石立山 植生の豊かさを感じる春の石立!シロヤシオも満開! | |||||||
■剣山地 (いしだてやま 1707.7m)■2010年5月29日■日帰り■ | |||||||
行 程 | ■1日目 | ||||||
1日目 | 大栃〜石立山登山口〜竜頭谷〜西峰〜石立山〜西峰〜捨身嶽〜西峰〜竜頭谷〜石立山登山口〜大栃 | 【大栃】05:55〜【石立山登山口】06:26→【竜頭谷】07:04→【岩場】07:56/08:10→【西峰】09:41/09:47→【石立山】10:08/10:20→【西峰】10:42(昼食)/11:24→【捨身嶽】11:30/11:57→【西峰】12:19/12:38→【竜頭谷】14:10→【百間滝】14:36→【石立山登山口】14:48/15:01〜【大栃】15:24 | |||||
シロヤシオ(ゴヨウツツジ)を見に行こうということでOさん、Wさんと3人で石立山に向かった。前回(2010.4.17)、写真を撮りながら3時間半で往復したので自分としては半日コースに入っている。登山関係のサイトで「四国一厳しい山」などと書かれているがそんなことはない・・・と思う。ただし、片道4qで1200mを登らなければならないのは事実なので急登であることは間違いないし、遊歩道的な登山道に慣れている人は要注意かも。駐車場には県外ナンバーの車のみ3台、おそらく石立登山だろう。 | |||||||
コースタイム | |||||||
登り | 3時34間分 | ||||||
下り | 2時間10分 | ||||||
計 | 5時間44分 | ||||||
コース距離(水平) | |||||||
8.1q (石立山登山口〜石立山〜石立山登山口) | |||||||
累積標高差(往路) | |||||||
+1204.9 -71.5 | |||||||
メンバー | |||||||
Oさん、Wさん、自分 | |||||||
天気 | 登山口の錦帯橋を6時27分に出発。 | ||||||
曇り時々晴れ | |||||||
新緑の眩しい尾根を登る。右上はオモトの花。下のヒトリシズカは花の時期は過ぎて葉が青々としてきた。 | |||||||
竜頭谷の徒渉点を渡り、西峰に突き上げる尾根(西尾根)に取り付く。 ここからガレ場が多くなる。 |
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急登の連続、足だけでなく手も使う場面が多い。 | |||||||
この岩はガメラ石などと呼ばれているらしい。上の植物はクルマムグラに少し似ているが、キヌタソウ(砧草)だ。 | |||||||
イブキ(ビャクシン・柏槇)の花、赤いのも花?雄花と雌花??、雌雄異花で花期は6月ごろらしいが、雄花・雌花とも地味なので注意していないと素通りしてしまう。 | |||||||
(キヌタソウ) | (クルマバツクバネソウ) | (イワガサ) | |||||
(アオダモ) | (アケボノツツジの実) | (ミヤマガマズミ) | |||||
行程のほぼ中間、1220m付近の「岩場」は展望がよく休憩に丁度よい。ここから白髪山や三嶺が見えている。 | |||||||
今日は花などがありすぎて中々先に進めない。これでは一人で来てもも時間短縮は不可能だ。イカリソウのような葉とキバナツクバネウツギ。 | |||||||
ギンリョウソウ(銀竜草)、山地のやや湿り気のある腐植土の上に生える腐生植物。全体がやや透明感のある白色で鱗のような葉に包まれた姿を竜に見立てた名前だという。白っぽい姿から幽霊が連想され、緑の葉がなくキノコに見えるところからユレイタケ(幽霊茸)の別名がある。 ウィキペディアには「森林の林床に生え、周囲の樹木と外菌根を形成して共生するベニタケ属の菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活する。つまり、直接的にはベニタケ属菌類に寄生し、究極的にはベニタケ属菌類と共生する樹木が光合成により作り出している有機物を、菌経由で得て生活している。古くは周囲の腐葉土から栄養を得ていると思われていて、そのように書いてある著作も多いが、腐葉土から有機物を得る能力はない。」と書いてある・・・。ややこしいやつだ! 要するに葉緑素がないので自分では栄養を作れないから他人から頂戴しているということだ。 |
