堂ヶ森〜ニノ森〜西ノ冠岳 石鎚山西方に延びる静かな稜線へ | |||||||
■石鎚山系 (にしのかんむりだけ 1894m)■2009年11月7日〜8日■1泊2日■ | |||||||
行 程 | ■1日目 | ||||||
1日目 | 土佐山田〜南国〜西条〜保井野登山口〜堂ヶ森〜堂ヶ森避難小屋 | 【土佐山田】09:40頃→【南国IC】(高知自動車道)→【川之江JCT】(高松自動車道)→【西条IC】→【保井野登山口】12:21→【青滝山分岐】12:41→【空池】13:23/13:3*→【水呑場】14:19→【保井野分岐】14:34→【堂ヶ森】15:01→【堂ヶ森避難小屋】15:21 | |||||
2日目 | 堂ヶ森避難小屋〜クラセの頭〜ニノ森〜西ノ冠岳〜ニノ森〜堂ヶ森避難小屋〜保井野登山口〜小松〜南国〜土佐山田 | 南国インターから高知自動車道、川之江から松山道へ。西条IC(少し先の伊予小松ICで下りたほうがよい)から国道11号、県道落合久万線、さらに林道を経て保井野登山口へ。 | |||||
保井野の集落までは乗合バスの便がある。集落を外れると幅員の狭い林道になるが、数分で登山口に着く。 登山口には標準寸法(2.3m×5.0m)枠で区切られた駐車場があり、10台ほど駐車可能。 今日の登山者は少ないようで、着いたときは1台だけだった。 準備を済ませ登山開始、風もなく暖かい。 |
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コースタイム | |||||||
1日目 | 03時間00分 | ||||||
2日目 | 07時間07分 | ||||||
計 | 10時間07分 | ||||||
コース距離 | |||||||
18.1q (保井野登山口〜堂ヶ森〜クラセの頭〜二ノ森〜西ノ冠〜二ノ森〜堂ヶ森〜保井野登山口) | |||||||
累積標高差 | |||||||
+2231m -2671m | |||||||
メンバー | |||||||
Tさん・Yさん・自分 | |||||||
天気 | |||||||
晴 | |||||||
(青滝山との分岐) | (空池) | ||||||
堂ヶ森までのコースタイムは、2時間40分。完全になめてかかって軽量化は無視したが結構急登。西条のコンビニで買ったビールと瓶のまま持参したウイスキーも重い。カメラ機材は5s超で総重量は16sを越えた。登山開始から1時間程度で空池に到着、ここは休憩によい場所だ。 | |||||||
空池からシャクナゲ尾根の急登を1時間弱で保井野分岐へ | |||||||
保井野分岐からさらに30分弱でマイクロウェーブ反射板の下ををくぐると堂ヶ森(1689m)山頂に着く。ここの景観には似つかわしくない人工物だが、この反射板は何の電波を中継しているのかな?反射するだけなら電力供給施設が必要ないので道路が無い場所でも大丈夫。ちなみにアマチュア無線の世界では電離層反射・山岳反射・水面反射・月面反射などが利用されている。 | |||||||
堂ヶ森の南斜面に立つ愛媛大学山岳会堂ヶ森避難小屋付近からクラセ(鞍瀬)の頭、西ノ冠岳を望む。間に石鎚山が見える。 | |||||||
この日は、小屋は使えないつもりでテントをしょっていったが、先客がいなかったので楽をさせてもらった!自分がチョイスしたのは琥珀エビスとニッカのフロムザバレル(おすすめ)。まだ3時半だけどとりあえず乾杯!この日はちょっとやりすぎた。 | |||||||
ロウソクの灯りが良い雰囲気で山小屋のようにはないぞ!空には星が瞬いているが光害のためか明るい。 | |||||||
▲上へ | ■2日目 | ||||||
【堂ヶ森避難小屋】06:05→【五代の分れ】06:42→【クラセの頭】06:55→【ニノ森】07:18→【ピーク1866】07:48→【西ノ冠岳分岐(西)】08:08→【西ノ冠岳】08:35→【西ノ冠岳分岐(東)】08:53→【西ノ冠岳分岐(西)】09:04→【ニノ森】09:52→【五代の分れ】10:19→【堂ヶ森避難小屋】10:45/11:21→【空池】12:22→【堂ヶ森登山口】13:12 | |||||||
5時起床、朝食を済ませてアタックザックに最小限の装備を準備する。ザックを小屋にデポして6時過ぎに小屋を出発。徐々に夜が明けてくる。黎明の空がきれいだ。 | |||||||
アルコールの残る体に鞭を打って小屋を出るがなかなか調子が出てこない。40分弱で五代の別れに到着、堂ヶ森の頂上南端部にスポットライトが当たり始める。 | |||||||
クラセ(蔵瀬)の頭は、トラバースせずに朝日の当たる山頂(右のピーク)を踏む。 | |||||||
正面のピークが二ノ森、岩黒山方面から日が昇る。クラセの頭から20分程度で二ノ森山頂へ。石鎚山と西の冠岳の眺望がすばらしい。 | |||||||
(五代ヶ森方面の稜線) | (二ノ森頂上) | ||||||
二ノ森から10分ほどでピーク1866を通過する。ここは、手前を北面に下ってトラバースすることができる。石鎚山と西ノ冠岳が迫ってきた。 | |||||||
西ノ冠岳の山城のような山容は、まさにカンムリのようだ。山頂は冠の東(右)端近くにある。 | |||||||
東面をトラバースする登山道を「コル」付近で離れ、南の尾根から西ノ冠岳に登ることにした。青空に向かって行くぞー!(どっかで聞いたフレーズ) | |||||||
岩場が迫ってくる。どこを登ってよいのか分からないので尾根正面の岩に右側から回り込んで攀じ登り、次の大岩の左側を通過した。 | |||||||
楽に行ける場所ではないが、岩の上や鞍部にイワカガミが密生している。 | |||||||
岩場を過ぎてからもほぼ稜線通しにヤブコギすると山頂へ出る。長居をするような場所でもない。 | |||||||
山頂から石鎚方面へは、不明瞭だがしっかりとした踏み跡がある。ただし、稜線右側の笹原は急傾斜なのでころげ落ちないように慎重に! 石鎚山方面へはトラバースする登山道に降りなくても稜線通しのルートがあるようだ。 |
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石鎚山と二ノ森を結ぶ登山道に復帰して西ノ冠岳を見上げる。なかなか尖がっている。 | |||||||
二ノ森から北東に西ノ冠岳を望み、名残を惜しむ。よい天気だ。 | |||||||
来たコース(ただし、ピーク1866とクラセの頭はトラバース)を引き返し、堂ヶ森へ。立派な山容で笹原も美しい。 | |||||||
愛大小屋で荷物を直して下山。登山口の車が増えていた。 | |||||||
【今回のコース(クリックで拡大)】 | |||||||
【垂直プロファイル】 | |||||||
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