |||||||
【今回のコース】 | |||||||
同上 | |||||||
【垂直プロファイル】 | |||||||
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