石立山 イシダテクサタチバナ(石立草橘)の清楚な花が咲いていた | |||||||
■剣山地 (いしだてやま 1707.7m)■2010年6月20日■日帰り■ | |||||||
行 程 | ■1日目 | ||||||
1日目 | 石立山登山口〜竜頭谷〜西峰〜石立山〜西峰〜捨身嶽〜西峰〜竜頭谷〜百間滝〜石立山登山口 | 【石立山登山口】10:07:33→【竜頭谷】10:29:19→【岩場】10:59:23→【西峰】11:50:25→【石立山】11:56:37/12:13:49→【西峰】12:20:18→【岩場】12:51:11→【竜頭谷】13:15:50→【石立山登山口】13:33:32 | |||||
6月13日、ついに梅雨に入ってしまった。昨日(6/19土)は、強い雨が降ったり止んだりの天気だったのであきらめたが、イシダテクサタチバナとムシトリスミレが気になって、石立山に出かけた。 | |||||||
コースタイム | |||||||
登り | 1時間49分04秒 | ||||||
下り | 1時間19分43秒 | ||||||
計 | 3時間08分47秒 | ||||||
※2時間48分40秒 | |||||||
コース距離(水平) | |||||||
8.1q (石立山登山口〜石立山〜石立山登山口) | こんな天気に登る物好きは自分だけではない。岡山2台と徳島1台が並んで駐車している。少なくても5〜6人は登っているはずだ。梅雨時は多くの花と出会える時期でもある。10時07分33秒、登山口を出発。竜頭谷通過は10時29分19秒、今日は水量が多い。 | ||||||
累積標高差(往路) | |||||||
+1204.9 -71.5 | |||||||
メンバー | |||||||
単独 | |||||||
ネコノメソウの仲間と思っていた草に花が咲いていた。葉の形などはネコノメの仲間に似ているけど実はヒメキリンソウ(姫黄輪草)だった。四国固有種。 | |||||||
天気 | |||||||
曇り時々雨 | |||||||
木の根が張った柔らかい樹林を抜けると「岩場」、10時59分23秒、登山開始から51分50秒が経過。 | |||||||
「岩場」の辺りにもヒメキリンソウが咲いていた。赤い葯がアクセントなっている時が見ごろらしい。「姫」がつくのは小さくて愛らしいということ。 | |||||||
写真を見る限り蓋がないようなので、ヤマタニシではなくヤマキサゴと思われる。 | |||||||
途中、先行する岡山県からの7〜8人のパーティに道を譲ってもらった。イシダテクサタチバナを見ることも今日の目的の一つのようだ。 | |||||||
左の小さい花は何だろう?今日は風が強く、被写体ブレの防ぎようがない。右のマッシュルームのようなキノコは、時期的に生え始めのドクツルタケかシロタマゴテングタケではないかと・・・1本食べたら死ねるらしいが(-_-)。 | |||||||
イシダテクサタチバナ(石立草橘)の群落 | |||||||
固有種のイシダテクサタチバナ(石立草橘)は西峰直下の高知県香美市側に群落がある。まだ蕾が多く、3分咲きというところか。 観光地と言うには厳しい場所だが、これを見るために登る人も多く、この時期の石立山はつかのまの賑わいを見せる。 |
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西峰直下で本降りになり、雨対策はしていないので全身ずぶ濡れ状態。ランニングシューズの中も完全に浸水。でも涼しくてなんだか気持ちいい。カッパを着たまま、貧乏沢(参照)を下ったり登ったりするよりはテンション高い。11時50分25秒、西峰頂上を通過し、11時56分37秒に石立山山頂へ到着。今日はまったく展望がきかない。 | |||||||
イワガサ(岩傘)は、急傾斜の崖などに生育することが多く、石灰岩地でよく見られる落葉低木で近畿以西に分布する。シライトソウは、そろそろ終わりか? | |||||||
ムシトリスミレに紫色のかわいらしい蕾ができていることを確認。1週間後には咲いているのだろうなあ・・・。 イシダテクサタチバナも満開になることだろう・・・。 と、いうことは来週もこの山へ来る必要があるのかな・・・・・・。来週来ると5週間連続になってしまう。 |
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キバナノコマノツメとユキワリソウはほぼ終了。 わずかに残った株を撮影したが、花の数は先週と比べると100分の1に激減していた。 石立山ももう夏だ。 |
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ヒメレンゲの蕾があった。12時20分18秒、下山開始。西峰から300mほど下で岡山のグループと再会。クサタチバナの開花状況と、残りのコースタイムをお知らせした。 | |||||||
12時51分11秒、岩場を通過。今日は滑りやすいので慎重に下る。サルオガセ(猿尾枷)は石立山でよく見かける地衣類。胃腸薬になるそうだ。空気中の水分を直接吸収し光合成をおこない、自活している。枯れ枝や枯れ木にくっつていているのを見ると、木を養分にしているかのようだがそうではない。岩の上などに転がっていることもあるが、キリモ(霧藻)とも呼ばれるように、霞(かすみ)を食って生きているらしい。光合成のみで生きているのならいたる所に転がして地球温暖化の防止に役立てたい。 | |||||||
ゴヨウやミツバは終わったが、ヤマツツジ(山躑躅)が見頃。中の赤い実の主は不明。 | |||||||
この花の名前は? | |||||||
13時33分32秒、登山口に到着。登りが1時間49分4秒で前回より短縮されたが、雨のため下りに1時間20分1秒を要したので往復3時間9分5秒。 行動中の写真撮影枚数169枚のうち、イシダテクサタチバナなど植物の撮影だけでも、登り11分17秒、下り8分50秒を使っていて、ロスタイムを除くと往復2時間48分58秒ということになる。写真撮らない訳にいかんしねー(^^;)。 |
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【今回のコース(クリックで拡大)】 | |||||||
【垂直プロファイル】 | |||||||
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