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右上から、ミツバツツジ、ホソバノアマナ、ワチガイソウ、イワキンバイ。 | |||||||
左はシロバナエンレイソウ、固有種のイシダテクサタチバナ(石立草橘)の開花も間近だ。上はミツバツツジ、石立のものはツルギ・・・らしいが、トサノ・・・とどう違うのか? | |||||||
9時41分、西峰に到着。今日も遠く石鎚山系が見える。手前の稜線は口西山から北に延び白髪山登山口へと続く。稜線下の道路は、井地山林道から分岐し口西谷の上部まで延伸された別府山林道。道路はあまり抜いてほしくない。 | |||||||
ミツバツツジがなかなか鮮やかだ。 | |||||||
ビューティフル、すばらしい!ゴヨウ(五葉)とミツバ(三葉)の競演! | |||||||
空が開けているので、青い空にシロヤシオの”白”がよく映える。 | |||||||
ゴージャス!みごとな大木。 | |||||||
西峰と本峰の中間付近から見た西峰と捨身嶽。捨身嶽へは岩伝いに行くことが可能。右奥は三嶺。 | |||||||
10時8分、シロヤシオのトンネルを抜け山頂に到着。Nさんではないがお腹がすいた。でもおむすび5個も持ってないよ。 | |||||||
鹿の食害がなかった頃は南面の展望が悪かったが、現在は香長平野や太平洋が見渡せる。アンパンマンミュージアムも見えている。岩山なので崩れてなくなることはないだろうが、表土の流出や植生への影響が心配だ。 | |||||||
ツツジの間から三嶺を望む。最高の日に来たようだ! | |||||||
木陰のある西峰に戻ってお楽しみのランチタイム!Wさんが熱心に記録している。なかなか忠実(まめ)だ。今日の自分のメニューはおむすび2個と新発売のベーコンポテトマヨネーズだ。ラーメンの種類がいつもと違うだけじゃねーか(^^;)。それに欠かしてはならないスーパードライ(2本)!。Wさんは出前一丁に野菜をたくさん入れて煮込んでいる。Oさんはおむすびにスープ、デザートに小夏。 | |||||||
食事を終えて捨身嶽へ向かう。左からシコクハタザオ、コウスユキソウ(高山性のエーデルワイスの仲間)。 | |||||||
捨身嶽からみた石立山本峰。 | |||||||
捨身嶽の突先から写真を撮るOさん。右上は次郎笈、下は三嶺。高所恐怖症だが突先から更に下ってみた。 | |||||||
左の植物の名前は不明???、右の2つはどうやらヤチマタイカリソウのようだが東北地方から山陰地方の日本海側に咲くキバナイカリソウと同類のようだ。もしかしてイシダテイカリソウなんちゃって(^^;)。 | |||||||
陽光を浴びるシロヤシオの葉と黄色のスミレ基本3種の1つ、キバナノコマノツメ。唇弁が長く、上弁と側弁が上を向いているのが特徴。ほかの黄スミレと違い葉がまるい。タカネスミレに近いらしい。北アルプスにも咲いている。 | |||||||
サクラソウの仲間で高山性のユキワリソウ(左・中)、シライトソウ(右)はまだ開ききっていない。 | |||||||
数日前から行方不明?の大先輩Kさんに西峰で遭遇!測量のガイドでテント泊しているらしい。 | |||||||
下山時にも登りで見なかった花たちに遭遇。上は???、下はクルマムグラ。 帰りは百間滝に寄り道した。落差は大荒の滝よりあるようだ。なかなか迫力がある。 |
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【今回のコース(クリックで拡大)】 | |||||||
【垂直プロファイル】 | |||||||
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